二次創作小説(紙ほか)
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- 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜
- 日時: 2017/04/06 15:07
- 名前: アリストテレス (ID: CPXaMj9a)
- プロフ: http://www.kakiko.cc
こんにちは。新入りですが、よろしくお願いします。誤字脱字、間違った表現の指摘、よろしくお願いします。これは、1〜13、全て読んだ人じゃないと分からなかったり、実際の作品には登場しない人物もいると思いますが、お話を書かせていただきます。 ここはこうしたらいいよ というアドバイスも大歓迎です!また、『作家プロフィール』にも、私について色々書いているので、よろしければ、そちらもご覧ください!
Ps 物語には、生一颯来(きいちそら)というオリジナルキャラが登場します。実はこの人・・・おっと、ここではちょっと話せませんね。続きはプロフィールで見てくださいね!
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.25 )
- 日時: 2017/02/27 20:35
- 名前: アリストテレス (ID: g/om0k0Y)
〜翌朝〜
「ふぁぁ〜おはよお・・・ってケイ?何でこんな朝早く起きてんの?まだ7時半だよ?いつも遅刻スレスレに起きるのにっ。」
「なんだ、アスカ。まるで僕が毎日寝坊しているようじゃないか。」
「その通りでしょうが!」
「今日より早く起きる日もあっただろう?」
「あれは私が起こしたから!」
「アスカ、何をカッカとしているんだ。朝ご飯は食べないのか?」
そう言うと、ケイはそれこそ天使のようにふわっと笑った。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちょ、ちょっと待って!ケイが、『笑った』?あの鉄仮面のケイが?わ、わたし、疲れて幻想見てるのかな?そう信じたい。
「アスカ、本当に大丈夫か?もう7時45分だぞ。」
「えっ、ウソ!うわあああああっっっっっっっっ」
急いでトーストと目玉焼きを口に放り込む。そこから先は、あんまり急いでいたから、覚えてない。だから、あのケイの笑顔も、記憶の底に捨てられたまま、しばらく忘れることになった。
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.26 )
- 日時: 2017/04/05 09:20
- 名前: アリストテレス (ID: CPXaMj9a)
「よ〜し。今日はここまでっ。再来週は期末テストだ。今回のは難しい単元がゴロゴロあるからなぁ、しっかり勉強しとけよっ」
そういうなり、数学の先生は教室を出て行った。
「はぁぁぁぁ・・・期末テストかぁ。なんか・・・泣きたくなるねえ」
「ア、アスカちゃん、そこまで憂鬱にならなくても・・・」
「そうよアスカ。先生の言うとおり、勉強をすればいいんでしょ。落ち込むことは、ないっ」
だってさあ、だってさあ、ただでさえ数学なんて難しくて眠たくなるのにテストなんてねぇ・・・それに、これまでだってケイに訊いても、
「実咲に習えばいいだろ」、なんて言うし。他のみんなにはしょうがなし、という感じでも丁寧に教えてるのにさあー。
「うーん、それでも今回は結構難しいからねえ・・・何か手を打たないと・・・どうしようか。」
「あ、あの・・・颯来君に教えてもらったらどうかな・・・。」
「確かに、颯来は数学だけはすごいからね。うん、確かに一石二鳥じゃない!さえてるねえ!優月っ」
「な〜にが数学だけ、だ。まったく。」
「あれ、颯来、いたの?」
「いたの?じゃねーよ、氷室。いたよ、さっきから。で、話も聞いてた。」
「ってそれ盗み聞きじゃん!」
「細かいことは気にすんなよ、ア・ス・カ」
「細かいことじゃないでしょっ・・・でも、なんなら話が早いか。教えてもらえる?」
「・・・図書館でやるなら。」
「やった!よかったね、優月ちゃん!」
「ん・・・そういえば、さっき話してた『一石二鳥』ってなんだ?」
「べっ、別に!こっちの事情よ、こっちの事情!」
「・・・まあ、いいか。じゃあ、今日の4時50分に、図書館でな。」
「えっ、今日から?」
「当たり前だ。今日は、週に1度の部停日だろ、あんまりぼけるなよ、アスカ。」
そう言うと、颯来は何事も無かったかのように席に着いた。・・・どうして世の中の男子って、こうも、ぶっきらぼうな話し方なんだろう。・・・響に会いたい。
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.27 )
- 日時: 2017/03/11 12:37
- 名前: アリストテレス (ID: g/om0k0Y)
〜4時50分〜
「早速始めるか。しかし・・・さすがにオレも1人で2人を教えるのはキツいんだが・・・」
「じゃあさ、私がアスカをやっとくから、颯来は優月をお願いできる?」
「・・・・・・分かった。さっ、やるぞ。」
〜15分後〜
「この問題は、それじゃなくって、この公式を利用するの。」
「3乗と2乗の順序が逆だ。順序の見分け方は・・・」
「xには8じゃなくて15を代入して・・・」
〜30分後〜
「点pは秒速3センチだが、ポイントaからポイントrまでは、秒速8センチになって加速するだろう?」
「アスカ、ここは分配法則を利用して。」
「凡ミスだ。かけ算ではなく、足し算の方が先に計算されている。」
〜45分後〜
「うーんっ、やっと終わったぁ!」
「うん、前回に比べて計算ミスが激減しているわね。」
「間違えやすいところも自分で把握できてるし、対策もとれているようだな。上出来だ。この調子なら、上位トップ15も可能になるかもしれない。」
「「と・・・トップ15?」」
一学年に300名はいる超マンモス校である私たちの学校では、テストで総合トップ15に入ると、賞状と、係決めのジャンケンや、行事や修学旅行などのゲームなどで有利になれる、パス券のようなものが与えられる。いわば、賢者の石のようなものだ。実咲やケイは、常連メンバー。しかし、毎回のように赤点ギリギリの私にとってそれは、雲の上の宇宙ステーションのような存在だった。
「って!ええええ!無理無理無理!」
「うるさいぞ、紅月。俺達はマジで言っているんだ。」
「ほ・・・本当にそうなの?実咲ちゃん。」
「うん、そうだよ。2人とも、勉強の質が格上げされてるからね。」
「なんか・・・実感わかないや。ベスト15なんて。」
「私も・・・って、もう5時50分!?」
「・・・優月、何か用事があるの?」
「うん、今日はカルチャースクールに用事があるから、もういかなきゃ。」
「実は私もなんだよねえ・・・」
「えっ、実咲も!?」
「この後から幸村先輩との話し合いが・・・」
「そっか・・・大変そうだけど、頑張ってね!」
「「それじゃあ、また明日。」」
「・・・行っちゃったねぇ、2人共。」
「宿題も済ませたし、もう帰るか?」
・・・と、その時。図書館の古い木製ドアがガラガラガラっと、音を立てて開き、担任の坂本先生、(通称りょーま)が慌ただしく入ってきた。視線をうろつかせ・・・私達の前で、ピタッと止めると、満面の笑みを浮かべてこちらへ弾丸と化してやってきた。・・・早い。早すぎる。
「ちょーど良かった、学級委員が2人もいるとは。紅月、生一、二人に、頼みがあるんだ。」
「「・・・・・・・?」」
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.28 )
- 日時: 2017/03/11 10:13
- 名前: ナッチー (ID: prc0udoM)
アリストテレスさん、面白いですね!
怪盗レッドは私、好きです!
続き待ってますよ!
頑張ってください!
というか、本編で、ケイとアスカの恋愛とか無いんですかね〜。
3月15日に発売されるので楽しみです!
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.29 )
- 日時: 2017/03/11 13:18
- 名前: アリストテレス (ID: g/om0k0Y)
ナッチーさん、メッセージありがとうございます!
そうですよね〜。学園ストーリーなんだから恋愛欲しい・・・13巻は高校生の響がでますよねっ。ケイと響とアスカの三角関係でないかなあ・・・なんて考えてます。(笑)
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