二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか?第二章突入!
日時: 2011/12/18 11:00
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)

はじめまして。冒険者といいます。ここでは書くのが初めてです。
二次創作が好きなので、最近初めて遊んでいるととモノというゲームをオリジナルを踏まえて書きたいと思います。
これまで多くのキャラ、ありがとうございました!必ず出します!

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Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.26 )
日時: 2011/11/11 13:00
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)



第十八話 防御特化、ギルティ


「……どうしてこうなってんの?」
「さぁ……」
放課後、指定された場所に行った。戦士科の訓練をする場所だ。
そして、どういうわけかギャラリーが膨れ上がっていた。戦士科の生徒大半が見物に来ている。ゆうのたちは知らないが、実は手続きしてるときたまたまいた生徒の口コミによって広がり、暇な連中は見物にいこうぜといってこうなった。元英雄VSドラゴンすら倒す不良のありえないバトルとして、他の学科やなぜか先生まで見に来ていた。
「さて……周りのことは気にしなくていい。始めるぞ、君たち」
「はい」
グラジオラスは鎧を着て、大きなツヴァイハンター(両手剣)を正面に構え、対峙する。
「ゆうの、まずは防御特化ね」
「ええ。みてて杏樹、これがあたしのイメージした鎧よ」
杏樹とゆうのが考えた戦術。まず防御特化で相手の手の内を探り、攻撃特化で制圧、速度特化で止めを刺す、といった流れだ。
そして、先ほど。教室に行く前に色々な場所をめぐり、イメージを膨らませた。
杏樹いわく、ゆうのの想像力は恐ろしいほど独創的だった。なので実物をみせてマシにすることが目的である。
「じゃあ……作るわね」
イメージする。左手に、楯、爪、鎧を一体化させた複合的な何かを。
機動力を最低限確保するための足まわりを強化。大地を砕く龍の足。
武器はドラゴンの爪を。楯は巨大な金属の壁を。鎧が……何でもいい。
はじき出される結果。それをみて杏樹は茫然とした。
ゆうのの左腕に集中していくフレアの魔力。目に見える程高密度の魔力は、妙な形に代わっていく。半透明な紅い魔法が巨大な鎧をまとい、ドラゴンのような剛腕を疑似的に作り出す。
爪は巨大に鋭利に輝く紅い煌めき、肩の楯は分厚くデカイ。
足まで変化した。ドラゴンのような足、そしてその後ろにはしなやかな尻尾まで。全てが紅い半透明で出来上がる。右手だけが普通の人間のままだ。杏樹のアドバイスした形はあまり残ってなかった。杏樹はため息。
「杏樹、あたし思うんだけど」
徐にゆうのが口を開いた。
「戦闘中でも道具は使える方がいいよね?だから右手は何もつけてないんだけど」
「まぁ……そうね」
「やっぱり」
嬉しそう笑うゆうの。だがその左腕はもう異形である。
「……すごい生徒だな、彼女は」
グラジオラスさえ褒めるその密度、完成度は生徒のレベルではもうありえないほどの出来栄えだ。
「行きますよ、先生。杏樹、後ろは任せた!」
「OK!」
ゆうのは走り出した。まずは小手調べだ。




「とぅ!」
両手剣の刃が煌めく。だがゆうのには通じない。
真っ向から楯ではじき、肩で押し返す。
「っ!」
「こ、の!」
振り返りざまに尻尾で薙いだが剣の腹で防御された。
「へぇ……さすが先生。だけど甘いのよ!」
かぎづめを地面に突き刺し、体を回転。尻尾でグラジオラスを巻き取った。
「うぉっ!?」
「杏樹!」
「ええ!」
ぐるりと爪を軸に回転、杏樹の方向に向かって彼を投げ飛ばした。
そこにすかさず杏樹の攻撃魔法。
「ファイヤ!」
火の玉が次々とグラジオラスに直撃する。
「のぉぉ!?」
「まだ仕舞いにゃ早いわよ!」
ごろごろと地面を転がる教師に容赦ない追撃が襲いかかる。
「バースト!」
「アクア!」
無属性の魔法球と水の球が次々と飛来。避ける間もなく爆音を立てて当たる。
「おぉぉぉりゃぁぁぁぁ!」
気合いの入ったゆうの、尻尾を巨大化、長くしてもう一度薙いだ。周囲の人間も何人か巻き込むほどの長さに杏樹のストップがかかる。
「ゆうの!野次馬巻き込んでる!」
「別に死にゃしないわよ!」
最早阿鼻叫喚と化していた。野次馬は何人もゆうのの尻尾、魔法に巻き込まれ黒煙をぷはっ、と口から吐いている。ついでに頭からぶすぶすと狼煙のような煙とアフロになっていた。
「ぶるぁぁぁぁぁぁ!!!」
意味不明の叫び声をあげながら連続バースト射撃。目標など最初から定めず掃射に近い形で。
もう誰も彼女の暴走は止められない。

Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.27 )
日時: 2011/11/12 14:39
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)




第十九話 攻撃特化、イノセンス


「で、どうしてこうなるのよ?」
「さぁ……?」
結果、ゆうのたちの圧勝。防御特化であるギルティで小手調べのはずが、どうやら思ったより強かったらしく、グラジオラスがのびてしまったのだ。両手剣も刃がボロボロになっておりこれ以上の戦闘は不可能。
これで試合終了のはずだった。が、こんなときに馬鹿がやってくるのはお約束。
「ゆうの、復活したなら僕と勝負だ!」
レオノチスが颯爽と現れた。鎧に剣と、しっかり戦闘準備が出来ている。ゆうの、溜息。
「この間あれだけやられたのに……」
「懲りない飽きない悪びれない……」
「面白いけど、今は笑えないわ……」
ギルティを解除、ゆうのは黙って右手に魔力を集中。
「ゆうの?」
「攻撃特化試しておこうと思ってね」
「ちょっ……死ぬわよ!?」
「力加減も必要でしょ?」
ゆうのの右手がだらりと力を抜ける。そして紅く発光を始める。
「無垢な魂……守りし騎士の心を打ち砕く牙」
「?……ああ、詠唱ね」
杏樹が一回顔を顰めるが、それは魔法を使う時、彼女が本来はしょっている詠唱の部分だ。
魔法は詠唱か祝詞が必ず必要だ。先ほどの魔法の名前を叫ぶのは祝詞タイプ。威力は低いが発動が早い。それに比べて詠唱タイプは発動こそ遅いが本来の威力を出し切ることが出来る。近年はたいてい祝詞タイプだが、魔法科では詠唱タイプを推進している。
「あたしが願うは破滅齎す紅の衝撃、紅の風」
バーストはこんな詠唱だったか……?と杏樹が思案しているが、ゆうのはぶつぶつ続ける。
「神を喰ろうて、魔を喰ろうて、友を守る」
「ゆうの……なに、その魔法?」
「矛盾抱いて無に還れ!」
突如、強い光が一帯を包む。とっさに目を瞑ったが閃光が瞼を貫通して目を焼いた。
「ゅぅ……」
杏樹も犠牲になった。隣で地面に落ちそうになったのを、誰かが支えてくれている。目が見えなくても感触で分かる。
徐々に視界が回復する。ゆっくり、目をあける。
視界に、倒れている野次馬たちが目に入った。
「ゆう……の……?」
「杏樹、大丈夫!?ごめん!加減が分かんなくて……」
みると、ゆうのが杏樹を脇に抱えるように左手で持っていた。
「ゆうの?」
「ごめん、大丈夫……じゃないか。あたしも目が痛いし…」
「なに、したの?」
「え?これ?」
と右手を見せる。また、異形だった。先ほどよりずっと歪な形。
「っ!?」
びくっと、身震いがした。
ギルティはドラゴンの腕に大楯をくっ付けた、程度だった。まだいい。ドラゴンだって実在するし、そういう風に見慣れれば大したことはないだろうが……。だが、この腕は。
「あははっ……。これ、イメージなんだよ、あたしのとっての力の象徴って言うのかな。銃なんだけどね」
右手そのものが、巨大なライフル銃に変化していた。変化、というより元々の形がない。紅い半透明なのは変わらない癖に、腕そのものが消えている。肩から直接半透明な魔力が形を作り、それ銃身になって、手首辺りが銃口。関節もない。人間に銃を無理やりくっ付けたような見た目。
「イノセンス」
「え?」
「こいつの名前。イノセンスっていうの。ついでに防御特化が、ギルティ」
「……」
「有罪、無罪って意味なんだけど……。無垢なものを奪うものの象徴。力を誰にでも与えてしまう力。そこの、意味はなく、善悪もないの。そんなことに、罪はないでしょ?だから『無罪』」
「……ゆうの」
「だけど、あの形態は違う。力を振るうことに意味があって、善悪もある。理不尽な力が振るわれる……だから『有罪』」
「……どこから来てるの?その名前」
「さぁ?直感?っていうか、いつまで寝てんのよレオノチス。ささっとかかってきなさい!」
抱えていた杏樹を下ろすと、ぶっ倒れているレオにゆうのは叫ぶ。
第二試合開始だ。

Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.28 )
日時: 2011/11/12 14:54
名前: ピアニッシモpp (ID: ow35RpaO)

名前/読み ミアーナ
性別 女
種族 フェアリー
年齢 15
職業 なし
概要
戦い方 弓矢 魔法
武器 弓矢
性格 おっとりしていて物静か
とある森の守り神でもある
人を恨んだり怒ったりする事はあまりない
容姿 真っ白のワンピースを着ていて頭には月桂樹
目は右がピンクで左が金
右の羽が少し小さい
靴は履いていない
二の腕には人間の小指サイズの指輪
その他 キレると意外と怖い
至福の光という人を幸せにする魔法を持っている
一人称、三人称 私  あなた達
サンプルボイス
「私はミアーナと申します」
「あなたの名前はなんと言いますの?」
「皆様に至福の光を」
「私はこの森の守り神でもありますの」
「この森を荒らしましたわね」
「許さない!私はあなたを許さない!」


はじめまして
コメディ・ライトでいろいろと小説を書いてます、ピアです
よかったら見に来て下さい

Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.29 )
日時: 2011/11/12 15:50
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)



どもども、ピアニッシモさん、冒険者です。
投稿、ありがとうございます。
まさかの生徒外なのはびっくりしましたが……。なるほど、原作にあったとある先生と同じく、フェアリーでありながら精霊そのものですか。面白いですね。これは参考になります。あと、小説の方も時間があったら拝見させていただきますね。


さて、新キャラ追加しましょうかね。そろそろ中盤に入るころなんで。
ライバルと言うか、そんなキャラです。



名前/読み グレイ/グレイ
性別 女
種族 セレスティア
年齢 16
職業 堕天使
概要 彼女の生まれつき持つ、ゆうのと同じマイナスの魔力を使えるようにした特殊学科。強い負の魔力が特徴で、並大抵の生徒を一人で叩きのめせるほどの強さを持つ。だが普段はロザリオで負の魔力を封印しているため一般生徒よりむしろ弱い。ゆうのと感応するように不安定に陥るため戦い自体しようとしない。
戦い方 死神鎌と呼ばれる巨大カマをぶん回し、黒く染まった天使の羽根で滑空しながら魂だけを刈り取る。魔法などは一切使えないが、魔力分散能力と言う魔法無効化能力があり、全く魔法が効かない。
武器 死神鎌
性格 大人しく、弱気で非常に繊細な性格。ゆうのとは天使だが例外的に優しく接してもらえている。杏樹との仲も良好だがレイスとだけは犬猿である。
容姿 灰色の翼、灰色の髪(通常は両方純白)
その他 セレスティアの突然変異種。一応、他種族のイリーガルに分類される。彼女も短命であり、あと3年以内の命。
生まれつきの差別、周りからの拒絶はゆうのの比でない程過酷なものを経験しており、同族嫌悪が異常に強い。むしろバハムーンやディアボロスの方がまだ優しいくらい。違うクラスだが、パーティーは一緒。ゆうのの初期からの数少ない味方。今までは学校から依頼で出かけていた。
堕天使だが、完全に自分の能力を操れる辺り、ゆうのとは実力が違う。ちなみに彼女も不良扱い。
一人称、三人称 わたし/みんな
サンプルボイス
「ゆうの、ごめんね遅くなっちゃって……。あれ、この人…誰?」
「ゆうのがいいならわたしはいいよ」
「え?ゆうの、戦術とか考えるようになったの!?この人のおかげで?」
「えへへっ……。わたし、堕天使だけど暴走とかはしないよ」
「罪の十字架は、ゆうのだけじゃないよ。わたしだって」


それでは。

Re: 剣と魔法と学園モノ 一緒に冒険しませんか? キャラ大募集 ( No.30 )
日時: 2011/11/12 16:21
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)




第二十話 まさかの乱入


「…………ゆうの〜〜〜〜〜〜!!!!」
「ん?」
早速試合を始めようと思ったら、向こうから妙に可愛い女の子の声が聞こえてきた。
「どうしたの?ゆうの」
「やばっ……あいつ、今日帰ってくる予定だったの忘れてた……」
ゆうのは右手が使えないので左手で頭を抱えた。杏樹は確かに事情を知っている。だが間が悪い。
「杏樹、療養中で話したよね?ほら、あたしの……」
「あ、パーティーのひと?」
「そう。あっちにも杏樹のことは言ってあるけど……あいつ馬鹿だから」
「……大丈夫なの?」
「多分。馬鹿だけど、差別はしないよ。っつか、天然なのかな…?」
「???」
そうこう言ってる間に、すごい速さで滑空してくる影。セレスティアだ。それがすごい速さで駆けてくる。
「ゆうのぉぉぉぉぉ!!!!」
「げふぅ!?」
杏樹を無視してゆうのに抱きつきをかました。ゆうの、ダウン。杏樹、展開が分からず茫然。
「足大丈夫!?何で戦ってんの!?ゆうの、駄目だって言ったよわたし!」
「……っ」
「ふえっ?どうしたの?」
「グレイ……死ヌ、死ぬ……」
「え?」
首をロックした両腕が締め上げている。ゆうの、左手でなんとか抵抗。
「あん…じゅ…たすけ…」
「ちょっ、貴方何してるの!?」
我に返った杏樹が慌てて腕を引き剥がす。
「ごめんねゆうの、遅くなっちゃって……。あれ、えと、誰?」
「……私は杏樹。ゆうののパーティーメンバーよ。貴方がグレイ?」
「え……あ、ゆうのがいってた新しいクラスのメンバーさん?」
「そうなるわね」
杏樹は怪訝なそうな顔で彼女——グレイをみる。
灰色の翼、灰色の髪の毛、灰色の瞳。人懐っこそうな顔立ち。首元のロザリオ。
なるほど、一目見るだけで分かる、この人は自分より特異体質の人だ。
「ゆうの、この人、大丈夫?やだよわたし、騙されたとか」
「杏樹は平気よ……。グレイ、いい加減にして…右手が使えないの…」
「え?きゃあ!?」
教えられ、焦ったように彼女は飛び退いた。
「なにこの腕…?ゆうのまさか変身しちゃった?」
「してないわ。フレアの応用」
「応用なんだ……さすがゆうの、桁違い」
「これ考えたのは杏樹よ」
「……へぇ、杏樹さんが?」
「そう。だから、そんな警戒しなくていいわよ」
「警戒されていたの私……?」
どうやら、馬鹿なのはほんとらしい。
「杏樹。改めて、紹介するわ。この馬鹿はグレイ。で、馬鹿。これが話しておいた杏樹。薬師よ」
「馬鹿!?」
「……」
泣きそうな顔でゆうのを問い詰めるグレイ、明後日むいて他人ずらのゆうの。なるほど、ゆうのが完全に心を開いている。だからからかっている。杏樹は少しさみしかった。なんでか、ゆうのを少し遠ざかったような気がする。
「……えと、ゆうのから紹介会ったけど、グレイっていいます。以後、よろしくね」
「え?」
手を出された。握手だと分かったのは、一秒後。
「……よろしくね」
とがっちり握手した。なんだk、大丈夫なのかわかんなくなってきた。


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