二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼〜恋情想起〜
日時: 2010/11/14 09:43
名前: 桜架 (ID: noCtoyMf)

これは、スレ主の妄想物語でございます。

うちと一緒に妄想してもいいよ〜、という心優しい方、

薄桜鬼の平助が好きな方、暇でしたらうちの妄想に付き合ってってくださいませ・・・・Σ


〜本編〜

平助中心ですが、他のキャラ妄想もはいっています。
そこらへんもスルーお願いします。
とにかく、妄想物語なので・・・・((汗

平助sideが終わったら、他のキャラのも書こうかな・・・w



エピソード壱>>1>>2>>3>>4>>5
エピソード弐>>6>>7>>8>>9>>10>>11
エピソード参>>12>>13>>16>>17>>19>>21>>22>>25>>26>>39
エピソード四>>43>>44>>45>>46>>49
エピソード五>>58>>67>>72>>73
エピソード六>>79>>81>>86>>91


※すべてにこれから後日談をいれます♪


壱*後日談*原田>>56
弐*後日談*沖田>>51斎藤>>52土方>>57
参*後日談*
四*後日談*
五*後日談*

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Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.20 )
日時: 2010/09/04 21:51
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

*美帆様*

こんなお粗末物をいっきに読んでくださって
嬉しいです!!有難うございます!!!

応援も有難うございます!!めっちゃ頑張ります!!

Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.21 )
日時: 2010/09/06 18:09
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

エピソード参『伝えられない・伝えたい』


〜平助side〜




角屋(島原の店)を出て、ただひたすら走り続けた。
そして、曲がり角を曲がったとき、思わず目を見開いた。


俺の中で、何かがプツンと切れた音がした。
なんだ、これ。胸が引き裂かれたように苦しくて、痛い。
胸を片手で強く鷲掴みながら、目の前の光景に息を呑む。


なあ、千鶴。・・・覚えてるか?
俺がお前に約束したこと・・・・———




目の前の光景、左之さんの隣で見覚えのある・・・
いや、絶対に見間違えたりしない。——俺の好きな人、千鶴が女の格好をしていた。


「・・・・ち、づる」


かすれる声。これでも大きな声を出した。
腹の底から。

すると、その声が聞こえたのか、千鶴は反射的に俺のほうを見た。

まるで、——なんでいるの?

とでも言っているような表情で・・・——



「へ、すけ・・・君?」



引きつった顔で俺の名を呼ぶ。
そんな顔で俺の名前を呼ぶなよ・・・。
いつもの、優しい笑顔で『平助君!』て呼んで欲しかった。

俺はひとりでに泣きそうな顔で呟いた。


「ごめん、・・・邪魔したよな」

「・・・ちがっ?!」


言い訳はいいよ。もうわかってるから。
俺は無理に笑顔を作って、


「約束・・・・、俺だけか。・・・覚えてたの」



千鶴は何も言わなかった。
左之さんは俺たちの成り行きを見ているようだ。
・・・・邪魔者か。


「じゃぁ・・・な」

「——平助君!!」


俺はその場を駆け出していた。
ほとんど何を言ったか覚えていなかった。

ただ、わかっていたことは
千鶴が泣いていたことだけだった——



Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.22 )
日時: 2010/09/09 16:40
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

エピソード参『伝えられない・伝えたい』



〜千鶴side〜





頬に涙を伝いながら、わたしはただ平助君の小さな背中を見つめることしか出来なかった。
最後に見た表情かおは、 傷ついたような、裏切られたような・・・・
泣きそうな顔をしていた。


それを見て、胸の奥がズキンと痛んだ。
思わず声が出なかった。


——約束・・・・、俺だけか。・・・覚えてたの


平助君。違うの。
ちゃんと覚えてたよ?
というより、私だけが覚えてるかと思ってた。
だけど、ちゃんと覚えてくれてたんだね。


ごめんね?
覚えててくれてたのに、・・・・私も覚えてたのに・・・
約束破っちゃって。




以前した約束。

——いつか、女の格好をする日が来たら、
・・・・平助君にだけ見せること———


そう約束したとき、
平助君はすごく嬉しそうに笑ってくれた。

・・・・なのに、私は・・・——



だけど、今頃反省したって・・・後悔したって遅いよね。


ごめんね・・・、 ごめんね。
尽きることのない後悔が、雫となって頬を伝う。


「千鶴・・・。すまねぇな。
女の姿をみせて・・・元気付けようとしたのが、 裏目に出ちまって」

「お気になさらないで下さい。
私が全部悪いんです。 ・・・・私が、全部」



目を伏せて、そう呟くけど段々語尾が小さくなっていった。
そんな私の頭を撫でて慰める原田さんは、本当にやさしい人だなと思った。


「お前のせいじゃねぇよ。平助が悪いんだ」

「平助君はわるく・・——」

「いや、平助が悪い。女を不安にさせるようなことをするからだ」

「・・・・・?」



俯いていた顔を上げて、首をかしげながら原田さんを見つめた。
どういう意味なんだろう?


原田さんは私の反応を見て、ただただ優しく微笑むだけだった。



  

Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.23 )
日時: 2010/09/10 18:04
名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: 3rAN7p/m)
参照: http://俺の名はロックオン・ストラトス

こんにちは♪
凄くいい話ですね!!
がんばってください!!

Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.24 )
日時: 2010/09/10 19:22
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

*奈絡様*

・・・奈絡だよね??
よく見つけてくれたね!!ありがとう!!

めちゃくちゃ頑張るよ☆


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