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ニゲラ
日時: 2014/02/27 22:22
名前: 葵宇宙 (ID: u3utN8CQ)

はじめまして。
葵宇宙(あおい・そら)といいます。
見ていただいてありがとうございます。


アドバイス、感想を書いていただけるとありがたいです。



*プロローグ  >>1 >>2

*記憶  >>3 >>4 >>5 >>6 >>9 >>10 >>11 >>12

*決意  >>13

*出会い  >>14 >>15 >>16 >>17 >>18

*凶器‐疑い‐  >>19 >>20 >>21 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27

*希望  >>28 >>29 >>30 >>31 >>32

*絶望  >>33 >>34 >>35

*侵入者  >>36 >>37 >>38 >>39 >>40

*犯人‐解決‐  >>41 >>42 >>43 >>47 >>48 >>49 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60 >>61 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67

*エピローグ

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Re: ニゲラ ( No.38 )
日時: 2011/04/10 22:56
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


「私……、動けなかった。声も出せなかったの。あの時と同じよ。

あの時、声だけでも出せれば近くの人が来てくれてたかもしれない。

なんにも変わってないの!!」



自分にあきれる。

ちっとも変わってない。

警察になって、少し有利な立場に立っただけ。


そんな私を黙って強く抱きしめる。



「俺が……悠希を守る!!」



驚くことしかできない。

守る?


「悠希のこと好きなんだ。」



スキ……?



「俺、秀には敵わないかもしれない。けど、悠希のそばにいたいんだ。」



ソバニイタイ……。

マモリタイ。

スキ。




「俺じゃダメか?」



首を横に振る。

素直に嬉かった。

Re: ニゲラ ( No.39 )
日時: 2011/04/10 23:01
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


ゆっくり近づいてくる奏真の顔。


唇が触れそうになった瞬間。




——悠希、逃げろっ!!




ハッとする。

気付いたときには、奏真を突き飛ばしていた。



「ごっ……ごめんなさい!!まだ、私の中には秀がいるの。

叫んでるの!!“悠希、逃げろっ!!”って叫んでるの!!

私の中の秀は笑っていない……。」




また涙が溢れる。



「ごめん。当たり前だよな。俺があせりすぎたんだ。

でも、俺のそばにいて守りたいって気持ちは変わんないからさ。」



「ありがとう……。」


「じゃあ、俺はこれで帰るよ。明日、報告するんだよ。」


「うん。」



ありがとう、奏真。

やっぱり、この事件は解決しなくちゃいけないんだ。

私が。

Re: ニゲラ ( No.40 )
日時: 2011/04/10 23:06
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


朝。

署に入る。少し気まずい。

奏真に会わなきゃいいな……。


「おはよう、悠希。」


「おおおおおおはようございます。」


「首、大丈夫?」


「だだだだだだ大丈夫です。」


「ならよかった。」




と言って、通り過ぎる奏真。

普通だ……。

実に普通だ。

ある意味尊敬。


昨日の夜のことを署長に話すと、かなり驚かれたが

騒ぎにすると、危険なのでマスコミには流さないこととなった。

そうしてくれると私としてもありがたい。



それにしても、あの人は誰だったのか。

秀を殺した犯人だろうか。


なぜ私が捜査してるのが分かった?

そして、なぜ私の居場所が分かった?


そのときは謎だらけだった。

Re: ニゲラ ( No.41 )
日時: 2011/04/10 23:10
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


……分かった。

犯人。

秀を殺した犯人が分かった。



今から、その犯人の元へ行きます。





T市。

H市からは遠く離れているが県内にある町。

そこにいる。



静かな田舎だった。

ここに殺人鬼と言う言葉は似合わない。


田んぼと畑しかない道を通り、山道に入る。

山の途中にひとつの家がある。

お世辞でも綺麗とは言えない、古びた一階建ての家。

人が住んでいる気配はあった。

Re: ニゲラ ( No.42 )
日時: 2011/04/10 23:14
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


——ピンポーン



「はい。」



と声を出し、玄関へ向かってくる。


開けずらそうに、キシキシと音を立ててドアを横にずらす。

出てきたのは、私と同じ年ぐらいの……

いいえ、同い年の男。




「悠希ちゃん……。」




驚いた顔をしている。

当然だろう。

私がここに来るとは夢にも思っていなかっただろうから。



「お久しぶり、と言いたいところだけど、私は仕事で来たの。

あなたはよくご存知よね。神奈川県警の藤本です。」



あたふたしている。



「お邪魔させていただいてよろしいかしら?

お話聞かせ願いますわ。」


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