ダーク・ファンタジー小説
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- Lost School【第二章準備中】
- 日時: 2016/07/24 15:11
- 名前: ロスト (ID: wJ5a6rJS)
初めまして、ロストと申します! 稚拙な文章ではありますが、温かく見守っていただければ幸いです^^
とある公立高校のとあるクラス。彼らが紡いだ物語は語られることなくその姿を消す。
————これは、少年少女たちの青春と恐怖の物語である。
b;ft;ot@a9h/yr.k\esdkmkt@qlw@3.→これは彼らが直面する呪いと死の物語である。
tl7/efcbie.→狩矢冥はそこにいる
目次
不知火中等教育学校4年4組名簿&キャラ紹介
>>52-53
作者コメント
>>6 >>13 >>19 >>26 >>32 >>38 >>44 >>50 >>56 >>62 >>66
作中論文
>>16 >>33-34 >>58
序章 A Peaceful Days
>>1-5 >>7-12 >>14-18 >>20-23 >>25 >>27-31 >>33-37 >>39-43 >>45-49
Before the story begins 〜A conversation〜
>>51
第一章 ある平和な日
>>54-55 >>57-61 >>63-65
- Re: Lost School【復帰】 ( No.34 )
- 日時: 2016/07/12 21:26
- 名前: ロスト (ID: wJ5a6rJS)
?月?日時刻不明 ??? point:???
答えは出ただろうか?
そう、この時Cという異世界は生きている状態で死んでいるのだ。何を言っているのか分からないかい? それは君が死という現象が生物にしか起こらないという固定概念に囚われているからだ。
そう、この不可解な現象は生物ではない『異世界の死』だからこそ起こるのだ。
だが、異世界を生きていないものと定義してしまうと、死の概念がなくなってしまう。死とは生があるからこそ存在できるのだから。
つまり、異世界にも命があると定義しなくてはならない。だからこそ、『異世界には命が複数個ある』という定義が成り立つのである。いや、無数にあると言ったほうがいいか。
これが、『異世界の死』と『生物の死』の異なる点だ。
何故こんな話をするか、だって? つまり私の言いたいことは——自分が迷い込んだ異世界を殺すには、その場にいる全員が『既知』とならなければならないということだ。
いつの日か必ず分かるさ。どうして私がこんな文章を書き残してるのか。その意味が。
——今は束の間の安息を楽しめ。
- Re: Lost School【復帰】 ( No.35 )
- 日時: 2016/05/05 18:29
- 名前: ロスト (ID: obDW75wI)
同日AM8:30 不知火中等教育学校4-4教室 point:楠炎真
俺のクラスはこの文化祭で喫茶店をやることになっている。とは言え、食品衛生上の問題で食べ物は簡単なものしか用意できていない。可愛い女子がケチャップをかけたオムライス? メイドカフェにでも行ってろ。
とにかく、飲み物はかなりの種類あるが食べる目的で寄る場所ではない。だが、それだけでは面白くないということで、時間帯によって色々なイベントをやることにした。
例えば、じゃんけん大会や演劇、ライブなどだ。幸いなことに、うちのクラスは様々な趣味を持った人間が集まっている。イベントの案は尽きなかった。
「よし、今日は全員揃ってるな。みんな、自分のシフトは覚えてるな? サボったら許さないぞ!」
と、教室に集まったクラスメートに声をかけるのは松井英二。前にも言ったが、クラスのまとめ役だ。ワックスで固めているのか、黒い髪がまるでホストのようなかたちになっている。身長も高いし……畜生、イケメンめ。先生に怒られろ。
「んじゃあ、いっちょいきますか。さ、開店だ!」
それを合図に、最初のシフトに入っているメンバーが準備を始める。他のメンバーは仲のいい友達と一緒に散り散りになっていった。
ちなみに、シフトは2時間ごとに交代。10人ずつだ。
「さて、行こうか瀬戸」
俺と瀬戸は例外として1回しかシフトに入らない。他にやることが多いからな。
まずは全クラスの見回り、その後は外部の客の誘導。
この文化祭にはもちろん学校関係者以外も来る。だからこそ、大人数で監視をしなければならない。何かが起こってからでは遅いからな。
俺は右腕の腕章のズレを直し、教室を出る。
「何も起こらなければいいけどな」
「そうね、私もそう思うわ」
瀬戸は真剣な表情でそう言った。
こうして、俺たちは見回りを始めたのだった。
- Re: Lost School ( No.36 )
- 日時: 2016/05/17 22:09
- 名前: ロスト (ID: wJ5a6rJS)
同日AM8:40 不知火中等教育学校2階廊下 point:楠炎真
うちの文化祭はいたって普通だ。まあ、中学生と高校生が混じってやってるんだから、普通とは言えないのかもしれないが。
「なあ瀬戸」
「ん、どうしたの?」
「平和、だよな」
まだ文化祭が始まって数分。客も少ないし、文字通り平和だ。
「……去年のようなことが起こるかもしれないわ」
「ああ、だから今年は先生たちも警戒してるんだろ」
去年、文化祭である事件が起こった。
あまり思い返したくもないのだが、一応話しておこう。
去年の文化祭は今年ほど見回りも厳しくなかった。それまで問題が起こったことはなかったし、うちの学校は生徒自治を掲げてるからな。先生たちもさほど警戒していなかった。
だが、昼ごろになってちょっとした騒動が起こった。うちの生徒と他校の生徒が喧嘩を始めたのだ。原因は知らされてない。俺の学年の生徒じゃなかったからな。
問題はここじゃない。
実はこの喧嘩、仕組まれていたんだ。
喧嘩に注目が集まっている最中、1人の女子生徒が拉致されてしまった。そう、喧嘩はただの目引き。その生徒たちの目的はこっちだったんだ。
ここから先の展開は想像に任せる。
事件が発覚したのは喧嘩が始まってから1時間後。女子生徒が拉致されたのは校内の倉庫だったから、発見は早かった。
その後、彼女は学校に来なくなり、遂には自主退学してしまった。
本当は今年の文化祭は中止の予定だった。だが生徒の強い要望により、風紀委員・実行委員、そして教員の見回り。そして必ず吹く数人で行動することを条件に開催されることになった。
「このまま平和でいられるかどうかは私たちにかかってる。さ、行くわよ」
瀬戸は綺麗な黒髪をかきあげ、早歩きで進んでいく。
「……俺たちが」
ふと、何かを思い出した気がした。それが何かは分からないが。
不思議に思いながらも、俺は瀬戸の後を追った。
- Re: Lost School ( No.37 )
- 日時: 2016/05/22 21:53
- 名前: ロスト (ID: wJ5a6rJS)
同日PM12:38 同校4-4教室 point:楠炎真
午前中は特に問題なく終わった。俺たちの見回りに加え、先生たちまで見回ってるんだ。そうそう問題は起こらないだろう。
「んで、だ。確かにこれから俺はシフトに入るわけで。それはいいさ。でもよ、どうして俺が——メイド服を着なきゃいけないんだよ!?」
何故か俺はメイド服を着せられていた。ふざけんな。呪うぞ。
犯人の翔太や秀はそそくさと逃げていったし、誰を責めればいいのか分からん。とりあえず仕事はこなすが、周りの視線が痛い。
「くく……似合ってるわよ……く、楠君」
必死に笑いを堪えながら、村上妹が煽ってくる。
同じシフトなのは村上妹と土井宮子、松井英二、そして紅崎凍子である。土井と松井は厨房、他3人は接客だ。
どうしてかは分からんが、俺がシフトに入ってから客が増えたらしい。大体、こんな男にメイド服着せて何が面白いんだよ。
「おいくすの……炎ちゃん、これ持ってってくれ!」
「松井テメェ、後で覚えてろよ!」
遅れるわけにはいかないから動きはするが、不満はたまる一方だ。
「楠君、可愛いよ?」
「紅崎……」
俺に止めを刺しにきたのかお前は!?
ちなみに紅崎もメイド服なのだが……普通に可愛い。もちろん村上妹も可愛いのだが、紅崎は普段とのギャップがあるからな。ここは紅崎の勝ち。紅崎は相変わらず右目を隠したままだ。
まあ、同じクラスの女子のメイド服なんか一生見れないだろうからせめて脳裏に焼き付けとくか。眼福眼福。
- Re: Lost School ( No.38 )
- 日時: 2016/05/27 22:54
- 名前: ロスト (ID: wJ5a6rJS)
やっちまった……。
5話終わってたことに気づいてなかったです。ルーティーンブレブレ。略してルーブレ。
さて、気づけばレス数も40近く、参照数も600を越えておりまして、私焦っております。とはいえ、やはり嬉しいことでして、このまま参照数が1000を超えるといいなと思いつつ、指を動かしております。
んで、ここからはストーリーについて。
実は次の5話、不快な表現が多数出てきます。苦手な方は次の5話とその次くらいまではすっ飛ばしてください。一応言っておかないと、何か言われると困ります故。
そして、ここで宣伝。
別の小説を執筆開始することにいたしました。ある方からのアドバイスでございます。1つに集中するのもいいですが、話が浮かばなくなると止まってしまいますよね。そこでまったく別の話を書いていると気が紛れるといった感じらしいです。
とはいえ、このスレを見ていただけると分かるとおり、そちらの更新速度は亀(うちで飼っていた亀の動きは早かった)以下かもしれません。
まあ、メインはこちらの作品ですので。
板は複雑・ファジー。ちなみに、名前はロストではございません。そちらでも5話切りでいこうかなと思いますので、その形式で書かれている小説があれば、私です。
それでは、ルーブレを終了いたしましょうか。
もう一度書いておきます。今後10話程度は不快な表現がでてきます。苦手な方はすっ飛ばしてください。私、責任は一切負いません。
では、これからも当作品をよろしくお願い致します。
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