二次創作小説(紙ほか)
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- Re.幻想転骨録
- 日時: 2023/05/06 00:52
- 名前: ソラセカン (ID: rS2QK8cL)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13116
……………………ん?ここは…何処だ?
ああ、そうか…俺は負けちまったんだ。
止められると思っていた。
でも、現実は違った。
結局アイツに殺されて…多分世界を壊したのだろう。
この真っ暗な世界がそれを証明している。
いつも懐に入れていたケチャップがちょっとした緩和剤になって俺は一命をとりとめたが、
後ろから崩壊していく世界に俺は呑まれた…気がする。
……結局俺は何も、誰も守ることができなかった。
…希望論もいいところだが、もし[次]があるならば…今度は守れるだろうか。
いや、弱気になるのはもうやめろ。絶対に守らなきゃいけないんだ!
* サンズは今この瞬間、誰よりも強いケツイを抱いた!
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·東方project
·UNDER TALE
·サンズが努力しまくった世界の1つ
·現在更新停止中(ここ大事)
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·戦いは弾幕ごっこモードと格闘ゲームモード(非想天則)に別れた描写をすることがあります。
- Re: 幻想転骨録 1話 ( No.2 )
- 日時: 2023/06/24 14:45
- 名前: ソラセカン (ID: rS2QK8cL)
hehe…いや今回は本当に驚いた。まさかオイラにセカンドチャンスがあるなんてな。
今、オイラは人里という場所で孤児として暮らしている。
まだ身体の年齢は9歳だが、この世界で言う「程度の能力」というものにオイラは目覚めているらしく、その能力が「骨を司る程度の能力」と「魂を操る程度の能力」の2つの能力。つまり、前世の能力が引き継がれている訳だ。この世界にはリセットの脅威に怯える心配は無かったらしく、必死になって能力も体力も4歳から今までずっと鍛え上げた結果…里一番どころか其処らの妖怪を完封できるほどの実力を手に入れた。
だが、もう2度とあんな目に合わないようにするにはまだ力が足りない。今も必死になって訓練をしているが、流石に限界を感じたのでオイラは今、最近引っ越して来たらしい西洋の妖怪集団、という異名を付けられたこの"紅魔館"にて、館主のレミリア·スカーレットさんの気まぐれで常時開放となっている大図書館に来ている。
今度こそ…今度こそ大切なモノを守るために。
パチュリー「…」
パチュリーは考えていた。一言で言うとパチュリーは、そのあまりにも勤勉な少年に不信感を抱いていた。
そう、不自然なのだ。感じる気配は完璧に人間のもの。なのにその少年の周りにある魔導書はとうに10冊を越えていた。体つきもやや筋肉質で後々の身長が心配になるほどだ。
パチュリー「 (なんなの?人里に何かがあった事は聞いてないし、そもそも読んでいる魔導書も魂や引力、空間移動関連のものばかり…これは…面白くなってきそうな予感がするわね…)」
パチュリーは久しぶりに心が踊りだすような感覚になり、その少年が帰った後に、次来た時は自分が教えを説いてやろうと考えるのだった。
- Re: 幻想転骨録 2話 ( No.4 )
- 日時: 2023/06/24 14:47
- 名前: ソラセカン (ID: rS2QK8cL)
あれから更に5年の月日が流れた。
オイラはパチュリー先生に講師としてこの世界の魔法がなんたるかを説いて貰ったお陰で、オイラの魔法に対する呑み込み速度が段違いに上がった。その上同じ魔法使いとしての口論も盛り上がりを見せ、パチュリーの従者のような悪魔が若干引いていた。そしてその5年間の甲斐があり、"俺の補助装備"が完成した。そして事件はその次の日だった。
オイラは何時ものように紅魔館の大図書館に向かった。
すると何故だろう。こんなに朝早くから門番が寝ていないで仕事を全うしているのだ。
これは何か可笑しいと思い、オイラの体術の師匠であり紅魔館門番の紅美鈴に話を聞くと、
紅美鈴
「お嬢様にくれぐれも口外するなと言われているからね…後、今日の特訓は悪いけど中止だ。本当に済まない。」
と言われてしまった。すると美鈴の放つ気配が急に変わった。
後ろにかなりの実力者がいることが容易に把握できた。
誰がいるのかと後ろを振り返ってみると…
そこにいたのは紅白の巫女服を纏った巫女。この世界ではこう呼ばれている…
"博麗の巫女"がそこにいた。