二次創作小説(紙ほか)
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- 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜
- 日時: 2017/04/06 15:07
- 名前: アリストテレス (ID: CPXaMj9a)
- プロフ: http://www.kakiko.cc
こんにちは。新入りですが、よろしくお願いします。誤字脱字、間違った表現の指摘、よろしくお願いします。これは、1〜13、全て読んだ人じゃないと分からなかったり、実際の作品には登場しない人物もいると思いますが、お話を書かせていただきます。 ここはこうしたらいいよ というアドバイスも大歓迎です!また、『作家プロフィール』にも、私について色々書いているので、よろしければ、そちらもご覧ください!
Ps 物語には、生一颯来(きいちそら)というオリジナルキャラが登場します。実はこの人・・・おっと、ここではちょっと話せませんね。続きはプロフィールで見てくださいね!
- Re: 怪盗レッド ( No.9 )
- 日時: 2017/02/12 07:45
- 名前: アリストテレス (ID: g/om0k0Y)
〜職員室からの帰り〜
「にしても重かったよなぁ、あのノート。」
「うん。今頃だけど腕が痛くなってきたや。」
「オレも、オレも。でもさ、お前、俺が来るまで、ずーっとあれ全部持ってたんだろ?・・・十分こえーよやっぱ怪力じゃん。」
「あのねぇ、感心するわけ?私の身の心配とかはないの?」
「どーせそんなの必要ないだろ?」
当たってるけど・・・ムカツクッ。
「・・・颯来、急に黙ってどうしたの?」
「・・・・・・・・あのさ、アスカ。オレ・・」
急に颯来の顔が真剣そのものになる。
「オレッ、オレッ、お前が・・・」
「あっいたいた!アスカちゃ〜ん!」
廊下の先で優月が手を振りながらこっちにやって来る。
「アスカちゃん、お話があるの。ちょっといい?」
「あっ、少し待ってね。・・・・・・で、何?颯来?」
「いや、もういい。優月と話しとけ。」
「えっ・・・いいの?」
「ああ、別に構わない。」
そういうと、颯来は自分の友達に話しかけに行った。・・・なんか、あんなに熱かったのに、急に熱が冷めたって感じ?へんなの。
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.11 )
- 日時: 2017/02/12 07:40
- 名前: アリストテレス (ID: g/om0k0Y)
「・・・で、優月、どうしたの?」
「うん、・・・あのね、ちょっと相談があるの。大事なことだから、今日は弁当2人っきりで食べたいんだけど・・・」
「えっ・・・でっでも、実咲もは外すの?」
私が焦っていうと、優月はクスッと笑った。
「なーに言ってるの、アスカちゃん。実咲、今日は『美郷地区中学生生徒総会』で、午後からいないっていってたじゃない。」
「あっ・・・そうだったや。」
「うん、だからね、今日2人っきりで食べれる?」
「うーん・・・・・・・・・いいよっ!」
「ありがとう、アスカちゃん!じゃあ、またお昼ね!」
「うん!」
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.12 )
- 日時: 2017/04/04 21:11
- 名前: アリストテレス (ID: CPXaMj9a)
うーん、いつも相談を聞く方の優月が、よりによってこの私に相談を持ちかけてくるなんて・・・颯来の行動も気になるし・・・な〜んか、ヘンなんだよねぇ。
「紅月、紅月!」
・・・ケイ、まだ寝てるのか・・・先生も、毎日、毎日、大変だなあ。
「おい、アスカ、アスカッ」
なによ、颯来。突っつかないでよ。うるさいなぁ。
「呼ばれてるぞ、お前。」
えっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
私は椅子から跳ね起きた。ガラガラ、ガッシャーン。文房具が、机から転がり落ちる。
「まったく・・・やっと起きたか。寝てたバツだ。黒板に書いた、数式を、全部お前が解け。」
そんなあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.13 )
- 日時: 2017/02/12 08:41
- 名前: アリストテレス (ID: g/om0k0Y)
〜お昼〜
「はぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・」
「もう、アスカちゃん、ため息つきすぎ。数式17問解いただけで脱力しないの。」
そういってポンポン肩をたたく優月。もうねぇ、私数式解いた時点で死んでた。この数式解いてる時間、これを考えた人と、これを出した先生と、世界中の天才(特にケイ!)が憎くなるんだよねぇ・・・・・・みんななら、この気持ち、分かってくれるでしょ?
「・・・で、優月、相談って?」
私がそう訊くと、優月は顔を赤らめ、小さな声で話始めた。
「あのね、アスカちゃん。私ね、・・・・・・・・好きな人がいるの。」
・・・・・優月もか・・・でも誰だろ?確か、実咲はケイが好きだったよね。あんなヤツのどこがいいのかわかんないけど。
「ケイ君じゃないの。・・・私が好きなのはね・・・・・・・・・・・・・颯来君。」
へえ、あいつなんだ・・・ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
危うく声を出しそうになり、口を押さえる。えっ、あんなやつ?イヤミしかいわないあんなやつ?ウソでしょ!
「そんなに驚かなくても・・・でも、颯来君だったら、ライバルたくさんいるよね。だから、颯来君とつながりのあるアスカちゃんに応援を頼みたいんだけど・・・」
ライバル?・・・ああ、確かうちのクラスは、ケイ派か颯来派かで割れてるんだっけ・・・・・・バレンタインも、他のクラスからも来て、大変だったし。うーん、理解不能。
「できる?やっぱり難しいかな?」
レッドで忙しいかもしれないけど、優月にはいつもお世話になっているしなあ・・・
「いいよっ!応援してあげる!がんばろうね!」
「アスカちゃん・・・ありがとう!」
・・・でも、応援するって何したらいいんだろう・・・?
- Re: 怪盗レッド 〜狙われたアスカのココロ!?〜 ( No.14 )
- 日時: 2017/02/12 10:45
- 名前: アリストテレス (ID: g/om0k0Y)
〜放課後〜
「優月、まずはどうしたい?」
「うーん、2人っきりじゃなくていいから、一緒に帰りたいな。」
確か、私も、優月も、颯来も、帰り方向は同じだったはず。
「うん、じゃあ、話つけてみるね」
「ありがと、アスカちゃんっ」
私は、颯来がバスケ仲間と分かれるのを見計らって、声をかける。
「ねえ、颯来。今日、一緒に帰れる?」
「かっ、帰るって、2人っきりでか?」
なぜか、颯来の声はうわずっている。・・・どーしたんだろ。
「ううん。優月も一緒。」
「・・・まぁ、いいぜ。こっちも、妹と一緒だけど、いいのか?」
私はちらりと後ろにいる優月のOKサインを確認し、
「うん!」
と返事をした。
「でもさぁ、颯来って、妹いたっけ?」
「いるに決まってんだろ。中等部1年5組。生一風花(きいちふうか)。結構全体朝会でも結構表彰されてるのに、知らないのか?」
「全体朝会なんて、始まって5分で寝ちゃうし。」
「どーしよーもないヤツだな。お前らしいけど。」
「で、妹さんはどこにいるわけ?」
「あ・・・あれじゃないかな・・・」
「えっ、どこどこっ。」
よくよく目をこらすと、Ⅰつの小さな影がすごいスピードで、こっちにやってくる。
「お兄ぃちゃぁん!」
そう叫びながら、その影は、颯来に抱きついた。ぶ・・・ブラコン?
「相変わらず、足が速いな、風花は。」
そういって頭をなでる颯来。その子は、1年生の中でもひときわ小さく、手足がとても華奢で、はにかんだ笑顔がすっごく可愛い。その顔には、颯来の面影が残っている。
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