二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか?第二章突入!
- 日時: 2011/12/18 11:00
- 名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)
はじめまして。冒険者といいます。ここでは書くのが初めてです。
二次創作が好きなので、最近初めて遊んでいるととモノというゲームをオリジナルを踏まえて書きたいと思います。
これまで多くのキャラ、ありがとうございました!必ず出します!
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- Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.36 )
- 日時: 2011/11/18 10:46
- 名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)
どもども冒険者です。更新また遅れやがりました。すんません……。
夏蜜柑さん、どうもっす。御無沙汰してます。相変わらずのお祭り騒ぎです。そろそろターニングポイントに差し掛かるんで、杏樹もまたゆうのともども頑張ることでしょう。
ショコラさん、はじめまして。キャラありがとうございます。
折角埋められるフラグなので、早速埋めとこうかと思います。しかし御法度の殺しに手を出すとは……何気恐ろしい子ですね。一応他学校の生徒として出したいと思います。それでは。
- Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.37 )
- 日時: 2011/11/18 11:27
- 名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)
第二十四話 罪を背負うセレスティア
「そういえばゆうの、わたしねスノードロップですごく嫌な人と一緒に戦う羽目になったんだよ」
「ん?」
就寝時間後、しばらくしてグレイが旅の愚痴と報告を始めた。
ベットで寝るゆうのと強制捕獲された杏樹。寝袋でねるといって床で転がっているグレイはぶつぶつと愚痴る。
「他校の生徒なんだけど、どうやらその依頼三学園全体で出ていた上位級の依頼だったみたい」
「へえ……三学園、ねえ」
この大陸には大きく分けて三つの冒険者育成校がある。
一つはゆうのたちが通っている通称学園。最新の設備、最新の情報、最新の教育を売りにしているもっとも新しい学校だ。
もう一つは、大陸北東に位置する、通称学院。古きしきたりとモラルを重視し、規律と秩序を重んじる学校であり、もっとも古い学校だ。この学校からのちの勇者だとか英雄と言われた人材も卒業していることが有名。
最後が、大陸南にある通称義塾。他校とは全く異なる文化、伝統を持つ和の国という場所にあり、独特の進化を遂げた学校である。その文化ゆえ、特殊な学科を数多く取り揃え、変人たちに対応することが出来るらしい。
グレイが話してる人物は学院の生徒らしい。空色の制服がそうだからだ。
「……なんでそこまで毛嫌いするの?」
「同族だから」
「……セレスティアか」
グレイは同種族の嫌悪感がかなり強い。あちらもあからさまに差別してくるので同罪だが。
ちなみに杏樹はすぅすぅと穏やかな寝息を立てて寝ている。ここ最近の疲れが溜まっていたのだろう。
「正義だがなんだか知らないけど、わたしを断罪するって言われた」
「これだからセレスティアは……」
元々絶対正義を掲げる種族だ。堕天などという禁忌を犯した同族に友好的なはずがない。
「だから切り刻んできた」
「殺した?」
「逆に殺されかけた」
「……あんたが負けたの?」
「正確に言えばあっちも殺しかけたし、わたしも殺されかけた」
「へぇ……今時珍しいほど強いじゃない」
グレイの強さはよく知っている。それ以前にグレイにそこまで追いつける相手にゆうのは嫌悪感を抱き、皮肉交じりに告げたのだ。
「でも、相手も相手らしいよ。他の人が話してるの聞いたけど、過去に人殺してるんだって」
「……本当に?殺しは御法度くらい、子供だって知ってるわよ」
冒険者故戦いは多くなるが、冒険者同士の戦いは殺しが絶対の禁忌。
モンスターならいくらでもいるから殺してもいいが、相手は意志を持つ者であり、それを殺めるというのは……。
「それだけじゃない。わたしたち以上の不良扱いされてた」
「あたしたち以上?」
「ゆうの、聞いたことない?セレスティアが、地方の都市を一都壊滅させたって話」
それなら聞いたことがある。とあるセレスティアが、暴走のように暴れだし、強大な禁忌魔法で都市を一都壊滅させたという話。現実味があまりにもないため伝説化としていたが、事実だったとは。
「それがそいつだっていうの?」
「みたい。証拠に、微かだけど負の魔力を感じた。普通のセレスティアには分かんないレベルだけど」
「……あたしたちとは根本的に違う相手ね。それは」
ゆうのたちは生まれながらの負の魔力を持ち、グレイはそれゆえ堕天使となり、ゆうのは魔法兵となった。だが相手は違う。理由は知らないが、己の意思で罪を犯した、言わば罪人。裁かれるべきは自身である。
「あたしたちは何も罪はおかしてないわよ。少なくても、人道に反することはね」
「わたしだって、理念に反したことはしたことないよ」
「でしょ?相手は罪人なんだから、いちいち気にしちゃ駄目よ」
「……それもそだね。ごめんゆうの愚痴言っちゃって」
「いいわよ別に。んじゃ、お休み」
「お休み」
それっきり、会話は途切れ、彼女の寝息が聞こえてきたころ。ゆうのは一人で呟いた。
「あたしも……所詮は罪人よね……」
それは誰の耳も聞こえず、虚空に消えていった。
- Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.38 )
- 日時: 2011/11/18 13:20
- 名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)
番外編 悲しみと怒りの示す世界
あたしは、小さいころから世界が憎かった。
だってそうでしょ。
多くの種族が住むこの世界で、あたしたち少数の者たちだけが、同族から非難されて、理由もなく怯えられて。
あたしが何したってのよ?あたしがあんたらになにかしたの?
問い詰めて出てくる答えはいつも同じ。
「この化け物っ!」
その言葉を言われるたびに、あたしは周りにいたやつを攻撃した。倒した。酷い時は瀕死にまで追い込んだ。
あたしだってこの力の使い方なんてわからない。正しい力の使い方?
力は壊して殺してしか使い道なんて存在しない。
願った。あたしを普通の子として生きさせてくれと。みんなと一緒にあたしだって遊びたかった。
なのに出された答えは、さらなる強化。
どんな皮肉よ。願うものと逆のものを押し付けられて。
周りは強いのが羨ましいという奴もいた。あたしは弱いのが羨ましかった。仲間がいるから。あたしは孤独だ。家族だって、どこかあたしを持て余すような感じがずっと続いてた。
少し大きくなって、自分がずっと短命であることを知ったとき、救われた。早く死ねる。この苦しみは永遠じゃない。終わりが必ずある。
だから頑張れた。学園に入った理由だって、単に死に場所を探していたに過ぎない。かっこよく死ねるなら何だって良かった。
学園に入る前、あたしと同じ苦しみを味わっている女の子に出会った。
名は、グレイ。両親に捨てられ、生きるあてもなくふらついていたところをあたしが発見したのだ。
灰色の翼、灰色の髪の毛。あたしの真紅の髪の毛とは違うけど、なにか根本的な同じを感じた。
彼女をあたしは保護した。死にかけていたから。なんとか素人でもなる程度のけがだったから幸いした。ただ衰弱がひどくて気が抜けなかった。
あたしはベットに眠っている彼女をみてあたしはどうすればいいか分かんなかった。何で助けたのか、あたしには関係ないだろうと思ったのに。
「……」
彼女は次の日目覚め、あたしは朝ご飯を部屋に運び込んだとき、あたしに襲いかかった。その時、漆黒の翼と漆黒の髪の毛に、瞳はあたしと同じ真紅に変化していることにあたしはすぐ気づき、臨戦態勢に入りつつ首を絞めていた彼女の体を強引に蹴飛ばした。
「……天使のくせに恩人にまで手を出すわけ?品がないわ」
「うるさいよ!穢れた血!」
「穢れてるのはあんたも一緒でしょこの死神!」
互いをけん制しつつ、あたしたちは交互に罵り合った。
元々邪魔者扱いされた身だ、いくらでも罵る場所はある。
そして、あたしは不意に言った。
「そんなに知りたいなら教えてあげる。あたしはイリーガルなのよ……あんたは何?化け物?破壊者?」
「……同じ?わたしと?」
「はっ?」
彼女ははっとした顔になり、あたしの目を睨むようにみつめた。あたしも負けじと睨む。そして、溜息とともに彼女は視線を外した。
「何だ……同じ人か」
「はい?」
「ごめんね、突然襲い掛かって。襲われると思った」
彼女は警戒を解き、あたしに近づく。
「まさか同じような体質の人いると思わなくて……」
「……?」
「ごめんなさいっ!」
豪快にあたまを下げた。あたしは動揺した。
「え?」
「順を追って説明するね。まずはありがとう」
……これがあたしとグレイの出会い。入学少し前のこと。
そして学園に入ったあたしは、そこでかけがえのない仲間と出会うことになる。
- Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.39 )
- 日時: 2011/11/19 10:39
- 名前: ショコラ (ID: sopKm/an)
すみません冒険者さん!!
一人称、三人称の記入を忘れていました。
エイラの一人称は私で三人称は貴方達です。
次の話からは『あたし』ではなく『私』にしてください
- Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.40 )
- 日時: 2011/11/19 11:14
- 名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)
第二十五話 三学園交流戦
「……皆さんの知っての通り、これから三学園交流戦の出場する権利のある班を発表したいと思います。優秀な生徒にのみ与えられるこの権利は——」
こう校長が述べたのは、次の日の朝礼の時だった。全生徒を講堂に集め、重大な発表があると前置きして言い始めた。ゆうのはあくび混じりで早く終わらないかとイラつきながら聞いていた。朝食を寝坊のせいで喰いそこねて異常に機嫌が悪い。隣の杏樹がひやひやしながらゆうのの様子観察。暴れたらすぐに止められるよう食べ物も常備してきた。
グレイに至ってはもう完全にふわふわしながら寝てる。空腹より睡魔が勝ち、鼻ちょうちんなんて作りながらぐーすか惰眠を貪っている。
「——そして最後の班は」
次々発表される班に、生徒たちはざわめき始める。ゆうのと杏樹は聞き流しながら片方はイライラ、片方はヒヤヒヤしながら過ごす。
「一年生の、ゆうのさん、杏樹さん、グレイさん、レイスさんの班です。以上が交流戦に出場する権利が与えられます」
「え?」
まず杏樹が反応した。びっくりして周りをみると、クラスメートが驚いた表情で自分をみていた。なんでこいつらが、と言わんばかりである。
「……あぁ?」
次にゆうの。餓えた獣よろしく、紅い瞳に更に血走った眼で周りを如何にも機嫌が悪そうに睨みつける。生徒たちはそれだけで視線を逸らした。下手に刺激したら保健室送りにするぞ、というゆうのの警告を分かったようだ。
「すぴーっ……すぴーっ……」
最後までグレイは無反応。ぐーすか眠ったままだった。
そして。ここにいないある者はこう呟いた。
「……厄介なことに巻き込まれたぜ。ったくよ」
とため息混じりに言ったのだった。
「あたしたちが代表ですって!?」
「ゆうの、聞いてなかったの!?」
「わたしも知らなかった……」
朝礼後、教室に戻る途中で杏樹は二人に説明した。当然グレイは聞いてないのは分かっていたが何故にゆうのまで……。
「んなこと……知らないわよ……勝手に…やればいいじゃない…」
「ゆうの、食べるか喋るか、どっちかにしてね」
ゆうのは杏樹から奪い取ったアンパンを頬張りながら不機嫌そうに言う。
「面倒だな〜……」
「辞退する?杏樹とグレイがそういうならあたしはどうでもいわ」
「そうね……私は、遠慮したいかも」
ゆうのはともかく、杏樹はあまり人前に出ることを好まない。容姿の関係上、ゆうのやグレイのように開き直ることが出来なかった。
「杏樹、あたしこれから職員室行くけど、来る?」
「え?どうして?」
「直談判しに行く。っつか殺すあの担任」
「ゆうの?顔が、冗談じゃない位怖いよ?」
杏樹の思いに気付いたのか、ゆうのは魔女も逃げだすような雰囲気のもと、紅い髪の毛が揺らめきそうなほどの殺気を纏わせ、乱暴な足取りで職員室に向かって行った。
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