ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 【これが私達の】KATANA-刀-【生き様だ】
- 日時: 2011/11/18 18:54
- 名前: るりぃ ◆wh4261y8c6 (ID: yE.2POpv)
<い>ったい誰の
<き>まぐれなのか知らないけど
<て>っていてきに抗ってやるよ。
はじめまして、るりぃと申します。
今回はちょっと息抜き程度に更新できる短編シリーズらしきものをかいていきたいと思います。
今回は基本等はあえて無視すると思いますのでご了承ください。
目指せ二分で読める文章。
その上、私の趣味が詰め込まれています。
以上に危険を感じた方は戻るボタンをクリックしたほうが身のためかと。
それ以外の方はどうぞお進みくださいというか読んでいってくださいお願いします。
━━━まとめ━━━
目次 >>151 >>152
オリキャラ一覧 >>153
━━━━━━━━━
ロードナイトの宝石言葉【優しさ・繊細・愛情・美・調和・穏やかな心】
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- Re: 【これが私達の】KATANA-刀-【生き様だ】 ( No.79 )
- 日時: 2011/06/10 19:49
- 名前: 篠鼓 ◆6rD.0ypKNs (ID: 1j9Ea2l5)
な に こ れ ち ょ う た ぎ る
テン! ション! ブーストォォォォォォォx((
イベントでうんぬんやっている時に何たることか!
やべえ! 七詩さん出ちゃってて呂律が回らない((
こうなった早く続きださないとアウチですね…
- Re: 【これが私達の】KATANA-刀-【生き様だ】 ( No.80 )
- 日時: 2011/06/10 21:22
- 名前: 華京 ◆wh4261y8c6 (ID: ThA8vNRQ)
- 参照: 予告順番 雷次風浪・雀七詩・桜祈鈴・凪風・餡子・咲夜・飛曇・青葉・陽種
>>79
もちつけ
つ餅
つ臼
つ杵
つ水
続きは全裸待機しております!
コメントありがとうございました
- Re: 【これが私達の】KATANA-刀-【生き様だ】 ( No.81 )
- 日時: 2011/06/11 06:36
- 名前: 華京 ◆wh4261y8c6 (ID: ThA8vNRQ)
「誰かがやらねば世界が変わらないのであれば」
そう、真っ赤に染まった彼女は月に武器である軍用のサバイバルナイフを掲げて口を開いた。
茶色の髪に張り付いた紅が何故か凄く綺麗に見えて私は眉を寄せる。
「是非、魔女を討ちましょうよ」
クツクツ喉で彼は笑う。
私のように眉を寄せて、でも笑顔で。
「どうして、」
私の口の中でいくつか言葉の続きを転がした。
いい言葉が見当たらないのだ。
ただ、彼女に問いたい。
「……どうして、貴女は人を殺めるの?」
単刀直入ではあるが、それが一番良いと思ったのだ。
彼女は驚いたように数回目をしばたたかせてから口端を吊り上げた。
「ならば、逆に聞くわね」
彼女は躯ごと私に向き直る。
淡い月光で彼女の輪郭が白く浮き上がった。
「貴女は貴女の正義の名の元に全国を回っています」
風が強く吹き付けて彼女の髪を流す。
血がついたサバイバルナイフに、茶色の髪……うっすらと浮かんだ微笑に彷彿とするのは悪魔。
命を狩る、否、命を奪うことを許されたかのような、絶対的な存在。
「———……どうして、命を狩ってはいけないのかしら?」
ほら、やっぱり命を狩る事になんの疑問も持っていない。
でも、そんな悪魔に言えるような……小綺麗な言葉は見当たらない。
「………………」
私は、答えられない。
「……ごらんなさい」
彼女はまたクツクツ喉で笑うと目を細めた。
「今宵の月は格別、美しいわ」
月光のワルツ
(答えなんて無いのだろうか)
- Re: 【これが私達の】KATANA-刀-【生き様だ】 ( No.82 )
- 日時: 2011/06/22 06:58
- 名前: 華京 ◆wh4261y8c6 (ID: ThA8vNRQ)
「願うだけじゃ、何も、変わらない……」
「だから、行動というのか」
手首の縄が食い込んで痛い。
目の前で冷酷な笑みを浮かべた彼を私は見つめた。
何て光のない瞳と世界。
まるで貴方の心のようだ、と私は一度身を震わせた。
今まで一度も感じた事のない冷たさを感じたからだ。
「それで俺に神崎を殺せ……と」
「殺すんじゃない……この辺りで一番美月に近くて力があるのは残月だから……」
【魔女】に近づく前に美月を止められるのは、と続けようとしたが無駄だった。
首筋に突き付けられた刀を伝って血が流れる。
傷つけられた事よりも、彼が武器をもったことに驚いた。
「図にのるな。」
低く呟かれた声。
彼の瞳は細く、鋭い。
「俺がお前を信じるとでも思ったか? 愚かだな……」
ゆらゆら揺れる蝋燭の火が彼の陰を、顔をゆらす。
「もしお前が神崎の間者だとしたら? 【魔女】の間者だったら?
———信用ならないな」
心底呆れた声音の彼はすっ……と音も無く身を後ろへ引いた。
銀の刀に鮮やかな紅がつく。
「——……俺に招待状がきている。」
不意に話が変わって私は眉を寄せた。
「相手は【魔女】……どうやら数多の国の領主等と仲むつまじいお前に目を付けたようだ。【魔女】の根城には各領主が来る」
そう言って彼はくるりと背を向けた。
彼の質素な服がが空気を叩く。
「そこで見ていろ。お前の言う『行動』がどのような結果を齎すか……俺は高見の見物をさせてもらう」
ククッと喉で彼は笑って牢屋から出た。
まって、貴方は何を云おうとしている!?
「残月ッ!」
「俺等を止めたければ」
彼は立ち止まる。
「願いの力とやらを見せてみろ」
そう言い残して彼は地下から出て行った。
ラストムーン
(それは 明け方の三日月に良く似ていた)
- Re: 【これが私達の】KATANA-刀-【生き様だ】 ( No.83 )
- 日時: 2011/06/13 12:16
- 名前: 華京 ◆wh4261y8c6 (ID: ThA8vNRQ)
「待ってくれ、兄貴——! それは……それは罠だ!」
数分前。
【魔女】から手紙が届いた。
それを見た瞬間、俺と兄貴の血は音を立てて引いていった。
アイツが危ない。
そう考えたけれど、明らかにこの手紙は罠だった。
馬鹿な俺にもわかるんだから、兄貴に分からないはずがなかった。
それに、兄貴は俺の事ならいつでも聞いて意見を出してくれた。
「兄貴にはもう——俺の声は届かない、のか」
ゆっくりと傍においてあった短剣を手に持った
「……否、俺に声なんて必要ねぇな」
切っ先を喉に向けて、自嘲の笑みを浮かべた。
勢い良く喉に突き刺そうと腕に力を込める。
その時に浮かんだのは
楽しげに笑う、兄貴と、アイツと、俺の顔。
「お前なら」
ふ、と一瞬力を抜いた。
頬をしきりに零れ落ちる雫を振り払う。
「お前なら、諦めないんだろうな」
再び手に力を込めた。
風雷神の傷心
(諦めるなといったはずなのに)
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