二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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《銀魂》アルバイト剣士、月詠壱里参上! 七夕騒動篇
日時: 2011/02/25 19:46
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

 ポルタと申します。
 二次小説を書くのは初めての初心者です。

 さて今回は「銀魂」の二次創作小説となります。
 
 文章っていうか、文才が死ぬほどない奴なので、どうか手加減をお願いします……。

 この小説を見て下さったあなたは偉人です。
 コメントを下さった方はマジ神様です。

 どうぞ、ごゆっくりしていってください!
 

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Re: 万事屋、バイト募集中!! ( No.1 )
日時: 2011/01/17 20:11
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

オリキャラ

月詠壱里 つくよみ・いちり
年齢 十六歳
性別 ♀(女)

容姿 顔は可愛い。着物は、動きやすそうな短いもの(お通ちゃんみたいな)。着物の柄は星が多い。髪の色は金髪、瞳は赤い色。

性格 元気な暴れん坊。とにかく動いていないと落ち着かない、クラスに数人はいる男子みたいな、男勝りな女の子。お洒落に全く興味がなくて、そのため、顔が可愛いのにモテない。普段は体育会系なのに、落ち込むと一言も喋らなくなる。感情が顔に出やすい。

二つ名 『壱撃破壊(ファウストブレイク)』。
    『跳躍飛行(スプリングフライト)』。

その他 兄の零を尊敬していて、同時に好意を持っている。
    戦闘能力は、滅茶苦茶高い。
    兄に守ってもらっている分、自分も恩返しをしようと日々奮闘している(ほとんど空回り)。
    

Re: 万事屋、バイト募集中!! ( No.2 )
日時: 2011/01/23 15:11
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

月詠零 つくよみ・ぜろ
年齢 十七歳
性別 ♂(男)

容姿 銀髪に琥珀色の瞳の、美少年。背が高く、華奢な細身。なんとなく、優雅なかんじを連想させる。着物は、闇のような黒い色。

性格 いつも口調は敬語。大人しいが、優しい性格。しかし、キレると手がつけられないくらいに暴走する。普段は妹想いの若干シスコンな兄貴。壱里の世話には慣れていて、一番扱いが上手い。

二つ名『虚獣(エンプティビースト)』。
   『幽月(ゴーストムーン)』。

その他 眠っている『本能』が目覚めると、暴走する。
    裏稼業のような仕事をしていて、修羅場はくぐっている。

Re: 万事屋銀ちゃん、バイト募集中!! ( No.3 )
日時: 2011/01/18 16:47
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

第一話『何事も勢いが肝心』

 坂田銀時。
 神楽。
 志村新八。
 ……ついでに定春。

 開業からこれまで、『万事屋銀ちゃん』は、この三人(一匹?)だけで活動していた。個性豊かなメンバーたちは、これまでにたくさんの事件を解決していたし、この三人の力だけで事足りていたからだ。

 ……しかし。

「ねえ、銀さん。アルバイトとか雇ってみたらどうですか?」

 と、新八もとい眼鏡が提案したのだ(逆かもしれないがどうでもよし)。 これは、単なる思いつきであり、店主である銀時の反応もよくなかった。

「あのなあ、新八。この万事屋は、開業以来、この三人だけで活動を進めてきたわけだよ。今更他人の手を借りるなんざ、そんな軽々に言わないでほしいね」

 なんて、少し格好いい台詞を決めた銀時だったのだが。
 神楽が、それに割り込んできた。

「えー、どうせ、私達に安い給料渡すのだけで精一杯だからアルよ。ここは万事屋じゃなくて万年金欠屋ネ。これだから変に格好つけた銀髪のおっさんは」
「ぐは! バレたかっ! そしておっさんって言うな!」
「バレるに決まってるでしょ!」
「当たり前ネ。愚か者」

 そんなことに気がつかない鈍感がいるわけがない。ましてや、ずっと彼と行動を共にする新八と神楽である。銀時は隠し通せると思っていたらしいが、それは甘かった。

 神楽は、銀時の座る机に身を乗り出し、

「バイトアル、アルバイトアル!」

 と、拳を突き上げた。
 後ろに「捕鯨反対!」のストライキの文字が見えそうな抗議のしかたである。

 それを受け、面倒くさそうに、銀時は耳をほじる。
 そして、

「お前の話し方は分かりにくすぎんだろ! ややこしいわ! アルバイトだかアルマイトだか分かんなくなってるっての!」

 と、揚げ足をとるような突っ込みを入れた。

 銀時が揚げ足をとるときは、決まって自分の望まない方向に物事が向かっているときだ。

 それを知っている新八は、

「いいじゃないですか、銀さん。看板娘に結野アナみたいな娘が入ってくるかもしれませんよー」

 と、嫌味ったらしく言う。

「現実はそう甘くはないよー、銀さんは大人だからねー、子供っぽいなぁ君らー」

 と、無表情に言った。
 甘いもの好きな中年が何を言うか、と新八と神楽は心の中で毒づいたのだった。

「とにかくバイト! アルバイトアルー!」
「そうですよ。銀さんだけじゃ頼りないですし」

 二人の勢いに、銀時は——、

「……勝手にしろ……ったく」

 と、投げやりな態度を取った。


 ……こうして。
 町中に「万事屋銀ちゃん、バイト募集中!!」の安っぽい貼紙が貼り掲げられることとなったのだった。
 

Re: 《銀魂》万事屋銀ちゃん、バイト募集中!! ( No.4 )
日時: 2011/01/18 17:10
名前: ポルタ (ID: MMm5P7cR)

第二話『人生はゴールのない迷路』

「ぬぅ、迷った」

 少女は——そんな風に、至極単純に、状況が分かりやすい呟きを漏らした。手には、何度も折りたたんだり開いたりしたと分かるような、折り目だらけの地図が握られている。

 そして、耳をつんざくようなクラクションの音が聞こえた。
 後方に、急停車した自動車の窓から顔を出す男がいた。

「おいガキ! 道のど真ん中に突っ立ってんじゃねえよ!」
「ガ、ガキぃ!?」

 後ろにも渋滞した列があるとか、謝らないととか、そんなことを気にもせず、「ガキ」にだけ、反応した。

 すらりと、腰に差した刀を抜き——、まるで見せ付けるように、高く掲げてみせる。

「月に代わってお仕置きよ! なんちって」

 そんな、某人気アニメのような決め台詞のあと、少女は——、


 車を真っ二つに切り裂いた。


 男は、唐突に分断されてしまった自分の愛車を見て、

「あ——ああああああっ!」

 と、絶叫した。
 それを見て、悪びれもせず「てへ、やっちゃった」などと、少女は頭を掻く。

 まあいいか、と少女は刀を鞘へと戻した。
 美しい光を放つ木刀には『壱撃破壊』の文字が刻まれている。

 少女は、身軽に、まるで。

 鳥が飛行をするように、
 バッタが跳躍するように、

 屋根をひゅんひゅんと伝い、身軽な動作を繰り返した。

 そして、少女は自分を奮い立たせるために——田舎から江戸までやってきた経緯を回想し始めた。


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