二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む
日時: 2011/09/18 18:51
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

はじめまして、私は刹那と言います。

えっとこの小説は、『学園アリス』のニ次元小説です。
主人公が違ったり、登場人物が違ったりするけど、気にしないでください。

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Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.15 )
日時: 2011/09/20 10:45
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『棗の挑戦状』

午前の学校が終わってから、薫は委員長にこの学校の大まかな事を地図を見ながら教えてもらった。

裕「ここは、初等部の館で僕達が授業を受ける館。で、こっちが、中等部の館。で、ここが、高等部の館。先生達が普段いる本部はここ」
薫「年齢によって学校が違うの?」
裕「うん。外で言うと、初等部が『小学校』、中東部が『中学校』、高等部が『高校』かな」
薫「へ〜。あっ!ここは?」
裕「そこはセントラルタウンだよ。いろいろなものがそろっているところなんだ」
薫「へ〜」
裕「この学校はイベント行事がたくさんあるんだ」
薫「そうなんだ!何か楽しみだな〜」

薫と委員長が教室へ戻ると、棗が薫に向かって言った。

棗「お前、1週間以内にクラスに溶け込めなかったら正式に入学できないらしいな」
薫「!!!...何でそのことを」
棗「まっ、このままだと確実に入学は無理だな」
重田「おぉっほっほっ」
棗「チャンスはやらなくもないけど、そこから見える北の森。あの森に行って無事に帰ってこられたら、入学することを認めてやる」
薫「北の森?」

その時、委員長が恐ろしそうな顔をして言った。

裕「そんなの無茶だよ!あの森は危険だから普段立ち入り禁止になって」
棗「別に無理にとは言ってねぇ。恐ければ、学園から出ていけばいい」
裕「そんな...」
棗「やんのか?」

薫は悩む事なんてしなかった。薫にはもう帰れる場所などなかったから。

薫「認めてもらえるのなら」
棗「不慣れな新入りってことで、道案内に特別、友達行かせてやるよ」
薫「そんなのいい」

棗は薫の方を見た。
薫は真っ直ぐな目で答えた。

薫「これには、誰も巻き込みたくない。道もさっき地図を見たから、だいたい分かる」
棗「んじゃあ、交渉成立ってことで」

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.16 )
日時: 2011/09/19 22:37
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『北の森へ』

薫は今、北の森の入口に立っていた。棗からの挑戦状は、北の森に入って無事に帰ってくる事。

薫“これを達成しなければ、棗は認めてくれない。棗が認めないと、私は、この学園にいることができなくなる。がんばらなきゃ!”

薫が中に入ろうとしたその時、後ろから誰かに呼ばれた気がした。振り返ると、委員長が底なし沼にはまっていた。

裕「たっ助けて!薫ちゃん!」
薫「委員長!!?何してんの!?」

薫が委員長を助け出し、入口まで運びながら聞いた。

裕「薫ちゃん一人で行かせるわけにはいかないよ。僕もついていく!」
薫「いや。来ない方が、安全だと...」
裕「だって薫ちゃん、北の森のこと何もしらないでしょ?僕が案内するよ」
薫「でっでも...」

薫は委員長に帰った方がいいと言おうと思ったが、完全に聞く気ゼロなので、仕方なくついていくことにした。

裕「薫ちゃん気をつけてね。この森には変なのがいるって言うし...」
蛍「もうすぐで、変なのが出たりして」
薫「蛍!!蛍も来たの!?」
蛍「当たり前でしょ。学級委員として見逃せないもの」
薫“また、やりずらくなった”

薫は心の中で、そう思った。自分一人なら、護身術があるしいざとなったら、他のアリスも使える。だけど、二人を守りながらでは、満足に戦うことができなくなる。

薫「はぁ〜」

薫はため息を漏らした。

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.17 )
日時: 2011/09/20 07:52
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『森の不思議な動物』

薫達は、周りに注意しながら前に進み続けた。
すると、一件の家が見えてきてその前に、何かが薪を割っているのが見えた。

薫「何だろう?」

よく見てみるとテディ—ベアが薪を割っていた。
すると、委員長が震えた声で言った。

裕「かっ薫ちゃん、そのくまから離れた方がいいよ」(泣)
薫「?何で?」

薫が答えると同時に、そのくまがいきなり襲ってきた。

薫「!!!」

間一髪のところで避けた薫は、委員長に聞いた。

薫「委員長、何アレ!これもアリスの力!!?」
裕「そっそうだよ。あれはMr.ベアと言って、森の番人と言われいる、最強のクマなんだよ」
薫“くそっ、これくらい大したことはないが、無効化しか使えないとなると厄介だな”

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.18 )
日時: 2011/09/20 09:12
名前: ポコ (ID: 5YBzL49o)



おぉ〜Mr.ベア登場ですかっ!!
続きが気になりますね.+゜ゎくゎく.+゜(o(。・д・。)o).+゜ぅきぅき.+゜
更新がんばって下さい!!

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.19 )
日時: 2011/09/20 10:09
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)


そのころ、初等部B組の教室では...。

?「なあ、あの転校生、北の森攻略できると思うか?」
?「無理無理。まず、ベア—に勝てるわけないだろ」
?「だな。ベア—にリタイアで、10ラビット」
?「俺、50ラビット」

*ラビット=円  1ラビット=100円

?「けど、意外とやるかもよ?体術的に」

そこへ、ファンクラブ会長の重田が通りかかって、笑いながら言った。

重田「まさか。今頃、化けの皮がはがれてるわよ。ねぇ〜、棗君」

棗は恐ろしくて近づけないくらいの空気をだして言った。

棗「ここはなんでもねぇ奴がのこのこ入ってこられるほど、甘くねェって事くらい分かってんだろ」

この時、教室にいるすべての人が思った、『あいつ、マジで棗の恨み買ったな』と...。
棗は、薫が北の森に行った後、ずっと考えていた。薫から感じた無効化以外の力の事を。

棗“あいつ、確かにあの時、無効化以外の力を使おうとした。でも何だ?アリスは、一人に一つしかないはずだ”



当の本人は、ベア—の攻撃を避けるのに必死だった。正確には、委員長や蛍を守りながら。

裕「薫ちゃん!!」
薫「委員長、危ないから下がって!!!」
裕「ほっ蛍ちゃん。薫ちゃんを助けて...」

委員長が蛍の方を向いたら、蛍の姿はなく、代わりに大きな芋虫がいた。すると、中から蛍が出てきた。

蛍「この寝袋シートは、芋虫一号と言って、衝撃に優れており危険なところではもってこいの代物です」
裕「何言ってんの〜」
薫「くそっ!」
裕「かっ薫ちゃん〜!!」

蛍は、中からリモコンを取り出し操作した。すると、どこからともなく像が現れて、勢いよくベア—に水を噴射した。

ドドドドドドッ

水を浴びたベア—は、急に倒れてしまった。

薫「何したの?」

薫の問いかけに答えず、またリモコンを操作して、今度はキリンの形をした車を来させて、それに乗りベア—を後にした。

裕「昔、ここの生徒で人形を作ると必ず、魂が宿るアリスの持ち主が居たんだって。その人が初めて作ったベア—が、あのベア—らしいよ」
薫「まあ、どれだけ凶暴でもぬいぐるみだから、水をかけると動かなくなるのか」
裕「でもどうして、最初からやらなかったの?」
蛍「オトリがいなきゃ、水なんてかけられないでしょ」
薫「と言う事は、私がオトリか...でもまあ、助かったよ、ありがとう」

薫が笑顔でそう言ったので、蛍の顔が少しだけ赤くなった。
すると、3人ともお腹が空いていたので、そこらへんで食べ物を探して火を焚いて、食べた。
食べてる時、薫は委員長と蛍に棗の事を聞いた。

薫「そう言えば、あの棗って何なの?」
裕「棗君は、薫ちゃんはあまりかかわらない方がいいかも」
薫「え?」
裕「得体が知れないんだ」
蛍「分かっているのは、あいつは炎のアリスで、大人ももて余すほどの能力者って事」
薫“大人も、もて余す...か”
蛍「そして、この学園を憎んでいる」
薫「憎む?」
裕「よくないうわさがあるんだ。棗君のそばにいられるのは、幼馴染の、乃木流架君だけ」
蛍「とにかくあいつは、学園で一番危険なアリスの持ち主よ」

薫は、そこまで聞くと『自分はどうなのか』っと言う疑問が出た。

薫“私は、『無効化』以外にも『炎・水・風・雷』のアリスがある。炎が一番危険なら、私はどうなるの?”


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