ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ニゲラ
日時: 2014/02/27 22:22
名前: 葵宇宙 (ID: u3utN8CQ)

はじめまして。
葵宇宙(あおい・そら)といいます。
見ていただいてありがとうございます。


アドバイス、感想を書いていただけるとありがたいです。



*プロローグ  >>1 >>2

*記憶  >>3 >>4 >>5 >>6 >>9 >>10 >>11 >>12

*決意  >>13

*出会い  >>14 >>15 >>16 >>17 >>18

*凶器‐疑い‐  >>19 >>20 >>21 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27

*希望  >>28 >>29 >>30 >>31 >>32

*絶望  >>33 >>34 >>35

*侵入者  >>36 >>37 >>38 >>39 >>40

*犯人‐解決‐  >>41 >>42 >>43 >>47 >>48 >>49 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60 >>61 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67

*エピローグ

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Re: ニゲラ ( No.33 )
日時: 2011/04/08 23:09
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


私が奏真と出会ってから、約1年が経った。

凶器が見つかってから、有力な情報は得られていなかった。

期待された凶器には指紋は一切ついていなかった。


そんなとき突然『H市少年殺人事件捜査部』が全員集められた。

新しい情報が入ったのか、と喜んでいた奏真と私。


しかし、部長から告げられたのは残酷な現実だった。







「今日をもって、この『H市少年殺人事件捜査部』を解散とする。」






えっ……。

解散?秀はどうなるの?

Re: ニゲラ ( No.34 )
日時: 2011/04/08 23:14
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


「部長っ!!」


「なんだい、柳田くん。」


「この事件はどうなるのですか?」


「解決ならず、と言うことだ。」


「それじゃあっ!!」


「警視庁からの命令だ。

もう事件から6年経っている。6年も経って見つかったのは凶器のみ。

もう無理なんだ。分かってくれ、柳田くん。」


「っ……。」

Re: ニゲラ ( No.35 )
日時: 2011/04/08 23:20
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


奏真は真剣だった。

真剣に部長に言っていた。

目上の者に盾突くことは許されることではないのに。



「これで終わりにする。これから違う捜査にあたるよう指示が出されるはずだ。

違う部になっても全力で捜査にあたってくれ。」


「「「はいっ!!」」」



一斉に返事をする。

返事をしていないのは恐らく、私と奏真だけ。



そして私と奏真は別々の部となり、違う捜査にあたることとなった。


もう、刑事としてはあまり捜査できない。

目立った行動をすれば、県警から追い出されてしまうかもしれない。



家のタンスの上に飾ってある秀の写真を見ながら途方に暮れていた。

Re: ニゲラ ( No.36 )
日時: 2011/04/08 23:31
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


——ピンポーン



誰だろう。

22時を過ぎている。


インターホンを見る。誰も映っていない。

恐る恐る出てみる。


いたずらかしら……。

でも、こんな時間にいったい誰が?



ドアを閉めようとした瞬間だった。

ドアの間に足を入れられ、閉めることができない。

抵抗しようと無理矢理閉めようとするが、力は相手のほうが強いようだ。

ドアを開けられる。


押し倒される。

黒いカッパを着て、マスク、サングラスをしているため顔は確認できない。

動けない。


首元にナイフを付き付けられる。

少しナイフを滑らせると、首に一筋の赤い線が走る。

怖い……!!


「あの事件に関わるな。次はこんなもんじゃ済まねぇからな。」


そうひとこと言って、去って行った。

男だった。あの声は確かに男だった。


怖い、怖い……。

誰か____!!

Re: ニゲラ ( No.37 )
日時: 2011/04/08 23:42
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


………き!!


…う……き!!



「悠希っ!!」



目を覚ますと、玄関で奏真に抱えられていた。

私、こういうの多いな……。


「大丈夫か!?」


「奏真?」


「そうだ。悠希が電話くれただろ?」


「そっか……、怖かった……!!」



なんだか安心して涙が出てきた。

奏真は一層強く抱きしめてくれた。


「なにがあった?」


「インターホンが鳴って、ドアを開けたら誰もいなくて

いたずらかな、って思って閉めようとしたら

黒いカッパを着た男の人が入ってきて……。」



驚いている。

そして、私の首に目を移し傷をハンカチで優しく押さえる。


「この傷も?」


うなずく。


「なんてことだ。」


「ナイフをあてられて、

“あの事件には関わるな。次はこんなもんじゃ済まない”って。」


「顔は?」


「マスクにサングラスだったから……。」


「そうか。」


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