ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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気まぐれストリートファイト キャラの名前を一部変更しました
日時: 2012/04/02 20:05
名前: 青銅 (ID: F.0tKRfu)

どーも青銅です
小説2作目です
趣味が格闘技の僕は今度は闘いメインの漫画をやってみます
正直文才というものが微塵もありませんので続くのかすら不安ですがよろしくお願いします

=警告
・荒らし、中傷はやめてください。
・パロディ等があります。
・かなり汗臭い感じになります。
・亀どころかナマケモノ以上に遅い更新です。
・主人公がなりきりの使い回しです。
・非現実的な要素(オーラを飛ばしたりなど)を含んでます。


=登場人物紹介
レオン・アルファード >>3
嶋 崇史 >>3
村雨 崙 >>17
孫 李文 >>17
早川 クララ >>34
荒垣 健吾 >>34
漣 総 >>34
佐山 小五郎 >>48


=皆様が考えてくれたキャラクター(皆!ありがとう!)
羅蔚 龍玖(END様作) >>8
紫庵(椎菜様作) >>12
戦慄 累加(世移様作) >>18
ロア・ヴァネッサ(Neon様作) >>20
明 月霊(月夜の救世主様作) >>24
狼藉 制覇(ソロモン様作) >>28
カイ・ルキエ(椎菜様作) >>88


=用語紹介


=バックナンバー

プロローグ >>1

+日常編
第1話〜喧嘩というのは唐突に〜 >>2
第2話〜武器の存在も悪く無い〜 >>5
第3話〜ヤツの名は村雨 崙〜 >>6
第4話〜翻子拳VS八極拳〜 >>15
第5話〜喧嘩狩り集団とレオンの弱点〜 >>22
第6話〜レオンの弟子=タカのライバル?〜 >>26
第7話〜ロンよ、お前は今何処で〜 >>30
第8話〜再戦 レオンVSロン〜 >>31

+VS喧嘩狩り編
第9話〜始動の喧嘩狩り集団〜 >>33
第10話〜八極拳VSCQC〜 >>35
第11話〜斬人抜刀百番切り!〜 >>38
第12話〜番人とお化け屋敷と変則我流〜 >>39
第13話〜超絶コンビ、タカ&クララ〜 >>42
第14話〜幻獣門を超えろ!〜 >>46
第15話〜崩れ去る猛攻〜 >>50
第16話〜狼は鯨を狩る〜 >>53
第17話〜吼える獅子、電光石火の必殺技〜 >>55
第18話〜最終決戦!正来VSファイター軍!〜 >>58

+全世界武道大会編
第19〜全世界武道大会開幕!レオン達よ、香港へ飛べ!〜 >>63
第20話〜紫庵ニューウェポン〜 >>68
第21話〜唸れ!突っ張れ!大相撲!〜 >>70
第22話〜関節殺法を破れ!〜 >>72
第23話〜恨まれ屋ロン〜 >>74
第24話〜剣に秘められし思い〜 >>75
第25話〜幻獣門再び〜 >>77
第26話〜変幻自在の決闘 忍術VS我流拳〜 >>80
第27話〜美しきチャレンジャー〜 >>83
第28話〜大暴れの健吾と返し技合戦〜 >>84
第29話〜野生に打ち勝て!〜 >>93
第30話〜恐怖のピエロ戦法〜 >>96
第31話〜霊魂と霊媒師〜 >>97
第32話〜恐るべきは法 先丈〜 >>100
第33話〜強い奴≠ヤバイ奴〜 >>103
第34話〜流星の尾を引け〜 >>105
第35話〜酔拳と先丈 第3回戦始動〜 >>107
第36話〜地上最強の打撃型格闘技〜 >>111
第37話〜最強の矛と無敵の盾〜 >>112
第38話〜矛と盾パート2〜 >>119
第39話〜熊の頭脳は全てを制す〜 >>120
第40話〜秘拳陽炎返し〜 >>123
第41話〜インテリVSバカ〜 >>124
第42話〜真・地上最強の打撃型格闘技〜 >>127
第43話〜喧嘩の哲学〜 >>128
第44話〜二つの『八』〜 >>130




=番外編
〜実況だけでどれだけ戦いが伝わるか(ト書き無し)〜 >>60
〜18・5話〜 >>104


‐お知らせ‐
オリキャラ募集中!
詳しくは>>4まで

諸事情で一部のキャラの名前を変更しました(タカと健吾の2名。理由は偶然の産物の結果)。

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Re: 気まぐれストリートファイト オリキャラ&コメ募集中 ( No.30 )
日時: 2011/06/09 21:55
名前: 青銅 (ID: W3Oyo6TQ)

〜第7話 ロンよ、お前は今何処で〜

レオンとロンのあの勝負から一ヶ月。
ロンは今どうしているのか。

「はぅあっ!」
「貴様ごときでは俺には勝てぬ。ましてやレオンさえも倒せぬだろう。」

彼もまた、ストリートファイトに明け暮れていた。
彼が再戦を望む相手であるレオンを超えるために。

「ロン様〜。これで10連勝ですわ〜♪」
「まだだ・・・この程度ではレオンに超えられるだろう・・・」

自らの実力を低く評価するロン。
そんな彼を心配するリイフェン。

「ちょっといい?」

ロンたちの前に何者かが現れる。

「貴様、何者だ。」
「アタシの名は累加。通称は還し身累加。」
「お前、ロン様に何のようだ。」

模造刀を抜き、累加と呼ばれる女に向けるリイフェン。
それでも全く怯まない累加。
ロンはリイフェンに刀を納めるように言い、累加に歩み寄る。

「何だ…闘いを挑みに来たのか…?」
「あんた、レオンを倒したいんでしょ?いい場所がある。ついてきな。」

言われるがままに着いて行くロンとリイフェン。
ついた場所はとある倉庫だった。
その中には大量の男達が入っていた。

「何だここは・・・。」
「此処、あたしら喧嘩狩りの訓練所。」
「喧嘩狩り・・・?」
「こう言う物。」

累加は名刺を取り出すとロンに渡す。
ロンはそれをみるが興味なさげにそれを還す。

「まぁ、アンタの実力ならあたしらの組織で格上になれるわ。そうすれば何をするにも自由自在!どう!?入らない!?アタシ、今日はそれが任務だから!」

今すぐに返事をもらいたがる累加。
しかし、ロンは答える。

「NOだ・・・そんなもの興味は無い・・・。」
「あっそ・・・失敗だね・・・。」

残念そうな表情で呟く累加。

「さっさと修行させろ。」
「入らない癖に修行はやるんだね・・・わかったわ。」

そういうと累加は指を鳴らす。
すると男たちはロンに向けて構えを取る。

「あたしらの訓練は自分を追い詰める事。追い詰めることで自らは進化するのよ。その方法ゆえにこの訓練は生きるかタヒぬかどちらかしか出られる方法は無いわよ。如何?それでもやる?」

挑発するかの様な言い方でロンに語りかける累加。
ロンは答えた。

「その質問の答えは・・・これだ!」

そういうとロンは目の前の男に密着すると寸頚掌を放つ。
たちまち男は倒れる。

「OK。じゃあ後は良いわね。アンタも出るよ〜。」
「ロン様・・・ご武運を・・・。」

そういうと倉庫から出る2人。
そして倉庫の扉は閉められ、外から鍵がかかる。

「・・・何処からでも来い・・・。」

そして男たちは一斉に襲い掛かる。

「鉄山靠!」

ロンはその技で男達を弾くが次々と襲い掛かる。
中には武器を持った物までおり、倒しても倒しても休む間も無く襲い掛かる男達にロンは体力を奪われて行く。
しかし、ロンはそのポーカーフェイスを崩さずに黙々と倒して行く。

「フフフ・・・なかなかやるじゃん・・・何時まで持つかな。」

倉庫の窓から累加がのぞき、クスクスと笑いながら様子を見ていた。
























それから一週間がたった。
倉庫の前には累加とリイフェンがいた。

「このくらい立てばあいつももうタヒんだでしょ。」
「貴様・・・!最初からロン様を!」
「勘違いしないでよ。あたしはアイツが強くなりたいって望むからそれに見合った修行を提供しただけよ。」

刀を向けるリイフェンを軽くあしらう累加。
類かは笑いながら鍵を開ける。

「それではタヒ体とご対・・・面・・・。」

累加は言葉が出なかった。
それもそのはず、ロンは生きていたのだ。
倒れている男達の中心で堂々と立っていたのだ。

「良い修行だった・・・。」
「ロン様!」
「ま、マジで・・・こいつバケモノだわ・・・。」

累加に向かってロンは歩き出す。

「これなら・・・確実にヤツを倒せる・・・礼を言うぞ・・・。」

累加にそういうとロンはその場を去る。
一週間もやったからだろう、その足取りはかなりふらついており、今にも倒れそうなほどだ。

「ロン様!大丈夫ですか!?」
「問題ない・・・。」

ロンはリイフェンの肩を借りて歩き出す。

「・・・へぇ・・・あいつ凄いじゃん・・・まぁ、うちの奴らには劣るけどね・・・うちの幻獣達には・・・ね。」

意味深な言葉を吐いた後、倉庫から立ち去る累加。
そして彼女が向かったのは龍玖がいたところと同じ建物。

「ボス〜。行って来たよ〜。」
「どうだったかね?」
「あいつタヒななかった。」
「・・・頑丈だね・・・まぁ、うちの奴らにはかなうまい・・・。」
「だね。」
「「ハハハハハ。」」

そういうと2人は笑った。
その頃、レオン達は・・・。

「オラオラオラ!本気で俺にかかってきな!」
「言われなくとも!」
「『全力だよ!』」

レオンはタカと紫庵の2人を相手に修行していた。
互いに全力でやりあうレオン達。
しかし、レオンは気合でタカと紫庵を押して行く。

「行くぜ!四六拳!」

パンチの連打で2人を倒すレオン。

「よっしゃ!もう一度!」
「兄貴〜、正直1週間ぶっつけはキツイですって・・・。」
「『休ませて〜・・・。』」
「何言ってやがる!こうしてる間に他のヤツラは強くなってるんだ!・・・アイツもな・・・。」
「ロンさんですか?」

しみじみとロンの事を思い出すレオン。

「『ねぇねぇ、ロンって誰?』」
「八極拳の使い手で、今の所兄貴を唯一負かした人なんです。」
「『えぇ!?あのレオン先生を!?やっぱり先生大したこと』」
「殴るぞコラ。」

イキナリ怒られたので驚く紫庵。
それを笑うタカ。
その時だった。

「相変わらずの気楽振りだな・・・。」

レオン達はその声に振り向く。
そこに居たのはロンだった。
既に回復したようで堂々と歩いている。

「来たか・・・久しぶりだな、ロン。」
「『あの人がロン・・・。』」
「エェ・・・兄貴を負かした人です・・・。」

レオンとロンはお互いに近づく。

「アレから随分修行したみたいだな・・・以前よりも迫力が高いぜ・・・。」
「お前もそれなりの修行はしたみたいだな・・・。」

お互いに変化に驚く。

「前回のような物ではなく完全な状態のようだな・・・。」
「勿論よ。」

そしてお互い構える。

「オーディエンス」
「呼ぶな!今回は勝負の邪魔になる!」

客を呼ぼうとしたタカを止めるレオン。
いつものお調子者な雰囲気は無く、只、真剣な面がレオンに残っている。

「『レオン先生があんなに真剣に・・・。』」
「紫庵君・・・邪魔しないように遠くで見ていましょう・・・。」

タカはせめてレオンの邪魔しない事がレオンのためと感じ、紫庵と共に去った。

「ロン様・・・必ず。」

リイフェンも同じく去っていった。

「タカ・・・すまねぇな・・・行くぞぉ!」
「来い!レオン!」

そして今此処にレオンとロンの戦いが再び始まる

〜第7話 完〜

Re: 気まぐれストリートファイト オリキャラ&コメ募集中 ( No.31 )
日時: 2011/05/01 22:47
名前: 青銅 (ID: zXyKVICa)

〜第8話 再戦 レオンVSロン〜

レオンとロン。
2人の戦いは始まった。
構えた状態で動かない。
いや、動けないのだ。
レオンはロンの寸頸を、ロンはレオンのパンチの威力を恐れているからだ。

「・・・・・。」
「・・・・・。」

まだ動く気配の見えない両者。
その沈黙を先に破ったのはレオンだ。

「くらいな!四六拳!」

まずは牽制にパンチの連打を放つ。
しかし、ロンは後退してかわす。
それを見てレオンはさらに攻撃を続ける。

「前より実力は上がってるな・・・だけど!」
「・・・・・!」

ロンは背後の壁によって後ろへ下がれなくなった。
レオンはそれをチャンスといわんばかりに先ほどよりも強力で且つ速い拳を放つ。
しかし、ロンは焦らずにその拳を的確にかわして行く。
そしてロンはレオンの懐に入る。

「裡門頂肘!」

腹部に肘打ちを決めるロン。
ダメージを受けるレオンだがその顔には笑みが出ていた。

「もらったぁ!鉄沙掌!」

強烈な掌底打ちをロンの胸に目掛けて繰り出した。
それを食らったロンはすぐさま距離をとる。

「貴様も以前より実力が上がってるな・・・。」
「へへっ・・・だけどまだまだ本気じゃねぇぞ!」
「こっちもだ!」

そうして両者接近すると激しい拳の打ち合いを始めた。
ロンはレオンの拳を防御し、レオンもまたロンの拳を防御する。
それを繰り返す。

「『何て勝負だ・・・僕達の戦いとはわけが違う・・・。』」
「この勝負・・・目をそらす事など出来ませんね・・・。」

遠くから双眼鏡で観戦している3人。

「あぁ、ロン様・・・。」
「兄貴・・・。」
「『レオン先生・・・。』」

それぞれの人物を応援する。
一方、レオンとロンは互角の勝負を繰り広げる。

「五十路連拳!」
「八極連環拳!」

互いに拳の連打を放つ。
お互いに何発か当たる。
しかし、お互いに怯む事も無く、ただただ拳の連打を放った。

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・やっぱりお前の拳はきくな・・・。」
「・・・貴様も同様だ・・・。」
「だけどまだだ!テメェの実力を堪能するぜ!」
「勿論だ!」

そして再び拳の連打を放つ両者。
もはや彼らにガードと言う物は必要ない。
相手の全力の拳を受け、自分の全力の拳を食らわせる。





そして既に体力は限界にまで達してきたレオンとロン。

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・そろそろ限界だな・・・。」
「あぁ・・・。」
「なぁオイ・・・お前の全身全霊の拳・・・放てるか・・・?」
「勿論だ・・・貴様も・・・全力で来い!」

レオンとロンは自分の拳だけでなく全身まで力をこめる。
そして両者は互いに走り出した。

「六合拳!」
「鉄山靠!」

互いに拳と体当たりを放つ両者。
そしてぶつかる技と技。
その威力に両者共に吹き飛んだ。

「へっ・・・やっぱり・・・凄い威力だったぜ・・・。」
「貴様・・・もな・・・。」

そして両者は気を失う。
駆け寄る3人。

「ロン様!」
「兄貴!」
「『レオン先生!』」

レオンとロンの肩を担ぐ3人は近くのバーで治療を始めた。



数分後。

「イテテ・・・ここは・・・。」
「俺は・・・どうなっていた・・・。」
「ロン様!目が覚めましたか!」
「何とかな・・・。」
「おいタカ!今の勝負は如何だった!」
「あの勝負は・・・引き分けでした・・・。」

それを聞いたレオンとロンは残念そうな表情を浮かべた。
しかし、その直後に両者共に笑みを浮かべた。

「兄貴?」
「ヘヘッ・・・良い勝負だったぜ!」
「ふっ・・・こんな気になるのは初めてだな・・・お前もなかなかだったぞ・・・。」

そしてレオンとロンは互いの健闘を称え、握手を交わした。

「兄貴・・・。」
「ロン様・・・。」

タカとリイフェンはその光景をじっと見つめ、紫庵に限っては涙を流していた。

「だが貴様に負けたわけではない。不覚を取っただけだ。次こそは負けぬぞ。」
「なっ!面白ぇ!次こそは負けねぇぞ!」
「おやおや・・・ライバル精神むき出しですね・・・。」

両者口ゲンカをするも、その表情は笑顔だった。
よっぽどあの戦いが楽しかったのだろう。

「俺は帰るとしよう・・・レオン、次は必ず倒して見せよう。」
「上等だぜ。その時はまた全力で行くぜ!ロン!」
「フッ・・・リイフェン、行くぞ。今日は広東麺をいただくとする・・・。」
「はぁ〜い、お任せくださ〜い♪」

そしてロンは去っていった。

「オレ達も行くか!タカ!紫庵!」
「了解です!」
『解かりました!』

レオンも去っていった。

「そんじゃ傷が治ったら修行だ修行!」
「相変わらずですね〜。」
「『だけどそれがいつものレオン先生だから!』」

相変わらずレオンは修行をするつもりだ。
今度こそ決着を付ける為に。

その頃、とある場所。

「君達、時は来た。」
「「「「ハイッ。」」」」
「我々の目的に邪魔な害虫達を駆除する。いいか!必ず成功させるのだ!」
「「「「ハイッ。」」」」
「我らが喧嘩狩り、出撃だ!」

遂に動き出す喧嘩狩り集団。
レオン達の運命はいかに・・・。

〜第8話 完〜

Re: 気まぐれストリートファイト オリキャラ&コメ募集中 ( No.32 )
日時: 2011/05/02 22:28
名前: 椎菜 ◆jERMdz7juo (ID: eHv1NYKC)
参照: http://loda.jp/kakiko/?id

こんばんわ!

やっぱり面白いです!
何回も言ってますけど、面白いです!!!!

紫庵がレギュラーなんて!!感激です!
喧嘩狩り・・・一体どんな展開になるのでしょう・・。

次の更新が、待ち遠しいです!!

Re: 気まぐれストリートファイト オリキャラ&コメ募集中 ( No.33 )
日時: 2012/02/19 14:31
名前: 青銅 (ID: glXVlHlM)

〜第9話 始動の喧嘩狩り集団〜


今日もいつもどおりストリートファイトをする予定だったレオン達。
いつもと変わらずに戦う予定だった。
あれが来るまでは・・・。

「今日も地下街でバトルするぜ。」
「いつも通りですね〜。」

とある学校にいたレオン達。
ちなみにレオン達は何も地下街に住んでいるわけではない。
ちゃんと地上の高校に通っているのだ。

「紫庵にもメールで誘ってるし引けねぇだろ?」
「まぁ、どんな事しても行きますけどね。」
「さすが相棒。物分りがいいぜ。そんじゃ、また後でな。」

一旦別れたレオンとタカ。
そして場所は変わり、地下街。
レオンはタカ達の元へ来るがなにやらタカと紫庵の他にもう一人いた。

「よぅ、お前ら!何か増えてるな!」
「来ましたね!兄貴!こちらの方は僕のクラスメイトのクララさんです。」
「宜しくお願いします。」
「『そんな訳でレオン先生!今日もやりましょう!』」
「勿論よ!」

そして今日も相手を探し回る。
いつもどおりに倒すレオン。
そして今日も一日がすぎていった。

「今日も戦いましたね。」
「よ〜し、帰るか!」

そして出口まで歩みを勧める。
そのときだった。
周りの街灯が急に消えたのだ。

「何だ?停電か?」
「『地震も起こってないですけどね。』」
「発電所のトラブルですかね?」
「だけど予備電源がつくはずですが・・・。」

それぞれ思い思いに口にした。
既に彼らは地下街に閉じ込められたとも知らずに。
そして地下街にあったテレビなどが急に移る。

「あっ、テレビがつきました。」
「テレビに予備電源なんてあったか?」
「さぁ・・・。」

そのテレビを見ると急に映像が変わった。
そこには一人の男が移っている。

「やぁやぁ、この地下街にいる格闘家の皆さん。こんにちは。」
「何だ?電波ジャックか?」
「そうみたいですね。」

レオン達はその映像をまじまじと見つめる。

「突然だけど君達には悪いけれども、ここでタヒんでもらおうか。」
「はっ?」
「へっ?」
「『えっ?』」
「・・・?」

レオン達はその言葉に唖然とした。
急にタヒぬなんていわれてもピンと来るはずも無かったから。

「申し送れた。私は『参 正来』。私はこの地下街を今より支配する。もとよりこの街には政府がいないのだから支配してもなんら文句など無いだろう?」
「・・・参 正来といえば、何か聞いた事あります。政治家で。」
「・・・行っちまってるな・・・。」

呆れて物も言えないレオン達。

「やいやい、ジジイ!何でオレ達がタヒなないとダメなんだ!」
「そうだそうだ!」

周りからは不満の声などが上がっている。

「黙れ!害虫ども!」

その声は正来にも聞こえたらしく、テレビ越しで怒鳴り声を上げた。

「第一誰のおかげでこんな事をしていると思っているのだ!貴様らが好き放題暴れるからだろうが!貴様らに反論する権利など無い!」

その一言で周り全体が静かになる。

「まぁ、貴様らは我が特殊部隊が既に出動させてある。貴様らの命運も此処までだ。抵抗しても無駄だし、出口も全て塞いである。この件についても私のコネで何とかできるからな。あきらめるんだな。それでは諸君、ごきげんよう。」

そういうとテレビが元の画面に戻る。
その直後、外から悲鳴が現れた。

「何だ!?」

そこにはピストルなどの武器を持った男達が次々と周りの人たちを殺していた。
当然、周りは逃げ惑うが出口も完全に封じ込められ、次々と倒れていく。

「まずいな・・・すらがるぜお前ら!」
「ハイッ!」
「『了解です!』」

レオン達もその場から逃げ出した。
そして一旦、いつもの路地裏に逃げ込んだ。

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・あいつガチでやるつもりだな・・・。」
「どうしますかね・・・。」
「『出口も無いですし・・・。』」
「考えるんだ!こういうときこそ」
「いたぞぉ!」

近くにナイフを持った男が現れた。
そしてそのナイフを構えてレオン達に襲い掛かる。

「ちっ、もうきやがったか・・・!」

レオン達はナイフの男数名を相手にする。
しかし、その数にレオン達は次第に押されてゆく。

「数多すぎだぜ!」
「倒しきれませんって!」

そのとき、紫庵が足をすくわれて転んでしまう。
それをチャンスといわんばかりにナイフを突きつける男。

「タヒねぇ!」
「頂肘!」

男がナイフを刺そうとした瞬間、前方から突如現れた男に倒される。
その男・・・そう、ロンだ。
さらにリイフェンも駆けつける。

「ロン!テメェ無事だったか!」
「当たり前だ・・・貴様を倒すまで俺はタヒなぬ・・・。」
「ロン様、話は後でまずは倒しましょう!」
「・・・解かった・・・。」

そういうと背後から来た男を振り向きもせずに倒すロン。
レオン達も応戦する。

「しかし・・・これはかなりの多さだな・・・。」
「チクショウ!キリがねぇ!」
「ここは逃げるが勝ちですわ・・・孫流忍術 火遁!」

地面に油をまき、それに刀で火花を起こして着火。
たちまち地面は炎に包まれる。

「さぁ、ロン様!逃げましょう!」
「承知した・・・!」
「オレ達も行くぞ!」

そしてその場から離れるレオン達。

「しかし、逃げるといっても何処に!?」
「兎に角逃げるしかねぇだろうよ!」

逃げ惑うレオン達。
そのときだった。

「あんたら・・・こっちだ・・・。」

路地裏のさらに狭い通路から手を招く一人の男がいた。
レオン達はそこに走りよる。

「テメェは?」
「話は後だ。こっちに来い。」

言われるままについて行くレオン達。
そして突いた場所はマンホールの下、要するに下水道だった。

「ここなら安全だ。俺が保障する。」
「スマネェな・・・お前、名前は?」
「俺はロア。ロア・ヴァネッサ。周りからは『月砕』の異名で呼ばれてる。」

ロアと名乗る男は下水道のさらに奥へと案内する。
するとそこにはレオンと同じく避難してきたのであろう数名の人たちがいた。

「おぉ、無事だったヤツがまだいたか!」
「不死身でござるな・・・おぬし達・・・。」
「テメェは確か自称、街一番の喧嘩屋に前の言い掛かり侍!」

さらにそこに居た者は、かつてレオンと戦った男達。

「お前らも生きてたなんてな・・・。」
「まぁまぁ、オレ達も必タヒこいて此処まで来たんだ。旦那の実力も知ってるぜ。協力して脱出しようぜ、旦那。」
「フッ・・・先刻は失礼致した・・・拙者、負けず嫌いな物で・・・。」

それぞれ改心はしたようでレオンに対して謝罪と敬意を表す。
そのとき、レオンの肩に何者かの手が置かれる。
振り向いたレオン・・・しかし、振り向いたら頬に指が・・・。

「・・・相変わらずチンケな悪戯するな・・・メイ!」
「相変わらず鈍いアルね・・・。」

彼女の名は明 月霊。レオンのご近所さんである。
同時に彼女もまた有名な拳士だ。

「テメェはったおすぞコラ!」
「まぁまぁ、落ち着くアルよ。」
「コイツラもオマエラと同じ俺が案内したヤツだ・・・俺の作戦の為にな。」
「その作戦って?」
「この街から出る作戦だ!」

こわばった表情でそういうロア。
全員がロアに注目する。

「助かる方法・・・?」
「この街から出られない・・・それは何故だと思う・・・?」
「『何故なんすかね?』」
「さぁ・・・。」
「理由は簡単だ。恐らく正来の権力によるものだろう。なら逆転の発想だ。そいつを捕らえて無理にでも出る。」
「あながち簡単そうだな・・・。」
「たわけ!俺が調べた情報によればヤツの配下に大量の拳士がいると出ている!それもそこらのヤツとは違う、かなりの強敵がな!」

怒鳴るようにそういうと周りが沈黙に包まれる。

「『(そんなに強いのが大量に・・・。)』」
「(勝率はかなり低いです・・・。)」

大半の者たちは絶望を隠しきれない様子だった。
しかし、当のレオンは・・・。

「面白ぇじゃねぇか。つまりオレ達より強いんだろ。この戦いで成長するチャンスじゃん。」
「何を能天気n」
「お前らしい答えだな・・・俺も参加させてもらう・・・。」

レオンとロンは作戦の参加を決意した。

「レオン達だけじゃ心配アルネ。アタシも参加させてもらうアル!」
「兄貴が行くなら僕だって!」
「『先生の行くところに僕らありですよ!』」
「私も未熟ですが何とか!」
「ロン様のためなら・・・。」

メイ、タカ、紫庵、クララ、そしてリイフェンも参加を決意する。

「オレ達も旦那の役に立てるかどうか知らないけど参加するぜ!」
「拙者も・・・。」

男と侍も参加を決意する。

「だいぶ集まったな!そんで、お前らの名前聞いとくぜ。」
「俺か?俺は荒垣 健吾だ。」
「拙者は・・・漣 総と申す・・・。」
「OK、覚えた。」

笑顔でそういうレオン。
そしてロアは口を開く。

「じゃあ作戦を展開する。調べた結果、ヤツの根城はこの街の中心のビルと思われる。そこに行くためのルートは4つ。その内、東はレオン、そしてタカとクララに頼んでもらう。」
「了解したぜ。」
「続いて西がロンとリイフェン、南が紫庵に月霊、そして北は健吾と総で攻めてくれ。」
「・・・お前は?」
「俺は情報を集める。良い情報が入ったらお前らに知らせる。」
「OK!任せた!」
「それでは・・・健闘を祈る・・・。」

そしてレオン達は外へ出た。
地下街を舞台に史上最大の戦いが今、始まる。

〜第9話 完〜

Re: 気まぐれストリートファイト オリキャラ&コメ募集中 ( No.34 )
日時: 2012/03/06 21:43
名前: 青銅 (ID: 4Ru1i4kp)

名前:早川 クララ
読み:はやかわ くらら
異名:戦場に咲き誇る桜、月下の水連
年齢:16
性別:女
容姿:茶髪の三つ編みにメガネ。
服装:チェックの服を着ている。
性格:内気で大人しく、心優しい性格。
闘術:太極拳
どんな内容か:防御を主とした拳法。相手の攻撃を流れるように受け流す。
武器:鉄扇
備考:オランダ人と日本人のハーフ。タカのクラスメイトで友人。元々太極拳は護身用に覚えたものだが上達しすぎてストリートファイトで通用する腕前になってしまっている。


名前:荒垣 健吾
読み:あらがき けんご
異名:街一番の喧嘩屋(自称)、黒熊の健吾
年齢:18
性別:男
容姿:身長2メートルの巨漢。筋肉質。顔の彫りが濃い。黄土色の逆立った髪の毛が特徴。
服装:ジーンズ、タンクトップor椰子の木がかかれたTシャツがメイン。
性格:粗暴な性格だが根は善人。
闘術:力任せ(レオンとの闘い以前)、プロレス(レオンとの戦い以後)
どんな内容か:皆様の創造どうり。
武器:なし
備考:見かけによらず機械いじりなど細かい作業が得意な隠れた頭脳派。ちなみに自称だが街一番の喧嘩屋の異名は伊達ではなく、レオンと出会う前は無敗だった。但し、20人殺したというのはハッタリ。


名前:漣 総
読み:さざなみ そう
異名:疾風漣
年齢:17
性別:男
容姿:長い白髪の髪の毛、切れ長の目。
服装:袴を着用する。
性格:常に冷静で武士道精神の塊・・・なのだがタマに負けを素直に認めないことも。
闘術:漣流斬人抜刀術、無刀凪切り
どんな内容か:斬人抜刀術は超高速の居合術。無刀凪切りは刀を用いず手刀(チョップ)で攻撃する闘術。
武器:木刀、名刀『白夜』
備考:由緒正しい流派『漣流』の後継者。ストリートファイトでその腕を鍛えているが真剣だとやばいので普段は木刀を使用している。


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