二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【銀魂】 記憶を探して コメ募集中!
- 日時: 2012/03/17 15:43
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: w79o9fwt)
ちゃお!甘夏です
これでスレ立てんの何回目だろ…五回目?
どの小説も完結出来ずに放置する飽きっぽい奴です
!注意!
この小説、銀魂と名乗りながら原作キャラあんま出てこねーじゃん!
そんな文句が聞こえてきそうな小説っす
この小説はあくまでもオリキャラ達中心なので、原作キャラは二の次!(ぇ
世界観が銀魂ってだけになってしまいますよ〜
それがNO!って方は、即リレミトしてくださいな
まあ、そんな事は置いといて(…良いのかそれで?
今回こそはちゃんと完結させる!という意気込みでやっていきますので応援よろしくです!
もし放置してもコメが来ると復活します★
☆お客様☆
カノンさん
月那さん
雛苺さん
ルンルさん
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- Re: 【銀魂】 記憶を探して 九話UP! ( No.38 )
- 日時: 2012/03/04 11:45
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: hYCoik1d)
- 参照: 開き直った!
*ルンルさん
初めまして!コメントどうもありがとうです^^
いや、こんなのを参考にしたらどうなる事やら…!
知ってます、琉球の巫女というのですよね?
ひそかに読んじゃってました><
はいっこちらこそよろしくお願いします!
- Re: 【銀魂】 記憶を探して 九話UP! ( No.39 )
- 日時: 2012/03/04 12:44
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: hYCoik1d)
第十話 「絆ってなんですか。」
『ただいまー…』
何か、暗い気分のまんま家に帰った。
ルナは…てか月姫はどうやら銀さんと知り合いみたいで万事屋にしばらく世話になるそうだ。
「まだ話したい事も沢山あるんだ、だからまた明日も来てくれないか?」
『分かったわよ。あと真選組の人には内緒にしとくから』
ちょっと、悪いかなとも思うけど。
『あれ、誰もいない』
もう夕方だ、沙夜華が帰って来ててもおかしくないんだけどな?
まあ今までどこで何をしてたのかとか、聞かれなくて済むからありがたいのだけど
電気を付けて、暗い部屋が明るくなる。
とりあえず腰をおろしたその時に、チャイムの音が聞こえた
「かぐやさーん、いませんか〜?」
弥鈴ちゃんの声だ、やばっどうしよ
内緒にしておくとは言った、だけど面と向かって本当ですか?とでも聞かれたらあたし負ける!
…と、言っても居留守は使えないだろうしなぁ
『はーい、今開けるよ』
鍵開けてチェーン外して、ドアを開ける
「こんばんは、ちょっと話があるんですけどいいですか?」
ニッコリ、弥鈴ちゃんは言った
う、何のことだろう?
『全然いいよ、寒いでしょ?入って入って』
「お邪魔します。…あれ?沙夜華さんいないんですね」
『あぁ、バイトに友香と誠に連行されていったんだ』
「はぁ。…あ、今朝の物音はそれだったんですか」
『そうそう。疲れてただろうに、騒いでごめんね』
弥鈴ちゃんとそのお兄さんが住む部屋はこのマンションの一階である。
お兄さんにはまだ会ったことないけど、沙夜華からそう聞いた
沙夜華ったら連れてかれる時精一杯抵抗してたけど、やっぱり夜兎族×2にはかなわず引きずられていった
その時暴れてて、近所迷惑だなぁと思った
「いえいえ、着替えに少し戻っただけですし平気ですよ」
『そう?でも無理しないでね』
「はい」
あったかいお茶を出す。渡す時に触れた弥鈴ちゃんの手はとても冷たかった
あの時会ってからも、ずっとお姫様の捜索をしていたのだろうか?
だとしたら…すごく、申し訳ない気持ちでいっぱいだ
『で、話って何?』
- Re: 【銀魂】 記憶を探して 九話UP! ( No.40 )
- 日時: 2012/03/04 13:19
- 名前: ルンル (ID: CmU3lREQ)
え!?そうなんですか!?
うれしいです〜><!!
甘夏さんもがんばってください!ていうか、↑の続きが気になります〜!
- Re: 【銀魂】 記憶を探して 九話UP! ( No.41 )
- 日時: 2012/03/04 20:40
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: QeVOhCPr)
「私と、お兄ちゃんと、月姫さん。私達が出会った時のこと…覚えていますか?」
『……』
彼女の紡いだ言葉、それは傍から見れはしごく普通のものだったのだろうけど、彼女の医者という立場を知っていれば、想像し得ないものであった。
あたしは、記憶喪失だ。入れ替わっちゃったりとか、そういうの関係なくもうとにかく記憶がない。
それは、弥鈴ちゃんも良く知っていることだ。
だって彼女はあたしが入院してる間、一番長く、ずっと、傍にいた人物であるから
「ごめんなさい、いきなりこんな分かり切ったこと聞いてしまって。でも私どうしても諦められなかったんです」
何も返さないあたしを見て何を思ったのか寂しそうに笑って弥鈴ちゃんは言った。
その顔が、とても辛そうで……!
『…ごめんなさい』
「月姫さんが悪いんじゃありません、諸悪の根源はあの馬鹿天パープー太郎ですから」
…嫌われてるなぁ、銀さん。何か気に障る事でもしましたか?
あぁ、アーメン(ご愁傷さまです)
『じゃあ、覚えていないから、思い出せていないから、だから教えて?その時のこと、なにか今後についても参考になるかもしれないし』
そういえば、あたしと月姫っていつ入れ替わったとか聞いてないなぁ。今日のあの人の台詞でそれを特定できるものも無いし。
でも、弥鈴ちゃんとは知り合いなんだよね…?
これを聞いてしまうのは、いけないことだと良く分かった。
でも、これで彼女が少しでも救われると言うなら…あたしは、いくらでも罪を背負おうか。
- Re: 【銀魂】 記憶を探して 九話UP! ( No.42 )
- 日時: 2012/03/06 05:41
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: a.ADsdli)
少しためらっていたようだけど、弥鈴ちゃんは口を開く
「私の実家は戦場のごく近くにあったんです」
戦場、それってやっぱあの、攘夷戦争の事なのだろう。
前に江戸の散策した時にも言ったね、20何年前天人がやって来て…攘夷戦争が起こって…
開国しちゃって…ターミナルがあって…だとか、世の一般常識は知っている。
だってそうじゃなきゃ、本当に何も知らない赤ん坊と一緒ではないですか。
人並みの生活が送れるレベルには記憶があったりするんだな
「で、両親は医師でした。戦いで傷ついた攘夷志士を助けて治療するのも日常茶飯事で…そのため、天人に目を付けられて殺されました」
…これは、
「私も、お兄ちゃんももしかしたらあの時殺されていたかもしれない。
でも、月姫さんが助けてくれたんです」
『あたしが?』
あたしが、聞いていい話なのだろうか
「はい、月姫さんは戦争に出て、時には怪我人の治療も行っていたんです。そんな繋がりで、両親とも私達とも面識があって。
…月姫さんは、強かったです。私はそんなあなたに憧れて剣と共に歩む道を選びました」
月姫は、戦争に出ていた
ということは、天人に何らかの恨みがあって…?
だとしたら、他の星からやってきたあたしだって天人だから。
カグヤは、どう思っているの?
そして、弥鈴ちゃん。
真選組に女がいないのは風紀の問題もあるだろうけど、この廃刀令のご時世刀を持つ女はかなり少ない。
侍=男ってイメージが強いというのもある、それに普通の女なら刀を握った時から、女捨ててる…気がする。
刀を持つということは、それなりの、覚悟が必要なんだ。
それを弥鈴ちゃんは…
「そして、お兄ちゃんは両親の様な医師になりたいといい江戸へ行きました。その選択は正しかったと思います
でもその当時は裏切られた気がして…それを窘めてくれたのも月姫さんです。でも、」
一息ついて、
「女のくせに戦場に出て、って風当たりは随分強かったです。そのため、拠点を決めないでふらふら放浪しながら治療を行ったり、戦いの援護をしたり
とても危険でした、戦場の真ん中では眠ることも休憩することもできませんから。
あんな所に一人でいては、耐えられなかったと思います」
『…みすずちゃん』
これ以上は…
「戦争が終わって、月姫さんは姿を消しました。私はお兄ちゃんを追って江戸に来て、医学を学び、医師となり、そうして今真選組。
真選組は…幕府の犬ですよ。私は天人が憎いです、もしかしたら今も攘夷活動を続けていたかもしれませんし。
でも、何故ここにいるのか、答えは一つです。
もう一度あなたに会いたかった、それだけなんです」
これはあたしが聞くべき話じゃ無かった、これは月姫と弥鈴ちゃんの話で、第三者で全くの無関係者であるあたしが、聞いていい話じゃ無かった
「でも、ここで再会した時の月姫さんは…」
ガチャ
「たっだいまかぐちゃ〜んっ!あり、弥鈴ちゃん来てるの?友香、誠も上がって上がって」
「…はぁ。月姫さん、話の続きはまた後で」
『うん…そうだね』
沙夜華が帰って来た、友香に誠も一緒のようだ。
あの話をこの人達の前でする訳にはいかない。正直ホッとした
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