二次創作小説(紙ほか)

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東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】
日時: 2017/07/23 20:31
名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)

この物語は、東方と♯FEをクロスオーバーさせたものです。
♯FEの設定を東方に逆輸入させたものです。
主にファイアーエムブレムと東方のキャラが、世界を救う為に頑張るシナリオです。
♯FE本編のキャラはほとんど出ません。
ファイアーエムブレムの設定やネタバレも含みます。
東方旧作のキャラや設定も組み込みます。
個人的に好きなキャラをどんどん贔屓しますので、ご注意ください。




ストーリー

運命に導かれし少女と英雄の物語。

圧倒的な力に抗う術を知らない少女がいた……。
誰かを救うのはいつも「だれか」。自分を忘れた英雄がいた……。

だがしかし。

少女は夢を持つ素晴らしさを知っていた。
英雄は立ち向かう力を持っていた。

幻想郷を舞台に、少女達が異世界の英雄達と共に紡ぐ新たな英雄譚。




登場人物 >>1 >>2 >>44

専門用語 >>3 >>38

ミラージュクラス >>83

オリキャラ募集詳細 >>9

登場人物オリキャラ
>>15 >>20 >>22 >>26 >>42 >>50 >>69 >>75

(続編登場予定)
>>81


目次 >>31

Re: 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】 ( No.86 )
日時: 2017/07/26 21:42
名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)

第43話 ひとりぼっち


「いくぞ、流星!!」

影狼は弓を連続で引いて、矢を大量に発射した。
発射された矢はオーバーとヴェロニカの動きを封じ込める。

「くっ・・・・!」
「・・・・・アイスブレード!」

ヴェロニカは氷の刃を影狼にぶつけたが、
持ち前の体力でひらりと避ける影狼。

「クソッ、ちょこまかと・・・・」

「お姉ちゃん!頑張れ!!」
「頑張ってください、カゲロウ、サトリ!」

こいしとシャロンは、影狼とさとりを応援していた。
すると、不思議と力が沸く影狼とさとり。

「アルフォンス、合わせましょう!」
「ああ!」

「「太陽!」」

さとりはアルフォンスを振り上げて、一回転で縦斬、もう一回転で横切りをグラルに決めた。
グラルの羽織るローブが斬れて、上半身裸になってしまった。

「な、なんだよ!クソッ、術師相手に近接は卑怯だろ!」
「すみません、これは戦です。卑怯とか意味わかりません。」
「ははは・・・・」

グラルのツッコミに冷静に答え、剣を振り上げる腕を止めないさとり。

「術を唱える暇が・・・・」

ブルーノはつぶやいて、逆転の期を窺っているが、
さとりは、隙を与えない。


オーバーはそれに気づいてグラルを助けようとするが、
影狼はその隙すら見逃さなかった。

「砕火!!」

影狼は、炎を纏った矢をオーバーの足元に放つと、
炎の壁に阻まれて身動きできなくなってしまった。

「火・・・・!やだ、おかあさま!!」

ヴェロニカはカルネージから元の姿に戻り、その場にうずくまって震えていた。

「お、おい、何やっているんだヴェロニカ!」

「・・・・・!ヴェロニカ!!」

ブルーノはヴェロニカの様子に気づき、
元の姿に戻ってヴェロニカの元へ近づいた。

「・・・・くっ、ヴェロニカ!!」

ブルーノは、ヴェロニカに近づき、ヴェロニカを抱き寄せて炎の壁から出てきて
ヴェロニカを守るように丸くなった。

「お、お前、何やってるんだ!?」
「カゲロウ、待って!様子がおかしいよ!」

追撃をしようとする影狼をゴードンが止めた。


ヴェロニカは元に戻り、ブルーノと見つめ合っていた。
ヴェロニカは涙でぬれた顔でブルーノに抱きつく。

「あついの、やだ・・・・こわい・・・・・」
「怖かったな、ヴェロニカ、もう大丈夫だ。」
「おかあさま・・・・おかあさま・・・・・」

ヴェロニカは泣きながら母を呼んでいた。

「大丈夫、大丈夫だヴェロニカ。」
「ひぐ・・・・ぐすっ・・・・・」

ブルーノは優しくヴェロニカを抱き、頭をなでる。



「・・・・アルフォンス、ここは和解の交渉をしてみませんか。
 オーバーとグラルに協力さえしなければ、あとはこちらでなんとかできますし。」
「・・・・・そうだね。ねえ、ヴェロニカにブルーノ。」

アルフォンスはヴェロニカとブルーノに近づく。

「・・・・なんだ」
「取引をしないか、簡単だ。君たちが従うギムレーという存在と縁を切ってほしい。」
「・・・・ギムレーをうらぎる?」

アルフォンスは要求を述べて、ヴェロニカが涙を拭いてアルフォンスを見る。

「いいや、他のミラージュたちを攻撃しないというのが僕らの要求だ。」
「で、そちらは何を差し出すというのだ」

ブルーノはアルフォンスを睨んだ。
アルフォンスの代わりにシャロンが出てきて、

「こっちは金輪際あなた達を攻撃しない!ってのはどうでしょうか?」
「・・・・・わたしたちにたたかうなっていうの?」
「そういうことだね、僕らも君たちを傷つけたくない。」

ヴェロニカの言葉に優しい顔つきでうなづくアルフォンス。

「・・・・・。」

二人は黙り込む。


その間に影狼とゴードンはオーバーとグラルを拘束していた。


「てめ、何しやがる!」
「そりゃこっちの台詞だ、あんな小さな子供まで戦いに巻き込んで!!」
「ギムレーが渡して来たん・・・・あがっ」

ゴードンは右腕でオーバーとグラルの頭を思いっきり殴って気絶させた。


そして、沈黙の後、ブルーノは

「いいだろう、我々もお互いを傷つけあうのはもうごめんだ。」
「・・・・・うん、しずかなところでブルーノとくらしたい。」

ヴェロニカと共に同意した。


「交渉成立ですねっ!」

シャロンは笑顔でブルーノの手を取った。




「影狼、あとは私たちに任せて、他の皆さんの元へ。」
「ん、もういいのか?」
「はい、なんとかこの場は収まりましたし、元々無理やり戦っていたというカンジの方々でしたから。
 それに・・・・」

さとりは、地上への道を見ながら、

「地上では何かとんでもない力が膨れ上がっています。手遅れにならないうちに。」

と影狼に囁いた。


「わかった、じゃあ頼んだぞ、二人とも!いくぞゴードン!」
「うん!」

「またねー!」

影狼とゴードンは走り去って、こいしが見送った。

Re: 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】 ( No.87 )
日時: 2017/07/27 00:39
名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)

第44話 親友



キィン キンッ ガァンッ

「しぶといですね・・・・!!」
「そっちも・・・・ね!!」

剣と斧をぶつけ合うメイリンと夢月。
お互い引けを取らず、激しく戦っていた。

「あなた・・・・、もしかしてヴィガルド様!?・・・なぜ!?」

エイリークは斧にカルネージ化しているミラージュに気づいて驚く。
しかし

「このミラージュ、ヴィガルドと申しますのね、
 リオンが使っていいといっていたので、てっきり使い捨てのミラージュかと思いましたわ。」

「・・・・使い捨てのミラージュなんて存在しません!!」

エイリークが叫んだ。








「おい、リオン!目を覚ませ!!
 俺たちは親友のはずだろう!昔のように・・・・」
「黙れェ!!その口で僕の名を呼ぶなァァァーッ!!!」

必死の攻防戦の最中、エフラムはリオンの名前を呼ぶが、
リオンは拒絶していた。

「そういや、あなたも悪魔なの?奇遇ね、私もなのよ♪」
「へーそうなんだ!幻月ちゃんとは仲良くなれそうだねっ♪」

幻月とリントはなぜか波長が合い、
お互い楽しんでいた。

「ま、同じ悪魔として・・・・死んでくれや」
「それはこっちの台詞♪」

そして二人は急に悪魔のような黒い笑顔になり、
ますます武器のぶつけ合いが激しくなる。






「姉さ〜ん、私の分も残しておいてくださ〜い。」

夢月は幻月の様子に気づき、声をかける。

「え、「私の分」??」

メイリンは少し青ざめた顔をする。

「あら、気づかなかったのかしら?」

メイリンにどす黒い笑顔で語り掛ける幽香。


「この二人、かつては博麗霊夢と弾幕ナシで殺し合った強者よ。
 私もだけど。」



「隙ありです!」

メイリンがひるんでいる隙に、
夢月はメイリンの腹に剣の柄を思いっきりぶつけた。

「ごふぁっ!?」

メイリンはあまりの衝撃にその場に倒れて気絶した。
その時離した斧は分厚い鎧をまとう高貴なミラージュへと戻ったが、
光になって消えてしまった。

「あれ、大して傷もつけていないのに・・・!?」
「きっと、元から力尽きる寸前だったのでしょう、この戦いで・・・・」
「なるほど、えげつないやり方ね。」

夢月は、青い紐を取り出してメイリンを縛り付けた。

「まあ、でも悪魔の力ですら打ち消すのがミラージュですよ。」
「ミラージュ様様です、姉さんを助けましょう!」

夢月はリントの元へと駆け出した。




「リオン、目を覚ませ!お前はそんな奴じゃないだろう!!」
「エフラムに・・・・エフラムに僕の何がわかるんだ!!」

エフラムはリオンに語り掛け続けるが、聞く耳持たないリオン。

「リオン、あなたってサイテーね!」

幻月はリオンに叫んだ。

「なに・・・・・?」
「こんなにも思ってくれる友達がいるのに、それを拒絶しちゃって。
 それで今度は強い人の威を借りて友達を傷つけるなんてホントサイテー!!」

幻月の言葉に激昂したリオン

「お前に・・・・何がわかるというんだ!!」
「わかんないわよ、あなたの優柔不断な気持ちなんて!
 でもわかるわよ、エフラムとエイリークが親友以上の気持ちであなたを想ってることくらい!」
「・・・・・っ」

リオンは黙り込む。

「リオン!まだ戦いは終わってないよ!?」

リントはリオンに叫ぶ。
しかし、リオンは考え込んで、戦意を喪失していた。
だが

「だがエフラム・・・・僕はもう戻れないところまできてしまっているんだ。
 ギムレーに加担したその日から・・・・
 人の弱さを知らぬ、強く完全なる王・・・・・
 僕はそうあり続けるしか道はないんだ!!」

再びリオンはエフラムに牙を向けた。

「あははっ、そうこなくっちゃ♪」

リントは大鎌で幻月を両断しようと振り上げた。




「僕は、エフラムを殺して、進み続ける!」
「バイバーイ、幻月!」

「リオン・・・・お前は・・・・!!」

そして、リントは大鎌を振り下ろした。









「リオン!やめてください!!」

幻月の前に夢月が現れ、大鎌を受け止めた。

「姉さん、もしかして苦戦してました?」
「ナイスタイミング、あやうく右半分とお別れするところだったわ!」

夢月の問いかけに余裕を見せながら親指を立てる幻月。


「メイリンは!?」
「あの方でしたら、幽香さんに任せています。
 あなたは危ない存在っぽいので、私たちで処理させていただきまーす!」

「うぐぐ、2対1なんて卑怯だよ!」
「悪魔は卑怯でなんぼの生き物でしょ、覚悟!」

「リオン、もうやめてください!!」
「うるさい、僕は君たちを超えなきゃ・・・・超えなきゃ・・・・」
「・・・・・。」


幻月と夢月、リントは互いをにらみ合い、再び戦いの火ぶたは切って落とされた。







「リント、このままでは埒が明かない・・・魔導書を使おう。」

「・・・・あれだね!」

リオンはリントに声をかけ、大鎌が闇に包まれて、魔導書へと変化した。

「おおう!?」
「これは!?」

幻月と夢月は驚き、エフラムとエイリークがはっと気づいた。

「アレは・・・・・!」
「伏せてお二方!!!」

幻月と夢月はその場に伏せると、
二人の頭上を、ものすごいスピードで闇の塊が飛んで行ってしまった。


「な、なんだあれ・・・・」
「あれは、闇魔法ナグルファル。あれに当たれば大ダメージです。
 ですが、使用者とミラージュのパフォーマをかなり消費するため、リオンのように体が弱ければ、
 数回しか使えません・・・・。」

幻月の誰にかけるでもない質問にエイリークが答える。

「ヤバいですね!」

夢月が楽しそうに言う。

「だが俺たちも負けられない・・・・そうだろう!?」

エフラムは叫んだ。


「リオン、終わりにしよう、これ以上の戦闘には意味はない!」
「うるさいエフラム・・・・僕は進み続けなければ・・・・!!」
「ですがリオン、もうあなたはその魔法を使うだけでも・・・・」
「うるさいっていってるだろ!!」

兄妹の言葉に耳を傾けないリオン。

「はーい、じゃあやっちゃうよ〜!」

リントは天に向かって人差し指を振り上げ、
再びナグルファルを唱えて発射した。

「せいっ!月光!!」

夢月は素早くリントの間合いを詰め、リントを斬りつける。

「ま、まだ!」
「遅いっ!!」

幻月もリントが怯んでいる隙に槍でリントのカルネージ・フォームを砕いて
強制的に元に戻した。

「か、カルネージ・フォームが!」
「ぐあっ!!」

リオンも元に戻り、その場に転がって倒れた。

「勝負あり!ホラ、エフラム、エイリーク!」
「さーて、どうしてくれましょうかねぇ、ゆうかちゃんを傷つけた罪は重いよぉぉ?」
「ふ、ふえぇ・・・・うえぇぇぇぇん!!」
「泣いたからって許さないからねぇん♪」

幻月と夢月はリントを囲って悪魔のようなどす黒い笑顔で見下ろしていた。
リントはこの後自分に何が起こるかを予想してしまい、大泣きしてしまった。


一方、エフラムとエイリークは、倒れたリオンの介抱をしていた。


「リオン、もうあんな無茶しないでくれ・・・・それに俺たちはずっと親友だろう。」
「そうですよ・・・・リオンは優しい人で、いつも誰かの事を想う人です。」

「エフラム、エイリーク・・・・」

リオンは、二人の差し出す手を握ろうとしたが




「エフラム、エイリーク・・・・もう僕は・・・・・」
「リオン!」「嫌ですリオン!!」

光となって消えかかるリオンに抱き着くエイリーク。
その顔は涙を流していた。
エフラムもリオンの手を握った。

しかし、リオンは足元から光となって消えていく。


「エイリーク、最後に僕は・・・・・」
「なんですか、リオン?」












「僕は、君の事がす・・・・・」


リオンはそこで消えてしまった。



後には、その場でリオンのいた場所を涙を流しながら見つめるエイリークと、
顔に影を落として悔しそうにこぶしを握るエフラムの姿だけが残っていた。

















—————あ・・・・きみたちは?

「俺はエフラム、こっちはエイリークだ。」
「はじめまして。」

——————ぼ、僕はリオン。

「リオンか、よろしくな!」
「リオン、よろしくお願いします!」

—————うん。

「よし、早速遊ぼうよリオン!」
「もう、兄上ってば、リオンが戸惑ってますよ!」

—————ううん、いいよ。僕、友達いなくって・・・・。

「よし、じゃあ俺たちがお前の友達になってやる!」


—————ホント?

「嫌か?」
「ごめんなさい、兄上はいつも人を引っ張りまわすのです」
「そんなことはないぞ!」


———————あははっ

「わ、笑ったな!」

—————ごめん。

「うふふっ、でもリオン・・・・あなたは笑った方がいいですよ。」
「そうだ、いっつも泣きっ面じゃお先真っ暗だぞ!」







—————あの、さ・・・・・エフラム、エイリーク。

「どうした、リオン」

—————また・・・・遊んでくれる?

「おう、当然だろ!」
「明日も明後日も、これからもずっとずっと・・・・
 

 私たちは "親友"ですよ!」




————————ありがとう。

——————————こ、これからも、よろしくね!








「僕は・・・・最後まで一人ぼっちじゃなかったんだなぁ」

リオンはそうつぶやくと、消滅してしまった。

Re: 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】 ( No.88 )
日時: 2017/07/27 06:58
名前: ルイージ (ID: eH196KQL)

続編もまたオリキャラ募集しますかい?

Re: 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】 ( No.89 )
日時: 2017/07/27 11:06
名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)

ルイージさん>
募集いたします!

Re: 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】 ( No.90 )
日時: 2017/07/29 17:47
名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)

第十章 ファイアーエムブレム

第45話 邪竜覚醒


霊夢たちが各地のクロノスの部下を鎮圧してしばらく時間がたったころ・・・・


「がはっ!・・・・・がっ・・・・・くっ・・・・・」
「あれ、レミリア・・・・あなたの力はこんなものだった?」

ギムレーは倒れたレミリアを見下ろして黒く笑う。


「・・・・圧倒的ね・・・。」

「姉さん!クソッ・・・・!!」
「皆さん・・・・!」
「た、たたた、たいへんだよ!!」

冷也と輪廻は、ルキナが作った結界で守られたが、
ギムレーとクロノスの前に為すすべなく、レミリアたちは瀕死の状態だった。


「フレデリクさん、何か方法はないんですか!?」
「・・・・私の知る限りでは・・・・」

輪廻の言葉に首を振るフレデリク。
ギムレーはクロノスに言った。

「クロノス、君の出番はないみたいだよ。
 この子たち、弱いし。」
「そうか、ならば・・・・・」

クロノスが何か術を施そうとした瞬間

「エクスカリバー!!」

風の刃が不意に飛んできて、クロノスはそれを避けた。

「ちぇ、避けられた!」
「いや、威嚇が目的だから問題ないよ。」

「マリサにマリク・・・・・」

ギムレーがつぶやいた。

「ようギムレー、それにクロノス。遊びに来てやったぜ!」
「君たちの野望は今日限りだよ!」

魔理沙とマリクは叫んだ。
しかし、ギムレーはふふっと不敵に笑う。

「一人で私に盾突こうというの?」
「一人じゃないさ、私はいつだってな。」

魔理沙も不敵に笑い、後ろを見る。
エレンとティアマトが全員の治療を行っていた。



「「月虹!!」」

今度は天子とエルフィがギムレーとクロノスに向かって剣を持って突撃した。
が、ギムレーとクロノスはそれを避ける。

「避けられた・・・・」
「避けんじゃないわよ!」

「テンシにエルフィ・・・・」

ギムレーは無表情でつぶやく。

「何人増えたって私たちには勝てないさ」
「そいつはどうかな?」

クロノスの言葉を遮るように、影狼の声が響く。

「オール・ザ・デッド!!」
「影月!」

空から無数の矢と共に、カルネージ・フォームのエリスが槍を持って
クロノスに突撃した。

「!?」

クロノスは無数の矢をよけきれず、被弾した。

「ぐああっ!」

そして、華麗にエリスと影狼は着地した。


「カゲロウ、エリス、ピエリ、ゴードン・・・・あなた達も早いね。」

ギムレーはクロノスに目もくれず、不敵に笑う。



「レイムとカムイは?」

ギムレーはその場にいる全員に尋ねた。

「そういやまだだな・・・・ま、真打ちは後でもいいじゃないか。」

魔理沙は笑いながら答えた。


「クロノス、カルネージ・フォームで変身して。
 私の力を扱えないなら死ぬだけだし、どっちにしてもこの人数相手じゃ勝ち目はない。」
「・・・・わかった。」

ギムレーの言葉に、クロノスはそれに承諾した。


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