社会問題小説・評論板

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学校と家庭
日時: 2015/12/26 17:58
名前: 水紀 (ID: .4mFzsId)

皆さんこんにちは、水紀と申します。

この『学校と家庭』では、学校では明らかに主人公のことを「気持ちが悪い」、「近寄るな」とでもいうような眼差し。
そして家庭内では、母親と父親がすれ違う日々。
日に日に溜まってゆくストレスと不安。
そんな少女に新たな人との関わりが出来た、その事を境に主人公の歯車は動き始めた…。

一回投稿して、修正、とゆうこともあります。
ご了承ください。

追加の注意点

学生ですのでほとんど、夕方、夜にしか投稿できません。

Re: 学校と家庭 ( No.31 )
日時: 2015/11/14 12:34
名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)

「ねぇねぇ!みっちゃん!あのね!─」

「…」

さっきから…、とゆうかずっと私の横でぺらぺらと返事をしない私に向かって喋り続けるさっきの女の子、いわく、佐々波 凛愛。

もう脳内では凛愛、と名前呼びだ。

凛愛は屋上で会って、1時間目、2時間目、と休み時間になっては話しかけてきてもう…放課後だ…。

いい加減にしてくれないだろうか…。

今日1日凛愛が話かけてきたおかげで周りからは変な視線を散々なほど浴びせられたのだ…。

まったく、中学生になってからとゆうもの、変なことばかりだ…。

「はぁ…。」

それに私はどちらかとゆうと、ほおっておいてほしいのだ。

変に触れてしまうと、結局は崩れてしまう…。

そう、私が昔大好きだった

凛とした華のような貴方の様に…。

「小夜…。」

See you next time

Re: 学校と家庭  ( No.32 )
日時: 2015/11/13 23:40
名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)

「…え。」

そう呟いたのは紛れもなく、凛愛だった…。

彼女を見ると、顔を青白くして、少し震えているようにも思えた…。

「あ、あの、どうしたの?」

声をかけるとさっきまでの感じが嘘のように…。

「あ、うんっ!大丈夫だよっ!」

と、ニコッと微笑んだ…。



何故凛愛は小夜とゆう名前を出しただけであんなにも過剰反応を見せたのだろう…。

まぁ、いいか…。

それにしてもそろそろ帰らなくては、もう4時30分だ…。

「私、もう4時30分だから帰るね。」

そう言い、教室を後にした

後ろからは凛愛の「また明日ね」とゆう声が聞こえたでも私は

聞こえないふりをして足早に家に帰るための帰路へとついたのだ…。

彼女が1人

「何でっ、私たちの事は覚えてなくて、あいつの事だけ覚えてるのよっ…。」

悲しそうに、顔を歪めていたことを知らずに…。

See you next time

Re: 学校と家庭  ( No.33 )
日時: 2015/11/13 23:40
名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)



「っはぁ…。まだ、明るい、けど…。」

この時間はどうもあの日から、苦手だ…。

男の人が通るたびに…

「ハハッ、マジかよ!」

ビクッ

こんなありさまだ…

気にしていないつもりでも、体は正直だ…。

「も〜っ駄目だなぁ、早く帰ろ…。」

そうして家に帰った私は、さらなる憂鬱に今にも負けそうであった…

数分前…

「ただいま。…?」

話し声…?

誰だろ…

「…っ!」

見ただけで分かった…

母のあのかつては父へ向けていたあの笑顔をある男性へ向けている…

それだけで、私の気分を憂鬱にさせるには十分すぎるぐらいだった…

ドア越しに母が私に気付く…でも

母は、顔をそむけた…

何だか気まずく、私は2階の自室に行った…で

今に至る。

そんで、涙が止まらなくなった…。

「っ…ひっく…お、かぁさん…お母さんっ…ママ、ママぁ〜…。」

こんなに母のぬくもりが恋しくなったのは…、久しぶりだ…。

See you next time










学校と家庭 ( No.34 )
日時: 2015/11/13 23:33
名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)

ピンポーン

…その音は私が泣き終わった頃に鳴った…。

何だか嫌な予感がして、しばらく部屋に閉じこもっていた。

でもそれは思いすごしだったようで…。

小さくだが、「印鑑お願いします。」「はいはーい。」って感じの宅配便が来た時特有の会話が聞こえたので、少しほっとした…。

でも、いくら宅配便が来ようが何だろうが、今の私の気持ちは収まる事を知らなかった。

部屋のものを壊したくなるような、そんな衝動にかられ、私はそれを抑えようと、自分の手首を強く握った…。

それはもう、血が止まるんじゃないかと思うぐらいに…。

でも、心の奥底、私は〝このまま血が止まって、死ねないかな〟とか、思ってたんだ…。

でも、こんなことで死ねたら、苦労はしないわけで…。

「…っはぁ、跡付いただけか…。」

どれぐらいの時間握ったのか、私の手には、私の存在を主張するかのように、赤黒い、手形がついただけだった…。

See you next time

Re: 学校と家庭 ( No.35 )
日時: 2015/11/14 19:04
名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)

「み…き…みつ…深月!」

「んぅ〜?」

…クソッ…朝っぱらから何だし…しかもまだ意識が…

「深月!?お友達が来てるわよ!」

…は?

流石に今の眠たい私でもビックリした…それに…

私に友達なんていたか?

「なんか、きりさき ゆうと君って言ってるわよ…?」

…きりさき…ゆうと…きりさき…ゆうと…ゆうと…

「あ゛っ!」

ダダダダダッ

ガチャッ

「やあっ!おはよう深月さん!」

…は?

この日私は、初めて、家に客が来てドアを閉めようかどうか迷った…

See you next time


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