二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む
日時: 2011/09/18 18:51
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

はじめまして、私は刹那と言います。

えっとこの小説は、『学園アリス』のニ次元小説です。
主人公が違ったり、登場人物が違ったりするけど、気にしないでください。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14



Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.30 )
日時: 2011/09/21 13:56
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『薫は何系?』

鳴海「薫ちゃん」

授業が終わり、薫がベンチで座っていると鳴海先生が声をかけてきた。

薫「鳴海先生」
鳴海「これから、初めての合同授業だね」
薫「合同授業?」
鳴海「週に一度、初等部と中等部が一緒に授業をするんだ。全員が4つのクラスに分かれてね」

薫は首をかしげた。

薫“4つ?”
鳴海「この学園では、アリスの種類を大まかに4つに分けているんだよ」

話が長かったので、大まかにすると...

1つ目 『潜在能力系クラス』
一般的によく知られてる超能力のクラス。
透視・瞬間移動・予知・幻覚などなど。

2つ目 『技術系クラス』
何かを研究したり、作ったりするクラス。
発明・科学・料理・魂を入れるなどなど。

3つ目 『体質系クラス』
体質に大きく関係するクラス。
フェルモン・高速移動などなど。

4つ目 『特別能力系クラス』
↑の3つに当てはまらないクラス。
無効化・ドッペルゲンガ—・影使いなどなど。

5つ目 『危険能力系』
種類に問わず、その能力が危険とみなされたクラス。
炎・悪霊使い・雷などなど。
                       以上

薫「それじゃあ私は、特別能力系ってことだね」
鳴海「そう言う事。それじゃあ、僕は体質系のクラスにいかないといけないから」
薫「はい。ありがとうございました」

鳴海と別れてから、特力系の教室に行こうとした時、あることに気がついた。

薫“そういえば、特力系の教室ってどこだろう。聞くの忘れちゃった”

薫が何気なしに歩いていると、棗が木に背中をつけて、本を読んでいた。

薫「何してんの?もうすぐ授業でしょ?」
棗「関係ねぇ」

棗は、本から目をはなさずに言った。

薫「ム...あんたねぇ」
?「へぇ〜、堂々と授業さぼりか。幹部生はいい身分だな」

薫は声のする方を向くと、ちょうど通りかかった中等部の人達が突っかかってきた。

中等部「あれ〜。こいつ、うわさの転入生じゃね」
中等部「ホントだ〜。確か、棗のパートナーだとか」
薫“身長や制服から見て、中等部の人達か”

棗は立ちあがって立ち去ろうとしたら、中等部の人が怒って来た。

中等部「言っとくが、俺はお前みたいな危険な奴が幹部生だなんて、認めてないからな!幹部生だからっていい気になってんじゃねぇぞ!」
中等部「大体、お前が幹部生でいられるのは、ただペルソナのお気に入りってだけの事だからなぁ」

棗は相変わらず、後ろを向いたままだった。
すると、とたんに中等部の人の右腕から炎がでた。

中等部「こいつ、アリスを使いやがった!」
中等部「わっわぁあああ!」

あわてて、水をかけて火を消した。

中等部「おい、ペルソナ!棗がここに...」
棗「呼ぶなら呼べよ。そのかわり、奴が来る前にお前ら黒こげにしてやる」
中等生「うっ...」

薫はこの時、棗が何で嫌われているのか分かったような気がした。
炎のアリスだからと言うのもあるが、もっと他にあると、思った。

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.31 )
日時: 2011/09/21 14:00
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)


>ぽこすけさん

もちろん!

って言うかタメの方が私もいいな〜と前から思っていたんですよ。

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.32 )
日時: 2011/09/21 15:33
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『初めての先輩』

棗が行った後、薫は中等部の人達から八つ当たりされてた。
まあ、絶対にあたりはしなかったが......。

中等部「こら、逃げんな!」
薫「逃げなきゃ、当たるじゃん」
中等部「このやろう!!」
薫「あっ!」

薫は髪の毛が長く結んでいても腰まであったので、髪を引っ張られて木から落ちてしまった。

薫「イッタ〜。何するんですか!」
中等部「お前が逃げるから悪いんだろ」

薫は間一髪のところで、攻撃を避けたが中等部の人達の八つ当たりは、終わらなかった。

中等部「このやろう!!」
薫「危ないから、やめてください」
?「あぁ?何だ、うっせぇな。安眠妨害で訴えんぞ」
薫「え!?...キャア!!」

薫は、木の上から声がしたのでびっくりして、足を滑らしてこけてしまった。

薫「イッタ〜」
?「わりィ、わりィ。大丈夫か?」
薫「えっええ。なんとか」
中等部「あっ安藤!」

安藤と呼ばれたその人は、左目の下に黒い星のマークがあった。

薫“この人、制御マーク付けてる!”
安藤「へぇ〜、お前らに下級生をいじめる趣味があったとはなぁ」
中等生「てめぇ、安藤!...!!?」

中等生達は、構えたまま、金縛りにあったように動かなくなった。

安藤「やっと気ずいた?遅すぎだね。お前らとっくに俺のテリトリー以内だっつうの」
中等部「安藤〜」(怒)
中等部「この、中等部の落ちこぼれが!こんなことしてただで済むとおもってんのか!」
安藤「ふん。その落ちこぼれに...すっ扱ばされるお前らは何だっ点だよ」

中等部の人は、何もないし、動いてないのに扱けた。

中等部「てってめぇ〜」
薫「すっすごい」
安藤「今のが、秘伝の『影操り』んで」

安藤は、2人の影に文字を書き始めた。

薫「一時間、スクワット?」

その時、急に中等部の叫び声が聞こえた。
見ると、2人とも影に書いたのと同じでスクワットをしていた。
薫は安藤と一緒に、その場を離れた。

安藤「あれが地獄の『影言霊』。影の上に文字を書いて操るのさ」
薫「へ〜。あっ!さっきは、ありがとうございました」
安藤「それより、お前能力別クラス行くとこだろ?」
薫「はい。特別能力系へ行きたいんですけど、分からなくて...」
安藤「あー!もしかしてお前か。特力に入った、新しい転入生って」

薫は、そこまで有名になってしまったのかと思った。

薫“まあ、入学前にあんなことしたんだし、当然か”
安藤「なら、話は早いな」
薫「え?」
安藤「俺は、中等部A組、安藤翼。影使いのアリスだから、特力系なんだ。よろしくな、後輩!」
薫「はっはい!よろしくおねがいします!」

薫は、こんな気軽に話せる人が先輩だなんて、思ってもみなかったのでうれしかった。
翼先輩に連れられて、特力系のクラスへやってきた。薫は、もっと変な場所だと思っていたので、案外普通だと思った。

翼「俺たちは変人クラスとか言われているけど、俺に言わせりゃあ、この学園で一番まともだと思うけどな」

翼先輩はそう言いながら、中に入っていった。薫も入ろうとしたその時、突然翼先輩が倒れたので、何事かと思った。

?「おっそーい、翼!!」
翼「美咲!てめぇ!」
美咲「今日は、新入りが来るって言ったろ!準備に早く集まれってあれほど...ん?」
薫「どっどうも」
美咲「へぇ〜。皆来たよ!新入りが!」

薫は、急に前に出されたので恥ずかしくなったが、そんなものは一気に吹っ飛んだ。『ようこそ!新入生』と書かれた旗があり、皆が拍手で迎えてくれたのだ。

皆「ようこそ、特力へ!」
翼「うちは少人数なだけに、クラスの結束が固いんだ。仲間は大歓迎」
皆「名前何て言うの?」
薫「明石薫です。よろしくお願いします」
皆「薫ちゃーん」「かわいい〜」
?「特力系クラスの担任の野田です。これから一緒に勉強しましょう」
薫「はい!」

美咲先輩が、皆のアリスを教えてくれた。

美咲「野田っちは、『タイムトリッパ—』なんだ」
薫「『タイムトリッパ—』?それって、過去や未来にいけるってこと?」
美咲「そっ」
翼「典型的な特力系だ」
野田「まだ未熟だもので、時空のひずみに吸い込まれて、しょっちゅう消えてしまうんです」
美咲「先生までこんな感じだし」
翼「人一倍、家族的にやってんだよ」
野田「確かに問題児も多いですが、とってもいいクラスですよ」

薫は、とてもうれしかった。こんなクラスに入れて。

翼「変人と呼ばれる引き換えに、やりたいことをやる、言いたいことを言う、誰にも縛られない。自由がモットウだ」
美咲「そっ。ここの暮らしを楽しめばいいの。自分らしければそれでいいんだ」

薫“母さん。私、やっと自分の居場所を見つけたよ”

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.33 )
日時: 2011/09/21 17:07
名前: 夏蜜柑 (ID: /UPoVEcS)

刹那さま。
初めまして・・・・・?
コメントありがとうございます。
頑張って下さい♪

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.34 )
日時: 2011/09/21 18:27
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『翼先輩のアドバイス』

薫は、昨日の事があってから、毎日が楽しくなってきた。
誰にも縛られない、ここの生活を楽しく、自由に過ごす。そのことを、翼先輩と美咲先輩から教わった。

薫“お母さん。私、どんな困難があっても、ここの皆と一緒なら、なんでもできる気がする。見ていてね”
翼「お〜い。薫」
薫「あっ!翼先輩!美咲先輩!おはようございます」
翼「よう。さっそくだが、今日の昼休み時間あるか?」
薫「え?」
美咲「初等部の子達と一緒にお茶しようと思ってさ。無理かな?」
薫「いえ。大丈夫です。友達連れていきますね」
美咲「うん。お願い。じゃあね」
翼「じゃあな」

翼先輩たちと別れた後、薫はさっそく、晏奈ちゃんと万祐ちゃん、それと委員長を誘った。

晏奈「翼先輩と美咲先輩?」
薫「うん。今日の昼休みに、皆でお茶しないかって」
裕「でも、中等部の安藤先輩って言ったら、けっこう問題起してるって」
薫「大丈夫。2人とも、とっても優しいから」
晏奈「薫ちゃんがそう言うなら」
万祐「うん。私達も一緒に行くよ」
薫「ホント!ありがとう」

話が終わると、チャイムがなった。だけど、棗たちは教室を出て行こうとしていた。

薫「ちょっと、棗!どこいくの?授業始まるよ?」
棗「うるせぇ!」
薫「ちょ...!」

それから、昼休みになったので、翼先輩と美咲先輩と友香先輩に棗の事を話した。

薫「棗たち、気に入らない先生の時は、出ていくみたいだから...」
裕「僕も、何度か注意したことあるんですが...」
晏奈「言う事聞いてくれないし」
万祐「恐いし」
美咲「ふ〜ん。なるほどね」
友香「まあ、日向棗って言えば、中等部でも有名だからな」
薫「あははは。(^_^;)そんなに有名なんだ」
翼「まあ、まずさぼってる連中を巻き込む事だ。どうせ、お前らが何言っても、相手にしないんだろ?」
裕「はい」
万祐「すごい。どうして分かるんですか?」

翼は美咲と友香に顔を合わせてから、左目の星を指差した。

翼「これ、何だと思う?」
薫「制御面とかの一種ですか?」
美咲「そうだよ。制御印って言うんだ」
友香「簡単に言えば、呪いの印だな」
薫「呪い?」
翼「学園には、こうゆうのをつかさどる厄介な奴もいるんだよ」
友香「制御印は、かけた人にしか消せないし、場合によっては、激痛を走らせることもある」
美咲「棗の奴も、似たような事されてるんじゃない?」

薫は、教室で前に見かけたときのお面を思い出した。

薫「それじゃあ、翼先輩も同じことを?」
翼「昔な。だから、棗の気持ちも少しは分かる。学校に駒として扱われ、絶望と孤独でどうしたらいいのか分からないのさ」
薫“絶望と孤独”
翼「だから、後はお前がどうするかだ」
薫「え?私が?」
友香「棗の心の底にある怒りを、楽しみに変えてやるんだ」
晏奈「怒りを」
万祐「楽しみに?」
美咲「この前いったでしょ。なんでも楽しむの。あんた、そう言うの好きでしょ」
薫「はい!」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14



この掲示板は過去ログ化されています。