ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ニゲラ
日時: 2014/02/27 22:22
名前: 葵宇宙 (ID: u3utN8CQ)

はじめまして。
葵宇宙(あおい・そら)といいます。
見ていただいてありがとうございます。


アドバイス、感想を書いていただけるとありがたいです。



*プロローグ  >>1 >>2

*記憶  >>3 >>4 >>5 >>6 >>9 >>10 >>11 >>12

*決意  >>13

*出会い  >>14 >>15 >>16 >>17 >>18

*凶器‐疑い‐  >>19 >>20 >>21 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27

*希望  >>28 >>29 >>30 >>31 >>32

*絶望  >>33 >>34 >>35

*侵入者  >>36 >>37 >>38 >>39 >>40

*犯人‐解決‐  >>41 >>42 >>43 >>47 >>48 >>49 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60 >>61 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67

*エピローグ

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14



Re: ニゲラ ( No.8 )
日時: 2011/04/02 22:30
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


更新かなり遅れました。すいません。

☆月読 愛さま
読んでいただき、ありがとうございます。
ぜんぜんですよ(汗

私も読みにいかせていただきますね♪

またお越しください!!

Re: ニゲラ ( No.9 )
日時: 2011/04/02 22:43
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


意地悪そうな目で秀を見つめる悠希。



「壱波秀は生涯……藤本悠希を愛することを誓いますか?」


秀には簡単な答えだった。


「誓います。」



悠希は笑顔になった。

嬉しかった。


そんな言葉じゃ表せられないほどの喜びだった。



「……藤本悠希は生涯、壱波秀を愛することを誓いますか?」



「誓います。」



ふたりは笑顔になって、それから優しくキスをした。

こんなシーン、誰が見たってバカップルだと確信するだろう。


でも、このふたりには

それが恥ずかしくて、嬉しいのだ。

Re: ニゲラ ( No.10 )
日時: 2011/04/02 22:53
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


「帰るか……。」


そう言って、公園に背を向けた瞬間だった。



「悠希っ!!」



と秀は叫んで倒れた。


誰かがいる。手には刃物を持っている。

その刃物には、赤い液体がべっとりついている。


すぐに秀のものだと分かった。

秀は悠希をかばって刺されたとも分かった。

悠希は動けなかった。

秀を刺した犯人はじりじりと悠希に近づいてくる。



——逃げなきゃ。



そんなの誰でも分かる。

でも、悠希にはもうひとつ。



——私が逃げたら秀はどうなるの。



今逃げなければ、自分も殺されてしまう。

でも、自分をかばって刺された秀はどうなるのか。

悠希の頭はフル回転していたが、答えはまったくでない。

そのときだった。




「…………げ……ろ!!」



かすかな声が聞こえる。

その声の主は秀であった。



「……き……げろっ!!」



首を振る悠希。

秀を見捨てることなんてできなかった。



「悠希、逃げろっ!!」

Re: ニゲラ ( No.11 )
日時: 2011/04/02 23:18
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


それが悠希の聞いた最後の言葉だった。

悠希は泣きながら、とにかく走った。





——私の記憶はそれだけだ。



気付いた時には、学校にいて保健室の先生に抱えられていた。


先生に聞けば、

すごい勢いで飛び込んできた私は、先生にしっかりと説明したあと、意識を失ったらしい。

警察には先生が連絡し、すぐに警察が駆けつけたが、

残されていたのは秀の血だけだった。



その後、1日経って3キロ先の山で見つかった秀は、人間の形をしていなかった。

あの犯人が秀を切断し山に捨てた、それしかなかった。

Re: ニゲラ ( No.12 )
日時: 2011/04/02 23:29
名前: 葵宇宙 (ID: ezn6wPAf)


私は犯人が憎い。

なぜ、秀は殺されなければならなかったのか。

なぜ、そのままにしてくれなかったのか。

切断なんてしなくたっていいじゃないか。



……でも、犯人と同じぐらい自分も憎い。

犯人は私を狙っていたことは確かだった。

それをかばって、秀は殺されたのだから。

私が殺されていれば……秀は死なずにすんだのに。



あの頃の私は泣くことしかできなかった。

ただ……ただ泣いて、秀を想うことしかできなかった。

涙は枯れることがないことを知った。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14



この掲示板は過去ログ化されています。