二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼〜恋情想起〜
日時: 2010/11/14 09:43
名前: 桜架 (ID: noCtoyMf)

これは、スレ主の妄想物語でございます。

うちと一緒に妄想してもいいよ〜、という心優しい方、

薄桜鬼の平助が好きな方、暇でしたらうちの妄想に付き合ってってくださいませ・・・・Σ


〜本編〜

平助中心ですが、他のキャラ妄想もはいっています。
そこらへんもスルーお願いします。
とにかく、妄想物語なので・・・・((汗

平助sideが終わったら、他のキャラのも書こうかな・・・w



エピソード壱>>1>>2>>3>>4>>5
エピソード弐>>6>>7>>8>>9>>10>>11
エピソード参>>12>>13>>16>>17>>19>>21>>22>>25>>26>>39
エピソード四>>43>>44>>45>>46>>49
エピソード五>>58>>67>>72>>73
エピソード六>>79>>81>>86>>91


※すべてにこれから後日談をいれます♪


壱*後日談*原田>>56
弐*後日談*沖田>>51斎藤>>52土方>>57
参*後日談*
四*後日談*
五*後日談*

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Re: 平助’sエピソード ( No.5 )
日時: 2010/09/01 12:58
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

エピソード壱『それから・・・』



「千鶴ー、置いてくぞー」

「今、行く!!」


出かける気満々の平助。千鶴は準備に手間取りながらも慌てて平助の隣に来る。


「んじゃ、行くか!」

「うん!」


二人がはしゃいでるわけは、


「久しぶりだね。原田さんたちと会うの」

「そうだな。左之さんと新八っつぁんに会うの・・・楽しみだな」


頬を緩ませて無邪気に笑う平助。千鶴もその隣で頬を緩ませた。
今日は久しぶりに左之と新八とあう日。
総司は病気で亡くなってしまい、土方と一は戦死・・・。
再会を祝えるのはもう二人しか居ないのだ。
だから二人はそれだけでとても嬉しいのだ・・・・。



...とある居酒屋...


「ようっ!久ぶりだなあ、二人とも!!」

「永倉さん、お久しぶりです!!」


再開するなり新八は平助の頭をグシャグシャに掻いた。

「ぃててて・・・っ、新八っつぁんいきなり何するんだよ!?」


平助が新八のグリグリから逃げ切ったその時、
ガシッと平助の頭に誰かの手がのった。


「あんまり騒ぐなよ。・・・・久しぶりの再会だぞ?」

「左之さんっ」


平助は驚きの反面、とても嬉しそうに頬を緩ませた。


「おい平助。なんで俺と左之で反応が違うんだよ?」

「新八っつぁんが俺をいじめてくるからだろ・・っ」

「何言ってんだ。あれは俺の愛情表現・・・——」


言い争う二人を尻目に左之は千鶴に声を掛ける。


「久しぶりだな。元気だったか?」

「はい。 元気そうでなによりです」


千鶴と左之が楽しそうに喋っていることに気付いた平助は
ムスッと頬を膨らませて、左之と千鶴に近づいた。

「ちょいちょい左之さん。千鶴に近づき過ぎない?」


左之と千鶴はキョトンとした顔になる。
しばらくして、左之はニヤッと悪戯な笑みを浮かべて・・・。


「なんだぁ、平助。嫉妬か?」

「なっ・・・?!///そんなんじゃねえよ!!!」

「・・・嫉妬?」


焦る平助とは裏腹に、千鶴はイマイチ意味がつかめてなかったみたいだ。


「千鶴ちゃん、・・嫉妬の意味、わかんねえのか?!」


無駄に声のボリュームを上げて言う新八。
千鶴は「いえ・・」と少し焦ってから言葉を紡いだ。


「嫉妬の意味はわかります。・・ただ、平助君が何に嫉妬してるのか・・・・」


千鶴がそこまで言うと、三人は呆然としていた。
(えっ?なんか変なこといったのかな??)
一人焦っている千鶴をおいて、左之と新八は笑い始めた。
平助はというと、顔が赤いまま。


「よかったなあ、平助。千鶴ちゃんが天然で」

「ま、そこが可愛いとこだけどな」

「かわ・・・っ?!///」

「左之さん!!」

「俺は本当のことを言っただけだぞ?」


しれっと答える左之。 だけどどこか意味深な笑みを浮かべていた。
その笑みは、新八しか気付いていなかった・・・・。










エピソード壱『それから・・・』完

Re: 平助’sエピソード ( No.6 )
日時: 2010/09/04 21:54
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

〜追加紹介〜


沖田 総司...Okita Souzi...


土方 歳三...Hizikata Toshizou...


近藤 勇...Kondo Isami...


詳しくは>>4に同じく薄桜鬼をご覧下さいませ☆

↑の二方は、千鶴の義理の兄役をさせてもらいますw
左之さんたちは平助の兄役でw
近藤さんは千鶴達のお父さん役ですww

この設定でもよろしいなら
本編へどうぞ♪♪

Re: 平助’sエピソード ( No.7 )
日時: 2010/09/01 12:58
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

エピソード弐『現代☆バージョン』



「・・・ん」

「おはよう、千鶴ちゃん」


千鶴が目を覚ますと、目の前には義理兄あにの総司さんがいた。


「・・ぅわっ・・・?!総司さん!!」

「なあに?その反応。お化けみたいな言い草、傷つくなー」


悲しげに目を伏せてから肩を落とす総司。
千鶴はあわてて否定した。


「違います・・・っ、ただ・・・」

「・・・・ただ?」


総司は伏せていた顔を上げて、ニヤリと笑う(S発動)
その笑みに気付いた千鶴は、しまった!?とばかりに動揺する。
千鶴の反応を見ながらくすくす笑う総司。


「ただ、なにかなぁ? 気になるんだけど?」

「・・・・?!////」


千鶴の顎を上げて、甘えた声で近寄る総司。
千鶴の顔は真っ赤だ。


「いわないと・・・・、“キス”するよ?」

「・・・・・?!////」


更に真っ赤になった千鶴。
その反応をみた総司は、ついに耐え切れなくなり笑い始める。


「あはははは、冗談だよ、冗談」

「・・・・冗談に聞こえません・・///」


からかわれたことに頬を膨らませる千鶴。
(そういう反応が可愛くて、ついいじめたくなるんだよ)
総司はわざとしれっと答えた。


「僕は、あのまましてもかまわなかったけど?」

「総司さん!!///」

「冗談だって」


クスクス笑う総司。今度こそ拗ねた千鶴は「でてってください」
と総司の背中を押した。


———バタン


「本当、 可愛んだから・・・」

廊下でポツリ呟く総司の顔は、何処か幸せそうに緩んでいた。


Re: 平助’sエピソード ( No.8 )
日時: 2010/09/01 13:32
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

エピソード弐『現代☆バージョン』



「おはよう、お父さん!」

「おぉ、起きたか千鶴」


エプロン姿のお父さん(近藤さん)に思わず二度見してしまう千鶴。
総司はクスクス笑いながらテーブルに座る。


「お、お父さん?!」

「・・?なんだ?いきなり大声を出して」


(なんだじゃないよ!なにその格好?!)
お父さんの格好とは、ピンク生地にフリルのついた可愛らしいエプロン姿だ。
口をパクつかせる千鶴をよそに、総司はひとり、その反応を楽しむ。


「うるせぇ千鶴!二階までお前の声は筒抜けなんだよ・・・!」



そんなとき、もう一人の義理兄(あに)土方が不機嫌にそう言い放った。


「おぉ、トシも起きたか」

「・・・・?!」


千鶴からお父さんに目線を向けた土方は、呆然とした。


「親父?! なんだよその格好は!?」

「ん?隣家の人が下さったのだよ」

「だからって・・・?!」

「土方さんも朝から五月蝿いですよ」


総司は笑みを浮かべながら土方たちの会話に割ってはいる。


「総司、いい加減“土方さん”つうあだ名はやめろ」


再び不機嫌に総司に言い放つと、総司は更に目を細めて笑みを深めた。


「歴史で習ったんですよ。新撰組の土方さんは、泣く子も黙る“鬼副長”だって。
兄さんにピッタリじゃないですか」

「だからってなぁ・・・・、・・千鶴?」


今にも総司に掴みかかりそうな土方の背中に、千鶴は抱きついた。
お父さんはというと、気にせずに朝ごはんの支度を続けていた←


「・・・大声だして、すいません」

「・・・・千鶴」


涙目になった顔を上げて、必死に謝る千鶴。
総司はそれを面白くなさそうに見つめていた。


「あと、ケンカしないでください・・・」


すこし戸惑いながら、懸命に言葉を紡ぐ千鶴。
そんな千鶴に土方は小さなため息を吐いた。
(本当、かなわねぇな・・・・)
フッと微笑みながら、千鶴の頭にポンと手をのせる土方。


「俺の方こそ、・・・・すまねぇな、千鶴」


少し頬を赤らめる千鶴に「どうした?」と今度は悪戯な笑みを浮かべて問う土方。
総司はその間、殺気をみなぎらせていた・・・・。



Re: 平助’sエピソード ( No.9 )
日時: 2010/09/02 16:24
名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)

エピソード弐『現代☆バージョン』



「じゃあ行って来る」


スーツの様な制服をピシッと着こなす土方。(大学2)


「「「行ってらっしゃい」」」


三人揃って見送る。
お父さんはいまだにピンクのエプロンを着ていた。


「・・・お父さん、今日は剣道のコーチないの?」

「む?しまった!?今日は早いのだった?!」


お父さんは着ているエプロンをすばやく脱いで、
荷物を持って、


「戸締りをよろしく頼むな」


それだけ言って家を出て行ってしまった。
家の中は総司と千鶴、二人だけになってしまった。

その時、総司のケータイが鳴る。
総司はズボンのポッケからケータイを取り出した。
メール内容を見た総司はニヤッと笑った。
それに気付かない千鶴は、不思議そうに問いかけた。


「誰からだったんですか?」

「ん? 一君からだよ。今日は用事で早く行くんだって」

「そうなんですか」


千鶴はそれだけいって、用を終えたとばかりにリビングに戻った。
総司も後に続いてリビングに戻る。
それに気付いた千鶴は首を傾げた。


「行かないんですか?」

「うん。めんどうだし」


その言葉に千鶴は軽く顔をしかめる。


「斉藤さん待ってますよ?」

「僕、行かないって送っといたから大丈夫だよ」

「じゃあ、私はもう行きますよ?」


鞄を肩にかけて、玄関に向かおうとする千鶴を引き止める総司。


「一緒にいこうよ、千鶴ちゃん」

「・・・いいですけど、平助君もいますからね」


ニッコリ笑う千鶴は、何処か嬉しそうに笑っていた。
裏腹に総司はバツが悪そうに表情を歪ませた。


「そろそろ来ると思いますよ」


千鶴の言葉と同時にインターホンが鳴った。
千鶴は「平助君だ!」といって画面を見る。
画面にはピースしながら笑う平助の姿があった。
総司は無表情で画面を消す。


「総司さん?! 何消してるんですか!」



千鶴は頬を膨らませながら総司の顔を見上げた。
総司はニッコリと笑みを千鶴に見せるが、目が笑っていなかった。


「僕は二人で行きたいんだけどなぁー」


甘えた声を出す総司に、千鶴は少なからずドキッとした。
その証拠に顔がどんどん赤く染まっていく。
どんどん距離を縮められて、体が密着するその寸前・・・


「総司?! 千鶴になにやってんだよ?!」


平助がリビングにやってきた。
総司は悪戯な笑みを浮かべながらも、不機嫌な声で呟いた。


「見てわからない?キスだよ」

「・・・・なっ///?!」


顔が真っ赤になる平助。それと同時に拳が震えていた。


「総司、・・・てめぇ・・っ」


平助の怒りに気付いた千鶴はすぐに焦って答える。


「大丈夫だよ!からかわれてただけだから!!」


「ね?総司さん」と千鶴は笑顔で総司に相槌を求めた。
しかし、総司から返事はこなかった。
二人はしばらくの間、火花をちらしていた・・・・。





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