二次創作小説(紙ほか)
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- Re.幻想転骨録
- 日時: 2023/05/06 00:52
- 名前: ソラセカン (ID: rS2QK8cL)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13116
……………………ん?ここは…何処だ?
ああ、そうか…俺は負けちまったんだ。
止められると思っていた。
でも、現実は違った。
結局アイツに殺されて…多分世界を壊したのだろう。
この真っ暗な世界がそれを証明している。
いつも懐に入れていたケチャップがちょっとした緩和剤になって俺は一命をとりとめたが、
後ろから崩壊していく世界に俺は呑まれた…気がする。
……結局俺は何も、誰も守ることができなかった。
…希望論もいいところだが、もし[次]があるならば…今度は守れるだろうか。
いや、弱気になるのはもうやめろ。絶対に守らなきゃいけないんだ!
* サンズは今この瞬間、誰よりも強いケツイを抱いた!
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·東方project
·UNDER TALE
·サンズが努力しまくった世界の1つ
·現在更新停止中(ここ大事)
·現在思い付きで書いてた代償を支払う為に[大幅な設定改変中]
·戦いは弾幕ごっこモードと格闘ゲームモード(非想天則)に別れた描写をすることがあります。
- Re: 幻想転骨録 41話 ( No.57 )
- 日時: 2022/03/09 22:21
- 名前: ソラセカン (ID: 5TWPLANd)
オイオイオイオイ!?
どうなっているんだ…?
フリスク
「やぁ。アズリエルにキャラ。久し振りだね。」
キャラ
「お前は…本当にフリスクなのか?それにこれは全部お前がやったのか?」
フリスク
「そうだよ。2つの意味でね。しかしちょっと驚いたな。君がずっと悩んでいるってことに。」
キャラ
「はぁ?何を言っているんだ?」
フリスク
「ほら…自分は咎人だとか言ってたじゃん。」
キャラ
「それはそうだけど…」
フリスク
「[あの時]は結局主導権握られちゃって君に思うようにされて腹がたったけどさ。今ではその主導権は僕にあるんだよ。」
アズリエル
「最後には結局キャラに殺られてるじゃないか。さっき見たよ。」
フリスク
「へぇ…そんな世界もあったのか、あなたならこう言いますよね?興味深いと。」
これ博士の事言ってますよね?
こんな空気の悪い所にわざわざ出向きはしないよ。
キャラ
「上を見てあなた…あの科学者此処にもいるわけ?」
フリスク
「何処にでもいるでしょ。あのモンスターは。」
アズリエル
「それで、主導権を取った気になっている君は何しに来たの。」
フリスク
「その安易な発想を覆す為に来たのさ。」
キャラ
「言ってくれるね…」
フリスク
「君はさぁ、影響されちゃってたんだよね。僕がモンスターを殺していく姿を一番間近で見た事によって。」
キャラ
「影響?」
フリスク
「元々君にサイコパスの才能が有ったのは否めないけどさ、モンスターを殺していく事に快楽を見いだ。していたみたいだし。」
キャラ
「そう。だから今になって後悔しはじめてる。」
フリスク
「まぁ実際誰も殺さなかったら君は特にモンスターに危害を加えはしなかった。でもモンスターを殺せば殺す程君の自我は強くなっていった。向いてたんだろうね殺しが。」
アズリエル
「それじゃまるでキャラが殺しをするためだけに生まれたみたいじゃないか!」
フリスク
「そうでしょうよ。そうやって創られた。だから間近で殺しを見ることで性質が似ていたとはいえソウルを同調させられた。哀れな子供だよ。」
キャラ
「私がこうなったのにはお前にも原因があると?」
フリスク
「まぁそうなんだけど僕を責めないでくれよ。僕はただ命令に従っただけ。なぁんにも悪くない。でもそれに心が幼い君は影響を受けて虐殺を、殺戮を楽しむ様になった。最高だね。」
キャラ
「殺すッッ!」
アズリエル
「落ち着いてキャラ!」
衝撃的というか…なんというか…
フリスクはとっくに諦めて吹っ切れた感じがするね。こういう人間は人が悪い。」
というかこれって本当に俺の技の効果なんですか?
乗っ取られてる?ともまた違う様な…
フリスク
「無様だね。でも悪いのは結局君なんだから。」
キャラ
「うぅ…あぁ…ぅ…」
フリスク
「良かったね、死ぬ前に良いことを知れて。」
キャラ
「………」
ピキッ…バキバキ…バリーン…
アズリエル
「キャラァァァ!」
ザンッ。
フリスク
「君はモンスターだから殺してEXPにさせて貰うよ。」
結局プレイヤーに忠実だった奴が生き残るってか?
これが現実なのか…
サンズ
「そうはさせねぇけどな。」
フリスク
「!?…何処から…」
サンズ
「そんな結末あって堪るか。」
[骨砲]:ガスターブラスター
フリスク
「スペルカード!?」
サンズ
「変える為にここまでやってきたんだ。」
[骨散弾]コツコツ積み重ねる弾幕
フリスク
「避けッ…ガフッ!」
[不可能骨弾幕]
骨密度100%
サンズ
「そのまま埋まっちまえ。」
フリスク
「こんな弾幕…ルール違反だ!」
サンズ
「悪いが此処は俺が造った世界…俺がルールだ。」
バンッッッッ!!!!!!!!
…驚いた。そういえば此処は君の世界だったね。
サンズ
「戻ろう、アイツらが待つ世界に。」
- Re: 幻想転骨録 42話 ( No.58 )
- 日時: 2023/06/21 06:38
- 名前: ソラセカン (ID: rS2QK8cL)
サンズ
「ん…此処は…戻ってきたのか。キャラとフラウィーは…!」
…息がない。さっきの出来事はどうやら此方にも影響したみたいだ。
サンズ
「これで俺も人殺しをやっちまった…ってそういやアリスさんを何度も殺しちまってたんだった…」
そう落ち込むな。そのお陰で君のこの先は暫く安泰だ。
サンズ
「だと良いんだが…」
妖夢
「はぁ…ぜぇ…はぁ…」
サンズ
「なんだアイツ。」
大事な時に凄いスピードで此方に来るものだから一定の距離で最初の位置に戻るように空間の時間を弄ったらずっと走り続ける事となった哀れな子がどうかしたかい?
サンズ
「なんて事をしてるんですか。」
妖夢
「ゆ、ゆゆこさまぁ…ごぶじですかぁ…」
あんなになっても主を気に掛けるとは…大した従者だ。
サンズ
「そう言えばその幽々子ってのは一体何処に「ここよ?」! ! !」
彼が背後を取られた!?
幽々子
「さて、説明して戴けるかしら?」
サンズ
「(今の俺じゃまともにやったら勝てない…それ程実力差がある。)」
妖夢
「幽々子様 ! ご無事だったんですね!」
サンズ
「オイラもさっきの現象は良く分かって無いが…」
少年説明中…
幽々子
「ふぅん…で、結局さっきの子達は殺したのね?」
サンズ
「大差はない。」
幽々子
「そう…なら良いわ。」
サンズ
「随分と躊躇が無いんだな?」
幽々子
「慣れている…とはまた違うけれど特に思う事は無いわね。結局計画も台無しにされたから、その怒りもあるからなのだろうけどね。」
サンズ
「事情を把握しても、そう思うのか?」
幽々子
「どんな人間にも事情はあるわ。それは大なり小なり関係なく同等のものであると私は見ているの。」
妖夢
「流石幽々子様です…」
サンズ
「深くは関わりを持たず、常に傍観者として過ごしてるんだな。」
幽々子
「まぁそうね。そうでもしないとこんな仕事やってられないわ。」
サンズ
「(そうなのかもしれないが…俺が目指している審判者はこれじゃない)」
一体何が正解なのだろうか?それとも正解など最初から…
- Re: 幻想転骨録 43話 ( No.59 )
- 日時: 2022/03/31 13:07
- 名前: ソラセカン (ID: 5TWPLANd)
サンズ
「仕事?」
幽々子
「あぁ、言って無かったわね。此処は冥界だからさ迷う霊魂が大勢いるのよ。それらをとある場所に導くのが私の仕事よ。」
サンズ
「とある場所 ?」
幽々子
「隠す必要も無いんだけれど…どうせだったらちょっと条件付きにしたいなーなんて。」
サンズ
「その条件とは…?」
幽々子
「あの子達を殺した実力を私に直に見せて戴けないかしら? 」
サンズ
「弾幕ごっこ…ですよね?」
幽々子
「そうねぇ…私は[どちらでも構わないわ]。」
サンズ
「!…では、実戦形式でお願いします。」
幽々子
「妖怪…いや、亡霊相手に実戦形式を仕掛けるなんて相当自信があるのでしょう?」
サンズ
「まさか…でもこんな機会滅多に無いんだ。受けてたちますよ。」
幽々子
「なら…始めましょうか?」
サンズ
「ゾクッ…HAHAHA...掛かってこいよ。」
弾幕…じゃないな。バトルスタンバイッ!
サンズ
「正直、紫さんもそうですけど貴女方のような実力者がアイツに負けるとは到底思わないのですが…」
幽々子
「幻想郷って基本的には奇襲を吹っ掛けられる事が少ないから普段の状態で奇襲を受けちゃうと対処が間に合わないのよ。あと彼女の能力的に奇襲に強いタイプには気が緩みまくってる私達は弱いわ。」
サンズ
「でも一度スイッチが入ってしまうと?」
幽々子
「まず実戦ならば負ける事は無いわね。だって私の能力は…」
彼女の回りから煌めく蝶のようなものが…
サンズ
「それが貴女の能力ですか?」
幽々子
「えぇ。[死を操る程度の能力]よ。」
サンズ
「!!!」
実戦ならば負ける事は無い…こういうことか…
幽々子
「さぁ、始めましょう?」
- Re: 幻想転骨録 44話 ( No.60 )
- 日時: 2022/06/12 06:42
- 名前: ソラセカン (ID: 5TWPLANd)
サンズ
「あれ?可笑しいな。随分と長い間時間が止まっていた感覚があるんだが…博士?」
私は知らないよ。断じて知らないよ。3ヶ月位時間を止めていたなんて知らないよ。
サンズ
「オイコラ」
サンズ
「死を操るか…凶悪過ぎて笑えてくるぜ…」
幽々子
「あら?どんな能力も応用が大切よ?私の能力は応用の範囲が狭くて困っちゃうわ。」
サンズ
「死を操るんなら死者蘇生とかも出来そうですけど…」
幽々子
「…試した事無いわね。」
サンズ
「それじゃあ応用もクソもありません…よッ!」
サンズ:[操魂]ソウルハンドン
幽々子
「キャッ!…貴方中々大胆よねぇ、仮にも私女の子なのに急に引っ張るなんて。」
サンズ
「戦闘中にそれを言ったらおしまいでしょうに。」
幽々子
「でもねぇ…私趣味で格闘技も仕上げた経験があるから呼び寄せるのは愚策よ?」
美鈴の拳の速度と同等のスピードだと!?
サンズ
「ハハッ…こんなのどう対処しろってんだよ。」
バチィ!
大きく吹き飛ばされるサンズ君だが何も準備していなかった訳では無いようだ。
サンズ:[静骨]動くな止まれ
幽々子
「貴方のコレも中々凶悪ね?」
サンズ
「それでも勝てなかった相手がかつて居ましたけどね…」
幽々子
「あら、なら良かったじゃない。リベンジ完了よ?」
サンズ
「察しが早いですね…今でこそ勝てましたがそれももう過ぎた話だ。」
幽々子:[幽曲]リポジトリ·オブ·ヒロカワ-神霊-
サンズ
「ッッ!...」
サンズ:[骨砲]ガスターブラスター·乱撃
幽々子
「貴方見た目に似合わず無茶なことするのねぇ?」
サンズ
「まだまだッッ!」
サンズ:[弾骨]スーパーボーン
おぉ…これは凄い。数十の骨が跳躍しその度に速度が増している。
幽々子
「酷いわ。攻撃しても速度が増すだけだなんて。」
サンズ
「魔理沙だったら力で押しきり、霊夢だったら技術で回避する。さて、貴女はどうするんですか?」
幽々子
「私には強力な能力があるんですから三つ目の回答はこれで正解よね?」
そう言うと彼女はサンズ君の弾幕を朽ちさせた。…弾幕って朽ちるものだっけ?
サンズ
「!?…弾幕に死の概念を与えたのか?」
幽々子
「正解よ♪良く分かってるじゃない。」
…ここで殺されるとかじゃ無いよね?
- Re: 幻想転骨録 45話 ( No.61 )
- 日時: 2022/11/12 21:35
- 名前: ソラセカン (ID: 5TWPLANd)
一方立教大学…いや、紅魔館にて………
ドォォォン!ガァァァァン!
フラン
「まだまだね!もっと威力が無いと!」
レミリア
「ここに爆発魔法を追加して…」
レミリア:[神槍]スピア·グングニル·爆
シャインッッ!ボガァァァァァァン!
フラン
「流石ねお姉様!」
咲夜
「」(どうして…)
今日もメイドの悩みは尽きないのである。
それはそうとて博麗神社…
霊夢
「魔理沙。」
魔理沙
「ん?どうした。」
霊夢
「何で私達を撤退させたの?」
魔理沙
「う~んとなぁ…勿論私ももうちょっと戦いたかった気持ちはあったんだけどここは引き際を見極めた方が良いのかなーと…」
霊夢
「絶対違うわよね?」
魔理沙
「サンズに頼まれt「サンズが!?」お、おう。」
霊夢
「でも何で私達に頼ってくれなかったのかしら…」
魔理沙
「さぁ?アイツそういうところあるよな。」
霊夢は以前サンズ君と過ごしていたにそういった類いの話はしていた。その時サンズ君は霊夢に対し[頼りにしている]としっかり言っていたのだ。
霊夢
「(嘘つき…)」
そして視点は戻りサンズ君。
一応サンズ君の言い分を考えると今の自分の姿を霊夢、魔理沙に見られたくなかったというものだ。
今は人間の姿だが…モンスターは人間に恐れられてきた経緯を持つためサンズ君自身も無意識に人間を避ける節がある。嫌いではない。だが、近付き過ぎたくもない。そんな思春期的思考に近いものとなっている。体年齢はそうなんだけどさぁ…彼も随分青臭くなったものである。
サンズ
「アッッッ…ガフッッ... 」
幽々子
「フフ♪割と楽しめたわよ?」
あ、負けそう