二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼〜恋情想起〜
- 日時: 2010/11/14 09:43
- 名前: 桜架 (ID: noCtoyMf)
これは、スレ主の妄想物語でございます。
うちと一緒に妄想してもいいよ〜、という心優しい方、
薄桜鬼の平助が好きな方、暇でしたらうちの妄想に付き合ってってくださいませ・・・・Σ
〜本編〜
平助中心ですが、他のキャラ妄想もはいっています。
そこらへんもスルーお願いします。
とにかく、妄想物語なので・・・・((汗
平助sideが終わったら、他のキャラのも書こうかな・・・w
エピソード壱>>1>>2>>3>>4>>5完
エピソード弐>>6>>7>>8>>9>>10>>11完
エピソード参>>12>>13>>16>>17>>19>>21>>22>>25>>26>>39完
エピソード四>>43>>44>>45>>46>>49完
エピソード五>>58>>67>>72>>73完
エピソード六>>79>>81>>86>>91
※すべてにこれから後日談をいれます♪
壱*後日談*原田>>56
弐*後日談*沖田>>51斎藤>>52土方>>57
参*後日談*
四*後日談*
五*後日談*
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- Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.25 )
- 日時: 2010/09/10 19:56
- 名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)
エピソード参『伝えられない・伝えたい』
〜平助side〜
あの日以来、千鶴とは会っていない。
屯所にいれば絶対に会うときがあるのに、会っていない。
飯の時間も一緒に居ないし、巡察だって一緒じゃなくなった。
あの日、自分で現実から目をそむけたのに、・・・・今更後悔してる自分がいる。
それがわかっているからこそ更に情けない。
・・・・今、お前に会いたいと思ってる自分がいる・・———
ある日・・・——
「平助」
呼ばれて振り返ると、そこには左之さんが立っていた。
正直、左之さんとは会いたくなかった。
俺は苦笑いを浮かべて「何?何かよう?」と言う。
左之さんは表情を変えず、ただ俺を無表情で見つめてから言葉を紡いだ。
「今日は全員で島原に行くらしい。土方さんからの命令だ」
土方さんからの命令?
なのになんで左之さんから俺に言うの?
疑問に思いながらも、俺は頷いてその場を後にした。
その日の夜、俺は巡察が会ったため、あとから合流することになっていた。
・・・・確かこの部屋だっけ?
一番奥の右部屋っていってたっけ?
俺は襖を静かに開いた。
「悪い、巡察で遅れ・・——」
伏せていた瞳をあげると、いるはずのない人がいて、思わず言葉を失う。
俺は目を見開きながら、相手を頭のてっぺんから爪先までじっくりと見る。
「なんで、・・・・どうして」
・・・・・どうして千鶴がココにいるんだ?
「久しぶり、・・・平助君」
懐かしい声。懐かしい姿。
頬を少し赤らめながら優しく笑う。
髪の毛を触って、照れを隠すしぐさ。
・・・・俺の、俺の大好きな人———
集まっているはずの新撰組幹部たちがいない。
そういうことかよ、左之さん。
俺を騙したって訳ね。
昼間の左之さんとの会話を思い出す。
全部この為かよ・・・・・。
・・・・自分で確かめて来いっつーことか。
俺は深くため息を吐いてから、一歩足を進めた。
- Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.26 )
- 日時: 2011/01/03 00:09
- 名前: 桜架 (ID: Jp7wPE2D)
エピソード参『伝えられない・伝えたい』
〜千鶴side〜
あの日から、私はお千ちゃんの家に居候していた。
『千鶴。 お前は一旦屯所から離れろ』
『え?』
『お互いに気持ちの整理をした方がいいだろ。
お前も、・・・平助も』
『でも、・・・・』
『土方さんには俺から言っておく。だから、心配すんな』
私は何も言えず、頷くだけだった。
数週間の間、屯所から離れて、昨日原田さんから連絡があった。
“島原に平助を行かせるから”と・・・・。
そこには“会いに行け”など、そのようなことは言われなかった。
きっと、“行くかは自分で決めろ”と言う意味なんだと思う。
原田さんの遠まわしな優しさ。
悩んだ結果、私は行くことに決めた。
———気持ちを伝えるために・・・・
そのあとはわからない。
もし、伝わらなかったとしても、聞きたいことはたくさんある。
私は覚悟を決めて、お千ちゃんに話すことにした。
——————————————————————
「そういうことだったんだね」
「うん。話せなくてごめんね?居候してる身だったのに」
「いーの!気にしないで!」
笑顔で受け止めるお千ちゃんがとても頼もしく見えた。
私も思わず頬が緩む。
「ところで、なんですれちがったの?」
「それは・・・・」
私はあの日のことを話した。
話終わると、お千ちゃんはくすくすとひとり笑っていた。
・・・・なんかおかしなことでも言ったかな?
私はお千ちゃんの反応に首を傾げる。
「千鶴ちゃん。それは・・・——」
「それは?」
お千ちゃんはそこまでいうと、しまったとばかりに口を手で押さえた。
「危ない危ない。これは、千鶴ちゃんが確かめなきゃ」
そういうとお千ちゃんは微笑む。
「でも、それって仕方ないことよね。
大丈夫よ。約束破ったわけじゃないじゃない」
「ううん・・・・」
私は静かに首を振った。
しかし、私が口を開く前にお千ちゃんが先に言葉を紡いだ。
「そんなことないわ。仕方のないこと。
出来事自体は偶然だし、片思いの時期はすれ違いもあるわ。
だから気にしなくていいのよ、千鶴ちゃん」
そういってギュッと私の手を握り、笑顔を私に向けた。
「今日会ってみれば、全部分かるわ。
だから・・・、元気出して?藤堂さんに気持ちを伝えるんでしょう?
なら、笑顔でいなくちゃ!」
「・・・・ありがとう、お千ちゃん」
お千ちゃんに出会えてよかったなと、今この時心から思った。
こんなに励ましてくれる人、他に居ないと思う。
そして、私のために色々と動いてくれたり、守ってくれたり、
・・・そんなことをしてくれるのは新撰組だけだと思う。
私は知らないうちに、いろんな人に支えられてきたんだ。
その夜、お千ちゃんに渡された綺麗な女の着物を着て、
私は平助君に会いに行った・・・———
- Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.27 )
- 日時: 2010/09/10 20:47
- 名前: 雅翠 (ID: 278bD7xE)
神文!
尊敬します!!
更新頑張ってください!
応援してます!!!
- Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.28 )
- 日時: 2010/09/10 21:13
- 名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)
*雅翠様*
神文だなんてとんでもないです!!
こんなうちを尊敬してくれるなんて・・・・(泣
有難うございます!!
- Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.29 )
- 日時: 2010/09/10 21:23
- 名前: 雅翠 (ID: 278bD7xE)
どう見ても神文ですよ!
僕のと比べ物にならないぐらい!!
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