ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 死神の懺悔
- 日時: 2011/08/11 23:08
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
駄作一直線!
- Re: 死神の懺悔 ( No.28 )
- 日時: 2011/08/23 15:44
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
辻斬りは惨殺体と言うより胸を一直線に何かに貫かれた形跡をもった死体をつくる。
要するには昨日までの俺の状態だ。
あの女は俺を殺す気で最初から来たのは間違いない。
それはそうなのだが府に落ちない。
奴は単純な本能に従って殺人を犯していたのか?
いや違う。エヴァは確かに言っていた。
(———「ある目的のために契約者を探してる」———)
とてもその理由が納得できるものではなかったが、少なくとも俺を騙しているなどと言うことはないだろう。
とは言っても五分五分。
確かめる必要がある。
家路についてまっさきに「エヴァ」と威圧感を込めずに真剣な眼差しで問い詰めることにした。
- Re: 死神の懺悔 ( No.29 )
- 日時: 2011/08/30 22:37
- 名前: *荊* (ID: MbtYH2rf)
なんか進んでるじゃんb
- Re: 死神の懺悔 ( No.30 )
- 日時: 2011/09/03 21:46
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
おす・・・・・これからよろしくな。PC重くて更新だるいけど^^
- Re: 死神の懺悔 ( No.31 )
- 日時: 2011/09/23 12:42
- 名前: 比泉 紅蓮淡 (ID: ID28wqen)
「いねえだと・・・・!!??」
おかしい。
「くそ・・・・」
おかしい。
「騙された・・・?」
いや・・・違う。何か違う。
俺が大事なものを忘れた・・・か。いや、そうかもしれない。
あたりは暗くなってきていた。
部屋にいないならしらみつぶしに外を探すしかない。
そう踏んで探し回っていた。
捜索にかれこれ二時間以上かかっていたが・・・。
「・・・・・・・・・・・・」
「お前」
いう言葉もなかった。
「なに」
「なんで外にいるんだ?」
とりあえずむしゃくしゃした気分で問いかける。
「気分転換」
「へぇ・・・」
そうあっさり言えるのか。
「なぁ・・・知り合いが言ってたんだけどさ———」
「私がなんか企んでるって?」
「ああ、そうそう」
話が早い。
こういうとき映画の主人公なら「違う!お前を信じてのことだ!」とかくさいセリフを吐くんだろうな。
あいにく俺は軍特有のご都合主義者だ。
「やっぱり・・・手荒いところといい、ほかのやつとは違うね」
「単刀直入に言う。どうなんだ」
「それ・・・誰が流したかは知らないけどさ・・・私じゃないね」
よく言われるけど・・・と言い残して黙って立ち去ろうとする。
「おい、待てや。で、契約云々はどうなるんだ」
「騙してはないよ。毒が強いだけ」
「毒?」
「耐えられないんだよ。毒に。それを見た連中が面白おかしく話を作ってるんだよ」
なるほどね・・・・。
「辻斬り・・は」
「知ってるよ。最近巷で殺りまくってるやつでしょ。もしかしてあんなキモいやつを私と勘違いしてる?」
「ごもっとも。証人付きだ」
「じゃあその証人はインチキ野郎だね。縁切った方がいいよ」
「どっちがだよ」
- Re: 死神の懺悔 ( No.32 )
- 日時: 2011/09/23 12:56
- 名前: 比泉 紅蓮淡 (ID: ID28wqen)
「ていうか・・・・やっぱあんたは人間なの?ただの」
その言葉にピンと来た。いやイラついた。
「決めつけてはねえよ。お前の動きが怪しいだけだ」
「死体のでき方・・・私の手法と一緒だって?」
この・・・・どこまでつかんでる?
「敵か味方・・だけは明確に詳細を掴んでおきたい。
「どこのどいつに契約者を殺すバカがいるの?」
おっかねえことにあんたら死神さんだよ。
「警戒心が強いんだ。とりあえず味方ってことな」
「うん・・・・で、君に・・・紅旗に・・・吹き込んだのは誰」
「聞き出してぶっ殺す・・・なんてことはよせ」
「知り合いかどうか」
「なんでもねえ・・・ただの。普通の友人だよ」
「ふうん」
まるで信用していない目つきだ。
「エヴァ・・・まぁ・・・お前のその・・・契約ってのは・・・契約主を探していたがためのことだったのか?」
「なにが」
「だから・・・詐欺まがいの殺人だよ」
「あいつらが勝手に死ぬだけでしょ」
「まぁそういうな。で、どうなん」
「ある目的・・・言ったよね」
ああ・・・・なんか言ってたな。
「それってなに?」
「全部終わらせる。ある人間を殺すって言ったら定番になる?」
「そういう問題には聞こえないんだが」
仕方がないか・・・この際は。
どっちにしても・・・あの天使が言ってることは皮肉だったってことか?
殺しまわってるとか言ってたがエヴァにその感覚はない。
もしかすると死神と天使のいがみ合いから始まった発言だったのか?
「難しい顔しないでよ」
「してねえよ」
「眉間にしわよって初老のヤクザみたいだけど」
「殺されてえのかおめえ!?」
走って逃げるエヴァを追いかけることにした。
一件落着・・・のようで影は近づいていた。確実に。
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