二次創作小説(紙ほか)
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- 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜
- 日時: 2017/04/06 15:07
- 名前: アリストテレス (ID: CPXaMj9a)
- プロフ: http://www.kakiko.cc
こんにちは。新入りですが、よろしくお願いします。誤字脱字、間違った表現の指摘、よろしくお願いします。これは、1〜13、全て読んだ人じゃないと分からなかったり、実際の作品には登場しない人物もいると思いますが、お話を書かせていただきます。 ここはこうしたらいいよ というアドバイスも大歓迎です!また、『作家プロフィール』にも、私について色々書いているので、よろしければ、そちらもご覧ください!
Ps 物語には、生一颯来(きいちそら)というオリジナルキャラが登場します。実はこの人・・・おっと、ここではちょっと話せませんね。続きはプロフィールで見てくださいね!
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.70 )
- 日時: 2017/04/05 09:00
- 名前: アリストテレス (ID: CPXaMj9a)
「・・・で、最初にどこ行くんだ?」
「えっ、ええっと・・・」
げげっ・・・昨日、実咲がプランを話していたとき、『おなかすいた』とか、『今日の夕ご飯何かなあ』とか考えて、いくつか聞き逃していたところあったかも。
「確か、実咲ちゃんからプランを掲載した紙とパスを渡されてたハズ・・・あった!・・・えっとね、最初にジェットコースター『スペース・スター』に乗って、次にリバース鉄道、その次がティーカップで、フードコートで一休み。その後は自由で、面白かったところにもう一回いってもいいし、ショーを見に行ってもいいんだって。最後は16時30分に観覧車前に集合して、それに乗ったら帰るんだって。ショーの開始時間もここに書いてあるよ。」
「・・・今言ったの、全部ここの目玉アトラクションじゃねえか。モノによっては3時間以上並ぶのもあるのに、本当に全部、行けるのか?」
えっ、そうなの?大丈夫かなあ・・・?ところが、優月はなぜかニッコリ。
「大丈夫!実咲ちゃんから、これも預かってるから。」
そう言って、私達に一枚ずつ差し出したのは、一枚の小さなカード。右上に勲章型の小さな金色のシールが貼られている。
「ゴールデンパス・・・」
颯来が信じられないものを見ているような声を出す。・・・って、ゴールデンパスって何?
「これ一枚あれば、一般の人とは別に、パスを持っている人達の列に並べるの。しかもこのゴールデンパスは、その中でも最上ランク。最優先されるレアカードだよ。」
「・・・ウソだろ?ここまで色々調べ尽くしている上に、ゴールデンパスまでついてくるなんて。あの生徒会長、なんかコネでもあるのかよ?」
「さ、さあ?」
さすがにそういうことはないだろうけど、物知りだし、優月に特別レッスンとか、なんだかんだやっているんだから、実咲ならできるかもしれない。
「とにかく、『スペース・スター』に行こう!」
「私、先に行って受付に予約するね!」
「優月、さすが超スピード!私も今からそっち行くよ!」
・・・と、かけだそうとして、あることを思い出して立ち止まった。
「そうだ、颯来、宣戦布告しとくよ!」
「は?」
颯来は意味が分からない、というハテナマークだらけの顔をしている。
「今日は、勝負!楽しんだもん勝ち、だからね!」
そう言い切ると、私は猛ダッシュで優月のところへ走っていった。
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.71 )
- 日時: 2017/04/05 08:58
- 名前: アリストテレス (ID: CPXaMj9a)
「イエ〜イ!楽しかったね!『スペース・スター』。んも〜、迫力満点で、すっごく面白かったよね!」
「ヴッウウ・・・アスカ、お前どうしてそんなに元気なんだ・・・」
「へっ?」
「あんな、グルグルずーっと回っているジェットコースター、オレ初めてだよ・・・ヴッ。」
「颯来君、大丈夫?」
「5分くらい、休ませてくれ・・・」
「分かった。アスカちゃん、肩を支えてあっちのベンチまで連れていってくれる?」
「オッケー!・・・というか、颯来って、ジェットコースターで酔うの?」
「ああ、バスとか、普通の乗り物は酔わないが、こういうアトラクションとかで、よく酔うんだ。ジェットコースターはその代表って感じだな。」
ふうん・・・それはまた、ケイに似て、変な体質だなあ・・・
「・・・あれ?アトラクションが無理なら、ティーカップはできないんじゃ・・・」
「うーん、でも、せっかくその計画を立ててくれたんだし、乗るよ。オレの都合だけで予定が変更されたらなんか、悪いし。・・・酔い止めも持ってきてるしな!」
・・・って、あるんなら、それなら最初っからそれを使いなって!なんであらかじめ飲んでおかないのよっ。(ツッコミ)
「って、あれ?ない、ない、ない!やべえ・・・忘れたかも・・・」
って、どういう時に忘れるのよ。まったく、これでも、ホントに学級委員なの?
「あっ、それじゃあ、私の使っていいよ。キャンディ〜形だから、水がいらないし、飲んですぐに効くから。」
「えっ、いいのか?」
「うん、私の分はちゃんとあるし、それは予備だから、全部もらっていいよ!」
「サンキュ!・・・あっ、もしかして、これってレモン味?」
「うん、そうだよ。」
「オレ、好きなんだ!なんか、サッパリしてて、いいよな!」
「うん、うん、分かる!」
あ・・・そういえば実咲、颯来の特異体質のこと、確か知っていたかも。だから、昨日優月にレモン味の酔い止め持って行くようにアドバイスしていたんだよね。
『さりげない心づかいが、ポイントアップ!新たな会話も訪れるかも!』
って。全部その通りになったじゃん。・・・実咲、恐るべし!
「よーし、それじゃ、次に行くか!」
「「うん!」」
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.72 )
- 日時: 2017/04/05 10:38
- 名前: アリストテレス (ID: KXyYVP/C)
いままでのスレッドの中で、おもしろかったスレッドは何か、みなさんに募集しようと思います!
名前と、おもしろかった(キュンキュンした?)スレッドのナンバー(4つまで回答可。)を記入して下さいね!
できる人は1個でもいいので、選んだ理由も!
ついでに書きますが、NO,46のスレッドを、ちょこちょこ変えてみました。よろしければ、読んでみてくださいね!
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.73 )
- 日時: 2017/04/06 12:19
- 名前: アリストテレス (ID: OtfUnLOH)
「リバース鉄道、面白かったね!」
「なんか、歴史を感じる。っつーの?」
「確か、次はティーカップだったよね。颯来君、酔い止め飲んだ?」
「ああ、ちゃーんとな。でも、やっぱり酔うかもしれなくて、心配なんだが・・・」
「こういうときは、前かがみになると、いい感じに酔わないよ。」
「あっ、わたしたちの番だよ!颯来、優月!ほら、早く、早くっ!」
「まったく・・・お前の精神年齢、一体いくつだよ。」
「うるっさいなあ、面白いものは面白いし、楽しいものは楽しいでしょ?」
「まあまあ、とりあえず、乗ろうよ。ほら、始まっちゃうよ!」
♪♪〜軽快なワルツが流れ、ティーカップが回り始める。
「確か、これ以上回すなら、ここにある円盤みたいなものをグルグルするんだよね。・・・ってアスカちゃん!?」
「へへっ、楽しんだモン勝ちだからね〜」
「おい!!オレがまた酔うだろ!」
「いいじゃん、いいじゃん、ティーカップは、速く回ってこそティーカップじゃない!」
「まったく・・・こうなったらやるしかないな!」
「わわわっ!2人とも、速いって!」
「ごめん、優月!でも今、勝負中だからちょっとカンベン!」
「んも〜、2人とも!」
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.74 )
- 日時: 2017/04/06 12:59
- 名前: アリストテレス (ID: OtfUnLOH)
ケイ&実咲
「フフフッ。3人とも、楽しそうだね。いいなあ、私も、ティーカップ行きたくなってきた。」
「ああ、そうだな。」
「でも、純粋に楽しんでるのは、アスカだけだよね。颯来君は、何か別の思いがあるみたいだし、優月ちゃんはどこか悲しそう。」
「・・・」
「ねえ、ケイ君は、どうするつもりなの?」
「・・・・・なんのことを話しているのか、僕にはさっぱり分かりませんが。氷室会長。」
そう言ったとたん、実咲の目が、急に険しくなる。
「とぼけないで。私をバカにしてるの?他の生徒と一緒に私もだませるとでも?これでも生徒会長なんだし、クラスメイトの人間関係なんて、把握してるわよ。」
「僕は別に、アスカをここまで想ってくれるヤツが、アスカを笑顔にしてくれるなら、本望ですが。」
「ウソね。大ウソじゃない。その証拠に、あの3人が遊び始める前から、この状況をぶち壊したい、アスカを盗られたくない、という憎悪の念があなたから見えるもの。」
「・・・」
「それともやっちゃう?あの3人を人混みの多いところにおびきだして、アスカをさそいだす。こんな方法じゃなくても、いくらでもやり方はあるし。颯来がアスカをあきらめて、優月ちゃんと一緒になるんなら、本来の目的が達成できて、私としても肩の荷が下りるんだけど。」
「いや、いい。これ以上、誰かに手伝ってもらうわけにもいかないし、お前に借りは、作りたくない。」
そこでケイは、何かを決意したように一瞬目をとじ、口を開いた。
「なあ、アスカは一体、誰のことが好・・・」
「あっ、動きだしたよ!今度はフードコートに行くのかなあ・・・ほら、ケイ君も早く、早く!」
あまりの変わり身の速さに一瞬目を見開くケイだったが、すぐにあきらめたようにため息をつき、席を立った。
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