二次創作小説（紙ほか）
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- Re.幻想転骨録
- 日時： 2023/05/06 00:52
- 名前： ソラセカン （ID: rS2QK8cL）
- プロフ： https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13116
……………………ん?ここは…何処だ?
ああ、そうか…俺は負けちまったんだ。
止められると思っていた。
でも、現実は違った。
結局アイツに殺されて…多分世界を壊したのだろう。
この真っ暗な世界がそれを証明している。
いつも懐に入れていたケチャップがちょっとした緩和剤になって俺は一命をとりとめたが、
後ろから崩壊していく世界に俺は呑まれた…気がする。
……結局俺は何も、誰も守ることができなかった。
…希望論もいいところだが、もし[次]があるならば…今度は守れるだろうか。
いや、弱気になるのはもうやめろ。絶対に守らなきゃいけないんだ！
* サンズは今この瞬間、誰よりも強いケツイを抱いた！
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·東方project
·UNDER TALE
·サンズが努力しまくった世界の１つ
·現在更新停止中(ここ大事)
·現在思い付きで書いてた代償を支払う為に[大幅な設定改変中]
·戦いは弾幕ごっこモードと格闘ゲームモード(非想天則)に別れた描写をすることがあります。
- Re: 幻想転骨録4.5話 ( No.17 )
- 日時： 2023/06/24 15:27
- 名前： ソラセカン （ID: rS2QK8cL）
霊夢
「ねぇ紫、どうしてサンズをスキマ送りにしたの？というか何処に送ったのよ。」
紫
「どうしてって、彼が幻想郷の脅威になると判断したからよ。行き先はフランドールちゃんの所ね♪」
その発言にパチュリーは顔を青ざめる。
魔理沙
「どうしたんだ？パチュリー。」
パチュリー
「フランは…ありとあらゆる物を壊す能力を持っているのよ！よくも私の弟子を！！」
霊夢
「えっ!?」
魔理沙
「はぁ!?」
霊夢と魔理沙は直ぐ様抗議した。
霊夢
「いくら何でも横暴が過ぎないかしら紫。彼は人よりほんの少し強い力を持ったただの人間よ？ましてや幻想郷の禁忌を侵した訳でもない。博麗の巫女として見逃せない事態よ。」
魔理沙
「そもそもアイツのどこに脅威を感じる要素があったって言うんだ？」
紫
「それすらも分からないなら魔理沙、貴女は魔法使いとして恥じなければいけないわ。」
魔理沙
「答えになっていないな。はぐらかさずに質問に答えてくれよ。」
この状況でも必死に考える事を止めない霊夢。そしてふと疑問に思った。
霊夢
「ねぇ紫。どうして彼だけに拘るの？他にも幻想郷の脅威になるのはごまんといるわよね。」
紫
「…!」
紫は微かに動揺した。
魔理沙
「そして本物の紫なら相手がどれだけ脅威であろうが話し合いから接触を図るタイプの筈だ。…コイツ本当に紫なのか？」
紫
「ハハハ。流石博麗の巫女と人間の魔法使いね。今回はおいとまするわ！」
そう言い残した後、紫は消えた。
その後異変の首謀者を倒し、異変は解決した。
一抹の不安を残しながら。
- Re: 幻想転骨録 8話 ( No.19 )
- 日時： 2023/06/24 15:39
- 名前： ソラセカン （ID: rS2QK8cL）
まさか異変を解決したら宴会を開くなんて思わなかったな。
オイラはさっきの技で全魔力の3割を持ってかれたっていうのに「折角異変解決に貢献してくれたんだから、宴会参加しないさいよ。あ、準備手伝ってね。」って、骨使いが荒いぜ…
でも何だろうな。心なしか霊夢と魔理沙の顔が暗いような…
まぁ、オイラが気にする事じゃないか…と何かしらのトラブルの原因を放置するっていうのは前回のオイラと一緒だ。
あの世界でもこんな些細な事で大切な奴ら…皆見殺しにしたからな。
数えればキリがないほどの仲間を失った…もう慢心はしない。
サンズ
「よう。霊夢、魔理沙そんな浮かない顔してどうしたんだ？酒飲み過ぎて気持ち悪くなってんのか？」
魔理沙
「サ、サンズか。実はさぁ…」
少女説明中……
サンズ
「なるほど。あれは本物の紫じゃないってことか。」
霊夢
「でもそうとも言い切れないの。だって、あの妖力は紫の物だったもの。」
サンズ
「話が読めないな。どういうことだ？」
霊夢
「つまり、紫と全く同じ妖力を持ちながら中身は別人のナニカってことよ。」
サンズ
「それは厄介だな…手がかりのない今は下手に動かない方が良いんじゃないか？」
霊夢
「そうね…って魔理沙はどこ行ったの？」
サンズ
「あぁ、魔理沙ならあそこだ。」
魔理沙
「盛り上がってるかお前らー！」
妖怪達
「イェーーーイ！！！」
おもむろに立ち上がった霊夢は怒気を込めた白黒のボールを魔理沙の頭にシュート!超エキサイティング!!!
異変などまるでなかったかの様に、明るい夜が更けていった…
- Re: 幻想転骨録 9話 ( No.21 )
- 日時： 2023/06/24 15:44
- 名前： ソラセカン （ID: rS2QK8cL）
宴会後の朝…
サンズ
「ふぁ～あ…イテテ…石畳の上で寝てたのか…ん？」
霊夢
「ｽﾔｧ…ﾑﾆｬﾑﾆｬ…」
サンズ
「こうして見てみると甘えん坊のパピルスみたいだな…」
サンズはつい癖で霊夢の頭を撫でた。その瞬間に霊夢が起きた事も知らずに。
霊夢
「(なになになに!? ど、どうしてサンズが私の頭撫でてんの!?)」
霊夢は親を知らない。親ではなく教育係の紫はいるが、今は行方不明だ。
博麗の巫女をこの歳で担い、妖怪退治を生業としているが霊夢はまだ幼い。
いつもは紫が霊夢に愛情を贈っているが…今回はサンズから貰ったらしい。サンズもサンズで伊達にパピルスの頭を撫でてきた訳では無いので、頭を撫でるのが物凄く上手い。霊夢が幸せそうな顔をしているのが何よりの証拠だ。
この日から霊夢はサンズにデレるようになり、その場面を魔理沙に見られ、「デ霊夢」というあだ名を付けられ、霊夢が魔理沙に夢想封印をかますのはまた別のお話…
???
「ようやくアイツが動いたね。」
???
「僕達も少しは強くなったから、準備は万端。いつでも始められるよ。」
???
「そうだね…長かったよ…そろそろ始めようか…」
ショータイムだ！
- Re: 幻想転骨録 10話 ( No.23 )
- 日時： 2023/06/24 16:00
- 名前： ソラセカン （ID: rS2QK8cL）
霊夢&魔理沙
「暇」
サンズ
「第一声がそれかよ。」
魔理沙
「最近は暇過ぎて可笑しくなりそうだ…いっそのこと私達で異変起こしてみるか?」
サンズ
「やーめーろ。誰が止めるんだその異変。」
霊夢
「積極的に異変を止めようとする人物はもう誰も居なくなるわね…あと３日で異変が起きるって勘も告げてる事だし。我慢するわ。」
サンズ& 魔理沙
「は？」
霊夢
「あれ、言ってなかったかしら？」
サンズ
「え、いや初耳なんだが。」
魔理沙
「お前が異変前に異変を察知するなんて珍しいな…どんな異変なんだ？」
霊夢
「それがね…過去最大級の異変が起こるらしいの。」
魔理沙
「なん…だと…」
霊夢
「大丈夫よ。なんてったってサンズが居るんだもの。ね？サンズ？」
サンズ
「あぁ。任せてくれよ。」
魔理沙
「サンズが居るんだったらまぁ確かにどうとでもなりそうなもんだが…そしてまた出たなデ霊夢ッ!」
霊夢
「あ?」
魔理沙
「今度はブチギ霊夢ってかい？」
サンズ
「仲いいな。羨ましい位だぜ。付き合っちまえよ。」
霊夢
「付き合うって…私達女同士なんだけど…」
サンズ
「それがどうかしたのか？」
魔理沙
「いや、問題しかないだろ…」
サンズ
「お似合いだと思うけどなぁ。」
こうして毎日霊夢と魔理沙の反応を楽しみ、図書館で勉強した後、美鈴に体術を教えてもらい、家に帰って寝る。
これがオイラの平和な日常だ。あぁ、こんな毎日がずっと続けばいいのに…
それはフラグというものさサンズ君。
サンズ
「聞き覚えのある声…誰だ…?」
答えは帰って来なかった。
異変発生まで
あと２日
- Re: 幻想転骨録 11話 ( No.24 )
- 日時： 2023/06/24 16:14
- 名前： ソラセカン （ID: rS2QK8cL）
サンズ
「あと２日か…いまいち実感湧かないなあ。」
霊夢
「悪かったわね。私の言葉に説得力が無くて。」
サンズ
「いや、そういう訳じゃないんだけどさぁ…」
ｶｼｬｯ！ｶｼｬｯ！
そんな音が聞こえて空を見上げると、黒い羽を生やした少女がいた。
???
「いやぁ～良い写真を撮らせて頂きました。明日の新聞のタイトルは[博麗の巫女、男を作る!?]で決まりですね♪」
サンズ
「誰だアンタ？」
射命丸 文
「私は射命丸 文と言うものです。以後お見知りおきを…サンズさん？」
霊夢
「ちょっと!勝手に撮らないでっていつも言ってるでしょ！」
文
「あやや、これは失礼しました。デート中でしたか。ではではまたいつか…」
霊夢
「待てー！あンの鳥めぇ…今度来たら焼き鳥にしてくれるわぁ！」
サンズ
「お、おう。」
幻想郷は今日も平和…
ﾄﾞｶﾞｰﾝ！
サンズ&霊夢
「異変か！」「異変ね！」
………最後まで言わせてくれてもいいんじゃないかな？
???
「おいっ!何爆発させてんだよ！」
???
「ご、ごめん!魂をついうっかり…」
???
「まぁ良いよ。良い実験結果が出たしね。」
???
「爆弾みたいに使えるかな ?」
???
「それでいっか。」
???
「いつ仕掛ける？」
???
「もう仕掛けちゃおうかなぁ。ってかここから早く離れないと! 」
???
「じゃあアレの能力で…」
???
「あぁ。」
その一部始終を見ている者が居たがその少女は面白そうに笑っていた。
サンズ
「何があった! 」
???
「怖いよ！チルノちゃん!」
チルノ
「サイキョーのあたいにとってこんなのちっとも怖く無いね！だから心配しないで大ちゃん！」
???
「あ、人間だ。」
そこには俺の居た世界での魂の形に半径十メートルの大きな穴が空いていた。
サンズ
「まずは事情聴取だよな…ちびっこ達。ここで何があったか教えてくれないか？」
大ちゃん
「え、えっとチルノちゃんと私はこそこそとここで話している人達がいたのでその…いたずらしようかなって近付いたら…急に真横が光って何かが爆発したんです。」
ルーミア
「みたいだね。私は巻き込まれただけだから何も見てないかな～」
チルノ
「あたいは…その爆発から大ちゃんを「そうだ！私はチルノちゃんに守られたの！必死に氷のバリアを張って…」
チルノ
「ど、どんなもんだい！」
ルーミア
「偉い偉ーい」
何かこのチルノって子は勇敢でたくましいようだ。これじゃあまるで…
サンズ
「(パピルス…みたいだな…)」
サンズは今は亡き弟にチルノを照らし合わせた。
結局調査はしたものの、手掛かりになりそうなものはは何も出てこなかった。
異変発生まであと１日