二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜
- 日時: 2013/01/03 13:55
- 名前: 実咲 (ID: 2rVxal1v)
初めまして!実咲と申します。
実咲、学生のため更新が遅いこともあります。
荒しなどは、しないでください。
大好きな漫画・レッドレイヴンの小説、精一杯書きます!
キャラ崩壊がひどいです。ごめんなさい。
よろしくお願いします!
追記
名前を「故雪」に変えました。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.33 )
- 日時: 2012/11/30 19:53
- 名前: 実咲 (ID: 2rVxal1v)
第十三話 「キラちゃんは、私〜コニー目線〜」
キラちゃんがいなくなった日から、三年。
モニカがいなくなった日から、二日。
相変わらず本部は今日も騒がしいです。
_____________________せめてもっと醜くなるまえに
なりたいです
キラちゃん。貴方のように。
(あの日吸ったキラちゃんの血は、まだ 私の体内にある。きっと)
私はキラちゃんのお墓を、ただ。呆然と見つめていた。
お墓の周りにある花は、不思議なことに薄桃色で。
余計にキラちゃんを思い出す。
「・・・もう三年がたつんだね。」
アンディも薄桃色の花を見つめながら、呟く。
「・・・そうね」
私はアンディにそっけなく返した。
空を見上げて、大きく伸びをする。
その様子を見てアンディはクスリと笑うと、こちらを見て聞いてきた。
「コニー、お昼食べに行こう」
「いらない!・・・あっ・・・。」
しばらくの沈黙。
そのあとに、すぐ口を開く。
「・・・ダイエット中だから・・・」
「痩せてるから、必要ないと思うけど・・・」
「だって・・・三キロ増えちゃったのよ」
「一体、いつからさ・・・。」
「三年前から・・・」
「それ、普通だし・・・」
そう言って、「まあいいけど」と呟くとアンディは苦笑いした。
昼食も済ませて(私は食べなかったけれども。)私はアンディの部屋で話すことにした。
その時、後ろから声をかけられた。
「コニー?昼、食べなかったんだって?」
あいつだ。
「・・・ええ」
私は背中を向けたまま返した。にも関わらず、ウォルターは話しかけてきた。
「・・・キラの墓はもう行ったか?」
「・・・ええ」
「そうか・・・」
私はものすごい笑顔で ウォルターの方を振り向いた。
「・・・_________________キラちゃん、ずいぶん貴方の事、気に入っていたわね・・・」
ウォルターも微笑んで言う。
「・・・だろ?」
私は真顔に戻る。
ウォルターがこちらを見ていないとき、一瞬 目を鋭くさせた。
「・・・お兄ちゃんみたいにしか見えないのに、よくそれで喜べるわね」
「・・・だな」
すると、ウォルターは目を瞑りながら言った。
「・・・今でも、三年もたったけれど。まだ・・・
_______________キラに会える気がするんだよな・・・_______________」
「・・・」
嗚呼。
私はやっぱり・・・__________________
___________________赤毛の男が。ウォルターが。
許せない__________________。
アンディの部屋に行って、ウォルターの事を話してみた。
「レッドレイヴンの女って・・・やっぱりみんな ウォルターが好きなのかな?」
「・・・さあ?そうなんじゃない?」
私は少し頬を膨らませた。
「えー・・・じゃあキラちゃんって、あんなやつが好きだったの・・・」
アンディは眉をひそめてから、悲しげな表情になって呟いた。
「・・・そうかもね?」
アンディのその一言で私の表情は一気に凍りついた。
「・・・キラちゃんが、あんなやつを好きになるはずない!
だって・・・キラちゃんは、醜く汚れた人間に頼らず、美しいまま”完全な少女”のままでいなくなったのよ?」
そう、美しく。綺麗なままで。
「・・・そう信じたいね・・・」
「・・・せっかく。私たちが・・・__________________」
さっきから会話がかみ合っていないからか、しばらくの沈黙。
そう。キラちゃんの死は。
私と バジルしかしらない。
だって、血を吸ったのは・・・
__________________私なのだから・・・_________。
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.34 )
- 日時: 2012/12/01 00:28
- 名前: めた (ID: UcmONG3e)
こんばんわ!
キラって本当に死んじゃったんですね・・ひょこッと出てくるかと思っていたら・・・
キラの死とコニーは関係があるのでしょうかね?
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.35 )
- 日時: 2012/12/01 15:23
- 名前: 実咲 (ID: 2rVxal1v)
めたさんへ
キラちゃんは・・・これから書くので詳しいことは言えませんが・・・。
一応、死んじゃってます・・・。
でも、どこかででてきますよー!
キラちゃんの死に関係する人たちは、はい・・・。いっぱい(?)でてきます・・・。
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.36 )
- 日時: 2012/12/01 16:02
- 名前: 実咲 (ID: 2rVxal1v)
第十四話 「花〜コニー目線〜」
あれからしばらくの間は 任務が多くて、結局休めたのは12月24日・・・今日。
でも、本部の大掃除で。
大掃除を提案したのは 珍しく、アンディらしい。
・・・で、今。私はウォルターと一緒に キラちゃんのお墓清掃。
(・・・やっぱり、キラちゃんのお墓は いつみても輝いているけれど・・・___________________)
何故かやっぱり。
(空っぽな気がする________________)
しばらく呆然とお墓を眺めていると、後ろから手が伸びる。
「・・・花、かえてくる」
私はキラちゃんのピンクの花に伸びている手を思いっきりたたいて、止める。
バシッ!
いい音がなった後で、しばらくの沈黙。
(こいつにやらせたら・・・)
キラちゃんが汚れる。そんな気がする。
私は一瞬睨んでから、すぐに笑顔に表情をかえる。
そしてすぐに、花を掴んだ。
「・・・お花なら、私がかえてくるわ」
「・・・そうか・・・」
ウォルターは少し残念そうな顔をしてから、悲しげな笑顔で言う。
「花の色・・・ピンクがいいと思うぞ・・・」
私は目を鋭くさせて訊く。
「どうしてそう思うのよ?」
「・・・キラは、ピンクが好きだからな・・・」
まるで、キラちゃんに言うような様子で言うウォルターを 私は鋭い目で見た。
右手で握っていた花が、ぐしゃぐしゃになっているとも知らずに。
「でも キラちゃんはピンクが好きなことを知っていて 私に教えてくれたウォルターには感謝しないわ、絶対。感謝されるのは、私よ」
そう言い終えると 私は早足で本部に入った。
本部に着くと、私は花をもらいにモニカの部屋に行った。
モニカが死んでからは、その部屋は多目的室として使われている。
その部屋の掃除担当は確か・・・
(アンディ・・・)
私はモニカの部屋のドアを開けて、中に入った。
「・・・どうしたの?」
「・・・お花、かえに来ただけよ」
会話が終了して アンディが掃除を再開すると、私はお花を用意して戻ろうとした。
その時、アンディに声をかけられた。
「・・・そうそう、キラの事だけど・・・」
その一言を聞くと、私は急いで振り向いた。
「キラちゃんの事!?」
「・・・うん」
どんどんアンディの声のトーンが低くなっている事に疑問を感じながら、私は目を輝かせた。
「・・・キラの首に浅く傷がついていたのは知ってる?」
「うん!」
「どうして 知ってるの?」
少年のその一言に、少女は目を大きくした。
しばらくしてから、少女はおもいっきり口角をあげた___________。
- Re: レッドレイヴン〜黄色と、薄桃色〜 ( No.37 )
- 日時: 2012/12/05 20:48
- 名前: 実咲 (ID: 2rVxal1v)
お知らせ
この前、同じ名前の方を小説カキコで発見したので、名前を「実咲」から「故雪」に変えようと思います。
・・・という プチお知らせでしたー・・・。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
この掲示板は過去ログ化されています。