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- ニゲラ
- 日時: 2014/02/27 22:22
- 名前: 葵宇宙 (ID: u3utN8CQ)
はじめまして。
葵宇宙(あおい・そら)といいます。
見ていただいてありがとうございます。
アドバイス、感想を書いていただけるとありがたいです。
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*記憶 >>3 >>4 >>5 >>6 >>9 >>10 >>11 >>12
*決意 >>13
*出会い >>14 >>15 >>16 >>17 >>18
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*希望 >>28 >>29 >>30 >>31 >>32
*絶望 >>33 >>34 >>35
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*犯人‐解決‐ >>41 >>42 >>43 >>47 >>48 >>49 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60 >>61 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67
*エピローグ
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- Re: ニゲラ ( No.13 )
- 日時: 2011/04/02 23:36
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
でも、ふと気がついた。
今、私が泣いたって秀は戻ってこないし、秀のためにだってならない。
だから、私は秀が守ってくれた自分の人生を秀のためにだってならない。
いまだに犯人は見つからない。
有力な情報も得られていない。
今年から、県警に勤めることとなった私。
町の警察署で良い成績を積み重ね、県警に昇進となった。
どれだけうれしかったことか。
22歳で県警に……しかも女が行ったのはまれなケースらしい。
私が受け持った仕事。
『H市少年殺人事件捜査部』
ここで捜査し、絶対犯人を探し出してみせる。
そして犯人に
——絶対復讐してやる。
- Re: ニゲラ ( No.14 )
- 日時: 2011/04/03 22:48
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
「藤本くん、今日から柳田くんを頼んだよ。」
「はい、署長。」
笑顔で返す。
今日、署長に呼び出された。
一応、私が“上司”ってものになったってことか。
いやな気分ではない。
「柳田奏真です。よろしくお願いしますっ!!」
第一印象合格。
外見は誰が見ても、イケメンと称されるであろう。
同い年……か少し年下。
きらいなタイプじゃないな。
「藤本悠希です。よろしくお願いします。」
「悠希さんっていくつですか?」
いきなりかい。
しかも名前呼び……。
「22です。」
「えー、見えない。俺もです。
それと、その年齢でここに入ってるってことは相当優秀なんですねー。」
「柳田さんも同じじゃないですか。」
柳田さんは、なんだか緊張しているようだった。
ここにきて、そんなんじゃすぐ潰されちゃうのに。
- Re: ニゲラ ( No.15 )
- 日時: 2011/04/03 22:55
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
「柳田さんは、私と同じ『H市少年殺人事件』の担当となります。
この事件についてはご存知ですか?」
こっちを向いて真剣な顔をする柳田さん。
「それは、2007年10月5日に当時17歳だった少年が殺害され、切断されて発見された事件ですよね。
そして実際、殺害されたのは一日前の10月4日であったと。」
なんだ、この人は。
さっきとは人が変わったみたいだ。
真剣な眼差しと明確な情報。
さすが、と思った。
「よく知ってらっしゃるのね。驚いたわ。」
「いやぁ、なんせ同い年の人が殺されちゃった事件ですしねー。」
照れたように頭をかく。
「なら、説明は早いわ。まだまったく情報が得られていないの。
凶器となったものすら見つかっていない。
情報を集めて、犯人を捕まえる……それだけよ。」
- Re: ニゲラ ( No.16 )
- 日時: 2011/04/03 22:59
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
「あのー。」
「なにか?」
「その堅苦しい話し方やめません?これから少なからずやっていく仲間なので。」
なにを言うんだ。
同い年とはいえ、私は上司である。
上司にそんなことを言っていいはずがない。
でも、考えてみれば私もこんな話し方好きじゃない。
ちょうどいいか。
「そうね。こんなしゃべり方やめましょう。」
「よかった♪」
一瞬、ドキッとしてしまった。
笑顔がとってもステキだった。
笑顔でときめくなんて秀以来だった。
- Re: ニゲラ ( No.17 )
- 日時: 2011/04/03 23:05
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
「あっ、それと俺のことは奏真でいいんで。
俺も悠希って呼んでいい?」
「うんっ……。」
とっさに返事をしてしまった。
悠希、と呼ばれるのも秀以来初めてだったから。
こんな日。
——私が誰かと新しい出会いをした日には必ずあの夢を見る。
秀……私はあなたを忘れることはないよ?
なにがそんなに怖いの?
私があなたを忘れるはずがない……。
私にはあなただけ。
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