社会問題小説・評論板
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- 学校と家庭
- 日時: 2015/12/26 17:58
- 名前: 水紀 (ID: .4mFzsId)
皆さんこんにちは、水紀と申します。
この『学校と家庭』では、学校では明らかに主人公のことを「気持ちが悪い」、「近寄るな」とでもいうような眼差し。
そして家庭内では、母親と父親がすれ違う日々。
日に日に溜まってゆくストレスと不安。
そんな少女に新たな人との関わりが出来た、その事を境に主人公の歯車は動き始めた…。
一回投稿して、修正、とゆうこともあります。
ご了承ください。
追加の注意点
学生ですのでほとんど、夕方、夜にしか投稿できません。
- Re: 学校と家庭 ( No.16 )
- 日時: 2015/11/14 12:35
- 名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)
有り難うございます!
これからも頑張ります!
- Re: 学校と家庭 ( No.17 )
- 日時: 2015/11/14 12:36
- 名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)
あれからの私の記憶は曖昧だ…。
でも、これだけは鮮明に、体に感触として残り…。
消えることのない記憶として、脳内に刻み込まれた…。
ザ−ッ
雨音が聞こえる…。
まるで…、今の私のよう…、なんて…。
「ハッ…、ハハッ…、あ、う、うぁっ…。」
口の中が鉄で出来てるみたい…。
何人の男に汚されたんだろ…。
…汚された…?
違うか…。
もともと私は…、汚れたんだ…。
「あいたたた…、もうちょっと優しく出来ないのかなぁ〜…。
もう…。」
「あ…、でも、下着と洋服、新しい携帯は無事だ、これで怪しまれないかな…。」
ま、だいじょぶか…。
「帰ろう…。」
外に出ると、さっきまで降っていた雨がすっかり止んでいた…。
見た目的には、何も変わらない…、だけど…。
私の心はもう、死にかけていた…。
でも、それを妨げるかのように、私の眼から、大粒の涙が溢れた…。
それでも私は、人前で声を出して泣くのが、怖い…。
さっきから口の中に鉄の味があったが、唇を噛んでさらに、鉄の味が、口の中に広がるばかりだった…。
「ふぁ、あぁ…、っあ、っ!」
私の涙…、お願い、おさまって…。
そう願っても、涙は溢れるばかり…。
おさまれおさまれおさまれっ、おさまれっ!
すれ違う人達が、幸せそうに、私の隣を歩いていく…。
私になど、目もくれず…。
歩いていく…。
あぁ、小さい頃は、こんなセリフ使うとは思ってもみなかった…。
「ほんとに、世界ってザンコク…。」
See you next time
- Re: 学校と家庭 ( No.18 )
- 日時: 2015/12/22 23:17
- 名前: 水紀 (ID: .4mFzsId)
あれから家の前まで来た私は、一つ、確かな違和感を覚えた…。
…なんだ、この違和感…。
恐る恐る家に入る、違和感は消えないが何も変わらない…。
一番手前のリビングに入る…。
その次の寝室へ…。
二階の部屋へ…。
何かが何時もと違う…。
ハッ
そこで違和感は確信に変わった。
今は夕方の5時…、何時もお母さんはこの時間帯には帰ってきて…。
家の電気をつける。
そして、私の家は電気がついていたら外からでも分かるのだ。
違和感の正体は、そう、家中の電気がついてなかった…。
何故だ…?
父が帰ってきていないのは分かる…。
だが、母が帰って来ていないのは何故だ…?
母に連絡しよう…。
prrrrrr
「あ、もしもし、お母さん?」
「あぁ、深月? どうしたの?」
「…あ、いや、帰ってきてないからどうしたのかな…って。」
「いやね〜、私だって帰りが遅くなる時ぐらいあるわよ。
でも、今帰ってる途中でもうすぐ着くから、待ってなさい。」
考えてみればそうか、まぁ、母が無事ならいい…。
「うん、待ってる。」
そのあと切れた電話を置き、着替え始めてから私はまた、違和感を覚える…。
あ、そっか、父のメールと母の声だ…。
父のメールには、母が今日は機嫌が悪いと書いてあった…。
なのに、声の様子からだと、何時もより機嫌がいいように聞こえた。
何故だ…?
父と母の間で何が起きている?
ただの父の勘違いか…。
それとも…。
ガチャッ
「ただいま〜。」
帰って来た・・・。
とにかくお母さんの様子を観察しなくては!
この頃には私の脳内からさっきの出来事は抜け落ちていた。
違う、私はさっきの出来事を忘れようとして、無駄なことを考え、頭を必死にまわしていたんだ…。
See you next time
- 見てくださっている方々へ ( No.19 )
- 日時: 2015/11/14 12:37
- 名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)
こんばんは水紀です。
少々迷ったのですが、29日まで、休載(?)させてもらうことにしました。
理由はとゆうと、違うサイトでコンテストに出すことになったからです。
あっさりしてますが、本当にこれだけです。
お前にそこまでの文章力ないよと思う方もいると思います、ですが、応援して下さると幸いです。
29日にはまた投稿しますので、ご理解下さい。
- Re: 学校と家庭 ( No.20 )
- 日時: 2015/11/14 12:39
- 名前: 水紀 (ID: ChKdbj6w)
「…」
怖い、怖すぎる…
とにかく何もなさ過ぎて怖いっ!
いや、嬉しい、とても嬉しいけど…
とにかく怖い…
「深月〜? このフライパンお願〜い!」
ビクッ!
「は、は〜い…。」
…ジュ−ッ…
「〜♪〜♪」
…ジー…
「…どうしたの?そんなに見て…。」
上機嫌…いったいどうしたんだ…?
お母さんは…?
「…深月…? 深月っ!」
「…! な、何!?」
「フライパンッ!」
…フライパン…?
!!
「焦げ臭っ!」
「ほらっ!早く火を消して!」
「あっ、う、うんっ!」
フライパンの中身は見事に焦げ焦げ…
やっちゃった〜…
「はぁ〜…」
「ふぅ〜…、ま、大丈夫よ♪」
「うぅ〜…ごめんなさ〜い…」
そんな平和なひと時に悪魔は何時も…
足音を消し…近付いてくるんだ…
Prrrr
お母さんの電話が鳴って お母さんが電話の相手を確認すると
微笑みながら電話をとる…
?誰だ?お母さんがあんなに嬉しそうにするなんて…
そう思って耳を澄ました…
「あらっ! 暁さん?嬉しいわぁ♪貴方から電話をもらえるなんて♪」
…あかつき…?
聞いたことない名前…
お母さんの会社の人かな…
そんなの今になってはただの甘い考えだった…
See you next time