二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼〜恋情想起〜
- 日時: 2010/11/14 09:43
- 名前: 桜架 (ID: noCtoyMf)
これは、スレ主の妄想物語でございます。
うちと一緒に妄想してもいいよ〜、という心優しい方、
薄桜鬼の平助が好きな方、暇でしたらうちの妄想に付き合ってってくださいませ・・・・Σ
〜本編〜
平助中心ですが、他のキャラ妄想もはいっています。
そこらへんもスルーお願いします。
とにかく、妄想物語なので・・・・((汗
平助sideが終わったら、他のキャラのも書こうかな・・・w
エピソード壱>>1>>2>>3>>4>>5完
エピソード弐>>6>>7>>8>>9>>10>>11完
エピソード参>>12>>13>>16>>17>>19>>21>>22>>25>>26>>39完
エピソード四>>43>>44>>45>>46>>49完
エピソード五>>58>>67>>72>>73完
エピソード六>>79>>81>>86>>91
※すべてにこれから後日談をいれます♪
壱*後日談*原田>>56
弐*後日談*沖田>>51斎藤>>52土方>>57
参*後日談*
四*後日談*
五*後日談*
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- Re: 平助’sエピソード ( No.15 )
- 日時: 2010/09/04 20:24
- 名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)
*猫龍様*
早速のコメありがとう!!
神文だなんて・・・・///嬉しい、ありがとう^^
けど、猫龍のほうがずーっと神文ッスから☆!!
応援ありがとーう(^▽^)
- Re: 平助’sエピソード ( No.16 )
- 日時: 2010/09/04 20:42
- 名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)
エピソード参『伝えられない・伝えたい』
〜千鶴side〜
「え?」
私は永倉さんの言ってることがよくわからなかった。
というか、聞き取れなかった。
「だから、今日は島原にでも行って、パァァーっとやろうぜ!!」
「・・・・でも、私は」
いってもいいのかな?私お酒飲めないけど・・・・。
ひとりでに焦っていると、原田さんが私の頭に手を添えてきた。
「お前には拒否権ねぇぞ」
「えぇえ!? なんでですか?!」
拒否権なしって・・・・、なぜ?!
原田さんを見上げながら更に焦り度上昇。
すると原田さんは私の反応を見ながらフッと微笑んだ。
「最近お前、 元気なかったろ?いつも縁側でひとりボーッとして。
みんな心配してんだよ」
「あ・・・」
そんなに私、元気なさそうだったかな?
自分ではいつも通りにしてたつもりだったのに・・・・。
縁側で考え事してるときも、みんなが居ないときなのに・・。
「そんな、元気ですよ!」
「誤魔化すなよ。お前は表情に出やすいからな。
いつも溜め込みすぎだ」
クシャッと私の頭を撫でて優しく微笑む原田さんに、思わず涙が出そうになった。
・・・・・みんな、心配してくれてたんだ。
居候してる身分なのに、 迷惑かけちゃったな。
「心配かけてすいません・・・。ありがとうございます」
頭を深く下げながら、私はお礼を言う。
原田さんは、その間も私の頭を撫で続けていた。
今日は原田さんたちの好意に甘えさせてもらおう。
そしてその分、明日からもっと頑張ろう!
- Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.17 )
- 日時: 2010/09/04 21:20
- 名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)
エピソード参『伝えられない・伝えたい』
〜千鶴side〜
・・・・はっきりいって、来なければよかったっ!?
島原には一回、潜入捜査で行った事があった。(※詳しくは薄桜鬼で☆)
そのときは私が芸者でみんなにお酒を配っていたけど、今日は違う。
ほかの芸者さんたちが振舞っていた。
そして話は戻って、なぜ来なければよかったかというと・・・・。
私は平助君の方をチラッと見た。
・・・か、囲まれてる?!
平助君は2,3人の女の子たちに囲まれて楽しそうに喋っていた。
前に一度、平助君に言われた言葉がある。
『俺は“酒”が目当てなんだ』・・・・と。
なのに・・・・。 平助君も女の人目当てなんだ!!
ひとり嫉妬しながら、手元にあった飲み物を一気に飲み干す。
・・・、コレ、お酒?!
「ケホッ・・・」
初めてのお酒で咽てしまう。
それに気付いた原田さんは「大丈夫か?千鶴」と背中をさすってくれた。
「大丈夫です」といいながら、私は笑って見せた。
「外に行って風にでもあたってくるか」
「・・・・はい」
私は原田さんの言葉に素直に頷いた。
だって、平助君のあんな姿、・・・・見たくないから・・・。
「夜風、 気持ちいいですね」
「そうだな」
隣で優しく笑う原田さん。私も思わず笑みをこぼした。
すると、原田さんの頬が少しずつ赤く染まっていった。
・・・・? どうしんだろう、私、何かしたのかな?
首をかしげてみせると、原田さんはボソッと呟いた。
「平助が惚れるのも、無理ないわな・・・・」
「・・・・え?」
よく聞こえなかった・・・。
原田さんは「いや、なんでもない」と苦笑いを浮かべてから言葉を紡いだ。
「お前、無防備すぎるのも良くないぞ?」
原田さんはそういって、私の頭を優しく撫でる。
私は原田さん言ってる意味がイマイチわからなくてキョトンとしていた。
「で?今度はどうしたんだ?」
「・・・・え?」
「いきなり自棄酒なんて、千鶴らしくねぇだろ?
もっとも、お前、酒飲めないしな」
・・・・見られてましたか。
誰かに見られていたことに恥ずかしくなってくる。
誤魔化そうとしたけれど、真剣な眼差しにそれを押しとめられてしまった。
原田さんに相談した方がいいのかもしれない。
新撰組でもっとも良心的な原田さん。きっとのってくれるはずだ。
わたしはすべて正直に話した。
「——つまり、嫉妬してたってことか」
「・・・・はい」
話したはいいけど、恥ずかしくてつい俯いてしまう。
原田さんは私の反応に笑いながら声を掛ける。
「恥ずかしがらなくても平気だって。ま、それは心配しなくて大丈夫だしな」
・・・だ、大丈夫なコトなのかな?
私は原田さんを静かに見つめる。
「あぁ、大丈夫だ。だから、気にするな」
「・・・・ハイ」
私は納得もいかないながらも、頷くしかなかった。
原田さんはため息を吐くと、クシャクシャと頭を掻く。
「アイツもアイツだよな。 しゃあねぇ・・・」
「・・・原田さん?」
今度はなんだろう??
またもききとれなくて再び首を傾げる。
すると、不意に手首をつかまれ・・・
「平助を驚かせにいくぞ」
「え・・・っ?!」
それはどういう意味ですか?!
私はただ原田さんに引っ張られていった・・・・。
- Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.18 )
- 日時: 2010/09/04 21:40
- 名前: 坂田 美帆 (ID: fTO0suYI)
- 参照: http://yaplog.jp/19980618/
いっきに読ませてもらいました!
とても面白いです^^
これからも、頑張ってください☆
応援しています♪
- Re: 平助’sエピソード 〜薄桜鬼〜 ( No.19 )
- 日時: 2010/09/04 21:48
- 名前: 桜架 (ID: q9W3Aa/j)
エピソード参『伝えられない・伝えたい』
〜平助side〜
俺はさっきから周りをキョロキョロさせていた。
理由は一つ。 千鶴の姿が見当たらないことだ。
いつの間にか俺と新八っつぁんと芸者だけで、左之さんも見あたらない。
まさか・・・——
俺は嫌な予感がして立ち上がる。
「藤堂はん、どないしてはったん?」
「平助、いきなりどうした?」
俺は新八っつぁんと芸者の言葉を無視して部屋を飛び出した。
——まさか、二人で抜け出しかよっ!?
まえまえから思ってた。 二人の仲がいいこと。
今日だって千鶴を元気付けるために、左之さんが計画した。
正直焦った。
俺はどうせ、悩み事を聞いてやることしか・・・・
震える肩を、抱きしめられなくて、手を握ってやることしか・・・・
できねぇんだから。
だからいつも素直な左之さんが羨ましかった。
「どうした?なにがあった?」と素直に聞けて。
「大丈夫か?」と声を掛けて。
「平気だって」と頭を優しく撫でて。
大変なご時世とか、生意気なこといって言い訳して、
いつも逃げてた。
自分の気持ちに気付いてたのに、無理矢理蓋をしてた。
散々逃げてたのに、今頃他の男と楽しそうに喋っているなんて
想像しただけで苦しくなる。
嫉妬してる自分が情けなくて、嫌になる。
伝えたいのに伝えられないんじゃない。
伝えようとしてないだけだっ・・・!!
俺は拳を握り締めながら千鶴を探した。
ただただ夢中で走り続けた・・・。
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