二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜
- 日時: 2013/01/03 13:55
- 名前: 実咲 (ID: 2rVxal1v)
初めまして!実咲と申します。
実咲、学生のため更新が遅いこともあります。
荒しなどは、しないでください。
大好きな漫画・レッドレイヴンの小説、精一杯書きます!
キャラ崩壊がひどいです。ごめんなさい。
よろしくお願いします!
追記
名前を「故雪」に変えました。
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- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.38 )
- 日時: 2012/12/08 21:15
- 名前: 故雪 (ID: 2rVxal1v)
第十五話 「ごめんなさい〜コニー目線〜」
「どうして、知ってるの?」
アンディの声がすごく低くなった。表情も、怒りに満ち溢れている。
その様子に私は、すごくうれしくて 目を見開いた。
少し経つと、笑顔までこぼれてくる。
(やっぱり、キラちゃんの事を 一番わかっているのは・・・______)
私ね。絶対。
この世の、誰よりも。
あの世の、誰よりも。
アンディが悔しそうに眉を顰めながら、私の首を おもいっきり握った。
「ねえ、どうして?」
どんどん どんどん、その手に力は入っていく。
私は、どんどん どんどん、笑顔になる。
意識が遠のいてきたところで、私は やっと口を開いた。
「わ、たし・・・が、ね・・・・バジ、ル、と一緒に・・・キラちゃんをね・・・」
そこまで言うと、言葉が言えなくなるほど強く 首が絞められる。
目を瞑ると 大量の涙と、会心の 微笑みがもれてきた。
その間に、私は。
__________________三年前の、夢を見た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最近の私は、よく受話器を取る。
・・・スキャッグスの逆さ数字の一人、バジルとの作戦のため。
私とバジルは、認めたくないけれども 思考が一緒だった。
だから、だから_______________________
(キラちゃんに向ける目も、一緒だったのかしら。)
今は、キラちゃんの最期についての作戦だ。
「・・・キラの任務はその日だな?」
「えぇ、そうよ」
「じゃあ、またその日に。カストル・アルテでな」
「・・・えぇ。それじゃあ、また」
そう言って 会話は終わった。
(その日に、やっとこ・・・)
キラちゃんは。
完璧なままになる。
そう思うと、自然と口角が上がった。
約束の日。カストル・アルテ。
キラちゃんは、黙々と任務先へ歩いていた。
(・・・これで・・・)
私はきずかれないように、後ろからゆっくり ゆっくり、歩いていく。
そして、ハンカチを左手に・・・_______________。
「・・・ンー!」
キラちゃんは騒いだ。
だが、カストル・アルテは 鮮血の五日間のあった場所。そのせいで、町は荒れている。
そんな所に 人がいるわけもなく。
キラちゃんが大人しくなると 私は傷がつかぬよう、ゆっくりと地面にキラちゃんを置いた。
ザッ・・・。
そんな足音をたてて バジルはやってきた。
「・・・ちゃんと やっといたわよ」
「あぁ・・・。後は、俺の仕事だけだな・・・」
私は無言で バジルの手を見た。
(後、少ししたら・・・)
__________________キラちゃんは。
バジルの武器によって。
いなくなってしまう_______________。
バジルが手を振り上げたとき。
私は目を瞑った______________________________。
鈍い音がした後で 目を開けると。
死体となったキラちゃんが、すぐ目の前に。
私は 返り血を受けていて。
虚ろな瞳で 武器を持ってるバジルの手を見つめて。
「・・・これで・・・終わったな・・・」
バジルは空を見上げていて。
でも きっと。
考えることは同じなのだろう。
(・・・ごめんなさい。汚い私が最期を飾って________________)
バジルが先に帰って、私が本部に帰る前に。
私は キラちゃんの首に顔を付けた。
少し口を開けて、首を噛む。
どんどん どんどん 強く噛んでいく。
キラちゃんの首に少し 傷跡がついたのを確認してから。
____________________私は、微笑んだ。
一瞬だけ、キラちゃんが。
私のものになったような気がして。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
死んでしまったもう一羽の鴉は。
花瓶を割った時に運悪く転んでしまって、頭に当たってしまったと。
鴉たちは皆 そう考えた。
・・・それは。
____________一羽の鴉を除く、のお話___________。
鴉の巣で死んだ 一人の少女に。
お悔み受けたけど、だあれも涙は流さない・・・________________。
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.39 )
- 日時: 2012/12/08 21:35
- 名前: 故雪 (ID: 2rVxal1v)
第十六話 「隔離」
私は何故か 三年間。アンディの部屋から一回も出たことがありません。
・・・なんか、出てはいけないらしい。
と、言うより アンディ以外わからないから、出ても仕方がないのだけれども。
(・・・確か、私の記憶では・・・__________________)
三年前に 泣き声が聞こえた。
私の名前を呼ぶ泣き声が。
・・・ただ、それだけで。
他に何にも覚えていない。
唯一 確実に覚えているのは。
(私が 赤い髪の男の人を好きだったことくらい。)
でも アンディにその事を言ったら。
「そんな人、いないよ?」
と 少し睨むようにして言われた。
だから私は。
「いる!絶対いるよ!」
と 今日も言い返すのです。
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.40 )
- 日時: 2012/12/09 13:14
- 名前: めた (ID: UcmONG3e)
こんにちわ
コニーもいなくなっちゃいましたね・・・
隔離の私は、もしかしてキラ?
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.41 )
- 日時: 2012/12/09 14:22
- 名前: 故雪 (ID: 2rVxal1v)
めたさんへ
コメント&読んでくださってありがとうございます!
隔離の私 はキラです。
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.42 )
- 日時: 2012/12/12 16:26
- 名前: 故雪 (ID: 2rVxal1v)
第十七話 「本当は、〜ウォルター目線〜」
十二月に モニカも、コニーもいなくなって、レッドレイヴンにも 街にも少しざわめきが起き始めていた。
一部では、その二人がキラと仲が良かったことから キラの呪いじゃないか? そんな噂も流れ始めている。
ほら、今も。
「もしかして、キラの呪いじゃないか〜?」
男はふざけて笑う。
(・・・勝手に殺すなよ・・・)
俺はそう思いながら 棺桶を担いで歩いた。
「・・・二番目の執行人によって 刑を執行します」
一人任務だったからあっという間に任務が終わった。
スキャッグスを持ったこいつの一生も終わった。
棺桶の重さに、罪人の血の重さに、小さく一つ 溜息をついて。
俺は空を見上げる。
きっと、レッドレイヴンの執行人は全員 空を見上げたことがあるだろう。
罪人の血が重すぎて。
キラへ向けなければいけない視線が多すぎて。
(・・・自己愛が重すぎて。)
キラは可哀想だ。
誰にも愛されていなくて。
(俺はただ、赤毛の髪を好いてくれる君が好きなだけ。)
だから、優しい俺は。
可哀想な君の事を。
愛していたと、語りましょう・・・________________________。
結局、空にいたのは。
鴉一匹、ヒバリ一匹、駒鳥一匹。
仲良く賛美歌歌っているだけ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
作者から
・・・ウォルターが・・・!
ごめんなさい・・・・・・。
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