二次創作小説(紙ほか)
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- フェアリーテイル〜爆発の滅竜魔導士〜
- 日時: 2020/08/16 01:31
- 名前: AF (ID: YrQV5zvB)
X791年
【序章編episode.1〜episode.26】
——天狼島帰還後、平穏を取り戻したフェアリーテイルに、一人の少年が訪れる。少年の兄の捜索依頼を機に突如フェアリーテイルの命を狙う刺客達が現れ始める。
【闇の目編episode.27〜episode.48】
殺戮ギルド『闇の目』——少年の兄捜索依頼を機に現れた刺客達の正体はそのギルドに配属されていたのを知る。遂に闇の目は眼を開きエクシードを捕獲。殺しのプロと悪名高いギルドへ乗り込むフェアリーテイルの生死は如何に。
X???年
【エージェント・オブ・ミラー編episode.???】
初めましてAFです。
よくネット小説を読んだり、アドバイスを頂きながら文章の試行錯誤をしております。
コメントくださった皆様ありがとうごさいます!
2012/12/24 参照1000超、みんな、ありがとう!
2016/12/07 閲覧11111達成!ありがとう!
- Re: フェアリーテイル〜爆発の滅竜魔導士〜『闇の目編』 ( No.67 )
- 日時: 2016/09/20 16:57
- 名前: AF (ID: L3qeerbj)
episode.33 異次元獣
「ギヒッ!相手は3匹だ、数じゃこっちの方が上だぜ!」
「数の問題ではない…奴らの魔力は皆より上だ…」
ダイトは左手に拳を当て。
「やってみなきゃ分かりませんよ!」
「あんたナツの癖うつってない?!」
異次元獣が同時にナツ達に襲いかかり、全員構える。
「燃えてきたー!火竜の咆哮!」
炎から異次元獣が突進してくる。どうやら、全くダメージは無い。
「危ねっ!」
間一髪で回避する。
「ちぃ…アイスメイク城壁!」
ナツを通り過ぎた異次元獣を氷の造形魔法で衝突させ動きを止め、隙もなくジャンプ。
「アイスメイク戦斧!」
しかし避けられてしまい、グレイの攻撃で地面がめり上がる。
「ケケケ……大したことないなお前ら!」
「喋った!」
異次元獣「オレは元々一つの生物なのだ!」
そういうと3匹の異次元獣が一つとなり、魔力が大幅にアップしてしまう。
「1つのなったのならば、狙いやすくはなりましたね」
「ケケケ…まぁすぐに終わらせてやるぜ…」
口から無数の光弾を放つが全員一斉に避ける。
「へっ!こんなの余裕で避けれるぜ!」
ナツの後ろに残ってた光弾から異次元獣がテレポートする。
「馬鹿め!」
ナツを思い切り蹴り飛ばし岩に直撃させ煙を巻き上げる。
「ナツー!……てめぇ!」
グレイは腰を落とし、構えをとる。
ガジル「クソ野郎が、鉄竜剣!」
グレイの前をガジルが塞ぎ、異次元獣に向かって切りかかるが、ガジルの攻撃は相手の体をすり抜ける。
「なんだと!」
「光衝撃波!」
凄まじい光を纏った突風がガジルの体を切り付け、そしてガジルの足を掴み地面に叩き付ける。
「う……ぐ」
「なんて強さなの?!」
ウェンディは唾を飲み込み覚悟を決めた途端、ダイトは遂に異次元獣の目の前に立つ。
異次元獣「チビ……んぐう!」
言いかけた瞬間、異次元獣は口元を殴り飛ばされ視界が一瞬真っ白になる。
「いい加減にしろ」
グレイ「なんだ…?ダイトの魔力がいきなり上がった!別人みたいじゃあないか」
異次元獣は立ち上がり魔力を高め始めると、地面にヒビが入る。
「……」
ダイトは異次元獣と二人だけになれるように地面を輪状に爆破させる。
「もしかして一人で奴を倒す気か?!」
異次元獣「馬鹿が、そんなに死にたいか!」
異次元獣は場外に居る皆に向かって、指先から光弾の雨を降らせる。間もなく皆の悲鳴が聞こえる。
「貴様……」
ダイトの目付きが変わり魔力の流れも豹変する。
皆は後の戦闘で魔力を温存するため力があまり出せない……、それはきっと分かり合ってるだろう。
「来いよ」
右靴をつま先をトントンと軽く地面に打ち挑発する。
円形状外の皆はやられたように感じたが、エルザの飛翔の鎧の効果で素早く光弾を破壊していた。
「こっちは無事だぞダイト!」
「ありがとう……エルザさん」
ダイトが小さく呟いた瞬間、襲いかかる異次元獣の影が覆う程に近づいていた。
そんな状況でも冷静に脚力で三メートルもある顔付近まで飛んで膝蹴りを一撃、顎を蹴り上げ素早く後ろへ回り込み、背中に回し蹴りをくらわせ、えび反りになったため相手の前へ移動。がら空きの腹部に重たく速い連続パンチを放ってから、こめかみ辺りを狙い右ストレートで吹き飛ばしてむき出しの岩へ直撃させる。
直ぐに立ち上がるもフラフラになっていた。
接近戦、白兵戦でもトップクラスの俺の……足元がおぼつかない……
自分の攻撃された部分に紋章が浮かび上がる事に驚く。
「何だっ!」
「それは爆死の紋章だ」
ほう、ならこんなもの!
右腕を上げようとするも、ダイトは止めるように右手をこっちへ向ける。
「無理にその紋章を消そうとすると、俺の意思とは関係無く爆破するぜ……」
「や、止めてくれ!」
そんな異次元獣を見て、少し歯を食いしばる。
「爆竜の紋破」
紋章の光が強く光り、爆破と共に血が飛び散る。
ダイト以外の皆は開いた口が塞がらない状態である。なにせ普段の温厚な性格とは似つかない豹変ぶりだったからだ。
こちらへ戻ると、ナツはいつも通りの調子で声を上げた
「やるじゃあねーか! それじゃあ行こうぜ異次元城!」
- Re: フェアリーテイル〜爆発の滅竜魔導士〜『闇の目編』 ( No.69 )
- 日時: 2017/03/19 12:36
- 名前: AF (ID: WV.OFo7v)
episode.34 開戦
ナツ達一行は闇の目城の中へ足を踏み入れる。
その時ナツは違和感を感じ取り、グレイに疑問を向ける。
「あれ?ハッピー達は敵に連れ去られたんだよな?」
「あぁ……そうだがってあれ?」
ナツの一言により全員の視線がエクシードに向けられる。
「じゃあ、このハッピー達は……」
ルーシィ身近な恐怖に口を押さえる。
するとエクシードは鉄の塊となり城内の奥へと去ってゆく。
鉄、まさか……
ガジルの背中に冷たい汗が流れる。
「どうやら情報だけ盗られただけで襲いはしないようだな…
害はない限り奥に進むとしよう」
エルザは気を保ち、冷静になるよう呼び掛け、また奥へと歩き出す。
歩いても歩いても階段や扉などが見当たらず、ただの灰色のレンガしか認識した物がないため、不安の空気が多い始めた矢先。
何もなく無駄に広い1階の奥に4つの扉が薄暗い中から現れる。
「四つの扉……これはペアで?」
「ふむ、ではジャンケンでグループ決めをしよう」
ジュビアの案でエルザ筆頭にジャンケンを始める。
グループはナツとウェンディ、グレイとエルザ、ジュビアとルーシィ、ガジルとダイトに決まる。
「ギヒッお前と同じか!」
「恋敵ー!」
「あ、あはは…」
ナツは鼻で深呼吸すると目付きが鋭くなり、皆の顔を見る。
「皆、絶対に死ぬなよ……約束だ!」
ナツは腕を伸ばし手の甲を向ける。
「あたりめぇだろ!」
グレイが手をナツの手に重ねる。
「殺戮ギルドになんて絶対負けない!」
次にルーシィ。
「皆、気を引き締めてゆくぞ」
その上にエルザ。
「ギヒッ!上等だぜ」
「いつも通りの平和を取り戻しましょう!」
「絶対勝ちます!」
ガジル、ジュビア、ウェンディの順に手を置く。
闇の目……兄さんがそのギルドについて言っていたんだ。少しでも希望があるならいるかもしれない……。
ダイトは一拍置いた後、ウェンディの手に優しく重ねる。
「最後は笑顔で帰ろう!」
全員手を挙げると、走って適当な扉にグループで入る。
最上階五百メートルある王室。マスターと思われる豪華な青を基調にしたローブに包んだ男が、ため息を吐く。
「やって来たな……魔物に蟻は何ができると言うのだ」
「えぇ、全くですサファンニ様」
「ラミは奴らとは戦わんのか?」
「少し用事があるので」
ラミは鏡になり砕け散る。しかしサファンニは引き留めようとはせず。
「戦争の始まりだ」
ナツ達は、城内の別々の大部屋へとワープしていている。
「ワープしやがったぞ、んで、オレらの相手はどいつだ?」
「どんな相手だろうと負けません!」
小窓から二階にいることを認識した後、奥から足音が聞こえる。
「ほぉ……お前が相手かぁ」
「ナック!」
「お知合いですか?!」
拳を強く握りしめナツは口を開く。
「こいつがハッピー、シャルル、リリー、スカイを連れ去った奴だ!」
ナツは思いっきり床を蹴りナックへと突撃したため、床が少しへこむ。
ナックは両手を大きく広げ、歓迎するように口を開く。
「さあ!開戦だ!」
- Re: フェアリーテイル〜爆発の滅竜魔導士〜『闇の目編』 ( No.70 )
- 日時: 2016/09/20 17:45
- 名前: AF (ID: L3qeerbj)
episode.35 拳魔のナック
「火竜の鉄拳!」
ナックは避けず顔面に直撃する。だが、ナツの猛攻は止まらない。
「と鉤爪、炎肘、剣角!」
ナックは連続技で吹き飛ぶもそれを追うようにナツは再び技を放つ。
「煌炎!」
技が当たると大きな火の柱が起こりその間に距離を置く。
しばらくすると煙からナックが現れ、傷一つもついておらず。
「なーんだそんな程度かよぉ」
恐らくナツさんとの魔力を合わせてもナックには及ばない……でも!)
「天を切り裂く剛腕なる力を…アームズ!」
「ありがとうウェンディ!」
ナツはまた突撃する。
「絶対に勝ちますから!」
ナツに続きウェンディも突撃する。足元の石盤を蹴り飛ばし、ナックの周りに土埃を巻き上がらせ身を眩ませる。
「火竜の」
「天竜の」
ナックは腰を少し下げる。
「鉤爪!」
「拳魔・波掌!」
渾身の鉤爪もナックの掌の力には敵わず吹き飛ばされてしまい、真っ先にウェンディの喉を掴み、壁に押し込む。
後ろからナツも攻撃するも、一瞬で振り向き避けられてしまい蹴り飛ばされる。
「ぐっ……はえーぞ!」
「拳魔・打上」
ナツの顎を殴り打ち上げると、天井を突き破り上の倉庫室まで宙に浮かせ。それよりも上に超スピードでナックが現れる。
「拳魔・雨打」
目にも留まらぬ雨のような連続パンチでナツを地面に叩き付ける。
ナツは起き上がろうと四つん這いになった瞬間、腹部を蹴られてしまい、ウェンディの前へ転がり込んでしまう。
「オレは今、殴られていたのか? うぐっ!」
ナツは後から来る痺れる痛みに苦しむ。
「お前もそんなものかぁ……」
悲しげなナックは指でウェンディの肩を指す。
「へ?」
「風指弾」
ウェンディの肩から血が飛び散り手で押さえ、膝を着く。
「うっ…」
「大丈夫か! 何しやがった」
急に傷ついたウェンディを見て、サッとナックを睨みつける。
「硬いねぇ、滅竜魔導士は……。さっきのは空気を振動で弾丸のように攻撃した…」
ナツは思いっきり床を殴りつけるとヒビが入り、立ち上がる。
「許るされねぇよ。罪のない人を殺していること! 殺戮ギルドなんてものがあること……そして仲間を傷つけることが!」
ナツは拳に火を纏うと辺りに火が巻き上がり、今までにない怒りを爆発させる。
- Re: フェアリーテイル〜爆発の滅竜魔導士〜『闇の目編』 ( No.71 )
- 日時: 2013/08/09 20:14
- 名前: ジニー ◆zL/tqIs4.k (ID: QPMsskdF)
お久です!
ナック・・・強すぎる!
- Re: フェアリーテイル〜爆発の滅竜魔導士〜『闇の目編』 ( No.72 )
- 日時: 2013/08/09 21:57
- 名前: AF (ID: YKdGlOy5)
お久です^^
途中で何か月も書けなかったので、文章力が落ちていないか心配です。
ナックって聞くとマックと連想してしまうのはおれだけ??
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