社会問題小説・評論板
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- 学校と家庭
- 日時: 2015/12/26 17:58
- 名前: 水紀 (ID: .4mFzsId)
皆さんこんにちは、水紀と申します。
この『学校と家庭』では、学校では明らかに主人公のことを「気持ちが悪い」、「近寄るな」とでもいうような眼差し。
そして家庭内では、母親と父親がすれ違う日々。
日に日に溜まってゆくストレスと不安。
そんな少女に新たな人との関わりが出来た、その事を境に主人公の歯車は動き始めた…。
一回投稿して、修正、とゆうこともあります。
ご了承ください。
追加の注意点
学生ですのでほとんど、夕方、夜にしか投稿できません。
- Re: 学校と家庭 ( No.46 )
- 日時: 2015/12/11 17:43
- 名前: 水紀 (ID: pND9SC4/)
「希さっ…希さんっ…ごめんなさいっごめんなさいっ。」
「…っうん。大丈夫だよ。」
もうここからは泣きすぎて、泣いたことしか記憶にない…。
今は泣き腫らした眼を冷やしてもらっているところだ。
流石にこんな自分が嫌になってくる…。
「…はぁ…。」
「あっ、また嫌なこと考えてるっ!」
ギクッ!
「い、嫌だなぁ〜、そんなこと無いですよ!」
あはは…と抵抗してみるものの…
「へぇ〜…、ふぅ〜ん…、そんな嘘つきな君にはお仕置きが必要ですねぇ〜。」
…とニヤニヤしながら迫ってくる希さん。
オワッタ…
「な、何ですかお仕置きって!」
「そ、れ、は、やってからの、お楽しみ〜!」
バッ
「ひっ!」
「おりゃあ〜!」
「いやあぁぁ〜!」
の、希さんってこんな性格だったっけ〜!?
See you next time
- Re: 学校と家庭 ( No.47 )
- 日時: 2015/12/12 21:25
- 名前: 水紀 (ID: JC82K/KY)
「うう〜…。」
「ご、ごめんって…。」
「…」キッ
あの叫び声から今のこの状況にいたる。
その間の状況を少し省略すると。
希さんが私に襲いかかる
↓
私の弱点とゆう弱点をくすぐられる
↓
私が抵抗に抵抗を重ね、半ば喧嘩みたいになる
↓
希さんがいきなりとまり、ごっめ〜ん☆と謝られ、下の方に視線をうつす。
↓
それと同じように私も下の方に視線をうつす
↓
私の服がはだけていることに気付く
↓
私が本日2回目の叫び声をあげる
↓
今
こんな感じだ…。
これを見て、皆思うだろう。
何だこの変態小説みたいなフラグは!
…と。
私は今日だけで何か大事なものを強奪された気がする…。
もちろん、希さんに…。
必死に謝る希さんを横目で見ながら、私はため息をつく…。
「はあぁ〜…。」
See you next time
- Re: 学校と家庭 ( No.48 )
- 日時: 2015/12/13 14:07
- 名前: 水紀 (ID: JC82K/KY)
「…もういいですよ、許しますから。」
「ほんとっ!?」
「あ〜…、はいはい、ホントですよ。
てゆうかもう3時近くじゃないですか!?」
何時間くだらないことをやってたんだ私は…
「え、あ、ホントだ…。
じゃあおやつにするか〜。」
どっこいしょ、と、21歳が言うべきではない言葉をはきながら希さんは立ち上がり、キッチンへ向かう…。
キッチンから希さんの「普通にホットケーキでいい〜?」って声が聞こえる、特にこだわりは無かったので私も「いいですよ〜。」とかえす。
…そんなこんなでホットケーキが出来あがる。
「いっただっきまーす。」
1口食べてみる、まあ、ホットケーキがまずくなる事はそうそうないんだけど、やっぱり口から出てくるのはこの言葉。
「美味しいっ!」
「ははっ、そんなに喜んでもらえるとは思ってなかったから嬉しいよ。」
「で、でもっ!ホントに美味しいんですって!」
「おおう、わかったわかった、でも家で食べるホットケーキ、そんなに不味いの?」
…と苦笑いぎみに聞いてくる。
「いやぁ〜、そんなことも無いんでしょうけどね。
なんか、家で食べる食べ物、最近全部不味いんですよね…。」
「…そっか。」
希さんはその後、深く追求することは無かった。
それはいい、それはいいんだけど!
「あ、深月ちゃん、お風呂どうだった?」
「あ、ハイ、気持ちよかったデス。」
何でこんなことに…!?
- Re: 学校と家庭 ( No.49 )
- 日時: 2015/12/19 20:47
- 名前: 水紀 (ID: JC82K/KY)
「あの…。何でこんなことになってるんでしたっけ?」
「え〜っと、お母さんが急に仕事が入って、今からこっち帰ってくるのは大変でしょうからってお母さんが言ったから、だよね?」
うん、分かってる、分かってますよ…。
「はあ〜…。」
「あはははっそんなため息ついてないで寝るよ〜。」
「は〜い。」
そうして私達は布団へ潜り込んだ。
「ふふふっ、こうゆうの滅多にないから楽しいな…。」
「そうなんですか?」
「うん。別にトモダチ居ないってわけでもないんだけどね。」
…この人ボッチなのか…。
ジー
「…別にボッチじゃないよ?」
ギクッ
「や、やだな〜。 そんな事一言も言ってませんよ?」
「ふ〜ん…。 ま、良いけど。」
ホッ
「まぁまぁ、寝ましょ!ね!」
「そうね、それじゃおやすみ〜。」
「おやすみなさい。」
この日の夜は、久しぶりに涙を流さなくてすむ日になった。
これも希さんのおかげかな…。
なんて。
See you next time
- Re: 学校と家庭 ( No.50 )
- 日時: 2015/12/22 20:55
- 名前: 水紀 (ID: .4mFzsId)
朝、私は隣に居るはずの希さんが居ないことに気付き、目を覚ました。
「ん〜っ。」
私は伸びをして上半身を起こす。
部屋のドアの外から美味しそうな匂いして、ゆっくりとベッド
から降りて希さんが居るであろうところまで行く…。
そして希さんが私に気付いて「あ、おはよ〜。」と、微笑んでくれた、その微笑みに目じりが熱くなる…。
でも私は、「…っおはようございます。」と、出来る限りの微笑みで返した…つもりだ。
それから私達は朝ごはんを食べて、なぜか今、希さんと私は、私の家の前にいる。
…先ほど、私が走って来れる距離だから、そんなに遠くはない。
だから玄関までで良いと言ったんだけど、希さんいわく「絶対深月の家の前まで送っていく!」とのことだったので、今に至る。
だけど、そこで私達が見たものは…。
See you next time