ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ニゲラ
- 日時: 2014/02/27 22:22
- 名前: 葵宇宙 (ID: u3utN8CQ)
はじめまして。
葵宇宙(あおい・そら)といいます。
見ていただいてありがとうございます。
アドバイス、感想を書いていただけるとありがたいです。
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*出会い >>14 >>15 >>16 >>17 >>18
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*エピローグ
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- Re: ニゲラ ( No.23 )
- 日時: 2011/04/06 21:55
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
でも、そこはきっと何度も捜査をしているはずだ。
しかも、ここは10年以上前から使われなくなっているはず。
そこには古く、さび付いた焼却炉があった。
中を見ても、やはり捨ててあるのは缶やプラスチックのゴミだった。
「やっぱりないわよね。
だってここは何年も前から使われていないんだから。」
「そう。ここは使われていなかったんだ。
それを犯人が知ってたとしたら?」
「別のところを探すに決まっているじゃない。」
「その通り。で、犯人はどこに隠すと思う?」
- Re: ニゲラ ( No.24 )
- 日時: 2011/04/06 22:03
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
そんなこと言われても分からないわ、と言おうとしたとき
私はひとつの場所が思いついた。
でも、そこはH市の住民ぐらいしか知らないようなところ。
おまけに、ここから行ったら1時間以上かかる。
「行こうか。」
奏真は歩き出す。
私の考えてることが分かったかのように。
細い道を抜け、石をよじ登り、辿り着いたのは小さな古い小屋。
ここはかなり昔、山に遊びに行った子供が行方不明になり
探しに行った大人も含め、4人がこの小屋で死体となって発見された場所。
当時の警察はここに入ること、この場所を伝えることを禁じられ
今はなかったかのようにされている場所。
- Re: ニゲラ ( No.25 )
- 日時: 2011/04/06 22:35
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
なぜこの場所の存在を知っているんだ。
だんだんと奏真のことが怖くなってきた。
「入ってみようか。」
奏真についていく。
ドアを開けると、キィと木が軋む音がした。
中は生ぬるい空気が漂っている。
一瞬寒気がした。
「悠希、あれ。」
指を差す。
その先にあったものは20センチから30センチぐらいの包丁であった。
奏真が小屋の中に入っていく。
胸ポケットからハンカチを取り出すと、慣れたように包丁をつかむ。
そして所持していた透明な袋に入れる。
「きっとこれが凶器でしょう。」
袋に入った包丁を見せられる。
血が付いているのが分かるが、5年も経ったので変色している。
これで……秀は……。
ふといやな考えが浮かぶ。
なぜ奏真はこの場所が分かったのか。
H市の住民しか知らないはずの場所。
私は言葉にしていなかったのに歩き出した奏真。
初めからこの場所にあることを知っていたかのように明確な指示を私に出していた。
——こんなことがわかるのは犯人くらいではないか。
- Re: ニゲラ ( No.26 )
- 日時: 2011/04/06 22:41
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
「署に戻ろうか。」
にこりと笑う。
その笑顔は今は怖い。恐ろしく感じる。
実は奏真が犯人なのではないか。
私の頭は悪いことばかり考える。
「ねぇ、奏真。」
「なに?」
「あなた……ほんとは犯人なんじゃないの?」
「えっ?」
「どう考えてもおかしいもの!!
あなたは何でも知ってるし、スムーズに凶器まで辿り着いた。
5年かかっても見つからなかったのに!!
この場所はH市の住民しか知らないはずなのに!!」
悠希はもうおかしくなっていた。
「なに言ってるの?ちょっと落ち着いて。」
そう言って、奏真が悠希の肩に手を置こうといた瞬間。
「いやぁぁぁぁぁあ!!」
悠希は気絶した。
- Re: ニゲラ ( No.27 )
- 日時: 2011/04/07 22:37
- 名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)
——ゆっくりと目を開ける。
白い天井。
ここはどこだ。
「あっ、起きた?」
笑顔で言う奏真。
「ここは病院。ストレスじゃないかって。
凶器はもう届けてあるよ。」
「あなたっ……!!」
「安心して。俺は犯人じゃない。」
真剣な顔をする。
「じゃあ、なんでっ!!」
「俺ね、秀の幼なじみなんだ。」
幼なじみ……。
「黙っててごめん。だからH市の人間なんだよ、俺。」
だからか、と思う。
「あと……悠希が秀の彼女だったってことも知ってる。」
「えっ。」
「秀ずっと悠希のこと話してたからな。」
秀が私のことを……。
「だから、俺と悠希が出会えたのは運命だって思ったんだ。」
涙が流れる。
私にはもう、うなずくことしかできない。
「絶対俺らで犯人見つけようぜ!!」
あぁ、秀はこんないい幼なじみがいたんだね。
秀。
天国で見ていてくれていますか。
私、あなたの幼なじみと絶対犯人見つけるよ。
この運命を信じるよ。
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