ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 死神の懺悔
- 日時: 2011/08/11 23:08
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
駄作一直線!
- Re: 死神の懺悔 ( No.8 )
- 日時: 2011/08/12 11:17
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
一方隣に位置している貴田はかなりなマイペース野郎で不良という風貌は持ち合わせていない。ただ何を考えてるのか読めないのに限るだろう。
「それにしてもさ、昨日も辻斬りあったよな」
不意に貴田がそんなことをぼやいた。
「辻斬り?」
「お前・・・ニュース見てないのか」
若干こいつに馬鹿にされるとイラつくが見てないものは見てないので聞いてみる。
「あのな、辻斬りっつうのは闇夜に一人たってる対象をズタズタに切り裂くことだよ」
「つまりは、メシウマってことか」
「おい」
辻斬りか・・・・とても素晴らしい行動とは思えないがリンチと同等・・・?いや大意を比べれば大きな違いがあるかもしれない。
使命と娯楽の違いか?
「ま、リンチはリンチで嫌だけど辻斬りは悲惨だぜ。国家のために消されるんだもんな。テロリストに」
不思議と俺と縁のゆかりがありそうなことを言いながら貴田は席に行った。
あー親不孝者にはなりたくないぜ。
そんなことを言いながら。
- Re: 死神の懺悔 ( No.9 )
- 日時: 2011/08/12 11:33
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
「そんじゃまぁ・・・補習始めるぞ」
担任教師が声をかけた。
俺もそれに倣った。
「おい紅旗。お前これ基礎だぞ」「おいお前こんな初歩的なものもわからないのか」「全く中学時代お前は何してたんだ」
そんなことを次々と叩き込まれたのは覚えていたが気を失っていたのか目覚めは夕方6時。
「おい・・・・・マジかよ」
焦ってケータイを取り出す。
最初は人のケータイという感覚が身にまとっていたが今はそこまで気にならない。
「やべぇ・・・・姉貴に謝らねえと・・・!!」
姉貴。
こいつには姉がいる。
北条 木ノ葉。
俺の苗字は北条だとか。
そしてその姉と約束をしていた。
米俵20キロ担いでくるから夜な夜な襲ってくるのはやめてくれと。
「なぁ、姉貴。すまん、今日の約束守れそうにないわ・・・」
「へぇ・・・・もう時間過ぎたし・・・・じゃあオシオキタイムで—————」
これ以上は俺の心の健康に関わるので切ることにした。
通話終了。
通話時間32秒、おめでとうございます。
- Re: 死神の懺悔 ( No.10 )
- 日時: 2011/08/15 22:57
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
「って、そんなわけにはいかないよな・・・!!」
とりあえずダッシュ。
米買おう・・・・。
平謝りで常時通してやる。
納得したら負けだ。
そう思って見慣れた(?)のかよくわからない街並みを走った。
2
それにしてもだ。
やけに、日が落ちるのが早い。
なんとか米の運搬は済んだが、なんか部屋が暗いな。
電気付けるか・・・・?
そう思った。
この静寂が背後に不信感を生むことになる。
もちろん俺の錯覚だろう。
それでもだ。
本能がそう感知する。
まぁ、結局なんにもないんだけどな。
あは、と笑いながら冷蔵庫を開けるが麦茶ないので水道水飲む。
ああ・・・・ぬるい。
- Re: 死神の懺悔 ( No.11 )
- 日時: 2011/08/15 23:15
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
背後から音がした。
これは何か悪いことの前兆だ。
全身がそう察知した。
人の気配を。
玄関からする。
やばいなぁ・・・・ただの気のせいならいいけど。
急に怖くなった。
そりゃあ元自衛官でも怖いものは怖い。
まぁ、そんなこと傍目に見てわかる奴はいないだろう。
いるなら、そいつは超能力者か、死神。
「ふ・・・まさかな」
ずいぶんと早いおでましじゃないか。
畜生、俺がこの肉体乗っ取って一年たったか・・・?
そんな疑問が脳内を駆け巡る。
結構が悪いからか答えが返ってこない。
もう使い物にならなくなったのか?
そう思っていると同時、なぜか俺は玄関に近づいていた。
はは・・・・何かの冗談だろ。
勝手に玄関に吸い寄せられる。
そうして、さっきの物音はまぐれじゃないことに気がつく。
ノック音。
うるさくはないがとめどなく聞こえる。
嫌がらせと思いたい。
こんなに出ないんだから居ないと思えばいいのに、まるでこの音の主は俺が出ることを願っているような、
いや、
無理やりにでもでさせようとしていた。
そんな馬鹿なことがあるか。
俺を追ってきているやつだとしたらどうする。
いやいや、そもそも相手はなぜ俺を追う?
そんな義理も理由もあるのか?
はは。
何がなんだか全然わからないな。
緊張感とは裏腹に躍動感。
恐怖心とは裏腹に好奇心。
決心とは裏腹に奔放心。
その勢いだけでドアを思いっきり開いた。
未知なる敵へ。
- Re: 死神の懺悔 ( No.12 )
- 日時: 2011/08/15 23:32
- 名前: 比泉 紅蓮淡(ヒイズミ グレンダン) (ID: ID28wqen)
「・・・・・・・・・・」
銀髪の少女が立っていた。
「敵・・・・・・・じゃない・・・のか・・・・?」
いや。
こんなケース稀じゃないだろう。
よくあることだ。
そうだ。
俺は今、この女に殺される・・・!!!
相当な美少女の前で妄想深ける俺をよそに勝手にすり抜けて部屋に侵入していった少女。
一瞬いい匂いが———ゴホンゴホンなんでもないよ。
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