二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜
- 日時: 2012/01/18 22:35
- 名前: ペールラ (ID: hFu5/zEO)
パァン!!
森の中、銃声が響いた・・・。
「仕事の邪魔するからだよ。」
ドシャッ
肉の塊が血だまりの池に倒れた。
そして、彼は・・・いや、彼女は返り血を浴びた頬をぬぐって、再び仕事に戻った。
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- Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.127 )
- 日時: 2012/04/20 17:13
- 名前: フルーラ (ID: asn158NG)
それぞれが贈ったものに、意味があるなんてすごすぎる?!
そして、それを小説に書いているペールラもすごいね!!
この後の展開楽しみに待ってマースww
- Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.128 )
- 日時: 2012/04/22 18:08
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
フルーラ様
いや、調べれば結構でてくるもんでwwww
そんなことないです!
はーい、ありがとーございまーす^^
- Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.129 )
- 日時: 2012/04/22 20:40
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
第39話「思い出オモチャ箱」
メ「はぁ・・;重い;」
両手はプレゼントの山。
少しヒールがあるブーツ。
なれないスカート。
大好きなジャズ。
メ「・・・・。」
これが全部自分の為だと思うと不自然に感じた、あまりにも壮大すぎるパーティ。
全く馬鹿げてる。
メ「まぁ・・・。」
ありかな?と思ってしまう自分も馬鹿げてる。
こんなにもらって・・どうすればいいんだよ。
裏の自分がぶつぶつと文句を言ってくる。
でもいいんだよ。
大好きな人がいて。
大好きな奴らがいて。
それがたとえあの、小瓶のように消えても。
———————————————過去——————————————
バタン
メ「・・・。」
ふぅ、と短く溜息が吐かれる。
小さな箱をチラ見した。
メ「・・・。」
胸騒ぎが起きるのはなぜだろうね?
ゆっくりと箱のふたを開けた。
メ「・・・・うっそ・・。」
小瓶が消えた。
アリスとか言う子に会った後のすっかり朝の日差しが入り込む時間。
———————————————————————————————
メ「・・・・ドア開けらんねーじゃん。」
両手が荷物いっぱいだから置いてこようと思ったら・・・。
メ「・・・バカだ・・俺・・。」
そんな簡単な事も忘れちゃうぐらい浮かれてきてる・・。
開ける手段がないから、
メ「こじ開けるか。(キリッ)」
後ろに少し下がってドアに蹴りを入れようと足を高々と上げた瞬間・・
ガシッ
メ「ぅえ!?」
足を誰かに掴まれて両手いっぱいの荷物がバランスを崩した。
怒ろうと後ろを振り返る。
ボ「なに足で蹴り破ろうとしてんだよ;」
メ「だって!」
一つ文句を言い終わったらパッと足を離してくれた。
ボ「それに今のあんたはスカート。」
メ「それがなに?」
んなもん気にするか、とそんな顔をして言ったら呆れ顔で溜息をついた。
ボ「もうちょい自覚しろよ・・・。」
メ「??」
ボ「あんた女だろ?もうちょい自覚しろっつってんの。」
言いながら後ろからボリスの手がノブにかかった。
メ「なに苛ついてんの。」
ボ「・・・こっちの身にもなれよ・・(ボソッ)」
メ「??;」
すこし独り言が多いけど・・なんだかんだ言ってドアを開けてくれた。
なんて神士な猫なんでしょねー(棒読)
メ「お、サンキュー^^」
ちゃんとお礼を言おうと少し顎をあげた。
ボ「ん。」
ぶっきらぼーだなぁ・・。
ボリスが動くたびにファーが揺れて、頬につく。
メ「・・いーな・・このファー・・。」
ボ「ん?いいだろ、これ。」
にぱーと笑う猫。
あったかそう。ふわふわでモコモコで・・・。
メ「そのファー、ください。」
つい口走ってしまった。
ボリスは目を少しまるくした後、にこっと笑って、
ボ「俺の物になってくれたらいいよ。」
メ「なに!?」
あのふわふわのファーと引き換えに自分か・・。難しい賭けだ・・。
いや、ファーの為なら・・・
いやいやいや;>ペールラ
メ「だったらいいや。」
ボ「一瞬考えたよね?;」
メ「キノセイダヨー。」
メ「さて、荷物置いてくか。」
相変わらずオイルの匂いはなれてしまった。
なれた匂いと言えば煙草の匂いも・・。
ボ「なに考えてんだ?」
メ「まだ・・いたんだ;」
ボ「一応待ってる。」
メ「いいよ、待たなくて。」
ボ「・・あんたは他人に優しいよな。」
メ「・・ぼくはアリスなんかじゃないよ。」
そんなこといわないでよ。
ボ「でも、自分にも厳しいよな。」
メ「・・・・。」
ある意味じゃ似たアリスと僕。
でも、
メ「・・ぼくは家族以外に愛なんてもらったことなんてなかった。」
アリスは大好きな人から離れられた。
僕はそんな経験したことない。
むしろ他人を好きになることなんてなかった。
すい・・・
そんなうつろな思考の中、何かが目の前を通った。
メ「・・・。」
目でそれを探した。
そして・・
メ「・・あった・・。」
だが、そんな言葉なんて無視してそれはゆっくりと外の森に向かっていく。
メ「まっ・・・!」
待って。
置いていかないで。
メ「母さん・・!」
ダッ!
ボ「お、おい!」
ボリスを押しのけてそれを追いかける。
なんで追いかけるかなんてわかりなんてしない。
でも、追いかけなくちゃって思考が早く信号が送られた。
ザザッ
ザッ
メ「どこ・・!?」
周りを見渡しても木が笑ってくるだけ。
探しても探しても。
見つからない。
メ「!いた!」
そして、それを見つけた。
苦いものなんていらない。
甘いものもいらない。
あの匂いも、プレゼントもいらない。
食べられてもかまわない。
だから待ってほしい。
どこに向かってるかなんてわかってる癖に?
もう少しでとどきそう。
手を伸ばせば届く。
メ「っ・・・」
思いっきり手を伸ばした。
メ「お願い・・!」
その願いを聞き入れたかのようにそれは手に収まった。
それをゆっくり開けると小瓶になっていた・・。
メ「・・・おかえり。」
目の前に立っていたもの。それは扉。
目の前の物に気付いた瞬間、
メ「・・・疲れたのかな・・。」
まぶたが重くなって目を閉じた。
- Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.130 )
- 日時: 2012/04/22 22:12
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
「そして幕は閉じる。」
キラキラと光る世界。
ゆらゆらと揺れる意識。
メ「・・・夢・・。」
珍しい。
夢を見ずにこの世界に来るなんて。
メ「でも、ナイトメアは今・・パーティに・・。」
そう、今ナイトメアはパーティに出席している。
それとも、疲れてばたんきゅーか?
ナ「残念ながらそうだ!」
メ「自慢する事じゃないでしょ・・;」
てか、そーなのかよ。
いつの間にかばたんきゅーとは・・。
ナ「なんだ、気づいてなかったのか。」
メ「まーね。」
メ「それにしても、どうしてこんなところに?」
ナ「・・また、扉の前に来てしまったようだね。」
メ「・・・まぁね。」
ナ「小瓶に導かれ、いつの間にか扉の前に、か?」
メ「あれ?詳しいじゃん。」
ナ「心の聞こえたんでね。よっぽど必死だったみたいじゃないか。」
メ「うっさい。」
ナ「あれさえ捕まえられればかまわないと?」
くっくっくと肩を揺らしながら言った。
メ「・・・。」
人の好きにさせてよ、と言葉にはしなかった。
でも、多分読めるだろう。
ナ「いや、すまない。気を悪くするな、メアリー。」
ナ「さて、その小瓶は今、君の手のうちにあるはずだろう?」
メ「?今は持ってないけど、起きれば手の中だよ。」
ナ「それを持って、君はどうするんだ?」
メ「・・・いざという時は。」
帰る。
ナ「・・・・。」
急に真剣な顔つきになった。
どうやら僕の心の声が聞こえたようだ。
ナ「君は帰っても一人だろう?」
顔を近づけて言ってきた。
・・・・・一人では、ないよ・・。
ナ「どうせ、戻ったところで部屋には何もない。時計も、あの匂いも。」
ナ「私たちも跡形もなく消える。」
ナ「それでも?」
覗き込むように言った。
メ「それでも・・・。」
帰らなきゃ。
ナ「・・・君は変なところで頑固だな。」
はぁと溜息をついた。
そしてにやりと色が悪い唇をゆがめる。
ナ「これが何か分かるかな?」
目の前に掲げられた白い手。
その中にあの小瓶があった。
メ「なっ・・!どっから・・!」
ナ「君のポケットに入ってたのさ。」
ど、どうして!?
ふつーはないはずなのに・・!
ナ「私にもわからない。」
ゆらゆらと瓶越しにナイトメアの瞳が見える。
ナ「でも、ここにあるのは確かだ。」
メ「じゃあ、向こうにある小瓶は!?」
ナ「向こうにあるのも確かだ。」
メ「どうゆうこと!」
ナ「ここと向こうの小瓶は同じもの。」
メ「・・・・?」
ナ「つまり・・・」
ナ「ここにある物を割ってしまえば向こうの物も割れる。」
メ「っ・・!返して!」
取り戻そうと必死に手を振るがそれをすいすいと避けられる。
ナ「じゃあ、試してみるか。」
すっと横に小瓶を持った長い腕を横に出して、グッとにぎった。
メ「やめてよ・・。」
ナイトメアは静かに再び口をゆがめた。
メ「・・・・。」
動けない。
足が張り付けられたように。
地面がないくせに。
ビキッ
ナ「さぁ、壊れるぞ?」
からかうような口調で言ってくるナイトメア。
ビシッ
ピキッ
どんどんと壊れようとする小瓶。ぽたぽたと透明な液が流れる。
空いているナイトメアの片手がゆっくりとメアリーの前に出された。
ナ「これで君は帰れなくなる。」
パチン!
ナイトメアの指の合図。
その同時に動けるようになる。
メ「・・・・小瓶は・・。」
ゆっくりと小瓶を持っていた手が開かれた。
メ「・・・・。」
絶望的だった。
修復不可能なくらいばらばらだ。
ぽたぽたと零れる液体。
ナ「さぁ、これで帰れなくなったな。」
じんわりと白に滲む世界。
残るのは自分だけ。
・・・・・・・・・・パリーン!・・・・・・・・・・・・・・・・・
メ「・・・・。」
なんか騒がしい。なんで騒がしい?
ピ「ちゅう・・?」
メ「・・・・ピアス?」
よく見ればピアスだけでなく色々な人が自分の前に集結している。
でも、アリスの姿だけ見当たらなかった。
ボ「あ、起きた。」
ディ「うわーん!(ガバッ!)」
メ「ぐえっ;」
ダ「帰る気だったの?帰る気だったの!?ねぇ!」
メ「うえーっ;離してぇー;」
ふと、握っていた手に違和感を覚えた。
ゆっくり開こうとした。
でも、その手が止まる。
メ「・・・・。」
怖い。
夢の中みたいになってたら・・。
メ「・・・。」
決心して手を開いた。
その手の中には、
メ「・・・小瓶・・。」
自分の手は破片に刺さって赤い液が出ていた。
ピ「あれ?それ、小瓶?」
エリ「あ?小瓶?」
ブ「あぁ、そうか、彼女も余所者か。」
エス「そっか、そりゃぁもってるよな^^」
ユ「だが、小瓶なんて今まで見たことないぞ?」
ピ「・・・でも、」
全員小瓶に目を向けて口をゆがめた。
「ばらばらだね。」
多分全員同じ事を考えたのだろう。
もう扉の声なんて聞こえない。
マフィアな帽子屋。その下にいる怖い三月ウサギ、さらに血に濡れた双子。
ヒステリックなハートの王女。潔癖症白ウサギ。迷子なハートの騎士。引きこもりの時計屋。
なぞなぞが好きなチェシャ猫。勘違いしやすい遊園地のオーナー。
身体が弱い芋虫。それを支えるトカゲ。
不眠症の眠りネズミ。
二つの面をもったさみしいjack。
全員身を守るため、大切な人を守るためと銃を撃ちまくるあり得ないこの世界は。
歪んでいる。
独占欲が強いこの住人たちは、気に入ったものなら何が何でも『玩具箱』に『ハート』や喜ぶように四つばの『クローバー』でも摘むだろう。『アニバーサリー』なんていつでもやれる。わざわざババ抜きとかしたら『ジョーカー』を抜く。
それほどドロドロに甘やかす。
『返さない』
そうして幕はとじる。
いや、むしろ何かが始まる。
End...
- Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.131 )
- 日時: 2012/04/22 22:57
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
あとがき
本当に終わりました。
やっとか。>byユリウス
いやぁ、長かったもんですねwww
そうね。>byアリス
軽く説明
アニバーサリー=祭り
初めて知ったんだけど!(・д・;)
マジバカですねwwwww>byぺータ
やっと調べる気になって調べたんですよ!そしたらマジかよって話。
バカパール>by双子
うっせぇ双子と白ウサギ。
最後意味わかんないね。ほんとね。
でも、ここまで見て下さった方がいるだけで光栄です!
ちなみにカット集とかは?>byボリス
ん〜?ないよ。
えぇ!?>全員
え、なんだよ。清々すんだろ?
いや、以外・・。>byピアス
はい、これは本当に終わりです。多分コメントが来なければこれが私の最後の舞台です。
そんなさみしいこと言うなよ>byエリ
優しいね。ありがと。
実はメアリーさん、私の中での他のオリキャラの名前だったんだよねw
!?>byブラッド
さて、まぁ茶番は置いといて・・・ ((茶番だったのか・・・>by全員
ジョーカーさん、お願いしますw
はーい>byジョカ
Shh・・・
lady&gentleman!Aliceinwonderrand?NO!heartinwonderrand!
BadEnd?HappyEnd?ToulEnd?She is whathappens?
lt is you to decide!
This curtain is closed....
ペールラ?お願いします。
おk!
The Black raven becme an angel
Ican not perfct for...
以上です!
んじゃ、皆さん前へ!
「「「「thank you!!」」」」
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