二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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《銀魂》アルバイト剣士、月詠壱里参上! 七夕騒動篇
日時: 2011/02/25 19:46
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

 ポルタと申します。
 二次小説を書くのは初めての初心者です。

 さて今回は「銀魂」の二次創作小説となります。
 
 文章っていうか、文才が死ぬほどない奴なので、どうか手加減をお願いします……。

 この小説を見て下さったあなたは偉人です。
 コメントを下さった方はマジ神様です。

 どうぞ、ごゆっくりしていってください!
 

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Re: 《銀魂》アルバイト剣士、月詠壱里参上! ( No.20 )
日時: 2011/01/21 18:46
名前: 甘夏 (ID: qYb1FB/A)

どうも!
甘夏と申す者です
かっこいいですねお兄さん!
自分もあんな兄が居たらな…と思います!

初心者同士頑張りましょう!

Re: 《銀魂》アルバイト剣士、月詠壱里参上! ( No.21 )
日時: 2011/01/21 19:46
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

>甘夏さん

 どうも、初めまして!
 コメントありがとうございます&あなたさまは神です。

 ふふふ、お兄ちゃん(零くん)は考えに考えました!
 こんなお兄さんがいたら、どんなにいいことか……うちには、ゲーム大王の弟しかいません(泣)。

 甘夏さも、初心者なんですか!
 お互い、頑張りましょうね!

 また見に来てくださいね。

Re: 《銀魂》アルバイト剣士、月詠壱里参上! ( No.22 )
日時: 2011/01/21 20:08
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

第十一話『ギャップに惚れるって定番だよね』

 乱舞した血しぶきは——きらきらと輝く。
 そして、その美しさに、魅了されてしまいそうなほどに。

 その血は、私ではなく——天人のものだった。

「ふうん——天人でも、赤い血が出るのはいるんですね。珍しいです……いつか天人を斬ったときには、青い血が出ましたっけ」

 そんな風に、兄ちゃんはひどく冷め切った声で——声を上げられず血を流して倒れた天人を、軽蔑するような目で見つめる。

 そう、蔑視。
 琥珀色の、闇より深い瞳に、血まみれの天人は映らない。

 兄ちゃんの手には『幽月』と彫られた刀。
 ゆっくりとそれを鞘におさめて、私に左手を差し伸べる。

 いつかと同じ、左手を。

「立てますか?」
「う、ん……」

 私は、曖昧に答えて、その手を握った。
 そのまま、立ち上がる。

「ぜ、ろさん……?」
「今の、何アル……?」

 新八と神楽ちゃんが、呆然としたまま突っ立っている。

「おいおい……あの速さ——バケモンじゃねえか」

 銀さんが——呆気に取られたまま、答える。
 木刀を、手に握ったままだ。

「うふふ」

 と、兄ちゃんは笑う。
 何となく、不気味だ。

「僕は——腕っ節には自信があるんですよ。伊達に、《裏の万事屋》をやっていませんから」
「裏の万事屋?」

 銀さんが、首を傾げる。

「頼まれれば、何でもやる。万事屋と同じでしょう? いろいろと——危険な仕事もあるんですけれど、ね」

 くすりと、兄ちゃんは含み笑いをした。
 
 そう。

 兄ちゃんは——目にも留まらぬ速さで敵を斬る。だから、まるで姿が霞んでいるように見えるため、『幽月』の異名を取っていた。
 よく分からないけれど、『虚獣』という異名もあったそうだ。

「今のは、妹を守るためにやったことですけれどね」
「兄ちゃん……」

 妹を守るため。
 そういって、いつも私を守ってくれる。

 だけれど、いつも思う。
      
 近いうちに、この人は——私の前から消えそうだ。

 私のために、私を守って。
 死んでいきそうだ。

 そこにいるのに、そこにいない。
 まるで、儚げな月のように。

「……っ」
「壱里、どうしましたか? どこか痛いですか?」

 振り向く兄ちゃんに、なんでもない、と答えて。
 私たちは、料亭の個室から出て行った。



 

 

Re: 《銀魂》アルバイト剣士、月詠壱里参上! ( No.23 )
日時: 2011/01/21 20:23
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

第十二話『一人暮らしし始めたら責任感はすぐに育つ』

「ところで——壱里」
「ん?」
「さっきの、真っ二つにしたっていうのは何なんでしょうね?」
「ううっ!!」

 私は、ぎくりとして声をあげた。
 
「あなた——本当に、僕に会いに来ただけですか?」

 兄ちゃんの、琥珀色の瞳が光る。
 目ざとすぎるよ、兄ちゃん。

「本当のことを言うとね……」

 私は、そこで言葉を切った。


 暖簾をくぐると——店の外には大量の天人がいたからだ。



「……っ、銀さん」
「どうするアル?」

 新八と神楽ちゃんが、銀さんの顔を覗き込む。
 やはり、銀さんも強くて信頼されているのだろう。

「ここは俺がやる」

 と、銀さんが言った。
 死んだような瞳は——まるで夜叉のような鋭い光が宿っている。

「僕がやります。一般人が睨まれたらお終いですよ。連中は尋常じゃない数ですから」

 兄ちゃんだった。
 まるで、クラス委員決めで渋々、手を挙げる子供のように立候補する。

 そうして、刀を抜きかけた兄ちゃんに。


「私がやる」


 と。

 強固に、断言してみせた。

 揺らがない。
 ゆるぎなく、そこに存在し続ける意志を持って、宣言してみせた。

「壱里!」
「私は、一人でやってみたいんだよ」

「兄ちゃんから離れて。
 兄ちゃんじゃなく、自分の力で——生きたいんだよ」

「…………」

「それじゃあ、天人さん!」

 と、その雰囲気を押し切るように、私は大きな声を出した。








「鬼さんこちら、手の鳴る方へ——!!」

Re: 《銀魂》アルバイト剣士、月詠壱里参上! ( No.24 )
日時: 2011/01/22 06:20
名前: 甘夏 (ID: qYb1FB/A)

どうも!また来ちゃいました
わ、私が神だなんて……それは違います!
神はポルタ様ですよ!

ゲーム大王……私のとこにはうるさい妹と零くんとは全てが違う兄が居ます。
零くんと交換したいです…!出来ないけど。

また来ますね!


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