二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

リボーン〜水のキラメキ〜  
日時: 2011/11/19 19:00
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
参照: http://yuma-y1995@m2.pbc.ne.jp

ポケモン小説をかいてるユキです。
今回は‘家庭教師ヒットマンリボーン’の小説に挑戦です。前々から書き溜めていたもので原作沿いです。
↓は、主人公の設定とおおまかな動きと関係性です。

海音 雫(かいね しずく) 12歳.156cm.7/14.蟹座
・武と幼馴染で並中1年生
・‘文武両道’が似合う女子
・‘他人優先’と‘有限実行’が座右の銘
・美術部所属、環境委員の副委員長
 補足
  ・ハーフの為、瞳はピンク/髪は淡い水色
  ・先祖はボンゴレ創立時から居て、‘水の使い’
   と呼ばれていた
  ・属性は‘水’、武器は特殊な鎖と銃
  (両方とも上着の袖、もしくはスカートの下)
  ・十年後は主に銃を使用
  ・両親は他界(詳しいことは本編で)
  ・マフィアを憎んでる、でもツナの考えを知り
   ファミリー入り
  ・竹寿司の隣の家で一人暮らし中

綱吉達とは大の仲良し、恭弥さんは頼れる先輩(風紀委員を含む)、了平さんは楽しい先輩、黒曜組はそこそこ仲良し、髑髏は大親友♪

傾向...
  ・どちらかというと学園恋愛モノ、酷い扱いを受
   る人は限られてます・・・
  ・NLCP多数、綱京/獄ハル/雲髑など・・
  ・ツナが結構勇敢
  ・山本がマフィアについてすでに知っています
  ・主人公の過去が暗いです
  ・酷い扱い...シャマル、バーズ、レヴィ、ジル

上記のことが許せる人は見ていって下さい!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



リボーン〜水のキラメキ〜 ( No.38 )
日時: 2012/01/27 20:10
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
参照: http://yuma-y1995@m2.pbc.ne.jp

日常編〜標的14〜


「・・・跳ね馬?なんか聞き覚えが」


          〜跳ね馬来る!〜


    体育祭も終わり(一番の目玉である‘棒倒し’ではアルコバーレノの余計な策略のおかげで
    私たちAチームとB・C合同チームで試合、B・Cチームからは怪我人続出)

    アルコバレーノと毒サソリが竹寿司で作った借金を綱吉、武、隼人、私で返したり
    (もちろんソレ相応のことは二人にやらせてもらった)

    ランボの保育係を決めで(10年バズーガで10年後ランボがきた時はビックリした)
    最終的に泣き止ませたのが私だから私が保育係に決定

    アルコバレーノの誕生会では綱吉が無茶な手品をして大怪我
    (実はアルコバレーノへのプレゼントなんて私も武も用意してなかった、綱吉の日にちだけ覚えてて)
    翌日の綱吉の誕生会は病院で行ったけど、綱吉は嬉しそうだった♪プレゼントは欲しがってた小説をあげた

    香港からの殺し屋イーピンはターゲット間違いをしちゃって日本に来たけど私達に懐いて日本にいることに
    (メチャクチャ可愛い!今度一緒に買い物行きたいな〜)

「雫ー、学校行こうぜー」
「あ、うん!」
    今日は久しぶりに武と学校へ行く日
「だぁ〜数学があるのな〜」
「武はやろうと思えば出来るんだから、いざとなったら教えるけど」
「雫さえいれば百人力なのな!」
「そう言ってくれると嬉しいな♪」
「オレは雫が隣で笑っててくれると嬉しいし幸せだぜ」
  なんで照れもせずにそんなこと言えるの///




「いってきまーす」
    玄関を出たオレの目に飛び込んできたのは・・・
    ディーノさんの部下の人たち
  心配で来てるのに散歩とか・・・
  まぁ、それだけ愛されてるのかな(苦笑
「じゅ〜だいめ〜〜〜!」
「獄寺君、おはよう」
「おはようございます!散歩してたら来ちゃいました」
     ズルッ
「キミねぇ・・・」
「よぉ、悪童スモーキン・ボム。会うのは初めてだな」
「!そのタトゥー・・・跳ね馬のディーノ・・・!!」
    部下の人たちと同じことを言いながら現れた獄寺君
    部下の人数が気に食わないらしく怪訝そうな顔で周りを睨んでた
    ディーノさんは獄寺君を知ってるらしく、口元を釣り上げてた
「・・・十代目」
「なに、獄寺君」
「雫が機嫌悪くなりませんかね?」
「・・・・・・そうだったー!」
  雫がマフィアを良く思ってないの忘れてた———!!
「オッス、ツナに獄寺」
「おはよう綱吉、隼人」
    良く知った声が聞こえて後ろを向けば、相変わらずペッタリくっ付いて歩いて来た雫と山本
「おはよう、山本、雫」
「(ん?雫?・・・どっかで聞き覚えが・・・)」
「ケッ、朝っぱらからイチャついてんじゃねーよ」
「別にイチャついた覚えはないんだけどな・・・」
「それより学校行こうぜー」
「ンナッ!馴れ馴れしく肩組んでんじゃねーよ!」
「さぁ、Let's go!」
「発音やたらと上手ー!」
    山本は獄寺君と肩を組んで、雫はオレの手を引いて歩きだした
「ども」
「おはようございまーす」
「よ。」
  あれ?雫の反応が普通だ・・・
    ディーノさんに軽く挨拶した二人は沢山いる部下の方達に目もくれず学校方面へ歩き出した



「あれがツナのファミリーか...てんで子供だな」
「気になるみてーだな」
「そりゃーな。昔の俺にそっくりな可愛い弟分のファミリーだぜ。っと...リボーンが言ってた少女ってあの子か?」
「あぁ、かなり過去がハッキリしてなくてな・・・
 海音はオレとビアンキの通り名を一目で言い当てたからな」
「ツナみたいに超直感とかじゃなくてか?
 じゃあオレの事も知ってんのかなー」
「・・・ただ一つ言えるのは山本と常に行動を共にし、学校でも人気のある一人だってことだ」
「・・・・・・
 (山本?やっぱり聞き覚えが・・・まぁ)
 とにかく、オレはあいつ等の信頼が見えねー限り俺は認めねぇよ」
「だったら試してみるか?」
「・・・試す?」

    レオンを頭に乗せたままリボーンはわずかに口元を釣り上げ、塀のうえで足を組みなおす
「やっぱり似てるな・・・」
「?、どうしたリボーン」
「こっちの話だ」
雫と良く似た笑い方をした女性を脳裏に浮かべたリボーンは強制的に思考に終止符を打った




「綱吉、さっきの金髪の男性誰?」
「ディーノさんのこと?」
「なんかスゲー見覚えがあるのな〜」
「(なんで山本見覚えあんのー!?)」
「なんだ、雫知らねーのか?
 マフィアのキャバッローネファミリーの十代目だぜ?
 跳ね馬のディーノ」
  跳ね馬ディーノ?
「なんかママの口から聞いた覚えがあるんだけど・・・
 思い出せない!」
「(雫のお母さんってどこのどう繋がりがあったのー!!)」
    少し顔が青くなった綱吉を心配しながら歩いていると・・・
     ギュルギュルギュル!
    後ろから不自然にタイヤが滑る音が聞こえ、その赤い車が私達の横を通り過ぎていく時
    突然伸びてきた縄に綱吉がグルグル巻きにされ、車はそのまま逃走
「ウソ———————!!!」
『ツナ!?/十代目!?/綱吉!!』
    なかば引きずられる形で綱吉は連れてかれた
「チッ、遅かったか」
「リボーンさん!」
「今ツナを誘拐したのは桃巨会だぞ」
「桃巨会?」
   桃巨会?・・・あ!
「このへんをテリトリーにしてるヤクザだよ!」
「ヤクザと言えばジャパニーズマフィアだ。大人マフィアに中学生のお前達がかなうわけねぇ。
 ここは警察に任せろ」
『!』
    アルコバレーノは足手纏いになるという意味で言ったのかもしれないけど・・・
「任せらんねーな、警察なんてあてになんねーし」
「オレ達でどうにかしてみせますよ!」
「運良く武器も持ってるしね」
    私達はそれだけ言うと、私を先頭に桃巨会の本部へ走り出した


「気に入ったぜ、あいつらの頭のなかにはツナを助けることしかねぇ。
 冷静とは言えねーが信頼はできる」
    縄でグルグル巻きにされた時はなにかと思ったけど、どうやらオレと獄寺君達との信頼関係を試す為に
    ディーノさんがリボーンの提案に乗って仕組んだものらしいけど・・・
「リボーン」
「なんだツナ」
「あとで雫に何されてもオレ知らないから」
「でもツナは幸せもんだぜ、あんなボス思いの仲間にそうそう巡り合えるもんじゃねーぞ」
「オレにとって三人は大事な‘友達’です」
  山本とか雫、獄寺君が褒められるのはうれしいけど・・・
「ディーノさん、このまま桃巨会に向かって下さい!
 桃巨会は本当に存在するヤクザなんで!」
「な、マジかよ!ロマーリオ!」
「了解ボス」
    ディーノさんの声にロマーリオさんが車を発進させた
「不良やチンピラとは訳が違うんだぞリボーン!」
「アイツ等のレベ「オレが心配してるのは三人が容赦なく相手を倒しそうだからです!」!?」
「どういうことだ、ツナ」
「獄寺君はイタリアで通り名を持ってたんですよね?
 それに山本と雫は相手が誰であろうと連携で倒しちゃうんです!」
「それはヤベーな(汗」
    リボーンに詰め寄ろうとしたら
「スピ————」
    いつの間にか寝てた


「着いたぜボス!」
「ツナ、行くぞ」
「はい!」
    階段を駆け上がり、桃巨会と書いてある部屋の前に来ると・・・
「あ!三人のカバンがある!」
「よし、中にいることは確実だな」
    ディーノさんが開けたドアから見えたのは・・・
「吐けよコラ!!」
「居場所教えてくんねーか?」
    山本と獄寺君の手によってすっかり伸びきってるヤクザ
  !雫は!?
「え、い、やぁ!」
     ガン!
「ッ!!?」
  アチャー
「遅かった・・・」
    二人とは別の場所で雫はヤクザを倒していた(側には倒しただろうヤクザが折り重なって倒れてた)
「!、綱吉!良かった———!!」
「十代目!!ご無事で!!」
「元気そーで良かったのな!!」
    結構キケンな状況なのにオレに抱き付いて来た雫に、駆け寄ってきた山本と獄寺君
  ヤクザを倒しちゃう友達持ったのは誇らしいや//
  って!
「山本伏せて!獄寺君は左へ避けて!」
    嬉しい気持ちでいたのも束の間、いきなり襲って来たヤクザの攻撃を山本と獄寺君に避けるように言って、オレも雫を引っ張って避けた
    おそらくここのボスであろう人とその仲間が増えていた
「・・・フゥゥ・・・‘水の乱舞’」
     ヒュンヒュンヒュン!
  凄い・・・
    雫は鎖を取り出すと勢い良く振り回し、ヤクザを近づけないようにした
「隙あり!」
「!?(ヤバイ!)」
    鎖の範囲外から金属バットを振り翳してきたヤクザから守る為に両手を広げれば聞こえてきた銃声と額に灯る炎
「復活!!!死ぬ気で共闘———!!!」
    追加で両手に死ぬ気弾を撃たれ、人一倍デカクなった拳
    背後は山本と獄寺君
「雫にだけいーことみせるわけにはいかねーよ!」
「後ろは任せろ」
    雫は少し唖然とオレ達を見上げてきたけど、すぐはにかんで鎖を構えた
「補助は任せてね、三人とも」
    雫はそういうとオレの拳の死角から攻撃してくるヤクザを鎖で沈めた
    途中でディーノさんの部下の方達も到着して、運動音痴のディーノさんはいなくなり
    ほどなくして桃巨会は壊滅した・・・————




「へぇ〜〜〜〜・・・アルコバレーノのせいだったんだ・・・」
「雫、落ち着くのな」
「それにしても、お前達にはツナを任せられるぜ!」
    無事ツナの家に戻ってこれたオレ達
    ディーノさんの鞭捌きはカッコ良かったのな!
「海音と山本だっけ?」
「?なんですか、跳ね馬さん」
    機嫌の悪い雫はオレの膝の上に座ったままディーノさんに視線をむけ
    オレも一緒に視線を向けた
「お前達のことなーんか聞き覚えっつーか、見覚えがあるつーか・・・」
    オレ達はディーノさんの言葉に顔を見合わせた
「オレ達もなんかディーノさんのこと見覚えあるんすよ・・・」
    山本の隣で首を捻っていた雫は
「・・・・・・あっ!」
「どうした雫」
    いきなり手を叩いた
    全員の視線が集まったのを気にせず、雫は行った
「ママが見せてくれたアルバムに写ってた!」
「え゛ぇ〜〜〜〜〜〜!!なんで———!?」
「わかんない、でもママがこの子は大切な人と引き換えに‘家族’を護る力を手にしたって」
「・・・じゃあなんで通り名まで」
「パパが教えてくれたの、あとは・・・」
  あ、この後言うこと分かったかも
『ジャンニーイチ』
  やっぱりな
「凄い人と繋がり持ってるね・・・雫」
「ママとパパからの繋がりだけどね(照笑」
「おい、雫」
「?なに隼人」
「今度オレが持ってる情報も教えてやる」
「ありがとう♪」
    雫は嬉しそうに笑うと、オレに寄りかかってきた
「ねぇ、綱吉、隼人、武
 学校どうするの?」
『・・・・・・あ(汗』
  忘れてたのな・・・
  もう朝の会始まるギリギリの時間だしな・・・
    雫は今度は苦笑いをし、携帯を引っ張り出した
「京子にメール送ってあるから、多分お咎めはないと思うな
 綱吉は弟達が熱出して、隼人は一時帰国、私が熱出して武はその看病・・・
 こんな感じで休むって」
「ありがとう!雫!」
「サンキュー」
「どういたしまして」
  流石なのな
    雫はオレの膝の上から立ち上がると、カバンを持った
「ってことで、武帰ろ?
 もう学校には休むって連絡したしさ」
「そうだな、獄寺はどーすんだ?」
「・・・・・・・・・(コイツについて調べてみる必要があるな・・・)」
「じゃあ、オレも帰ることにする」
    オレと獄寺は立ち上がり、自分達のカバンを手に取った
「十代目、お邪魔しました!」
「バイバイ綱吉」
「じゃーな、ツナ」
「うん、今日はゴメンね」
    ツナは帰るオレ等を玄関まで送ると言って立ち上がった
「オレも送ろう」
    ディーノさんも立ち上がった時、雫がオレの耳元で
[跳ね馬を竹寿司に招待しない?]
    そんなことを言ってきた
  あぁ、アルバム見せるのか?
    雫にオレの考えが通じたらしく、苦笑された
[剛さん、跳ね馬さんのこと知ってそうじゃん]
  確かに・・・

『お邪魔しました!!』
「気をつけてね、三人とも」
「はい!じゃあオレ寄ってくとこあるから」
    隼人は少し顔を赤くしながら私達とは反対方向へ行った
「バイバイ、隼人」
「じゃ〜な〜
 ディーノさん」
「ん?」
「良かったらオレん家来ませんか?」
「武の家、お寿司屋さんなんですよ」
「寿司か・・・行こうかな
 ロマーリオ」
「わかったよボス、着いて来いだろ?」
「おう、じゃあ今日の夕飯は山本ん家で世話になるか」
    ディーノさんは快く私と武の提案に乗ってくれ、四人で竹寿司に向かうことに
「跳ね馬さんはなんで日本に来られたのですか?」
「弟分に会いにな、そういや海音」
「?なんですか跳ね馬さん」
「なんで笑顔がぎこちないんだ?」
     ピシっ
「(雫が音立てて固まっちまったのな(汗)」
  どういう説明しよう・・・
?「また群れてるの?」
『へっ?』
    説明に困ってるといきなり聞こえた凄い聞き覚えのある声
    ギギギと音を立てるくらいに振り返れば
「やぁ」
    やたらと機嫌のいい雲雀さん
「やっぱりね、海音雫
 キミ、沢田綱吉や山本武に向ける笑顔と隣の外人とかその他の草食動物に向ける笑顔変えてるでしょ」
  なんか雲雀さんにまでバレてる————!!?
[山本、コイツは?]
[この並盛町の頂点に君臨する、ヒバリ
 オレ達の学校の風紀委員長っす]
[ふ〜〜ん(なんか中学生には見えねーな)]
「少し不思議に思ってね・・・色々調べさせて貰ったよ」
  絶対色んなことバレてるよね・・・これ
「キミ、小学生の頃に色々あってそうなったんだって?
 しかもソレを必要以上に人に話さずに」
「はい・・・」
  雲雀さんずっと笑顔なんですけど————!!
「そうだったのか?山本」
「まぁ、雫にとってはマフィアを憎んでる‘トラウマ’ですから・・・」
    私はため息を付くと、周りの気配を探ってアルコバレーノと毒サソリの気配がないことを確認して
    口を開いた


    海音の口から聞かされた過去はあまりにも酷いものだった
「って感じです。
 あ、この事実を知ってもらったんでこれから名前呼びでも構いませんか?」
「別に、ボクは全然構わないよ
 じゃあ、ボクはこれで帰るから」
「え?あ、はい
 サヨナラ、恭弥さん」
    キョウヤはそれだけ言うと颯爽と帰って行った
  なんだったんだ?アイツ・・・
「ディーノさん」
「ん?」
「行きましょう、竹寿司へ」
「あぁ、行くぜロマーリオ」
「あいよボス」
「親父喜ぶんだろうな〜♪」
「・・・・・・」
  雫はマフィアを憎んでるんだよな?
「ボス・・・」
「やっぱロマーリオも気になるか?」
  ここは単刀直入にきいてみるか
「雫」
「なんですか?」
「マフィアを憎んでるならなんでオレ達には言ってくれたんだ?」
「なんて説明していいのか分からないんですけど・・・
 お二人なら話しても大丈夫かな・・・と思いまして」
「オレも、ディーノさんとロマーリオさんなら知ってても平気だと思ったから
 そんな不安そうな顔すんな」
「うん」
  スゲーなこいつ等・・・いや、二人だから平気だと言うべきか?
    仲良さそうに笑いあってる二人
    オレは、‘きっと何があっても二人を引き離してはいけない’
    そう思った
「ロマーリオさん、ディーノさん
 行きましょうよ!」
「おう、今行く」

     オレも・・・アイツの手を・・・とってやれば良かったのか・・・?
     そうすればアイツはオレの隣に立っててくれたのか?


                     To be continue..



後書きという名のスライディング土下座 orz=з
・っはい!後半の方原作ムシしました!!
 一足早く(早すぎ!)ディーノさんと雲雀さんを合わせてみました!
 まだお互い意識はしてない感じで・・・
・ついでにフラグ立てました、DI(アイス)フラグを
 学生の頃は気持ちがすれ違っちゃった感じで・・・って感じで話進めてきます!

リボーン〜水のキラメキ〜 ( No.43 )
日時: 2012/01/27 20:13
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

日常編〜標的15〜


「このスッゴイ可愛らしい男の子を狙うなんて!!」


        〜星の王子、来る!〜


「本当だって良いよ
 戻れないの〜
 アタシはまた怖くなる
 モンブランは甘味
 裸足のまま
 その甘さに溺れたいの〜♪」
    行きつけの画材ショップからの帰り、お気に入りの歌を口ずさみながら歩いていると
@「離してよ!」
「ん?」
    路地裏から声が聞こえた
*「クソ!大人しくしろこのガキ!」
  ・・・・・・行ったほうがいいかな?
    私は足を路地裏に向けた


  しまった・・・ツナ兄達と一緒に行動すればよかった・・・
    ツナ兄が特訓に行っちゃったから一人で歩いてたらいきなり黒尽くめの人に囲まれ
    路地裏に引き込まれてしまった
「離してよ!」
*「クソ!大人しくしろこのガキ!」
「イーヤーだ!」
  こんなことでツナ兄に迷惑かけたくない!
¥「チィ、かくなるうえは!」
    一人がボクに拳銃を向けて来た(多分麻酔銃か、催眠銃)
    怖くて
     ギュッ
    っと目を瞑れば・・・
@「なーにやってるの?」
*¥『!!!?』
    いきなり聞こえて来た声
「多勢に無勢、てか相手ちっさい子じゃん」
「・・・誰?」
    路地裏の入口に立っていたのは綺麗な髪色をしたお姉ちゃん
*「あ?オンナか・・・ケガしたくなかったらこの場から」
     キラッ
  ?今なんかひかっ・・・
    一瞬視界がブレ、気付いた時にはお姉ちゃんの腕の中にいた
「(良くみて見ればこの子可愛い!)
 このスッゴイ可愛らしい男の子を狙うなんて!!」
    お姉ちゃんはどっからか銃を取り出すと
     ポスッ!   ポスッ!
    立て続けに二発撃った
*「グッ!」
¥「ナッ!」
「・・・少しの間目を瞑っててくれる?」
「うん」
  優しいな・・・
    お姉ちゃんの言葉通り目を瞑ればすぐに聞こえたくぐもった声
「まだ目瞑っててねー」
「?」
「よ、い、しょ!」
「うわぁ!」
    目を開けようとしたら注意され、感じた浮遊感
  抱っこされたのかな?お姉ちゃん
    しばらくお姉ちゃんに抱っこされ、腕の中で振動を感じている内に・・・
  眠くなって・・・き・・・た・・・


「寝ちゃったかな?」
  仕方ないよね(ため息
  黒尽くめの奴らに捕まってたからな・・・
    私は一回男の子を花壇に座らせたあと、背中におぶい直して家へと向かった
  しょうがないじゃん!家の場所聞く前に男の子が寝ちゃったんだから!
「ん・・・ツナ・・・兄ぃ・・・」
「ん?ツナ?
 ・・・・・・・・・もしかして」
    後ろから聞こえた寝言、その中に聞き覚えのある名前を聞き取った私
  綱吉・・・に連絡は今無理だな、修行してそうだし
  だとすると・・・
「直接行った方がいいかな?」

「ハヒッ!雫ちゃんじゃないですか!」
「あ、ハル」
    綱吉の家に向かっていればタイミング良く現れたポニーテール少女
  聞いてみようかな、この子の事
「ハル、この子の事知ってる?」
「あ!フゥ太クンです!
 今ツナさんのお家に居候してるらしいですよ?」
「だからか、変な奴らに絡まれてた所見つけてさ」
「なるほど〜」
    ハルはフゥ太のホッペをツンツンと突きながら
「今からツナさん家に行くんですけど一緒に行きましょう♪」
    屈託の無い笑顔で言ってきた
「そうしよっかな・・・」
  てか隼人が惚れた理由分かるかも・・・   (惚れてねぇ!!by隼人


     ピ〜〜〜ンポ〜〜〜ン
  誰か来たかな?も〜〜〜、メンドくさい!
    修行からようやく帰って来た所に鳴ったチャイム
「は〜〜〜い」
【ツナさん!ハルと雫ちゃんです!】
「えっ?」
    慌ててドアを開ければ・・・
「こんにちわ!ツナさん♪」
    両手に大きな袋を持ったハルと
「ヤッホ、綱吉」
    背中にフゥ太をおぶった雫がいた
「どうしたの?二人共」
「ハルは奈々さんにコレを持ってってと言われて来ました
 雫ちゃんはフゥ太クンを連れてきたんです」
「ありがとう、取り合えず上がって」
『お邪魔しまーす』
    二人をリビングに通してオレはお茶を用意した
「紅茶しかないけどいい?」
「ハルはミルクティーのお砂糖入りで!」
「ストレート」
「ハヒ!雫ちゃん大人です!」
「そうかな?
 よいしょっと」
    ハルと喋りながらも雫はフゥ太を横にした
「お待たせ、手馴れてるね雫」
「休日になると近所の子達が家に来るから」
「ハヒ〜〜〜、凄いです!」
  なんかもう・・・
  完璧なお母さんって感じする(モチロン夫は山本(黒笑)
  なんかフゥ太のことを見つめる目が中学生な感じが全くしないし
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます!ツナさん!」
「ありがと、綱吉」
    二人に紅茶を出してフゥ太の様子を見てみた
  良く寝てる・・・ってあれ?
「なんで雫がフゥ太を?」
    疑問に思った事を問えば・・・
「黒尽くめの男二人に拉致られかけてたの見つけて助けた」
    結構重要な事をケロンパとして言ってきた
「えぇ!じゃあなんで二人して無傷なの!?」
「あ、それハルも気になります!」
「・・・・・・エアガン使った」
  うん、今ウソ言ったよね?!絶対本物使ったってことだよね!!
    どうやらオレは考えてたことが顔に出てたらしく、雫が苦笑いしながら目を逸らした
「んむ・・・・・・あれ?ツナ兄、ハル姉」
    オレ達の声で目を覚ましたフゥ太
「あ、起きた?フゥ太」
「うん
 あ!お姉ちゃん!」
「おはよう、フゥ太」
    辺りを見回したフゥ太は雫を見つけると飛びついた
「おっと」
「お姉ちゃん!名前は?」
「(スッゴイ目がキラキラしてて可愛いんですけど!!)
 海音雫、だよ」
「雫姉・・・武兄のお嫁さん!」
     ・・・・・・・・・・・・
     ブ————————ッ!
「ナッ////フゥ太何言ってるの!//」
    フゥ太の言った言葉に顔を真っ赤にした雫と
    思わず吹き出したオレとハル
「だって武兄が雫姉のことそう言ってたんだもん」
  山本・・・腹黒いっつーかなんて言うか・・・
  雫がこういう事言われるの苦手って知ってるはずだよね?幼馴染だし
「だあぁぁ〜〜〜〜//////」
    雫は恥ずかしさのあまり机に突っ伏してしまった
「さすが山本さんです!愛情表現がストレートです!」
「恥ずかしいことこのうえないんですけど!」
    ハルが言った言葉にツッコミを入れる雫の頬はまだ真っ赤
  言葉にされるのは苦手なんだ・・・
「そうだ!」
    フゥ太はいきなり立ち上がると、ランキングブックを取り出した


    机に突っ伏してればいきなり浮きあがる体
「え?何コレ」
「フゥ太クンのランキングです!」
    ハルの言葉に周りを見渡せば浮かび上がってる綱吉やハル(あと小物類)
  ランキング・・・浮かぶ体・・・あぁ
「フゥ太はランキングが得意な星の王子かな?」
「当たり、ってかかなり冷静だね雫」
「さっきのフゥ太の言葉で既にショート済み」
「(ショートしてるんかい!)」
「よし!更新完了!」
    完了の言葉と同時に無意識の内に二人へ手を伸ばし・・・
     ドタン!
    二人の落下を防いだ
「ハヒ?あ、ありがとうございます雫ちゃん」
「ありがとう雫」
「どういたしまして」
  無意識だったな・・・腕も痛いし
「雫姉のランキング出来たー♪」
「見たくなーい」
  あ、即答しちゃった
「ハルは聞きたいです!」
「イヤイヤイヤイヤおかしいでしょハル」
「・・・オレも聞きたいかも」
「ちょっ!綱吉まで」
「じゃあ言うね♪」
  ・・・もう諦めよ
    グッタリとまた机に突っ伏せば嬉しそうに発表し始めるフゥ太
「まずは、裏表が激しい人ランキングで1535人中17位」
   そんな激しい・・・な、うん
「(そんなランキングあるのー!?てかランボの時も思ったけど変なランキングあるよね(汗)」
「次に、命中率がいい人ランキングでは3749人中43位」
   ・・・いい方なのかな?
「あと、性格の良さランキングは5381人中15位!
 能力の高さランキングでは4823人中32位!」
   もういいや
「将来有望な人だと52262人中堂々の第1位!」
「(ひょっとして将来有望な殺し屋ランキング———!!?凄すぎる!)」
「彼女にしたいランキング67289人中12位!」
「凄い順位です!さすが雫ちゃんです!」
「イヤ、意味分かんないし」
   この順位って凄いのか?

     とりあえず、なんか良い順位だったらしく(特に最後の二つ)
     帰ってから剛さんが喜んでた(いつの間に伝わったんだろ?)
     武は不機嫌だった

                    To be continue..

リボーン〜水のキラメキ〜 ( No.45 )
日時: 2012/01/27 20:15
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

日常編〜標的16〜


「・・・・・・今日は開校記念日なんですけど」


           〜山本と海音の特訓〜



「雫〜、オレバッティングセンターに行ってくるのな〜」
「いってらっしゃ〜い」
    今日は並盛中学校の開校記念日で休み
    武はバッティングセンターへ
  私は一日家でのんびり・・・ってあれ?
「さっき武・・・エナメルバッグ持ってたよな・・・」
  もしかして・・・忘れてる?
「・・・・・・剛さーーーーん!」



     カキーーーン
「今日も絶好調だな、武くん」
「まだまだっすよ、全部ホームランにしなくっちゃ」
「アハハハ(汗」
「全部ホームランで打てるようにしてやろうか?」
「っ!小僧!(ヤッベ(汗)気づかなかったのな)」
「海音を連れて学校に・・・来い・・・
 スピーーーーーッzzzZZZzzzZZZ」
「眠いの我慢してのか・・・」




「えっ!今日開校記念日だったのか?!
 いやー、すっかり忘れてたな」
「やっぱり忘れてたんですね、武にも教えてあげなきゃ」
     ガラガラガラ
「ただいまーー」
『おかえり!』
「お、雫いたのな
 小僧が学校来いだって、これから行くのにおかしいよな(笑」
  勘違いしてるよ・・・
「武、今日は開校記念日だから休みだよ」
「えっ!そうなのか!?」
    武に教えてあげれば‘ガンッ'という音を立てて固まった
「おっちゃんも忘れてたなー(笑」
  もうっ!剛さんってば!
    剛さんの言葉に少しため息を吐きたくなったけど
    武が固まったままだからヤメタ
「武、私は銃とか鎖持ってくるからエナメルバッグ置いてきなよ」
「う、うん
 そーするのな」
     ドタドタドタ・・・
    武が急いで置きに行ってる間に私も荷物を取りに行った

「・・・・・・遅いのは何故?」
  荷物置くだけだと思ったんだけどな〜
「ワリィ!遅れたのな!」
「遅い、なんでよ」
    竹寿司の前で待ってた私は、駆け寄って来た武の額を軽く小突いた(背伸びして)
  女の子を待たせるなんてタブーだ、絶対言ってあげないけど
「いやー・・・・・・
 チャリ鍵が見つかんなかったのな」
    武は小突かれた額を擦りながらチャリ鍵を見せてきた
  チャリ鍵って・・・もしかして
「二ケツ?」
「ダメか?」
    ダメか?とか聞きながら既に引っ張りだし始めてんじゃん!
「恭弥さんに見つかったら大変・・・・・・」
    大変って言った瞬間、武の頭に垂れ下がった犬耳が見えた(気がした)
「・・・言い訳は武がしなさいよ////」
「決まりなのな♪」
  ハァ〜、武相手だと甘くなっちゃうな〜////
    武が出したチャリの荷台に腰掛け、少し頭を抱えた



「お、ツナじゃねーか」
「本当だ、おーーーい」
「山本に雫!!なんで?!」
    リボーンにいきなり連れてこられた学校の校庭(しかもどっか消えるし)
    朝礼台に腰かけてれば二ケツして来た山本と雫
「なんでって・・・私達アルコバレーノに呼ばれたの」
「なんか特訓してくれるってな
 チャリ止めてくるのな〜」
  本当に仲いいよね〜、雲雀さん怖くないのかな?
「二ケツして良く学校来れたよね、雲雀さんに見つかったら大変じゃん」
    不思議に思ったことを聞いてみれば・・・
「言い訳は武がすることを理由に許可した//
 ダメって言ったら犬耳が見えた気がして・・・」
  うん、山本が雫を扱い慣れてる
    イラナイコトが分かりました(惚気ご馳走様)
「よし、集まったな」
『リボーン/小僧/アルコバレーノ』
  うん、見事にハモったけど呼び名バラバラ
    リボーンはなんかのコーチみたいなかっこして来た
「それじゃあ二人の特訓を始めるぞ
 まず山本はこのボールを印に向かって投げてみろ
 海音はこのロッドを少し扱ってみろ」
「OKなのな〜」
「?了解(ロッドなんて始めて使うかも)」
    リボーンは当たり前のようにオレの肩に座ると、山本には小さな野球ボールを
    雫には銀色のロッドを投げ渡した
  あれ?珍しいな、リボーンが雫に何か渡すなんて・・・
「どういう心変わり?」
「・・・・・・オレだって不本意だ
 ジャンイーチに山本用の物を開発するよう頼んだらアレが手紙と共に付いてきたんだ」
    リボーンは苦々しそうに顔を歪めると、ボルサリーノを深く被った
  ?なんでだろう・・・ってあぁ、雫の両親ともしかして知り合いだったのかな?
「・・・雫によろしくってなんなんだ・・・」
  あ〜〜〜〜、リボーンもしかして知らないとか?
  だったら絶対内緒にしとかねきゃね(黒笑
「(・・・なんか私の手にしっくり来る、なんで?
  それに・・・アルコバレーノが私にコノ手のものを渡して来るなんて・・・)
 ありえない」
「・・・雫」
    雫は軽くロッドを振り回した後、眉めに皺を寄せた
    山本はそんな雫の頭を軽く撫でると・・・
「よっと」
    ボールを印のついた柱に向かって投げた
     ジャキン!
「へ?」
「嘘ぉ!」
「?」
     ドカン!
    ボールは真っ直ぐ柱に向かっていき・・・いきなり刺を出して柱を破壊した
「おいおい、マジかよ・・・(汗」
「なにがあった・・・なんで柱壊れてるの?」
  ヒ〜〜〜ィ!リボーン、何を山本に持たせようとしてんだよ!
「(フッ、取りあえず今は山本の特訓に集中だな)
 それはマイクロハンマーだぞ、山本専用の武器の一つだ」
    リボーンは軽く頭を振ると、山本の投げたボールについて説明し出した
「そろそろ山本にも武器が必要かと思ってな
 獄寺はダイナマイト、海音は鎖、雲雀はトンファー、了平は拳、ツナは死ぬ気の炎」
「(私・・・銃も使うんだけどな〜)」
「この後もう一つ渡すぞ」
    リボーンはそれだけ言うと、雫の足元まで行った
「ちなみに海音が持ってるロッドはジャンイーチからの贈り物だ」
「ジャンイーチさんから?(それなら納得が行く、____に会ってる)」
「よし、次の段階に行くぞ
 オレは少し準備をしてくるから此処で待ってろ」


    小僧が何かの純美に向かっていなくなったと同時にオレはツナの方をむいた
「・・・ツナ〜、オレ武器既に持ってるんだけど〜(涙」
「え?」
「武は既に剣道をやってるの、しかもかなりの上位だよ」
「山本すげー・・・ってあれ?じゃあソレって」
  ソレ?・・・あぁ、マイクロなんとかか(ハンマー、覚えなさいよねby雫)
「正直言って必要ないのな(汗」
「それじゃあ特訓を始めるぞ」
    3人で喋ってると戻って来た小僧
    オレにバット、雫には銃弾を手渡して来た
「?アルコバレーノ、これは?」
「ジャンイーチからのプレゼントらしい、オレはよく知らないけどな
 ちなみにそのバットは“山本のバット”望遠鏡になるぞ」
  ヘ〜、望遠鏡になんのか
「おっもしれ〜♪」
「(覗いて楽しんじゃってるよ山本!!)」
    望遠鏡にして覗き込んでると
     キラン
  ゲッ!なんか飛んできた!
「雫、ツナと一緒に後ろ!」
「ッ!了解!」
    何かが飛んで来たから雫にツナを連れて避けるように叫んだ
     チュイン!
「なっ!?」
「!?」
「500m以上離れた場所から狙撃して貰ってるぞ」
「・・・要するに、これが私達の特訓」
「そうだぞ(ニヤッ」
    雫の殺意の籠もった視線を受け、小僧は不適に笑った


    リボーンと雫が睨み合ってる最中
「十代目〜〜!山本がクビって聞いたんすけど!」
「ご、獄寺君!」
    獄寺君はニコヤカにとんでもないことを言った
「ハハッ、オレはクビじゃないぜ(笑
 今回はオレと雫の特訓なのな」
「チッ、でも雫が特訓する必要あんのかよ」
「ないと思う・・・というかリボーンは多分山本に武器を持たせよーとしてる」
「だな、でそろそろ睨み合うのヤメルのな雫」
「・・・はーい」
    雫は山本の言葉に素直に頷くと寄ってきた
「おはよう隼人」
「ウッス」
  ホッント、リボーンには敵意剥き出しなんだから(ため息
「始めるぞ」
    リボーンの声と同時に駆け出した2人
「ちなみに狙撃してるのはキャッバローネだ」
『!?』
「弾き返せないな・・・でも」
    山本は器用に弾丸を避けながら雫の背中を突いた
「・・・・・・」
    その瞬間
     ゾクッ!
    オレと獄寺君の背中を走った寒気
    雫の雰囲気がガラッと変わったのが原因だ
  雫、キミは一体
「ナニを隠してるの・・・」


「ヒィッ!」
「当てられたヤツは下がれ、平気なヤツはそのまま狙撃しろ」
「ボス、やはり」
「あぁ、本当らしいな」
     前に雫から聴かされた雫の両親の秘密
     『私のママは“紅の人魚”、パパは“憤怒の狼”』
    今回リボーンの頼みを聞いた理由
「人魚の血と狼の血を引くハイブリッド(ハーフ)・・・しかし」
「しかし、あの2人は・・・」
「14年前に“死んだ”とされてる・・・“蒼の検士”と“風魔”と共に」
    とすると・・・有力なのは・・・
「子供が出来てジャッポーネに来たのか・・・」
「みたいだな」
    オレとロマーリオが話してる間にも狙撃担当の部下達が少しずつ雫の殺気に当てられていった
「完全に雫嬢怒ってんな(苦笑」
「みたいだな、もう少しだ、耐えてくれ!」
    部下達の必死な返事を聞いたオレは空を仰いぎ、ある言葉を口に出した
「“憤怒の狼”は怒りを力へと変えて戦う」
    目を閉じれば耳に甦る2人の声
    『僕達の子供はこっちの世界に入れたくない』
    『極普通の生活をしてほしいもの』
  ・・・・・・————さん、——さん、貴方達の娘さんは貴方達の望まない道に進みそうです。  でも!
「オレが、支えて行きます」
  “蒼の検士”の子供と共に


「ヨッと」
「・・・・・・」
  スゲェとしか言えないな・・・
    山本は笑いながら避け、雫は無表情で有り得ない身体能力を発揮していた
「(なんだ?アイツの身体能力は!素人は勿論、二つ名持ちでさえ難しいはず
  今は・・・)」
    リボーンさんは十代目を蹴り飛ばして・・・
「(山本の覚醒が優先だ)
 いっぺん死んでみろ」
    十代目にバズーガを向けた
「ンナッ!」
「十代目!!」
「ツナ!!」
    駆け出したオレと山本に反し、雫は弾丸を素早く詰め替え
    撃った
     キィン
「!?」
    雫の撃った弾丸はリボーンさんの持ってたバズーガに当たった瞬間
     ファアアァ
    バズーガの側面に綺麗な模様を造り上げ、銃口を“ナニ”かで塞いだ
    リボーンさんは舌打ちするとバズーガを投げ捨て
「ガフッ!」
『綱吉?!/十代目!!』
    山本の目の前へ飛び、拳銃の銃口を向け撃った
『山本!/武!』
    バズーガに当たった十代目を介抱しながら山本の名を呼んだら
     キィン!
    山本のバットが変形し、刀となってリボーンさんの銃弾を弾き返した
「ん?」
「刀に・・・変形した・・・?」    
    雫は十代目に膝枕しながら(う、羨ましいなんか想ってないからな!!)
    山本のことを見ていた
「ニッ♪
 ヘッドスピードが時速300kmを超えると日本刀に変形する、変則刀だ」
「んなもん持たせようとすんなーーーー!」
「もういっちょ」
「よっと」
     キィン!
「人の話を聞けーーーーー!!」
「アハハハハ(汗」



                        To be continue..

リボーン〜水のキラメキ〜 番外編〜獄寺の悩み〜 ( No.48 )
日時: 2012/01/27 20:19
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

日常編〜標的16.5〜



    リボーンさんに全力でツッコム十代目
    フラつく十代目に慌てて駆け寄る雫
    十代目を咄嗟に支える山本
  ・・・入れない
  オレなんかは入れない
    今の場面だけを見た人達はきっと、口を揃えて言うだろう
    『微笑ましい、中学生同士のジャレ愛は』


           今までオレは一人で生きてきた
         誰にも頼ることなく一人で生きてきた
           日本(ジャッポーネ)に来て
     心優しい十代目、ライバル的存在の山本、友達第一の雫
            初めて触れる人ばかり
            正直最初は戸惑った
      無条件で優しく接してくる人はいなかったから
         オレも、三人みたくなりたかった
       だから常に行動を共にするようにしてきた
               でも

  今の十代目達をみてると、やっぱりオレは一緒にいちゃイケナイ
  なんてことを思ってしまう
「?隼人どうしたの?」
「・・・・・・なんでもねぇ」
    こちらに寄ってきた雫から顔を逸らせば
「ウソだ」
    そう言って雫はオレの頬をはさむと自分の方に向かせた
「ハッキリ言ってよ、気になるじゃん」
「・・・・・・・・・」
   オレは此処にいてもいいのだろうか?
   なんて、言えるかよ
    黙ったままでいると雫はため息を吐いて離した
「綱吉〜、どうする〜」
「どうするって・・・ってアレ?」
「どうしたツナ」
「リボーンがもういない!」
「いないの?」
「いない」
「いないなら好都合」
    十代目と山本の方を向いていた雫はまたオレの顔を覗き込んできた
「‘オレは此処にいてもいいだろうか?’」
「!?」
  なんで・・・
「分かるよ、隼人の表情を見てればね
 だって凄く情けない顔してる」
「・・・・・・」
    雫の視線に耐えきれなくなって俯けば
    視界に増える靴
「・・・隼人、顔あげて」
    雫の言葉に渋々顔をあげれば
「(ニッコォ(黒笑)」
「(苦笑)」
「(ため息)」
    後ろに黒いオーラを出してる十代目に
    そんな十代目に苦笑してる山本
    額に手をあてため息ついてる雫
「獄寺くん、キミさ    ナニくだんないこと考えてるの?   」
  ヒィ!十代目がお怒りだ!
「確かにさ、キミやリボーンが来なければオレ達これから先ずーーーーっと
 普通の中学生でいれたよ?
 でもさ、だからと言ってキミを責めてる訳じゃないんだよ
 オレが一番に責めたいのはリボーンだし?
 それにさ、キミは雫に受け入れられてるんだよ?
 それって凄いことなんだよ?
 山本もキミのことライバル的な存在として見てるみたいだし
 ハルとも何だかんだ言って仲良いし
 オレだってキミのこと‘友達’として見てるよ? 
 山本や雫と同じぐらい大事な友達
 それ以外なんでもないからね!」
「よーするに、綱吉は隼人のことを部下として見る気はナイってこと!」
「オレ達も同僚じゃなくて親友ライバル、な?」
    呆然と立ちすくむオレの手と自分の手を重ねて笑う雫
    ため息を吐きながらも笑顔の十代目
    オレの背中を押す山本
    そのまま校門へ歩き出したオレ達

「あ!このまま三人は私の家に向かって!」
「どーしたんだよ」
「京子とハルも誘って皆でお昼食べない?
 大勢で食べた方が楽しいしさ!」
「いいかもね・・・じゃよろしく」
「うん!武、鍵あるよね?」
「あるのな〜」
    雫はそう言うが早く駆け出した
「あ、そうだ
 隼人ーーーーー!」
「んだよ」
「私、隼人と仲良しになれて、すっごい嬉しいからぁ!」
「んなっ////」
    照れくさそうに笑顔を見せるとそのまま駆け出した雫
「相変わらずこういう関係は不器用表現なのな〜」
「イヤ、突っ込むとこ違くない?山本」
「でも、オレの言いたいことまで言ってくれたのな(笑
 オレも、ライバルが出来てすっげー嬉しいのな♪」
「ライバルって?」
「ツナの大親友って位置、さ、早くいこうぜ」
「そうだね、獄寺君も早く早く」
「は、はい」



         昔のオレが見たらなんて言うだろうか
            弱くなったって貶すか?
               それとも
          良く作ったなって褒めてくれるか?
               取りあえず
           お袋にはこう報告したいな
            「オレは今、幸せです」
         「大切なものがたくさん出来ました」
          「貴女のもとへ逝くのはしばらく」
            「出来そうにありません」
            「でも、逝くときには」
          「紹介したい人がたくさんいます」


                        To be continue..




後書きという名のスライディング土下座 orz=з
・我が家の獄寺は情緒不安定気味になることが多々あります、主に自分とツナ達の過ごしてきた環境の違い、他にはハル関係ですwww
・ちなみに雫は考えたことをすぐ口に出すキャラです、そのくせ自分の思いを口に出すことは苦手です

リボーン〜水のキラメキ〜   ( No.51 )
日時: 2012/01/27 20:25
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

日常編〜標的17〜


    皆さんこんにちは、海音雫です
    ただいま私は武と一緒に駅にいます

         〜初デートは護衛必須!!〜


    私達が駅にいる理由は・・・
〔雫、居たぜ〕
〔え、ドコドコ?〕
〔ほら、あそこ〕
「ツナくん、おはよう♪」
「お、おはよう京子ちゃん///」    
    綱吉と京子の初デートの護衛!
〔そろそろ出発するかな?〕
〔たぶんな〕
    事の発端は昨日・・・・・
    『雫!ゴメンね、急に呼び出して・・・』
    『ううん、暇してたし気にしないで
     で頼みって?』
    『洋服のコーディネートお願い!!』
    京子に呼び出され、京子の家に行ったら聞かされた“綱吉とのデート”
    武もほぼ同時刻に綱吉から相談を受けていた
    “アルコバレーノが提案してくれた”と
    帰って来て何時も通り武の部屋に行った私は武と相談
    『・・・・・・武ぃ〜』
    『どうした雫』
    『明日の二人のデートってさぁ〜』
    『小僧の提案らしいのな〜』
    『『・・・・・・・・』』
    『武』『雫』
    『『護衛しよっか』』
    相談の結果、絶対なにか企んでるという結論に達し
    二人の初デートを幸せにする為護衛することに
「お、行くぞ雫」
「了解」
    二人が動き出したのを確認した私達は一定の距離を保って歩き出した
    (私は髪を服の中にいれネコミミパーカーを深く被ってて、
     武はキャップをやっぱり深く被っていた)
    二人の会話は聞こえないものの、楽しそうな雰囲気は伝わって来た
「・・・・・・後ろに先輩達がいるっぽいのな」
「えっ」
  ウソだ!こんな朝早く(AM9:00)に!?
    驚いた私は鏡で後ろを確認すると
  ・・・・・・いた、しかもかなり目立ってる
    顔を見合わせた私と武は・・・
「ちょっとキミ達」
『へ?/あ?/なんだ?』
「事務室まで来てくれないかい?
 不審者がいるという通報が来てるから事情聴取したいんだ」
『!!?』
    駅員に通報しました(笑)


「でね雫ってばね♪
 ‘武と一緒に行く’って堂々と先生に言ったんだよ!」
「山本の隣が定位置らしね、あれで付き合ってないってんだから凄いよ(ため息」
「えー?雫ね、山本くんは将来の夫だって顔真っ赤にしてはにかんだよ?」
「・・・いつ言ってた?」
「クラスの女子だけで遊んだ時にファンクラブの子に言ってた」
「・・・・・・(そんな事言うなら赤くなっちゃダメじゃん)」
  今日はツナくんとの初デート♪
    雫に見立ててもらった洋服
    少しだけ背伸びした(雫の)ブーツ
「京子ちゃんのそのかっこって・・・」
    ツナくんが洋服に気づいてくれたのに嬉しくなって
     クルッ
「昨日、雫に見立ててもらったの♪
 どうかな・・・?」
    歩きながら回って見せれば
「す、凄い可愛いし似合ってるよ////」
    真っ赤になりながらも笑って褒めてくれるツナくん
「(雫、ナイスチョイス!!)」
    他愛もない話をしながら移動してればすぐについた動物園
「わあぁぁ・・・凄い混んでるね」
「祝日だしね、逸れたら大変だから・・・さ」
          ‘手、繋ごうよ’
    照れながらツナくんは私に左手を差し出してくれて
「うん!」
    多分同じぐらい顔が赤くなってるだろう私はツナくんの左手に
    自分の右手を重ねて歩き出した


「ねー武」
「んー?」
「綱吉と京子に進展あり、だよ」
「マジ?
 あ、ツナ頑張ったのなー」
「あの二人遠目からみたら完璧カップルだね!」
「そうだな♪
 ところで・・・獄寺達、また追ってくると思うか?」
「来ると思うな、アルコバレーノが余計なこと言ってそうだし」
「上手いこと二人っきりの状態を維持しないとな
 頑張ろーな雫」
「うん!」



「ツナくん!見てみて!キリンさんがこんなに近いよ!」
「こんなに近くで見るの初めてかも・・・」
「あ、あっちにふれ合いコーナーある!」
「行ってみる?」
「うん!行きたい!」
    入り口のところでドサクサに紛れて繋いだ手と手
    途中でトイレや休憩で離れることはあったけれど・・・
     チラッ
    移動を再会するときになると自然と繋がっているこの状況に
  なんという奇跡だ!デート出来てるだけでも奇跡に等しいのに!!
    オレは内心、発狂ものだった
「ツナくん、私ウサギ触りたいな(照笑」
     ズキューーーン!         ←心を撃ち抜かれる音
「じゃあ行こうか」
「うん♪」
    ニコニコ笑いながらオレの手をしっかり握る京子ちゃん
    最近休みの日となると修行ばっかでつまらなかった、そんななか
    昨日唐突にリボーンから言い渡された京子ちゃんとのデートのセッティング
    リボーンの言葉を疑って迎えた今日
    予想は違外れ、二人っきりのデート
    京子ちゃんも、雫に服のコーディネイトを頼むくらい楽しみにしててくれたみたい
  ・・・・・・少しくらい欲張ったって構わないよね
「ツナくんも抱っこする?」
「いや、オレはいいよ
 京子ちゃんこっち向いて」
「え?」
     ピロリ〜ン
「もうっ!撮るなら撮るって言ってよ!」
「ゴメンゴメン
 衝動的に撮っちゃった」
    携帯を構えて笑うツナくん
     トックン・・・
    高鳴る胸の鼓動に熱くなる頬
    咄嗟に腕に抱えたウサギで顔を隠せば聞こえるツナくんの笑い声
「もうっ//ありがとうございました」
「あれ?もういいの?」
「うん♪」
    ウサギさんを飼育員さんに戻してあげ、手を水道で洗ったあと
    ツナくんの側に駆け寄った
  だって、ツナくんの隣にずっといたいと思ったから//なんて言えないけど
  少しぐらい隣にいる時間を長くしたいから//
「次どこ見たい?」
「えっとね〜」
     ギュッ
  えっ?
    手を繋がれた感覚がさっきと違うことに疑問を持った私が繋いだ手を見れば・・・
「ッ!!////////」
    恋人繋ぎで繋がれた手と手
    ツナくんを見上げれば
     フイっ
    顔を背けられちゃったけど、微かに見えたツナくんの耳が赤くなってた
  ツナくん・・・期待しちゃっていいのかな?
    繋いだ手に力を込めれば握り返される手
「ツナくん、観覧車乗りたいな」
「!!・・・今から行けば綺麗な夕焼けが見れるかもね」



「隼人に了平さん、毒サソリ、アルコバレーノ」
「!
 雫・・・なのか?」
「うん、そうだよ・・・あ、フード被ってたっけ
 ちなみに武もいるよ」
「山本はどうした、海音」
「トイレ行ってるよってあ
 ゴメン、移動始めちゃったから追わなきゃ」
「はぁ?」
「雫、悪い待たせた・・・って獄寺に先輩、ビアンキさんに小僧?」
「武、移動始めちゃったから急がなきゃ!」
「おっと、そうだな
 色々聞きたいと思うけどまた今度な!」



        〜観覧車内〜
        狭い観覧車内で向かい合って座る綱吉と京子
「綺麗な夕焼けだね、ツナくん」
「そうだね」
「・・・ツナくん、今日は連れてきてくれてありがとう//」
「また・・・こようか
 山本と雫も誘って・・・ダブルデート」
「うん!約束だよ!」
        綱吉と京子は顔を見合わせて笑い合うと指切りをした
        今日の一日だけで二人の距離が一気に縮まった
        二人にとって幸せな一日となった


                       To be continue..




後書きという名のスライディング土下座 orz=з
・話の展開が早いうえに原作ガン無視!てか変に甘い!
・獄寺達の扱いが今回酷い!(自分で書いといて何言ってるって話だけどな)
・ここまで読んで下さり有難うございました!

最後に・・・         綱京最高!!


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



この掲示板は過去ログ化されています。