BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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作品集1月2日ハッピーシュガーライフを投稿
日時: 2020/01/15 22:06
名前: 千早 (ID: uKwvUktb)

ここではBL,NL、GL、その他の小説を書いて行こうと思います
もしかしたら長編も書くかもしれません
リクエストを書いていただいたらチャレンジしてみたいと思います
つたない文章ですが許してください

投稿作品


ハッピーシュガーライフ
(※理由があって未完です、すいませんが続きを読みたいって方がいない限り続きを書きません)
松坂 さとう×神戸 しお

GL

>>175

響け! ユーフォニアム

黄前久美子×高坂麗奈

GL(百合)

君の心に響け!

前編

>>169

後編

>>170

あなただけの特別になりたい

前編
>>171

後編

>>172

暴走幼女藍沙ちゃん
オリジナル
高校生×子供
GL

第一話
>>165


D.C.(ダ・カーポ)
朝倉 純一×芳乃 さくら
NL

小学生編

第一話
>>153

第二話
>>154

第3話(完結)

>>161

ミカグラ学園組曲
一宮 エルナ×藤白 おとね
GL
>>151

劇場版アイカツ
(ネタバレあり)
GL
神崎 美月×星宮 いちご
>>137
>>138
魔法のプリンセスミンキーモモ
マリンナーサのモモ×フェリナーサのモモが人間に転生したモモ
GL
>>136

黒執事
セバスチャン・ミカエル×シエル・ファントムハイヴ
BL
>>128


戦国BASARA(バサラ)
徳川家康(とくがわ いえやす)×石田三成(いしだ みつなり)
BL
>>127

Aチャンネル
一井 透(トオル)×百木 るん
GL 
>>131


プリティーリズム ディアマイフューチャー
GL
上葉 みあ(あげは みあ)×ヘイン
>>117


高山 春香(たかやま はるか)×園田 優(そのだ ゆう)
GL
前篇
>>109
後編
>>110

桜色のお泊まり会
前編
>>162
後編
>>163

それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ
松明屋紅葉(かがりや もみじ)×メオ・ニスのエリュトロン
GL
>>100

きんいろモザイク
大宮 忍×アリス・カータレット
GL
>>96

>>130

>>135

プリキュアシリーズ
調辺アコ(キュアミューズ)×円亜久里(キュアエース)
GL
>>93

げんしけん二代目
斑目 晴信×波戸 賢二郎
BL
>>78

マジすか!?学園
センター×ゲキカラ
GL
>>143

シブヤ×ブラック
GL
>>90

優子×サド
GL
>>87

前田敦子×鬼塚だるま
GL
>>84

センター×ネズミ
GL
>>25

>>28

>>81
ブラック×ゲキカラ
GL
>>39
サド×シブヤ
GL
>>42
魔法少女リリカルなのは
その他
>>1
フェイト・テスタロッサ×高町なのは
GL
>>2
ハンター×ハンター
キルア=ゾルディック×イルミ=ゾルディック
BL
>>3
カードファイト!!ヴァンガード
先導アイチ×櫂トシキ
BL
>>6
ドキドキプリキュア
菱川 六花×イーラ
NL
>>106

菱川 六花×相田 マナ
GL
>>7
相田マナ×レジーナ
GL
>>37
TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)
鏑木・T・虎鉄(ワイルドタイガー)×バーナビー・ブルックスJr.
BL
>>8
ONE PIECE(ワンピース)
モンキー・D・ルフィ×ウソップ
BL
>>9
モンキー・D・ルフィ×トラファルガー・ロー
BL
>>23
マギ
アラジン×アリババ・サルージャ
BL
>>10
マリア様がみてる
福沢 祐巳×松平 瞳子
GL

>>168

>>22

>>57

>>63

>>72

>>139

>>141

>>144
藤堂 志摩子×二条 乃梨子
GL
>>66
島津 由乃×有馬 菜々
GL
>>69
黒子のバスケ
火神大我×黒子テツヤ
BL
>>24

黒子テツヤ×青峰大輝
BL
>>145

>>147
お釈迦様もみてる
柏木 優×福沢 祐麒
BL
>>38

プリズマ☆イリヤ
イリヤスフィール・フォン・アインツベルク×美遊・エーデルフェルト
GL
>>75

イリヤスフィール・フォン・アインツベルク×美遊・エーデルフェルト×クロエ・フォン・アインツベルン
GL
前編
>>133
後編
>>134
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
宿海 仁太(じんたん)×本間 芽衣子(めんま)
NL
>>53

オリジナル
その他
>>12
NL
義兄妹物(新しい小説投下)
>>149
GL
>>16

>>32
小学生の百合物
白川みずき×青野るり
GL
>>47
蒔田みのり×植原あかね
GL
>>50

Re: 作品集9月26日響け!ユーフォニアムを投稿 ( No.172 )
日時: 2019/12/09 16:28
名前: 千早 (ID: vokdlDRO)

「うぅ……そんなに素っ気なく返して強者のゆとりって奴なの!?
まあ、実際に麗奈の演奏に全然勝てないんだけれどね……」

久美子は、私の態度を見て落ち込んだように俯いた。

「何を言っているの。
久美子の演奏も魅力的よ……」

私は、久美子の落ち込みがかわいそうに思えた。
だから久美子に聞こえるか聞こえないかの声で久美子の演奏が魅力的な事を呟いた。

「ありがとう、麗奈。
私に気を使ってくれたんだよね。
よし!
いつか麗奈に負けないくらい凄い演奏ができるようになるからね!」

久美子は、私の久美子の演奏が魅力的って言葉を聞いて私が気を使ったと思い困ったように苦笑いを浮かべた。
そして気合いを入れるように久美子が自分のほっぺたを少しだけ強めに叩いた。
すると久美子が自分のほっぺたを叩いたパーンと良い音が響いた。
すぐに右手の人差し指を私の方に向けて私よりも上手くなる宣言をした。

「それは、楽しみにしているわね……」

私は、誰かに面と向かってライバル発言をされた事がなった。
でも初めてライバル宣言をした久美子の事が不思議と嫌な気がしなかった。
むしろ久美子が私ぐらいの演奏ができるようになるのが楽しみでしかたがなかった。
だから自然と笑みが浮かべた。

「何さ、それが強者の余裕って奴なのね!」

久美子は、私の演奏ができるようにならないと勝手に勘違いをしてほっぺたを膨らませて怒った。
こうして久美子との奇妙な関係が出来上がった。
私と久美子は、話すけれども特に大仲良しってわけでなかった。
そして中学三年生の最後に部活のグラスバンド部で参加する大会の県予選がおこなわれた。
私は、自分の最高の演奏ができて確かな手応えを感じた。
でもダメ金だった。
私は、落ち込んで俯いて泣いていると久美子が話し掛けてきた。

「良かったね、麗奈。
金賞だよ」

久美子は、私の背中を擦りながら金賞で良かったことの述べた。

「良いわけないでしょう!
金は、金でもダメ金なんだよ!」

私は、全国に行けない事が悔しくて涙を流して久美子を睨んだ。

「えっ、本当に全国に行けると思っていたの?」

久美子が真顔でキョトンとしながら全国に行けるわけないと伝えた。
私は、久美子の言葉に驚いて目を大きく開いて見つめた。
久美子は、私の態度と発言にしまったと思い自分の口元を押さえた。
久美子とは、この出来事をきっかけで話さなくなった。
でも私は、このきっかけで久美子の事が嫌いになったと言われるとそうでなかった。
むしろ良い子ちゃんの下に隠れた悪い子の久美子の性格を引きずり出したくなった。
そんなある日、お父さんに進路の相談をするためにお父さんの部屋を尋ねた。

『滝君、久しぶりだね。
結局決めてくれたんだよね』

お父さんは、誰かと電話していた。
そして電話の相手のことを滝君って呼んでいた。

「えっ、滝君ってもしかして私に練習のアドバイスをくれた滝さんのことなの!?」

私は、お父さんの電話の相手が滝さんだと解るとお父さんの部屋のドアに耳を当てて話すことを聞き逃さなさそうにした。

「そうか……君が音楽業界から退いたと聞いた時は、残念に思えたよ。
でも今は廃れているとはいえ、昔の強豪高の北宇治高校のブラスバンドの指導者になってくれるのは、嬉しいよ。
僕も北宇治高校のブラスバンドに入部していた身としては、これ程嬉しいことがないよ」

お父さんは、息を荒くしながら滝さんが北宇治高校のブラスバンドのコーチをすることを話した。

「北宇治高校のブラスバンドに入部したらまた滝さんの指導を受けられるの!?
その高校だったら私の成績ならば余裕で入学できるはずよね……
また滝さんの指導が受けられる!」

私は、滝さんの指導が受けられると思い軽くガッツポーズを決めた。
でも高校で運命的な再開をした。
私は、高校に入学をするとブラスバンド部に入部するために音楽室に向かった。
音楽室には、ブラスバンド部の部員と新入部員がいた。
新入部員の中に久美子の姿があった。
私が久美子の側を通ると久美子は、私がこの学校にいる事に驚いて変な声を出した。
私は、その久美子の様子が可笑しくて笑いをこらえるのに苦労した。
そして花火大会が近づいた時に私と久美子の関係が発展する出来事が起きた。
私が廊下を歩いていると誰かに手を握られた。

「ごめんね、私は、この子と花火大会に行くから行けないよ!」

声をした方を向くと私の手を掴んだ久美子と秀一が立っていた。

「それは、本当か?」

秀一に久美子の言った事は、本当なのか質問をしてきた。
横で久美子が話を合わせてくれって目で合図をしていた。

「ええ、本当よ……」

私は、久美子に話を合わせる事にした。

「ふ〜〜ん、そうかよ。
それは、悪かったな」

秀一は、私と久美子を見渡すと納得がいかなそうにその場を離れて行った。

「ありがとう、麗奈、助かったよ」

久美子は、両手を合わせてお礼を言った。

「それで何処にするの?」

私は、久美子の反応を確める為に花火大会の待ち合わせは、何処にするのか質問をした。

「えっ、何処にって何が?」

久美子は、私の言った意味が解らないみたいでキョトンとした。

「花火大会に行くのでしょう」

私は、私との花火大会が秀一の誘いを断る為の嘘だと解っていた。
でもわざと意地悪に久美子に花火大会の待ち合わせ場所の事だと指摘をした。

「えっ?ああ、その事ね。
それならば駅前に夜の六時でお願いね」

久美子は、今さら私と花火大会に行くのが嘘だと言えなくて待ち合わせ場所を伝えた。

「解ったわ、駅前に夜の六時ね」

私は、久美子に要件を伝えた。それから私と久美子は、すぐに別れた。
花火大会当日着物に着替えると待ち合わせ場所に向かった。
しばらく久美子を待ち合わせ場所で待っていた。
すると久美子が着物姿で早歩きで急いで近づいてきた。

「ごめん、麗奈、遅くなったよ!」

久美子は、息をきらしながら両手を合わせて遅れた事を謝った。

「別に怒っていないわよ。
一時間も待ってないわよ……」

私は、いつも通りに無表情でたんたんと言葉を返した。

「あわわ〜〜本当にごめん、麗奈!
あれ、でも待ち合わせ時間は、六時だったよね……
もしかして麗奈、待ち合わせ30分前から待っていてくれたの?」

久美子は、両手を合わせて何回も謝った。
でも私が待ち合わせ30分前から待ち合わせ場所に待っていた事に気がついてその事を質問をした。

「そうね……どうだったかしら?
早く行かないと花火大会が始まるわよ……」

私は、待ち時間を誤魔化すようにすぐに歩き始めた。

「あっ、待ってよ、麗奈!」

久美子は、私の後を追いかけて私の手を握り締めて私の顔を見てにっこりと笑った。
私は、照りくさそうにほんのり顔を赤らめた。
私は、花火大会会場に向かわないでいつも楽器の練習をしている街を見渡せる丘に向かった。

「は〜〜は〜〜やっと着いたよ……
まったく麗奈ったらこんなにも歩かせる事ないでしょう」

久美子は、街を見渡せる丘の公園のベンチに座るとベンチに両手を当てて息を整えた。

「久美子は、体力が無さすぎよ。
演奏には、体力が必要よ。
体力作りのために私と一緒にマラソンをする……?」

私は、久美子の情けない様子にため息を吐いてマラソンをするのかするのか質問をした。

「うへ〜〜マラソン!?
そんなの無理だよ。
だって早起きしないといけないんでしょう。
今よりも早起きなんか無理だよ〜〜」

久美子は、私のマラソンって言葉を聞いて変な声を出して凄く嫌そうに両手を横に振った。

「そう……それは、残念ね……
ところで久美子って性格が悪いわよね」

私は、少しだけ残念そうに話すと今日の本題を話した。

「えっ、それって私の悪口だよね!?」

久美子は、私の性格が悪いって言葉を聞いて驚いて性格が悪いって悪口な事を指摘をした。

「違うわよ。
誉めているのよ。
中学生のブラスバンド部の最後の大会で落ち込んでいる私に本当に全国に行けると思ったのだなんてなかなか言える人は、いないわよ。
その時の私は、悲しい気持ちよりもまずこんな事を言う久美子がどんな事を考えているのか興味が出たの。
だから久美子の良い子で固めた殻を破って性格の悪い久美子を引きずり出して見たくなったのよ」

私は、その当時の事を思い出して口元を押さえてクスクスと笑った。

「だってあの時は、本当にそう思ったんだもん。
てっ私の外の殻を破って怖いんだけれども!?」

久美子は、小声でボソリと呟いて私の言っている意味を理解できて驚いて声をあげた。

「クスッそう言うところよ。
やっぱり久美子は、思っていた通りの面白い子よね。
ますます好きになったわ」

私は、久美子の横に座り久美子の手を握り締めて愛おしそうに久美子を見つめた。

「なんだか言いくるめられた気がするんだけれども……
まあ、良いや。
麗奈の笑顔を見たらどうでも良くなったよ」

久美子は、納得の行かないように呟くと私の笑顔を見るとどうでも良くなったようで満面な笑顔を浮かべた。
それからすぐに花火の打ち上げが始まり久美子と私は互いの手を繋いで花火を見上げた。
それから時間が過ぎて県大会で金賞を取って全国大会に出場した。
でも全国大会では、惜しくも銅賞で終わった。
私と久美子は、来年こそ全国で金賞を取る事を誓いあった。
そして私達は、二年生になった。

「麗奈〜〜おはよう〜〜!」

私は、始業式に校門を歩いていると誰かを呼び掛けられて声がした方を振り向いた。
声をした方を振り向くと久美子が大きく手を振りながら近づいてきた。

「おはよう、久美子は、相変わらず元気ね……」

私も久美子にゆっくりと近づいた。

「元気なのは、当たり前だよ。
だって学年が1年上がって2年生の最初の始業式なんだよ。
気分も一新して頑張らないと行けないじゃない。
それに私が2年生って事は、新1年生が部活に入って来るんだよ。
楽しみでしかたがないよ!」

久美子は、私の横に立つとポンと軽く私の肩を叩いて久美子の腕を曲げて新1年生が楽しみな事を伝えた。

「そんな物なのね。
でも新1年生に演奏のレベルに負けて慌てない事ね……」

私は、冷めた眼差しで見つめて1年生の演奏に負けても慌てない事を注意した。

「もう麗奈ったら心配性だね。
さすがにそれは、大丈夫だよ」

久美子は、私の冗談とも言えるアドバイスに右手を軽く振って麗奈が心配しすぎな事を伝えた。
私と麗奈は、クラス分けの発表している正門前の掲示板で自分の組を確認をした。
そしたら久美子と緑と葉月の三人は、いつもと同じクラスだった。
そして嬉しい事に久美子も同じクラスだった。

「凄いよ、麗奈も同じクラスだよ!」

久美子は、今年、私も同じクラスだと解ると嬉しさのあまりに私に抱き着いた。

「同じクラスなだけで喜びすぎよ、久美子……」

私は、久美子に抱き着かれるとほんのり顔が赤らめて同じクラスなだけで喜びすぎだと冷静に指摘をした。
でもなんだか私も久美子と同じクラスが嬉しいようで少しだけ顔がゆるんでいる気がした。
久美子が演奏の事で悩んでいるのに気がついていた。
だから一ヶ月の過ぎた時にいつものように久美子が演奏をしている練習をしている校舎裏に久美子に会いに行った。

「久美子、ちょっと良い……?
最近、何か悩み事をしているみたいね。
どうかしたの?」

私は、久美子の前に立って最近久美子の様子が変な事を指摘した。

「うんん、何でもないよ、麗奈。
私、練習に忙しいからもう良いかな……」

久美子は、演奏が上手くならない気持ちを私に八つ当たりだと解っていてもきつい言葉を私に伝えた。
そして私にきつく当たったのを誤魔化すように私から視線をそらした。

「久美子、少しだけこっちを見て……」

私は、久美子の肩を触り神経な表情で私を見つめた。

「何よ、麗奈……んっ!?」

久美子は、自分の演奏の練習を邪魔をされたのが気分が悪いまま私の方を向いた。
久美子が私の方に振り向いた瞬間に私は、久美子の口にキスをした。

「な、な、な、いきなり何をするのよ!?」

久美子は、いきなり口に私からキスをされるのが驚いて大声を出した。

「久美子、どう気分が落ち着いた……?」

私は、久美子にキスをした事がさも当たり前なように冷静な顔でたんたんと落ち着いたのか質問をした。

「落ち着けるわけないでしよう!
さっきとは、逆に胸がドキドキしていて落ち着かないよ!」

久美子は、顔を真っ赤にして私に逆に落ち着かないって不満を述べた。

「でもさっきよりも余裕ができたはずよ……
悩み事は、新しく入部した1年生の演奏の事よね」

私は、久美子の考えが解っているようにじっと久美子の目を見つめた。
久美子の考えている自分の演奏が新しく入部した1年生に負けていると思った事だと指摘をした。

「麗奈に隠し事ができないよね……
うん、そうだよ。
新しく入ってきた奏ちゃんの演奏が上手すぎてね。
私の演奏と比べると負けているのではないかと思い焦ってね。
焦れば焦るほど演奏が上手く吹けなくなってきてね……
もうジレンマだよ……」

久美子は、辛そうに俯いて私に自分の抱えている悩み事を打ち明けた。

「ねえ、久美子、久しぶりに一緒に演奏をしてみない?
そうね……曲は、あすか先輩からもらった楽譜の響けユーフォーニアムで良い?」

私は、楽器のケースからトランペットを出すと久美子と一緒に演奏をする事を提案した。

「麗奈と一緒に演奏……?
別に良いわよ。
今の私の演奏が麗奈についていけるかわからないよ」

久美子は、ユーフォーニアムを構えて自分の演奏が下手になっているから麗奈の演奏についていけないことを先に述べた。

「それは、構わないわよ。
下手とか気にしないで良いわよ。
久美子は、何も考えないで演奏をして……
私が久美子の演奏に合わせるから……」

私は、トランペットを構えて久美子の演奏に合わせるから久美子が好きなように演奏をする事を伝えた。

「う、うん、解ったよ、麗奈……」

久美子は、小さく頷いて私の言葉にしたがうことを伝えるとユーフォーニアムのマウスピースに口をつけた。
私も久美子の行動に合わせるようにトランペットのマウスピースに口をつけた。
それから私と久美子は、自然と一緒に演奏を始めた。
私の演奏に引っ張られるように久美子も良い演奏ができていた。
気がつくと前の演奏を比べると月とすっぽんなくらい最高の演奏ができた。
久美子が良い演奏をするとそれに答えるように私がもっと良い演奏をした。
久美子は、私にこんな演奏をさせた事が嬉しくて快感に感じて鳥肌がたった。
私と久美子は、演奏が終わると楽器から口を離した。

「嘘みたい……さっきまで全然上手く演奏ができなかったのに……」

久美子は、自分の演奏が自分の演奏でないくらい上手に演奏ができて戸惑ったように呆然とした。

「何を驚いているの……?
久美子ならばこれくらいの演奏ができて当然よ。
久美子は、焦って自分の演奏ができなかっただけよ。
どうせ久美子の事だからもっと完璧にもっと上手にって自分を追い詰めすぎたのでしょう。
そこが久美子の良いところでもあり悪いところでもあるのよ……」

私は、久美子が自分の演奏が上手に演奏できて驚いたのをみて何もおかしくないようにキョトンとして久美子ならばこれくらい演奏できて当たり前な事を伝えた。
 
「うっ……麗奈は、何でもお見通しなんだね。
は〜〜……なんだか細かい事に悩んでいたのが馬鹿みたいだよ。
でもだからって言っていきなりキスをするのどうかと思うよ。
麗奈が常識外れな考えなのは、解っていたけれどもね……」

久美子は、私に的確な指摘をされると私にやっぱりかなわないなって思った。
そして自分の考えていたことが馬鹿らしくなり深くため息を吐いた。
久美子は、すぐに私をじと〜〜と見つめていきなりキスをするのが常識外れだと指摘をした。

「むっ、それは、失礼よ。
誰にもキスをするキス魔みたいに言わないでくれない……?
言っておくけれどもさっきのキスが私のファーストキスよ。
久美子が好きだから特別にキスをしたのよ……」

私は、久美子の反論を聞いてほんのり顔赤らめてさっきが麗奈のファーストキスだと伝えた。
そして私は、久美子の事が好きだと告白をした。

「えっ、そうだったの?
その……ありがとう、麗奈の気持ちは、凄く嬉しいよ……
私も麗奈の事が好きだったから……」

久美子は、私に告白をされるとかあ〜〜って顔が赤くなった。
そして照れくさそうに微笑んで久美子も私の事が好きだと告白をした。

「ありがとう、久美子……
これで私達は、恋人同士だと思っても良いのよね」

私は、親愛を込めて久美子を見つめた。
そして薄く微笑んで私達が恋人同士だと言うことを確認をした。

「う、うん、もちろん私達は、こ、恋人同士だよ……
でも麗奈は、滝先生の事が好きだと思っていたよ」

久美子は、あらためて久美子と私が恋人同士だと言うのが恥ずかしくて顔を赤らめた。
そして私と久美子が恋人同士だと宣言をした。
ふと私が滝先生の事が好きだと言うことを思い出して私に滝先生の事が好きでないのか質問をした。

「滝先生の事は、好きよ。
でもそれは、音楽の指導者としての滝先生を尊敬しているだけよ。
前から何回も言っていたはずよ……」

私は、じと〜〜と私を見つめて滝先生は、音楽の指導者として尊敬しているだけだと何回も言った事を指摘した。

「うっ……それは、そうだけれども……てっきり恥ずかしくて本当の事を言えないだけだと思っていたよ……」

久美子は、私の言葉を思い出して自分のほっぺたを右手の人差し指で触り恥ずかしくて本当の事が言えないだけだと思っていた事を伝えた。

「やっぱりそうだったのね。
久美子って勝手に勘違いする事が多いわよね……」

私は、攻めるようにじと〜〜と私を見つめて私は、勘違いが多いことを指摘した。

「それは、ごめんって……
悪いと思っているよ。
そのお詫びに麗奈の言うことを何でも1回だけ命令を聞くから許してよ」

久美子は、両手を合わせて私に謝り私の命令を1回聞くことを約束をした。

「……本当に何でも命令を聞いてくれるのよね?」

私は、意味ありげに少しだけ不気味に微笑んだ。

「うっ……何でも言うことを聞くよ。
でも私のできる事にしてよね」

久美子は、私の少しだけ不気味な笑みを見て少しだけ麗奈から距離をとるように後ろに下がった。
久美子は、何でも言うことを聞くけれども久美子のできる事にしてほしい事をお願いをした。

「そうね……どうしようかな……
それならば今度は、久美子から私にキスをしてくれない?」

私は、久美子のできる事にしてほしいって言葉を聞いて口元を押さえて真剣に悩むように考え込んだ。
私は、久美子のほっぺたを触り色っぽく微笑んで久美子からキスをする事を命令をした。

「えっ、私から麗奈にキスをするの!?」

久美子は、私のお願いがキスだと解り驚いたように大声を出して驚いた。

「あら、何でも言うことを聞いてくれるんでしょう。
今更無理だと言わないわよね……」

私は、驚いた久美子の態度を見て怖いくらいにこやかに微笑んで久美子に近寄り約束をまもることを強制させた。

「うっ……解っているよ。
私の言葉に嘘は、ないよ。
麗奈にキスをしようじゃない!」

久美子は、むきになり私を床に押し倒した。

「きゃっ!?
久、久美子……?」

私は、久美子に押し倒さられると純心の乙女のような可愛らしい悲鳴をあげた。
そしてびっくりしたように目をうるわせて私を見つめていた。

「私を誘惑した麗奈がいけないんだからね……」

久美子は、私の口に自分の口を近づけてキスをした。

「んんっ……れ……んっ……いな……う………んんんっ……」

久美子は、私を求めるように激しくキスをした。

「んっ……くみ……んんっ……こ……う……んんっ……」

私は、久美子に激しくキスをされるとあまりにも激しかったために苦しそうに目をうるわせて涙目になった。

「んんっ……れい……んっ……な……う……んんんっ……」

久美子は、私の苦しそうなうるわせた瞳に何か目覚める感覚がしてさらに激しく私にキスをした。

「やっ……んんっ……く……んっ……み……こ……う……んんんっ……」

私は、あまりにも激しくキスをされたために苦しそうに涙目になりながら久美子の体を押してキスをやめさせようとした。

「んんっ……れ……んんっ……い……んっ……な……う……んんんっ……」

久美子は、目をうるわせて久美子を押してやめさせるのを無視した。
そして私が逃げられないように体をしっかりと抱き締めてさらに激しくキスをした。

「んんっ……もう……んっ……う……んんっ……ん〜〜〜!?」

私は、久美子に激しくキスをされて体力の限界がきて体をふるわせて倒れ込んだ。

「はっ!?ご、ごめん、麗奈が可愛らしくてつい激しくキスをしすぎたよ……」

久美子は、倒れ込んだ私の体をささえて激しくキスをしすぎた事を謝った。

「は〜〜は〜〜……確かに私がキスをしてって命令をしたわよ。
でも激しくキスをしすぎよ……」

私は、久美子に体を支えられてぐったりとしながらじと〜〜と久美子を見つめた。
そしてキスが激しすぎたと指摘をした。

「本当にごめんって麗奈。
でもこれで許してくれるんだよね」

久美子は、私に謝り命令を聞いたから今までのことを許してくれることを確認をした。

「許すも何も初めから怒っていないわよ。
でも久美子がこんなに私を求めてくれるって事は、それだけ私の事が好きなのよね。
そう考えると嬉しいものね……」

私は、嬉しそうにほんのり顔を赤らめて恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。

「うぅ……もう麗奈ったら可愛らしいだから!」

久美子は、私の恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた姿が可愛らしくてたまらず私に抱き着いた。

「きゃっ!?
もう久美子たらいきなり抱き着いたら危ないわよ……」

私は、久美子に抱き着かれると小さく悲鳴をあげた。
でもすぐにしかたがなさそうに苦笑いを浮かべて久美子を抱き締め返してくれた。

「ごめんね、ついいつもと違う麗奈が可愛らしすぎてね」

久美子は、私から離れながら私が可愛らしかったから抱き着いた事を謝った。
私から離れたのと同時くらいに下校時間を知らせるアナウスが鳴り響いた。

「それならば帰ろうか、麗奈?」

久美子は、鞄を持つと私の方を向いて帰る事を述べた。

「ええ、帰りましょう、久美子……」

麗奈が鞄を持つと私と麗奈は、どちらともなく手を握り締めて下校道を歩いた。
私と久美子は、こうして恋人同士になった。
久美子は、私が思っていたよりもとても面白くて魅力的な女の子だった。
久美子の側にいつまで一緒にいられるか解らない。
でも久美子の側にいられる限られた時間を大切にしようと思う。

〜終わり〜


Re: 作品集12月9日響け!ユーフォニアムを投稿 ( No.173 )
日時: 2019/12/31 20:22
名前: あるま ◆FYZxV4OxNU (ID: l5ljCTqN)

最近の千早さんは長いものを書くようになってきましたね。
これだけ長いのなら、数回に分けて書くこともできるな〜と思いました。
昔の自分はそうやって必死に「スレ上げ」してたものですが笑

響けユーフォリアムはあまり詳しくないのであれでしたが、また何かアップされていれば、のぞかせてもらいます(^^

Re: 作品集12月9日響け!ユーフォニアムを投稿 ( No.174 )
日時: 2020/01/02 12:52
名前: 千早 (ID: c07RIgum)

〉あるまさん
あるまさん、お久しぶりです。
来てくれてありがとうございます。
そして明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

いえ、過去、現在、未来って流れの小説を書いているだけですからどうしても長くなります。

それは、解ります。
でも私の場合は、小説の途中で投稿ってのが嫌ですから一区切りいいところまで小説を投稿するのが多いですね。

響けユーフォニアムは、面白いですよ。久美子が麗奈に愛の告白をしていますし久美子が麗奈に裏切ったら殺しても構わないって恐ろしいこともいっていますしね、とにかに百合アニメです!
ありがとうございます、また小説を投稿したら読んで下さいね。



Re: 作品集 ( No.175 )
日時: 2020/01/02 13:02
名前: 千早 (ID: c07RIgum)

これは、ハッピーシュガーライフの百合小説です。
登場人物は、松坂 さとうと神戸 しおです。

〜私達のハッピーシュガートラベル〜

私は、しおちゃんと出会ってから一緒に過ごすようになった。
それから毎日が楽しくて自分の感じた事がない新しい感情に戸惑いながらもそれが嬉しかった。
だってその感情は、しおちゃんを愛しているから感じる感情だからです。
私は、しおちゃんとの生活を邪魔をする相手が誰でも許せなかった。
だから私としおちゃんの生活を守る為にしょうこちゃんも処分した。
私は、その事で落ち込んでいるとしおちゃんに拒絶された。
でもしおちゃんの本心を聞けてしおちゃんとの距離が縮まった気がする。
しおちゃんと私だけで何か残る特別な物が欲しくて指輪を二つ買って来た。

「ただいま、しおちゃん」

私は、しおちゃんと外国に逃げる準備の買い物を済ませると自分のマンションの家に戻りマンションの扉を開けるとしおちゃんが私の帰りを待っていた。

「お帰り、さとちゃん!」

しおちゃんは、私がマンションの扉を開けて入ってくると直ぐに私に抱き着いた。

「せっかくの私達のお城を捨てる事になってごめんね、しおちゃん」

私もしおちゃんを抱き締め返すとしおちゃんに私のせいでこの場所を捨てる事を謝った。

「もうさとちゃん、謝らないの!
これからは、さとちゃんと私と一緒に考えて歩いて行くって言ったばかりだよ!」

しおちゃんは、私を押して離れると怒ったように自分の腰に両手を当てて睨むように私を見つめた。

「ご、ごめんね、しおちゃん。
これからは私達2人で歩いて行くんだものね」

私は、慌てて両手を合わせてしおちゃんに謝った。

「実は、しおちゃんにプレゼントがあるんだよ。
私達の特別な何かが欲しかったの。
だからお揃いの指輪を買ってきたんだよ。
私達の愛の誓いの印だよ」

私は、指輪が2つ入った箱を開けるとしおちゃんに指輪を見せた。

「わ〜〜凄く綺麗な指輪だね!
ありがとう、さとちゃん!」

しおちゃんは、指輪を見ると嬉しそうにぱーと明るい笑顔で私に抱き着いた。
私としおちゃんは、一緒にご飯を食べてからお風呂に入るいつも誓いの儀式をする外が見える大きな窓ガラスのある部屋に来た。
私は、しおちゃんの人差し指に指輪を嵌めた。
私の指に指輪を嵌めようとしたらしおちゃんが私の手を握りしめてそれを止めた。

「さとちゃんの指輪、私が嵌めてあげる!」

しおちゃんは、指輪を取ると自分が私の指に指輪を嵌めたい事を述べた。

「それならばお願いね、しおちゃん」

私は、しおちゃんに指輪を嵌めるのをお願いをした。
しおちゃんは、10分くらいかかったけれどもどうにか私の指に指輪を嵌めてくれた。
私は、白色のシーツのような布を頭から被った。

「誓いの言葉!
病めるときも健やかなるときも喜びのときも悲しみのときも富めるときも貧しいときも死がふたりを分かつまで私は、さとちゃんが大好きなことを誓います……んっ……」

しおちゃんは、誓いの言葉を言うと私の唇にキスをしてくれた。

「んっ……病めるときも健やかなるときも喜びのときも悲しみのときも富めるときも貧しいときも死がふたりを分かつまで私もしおちゃんが大好きなことを誓います……んっ……」

私も誓いの言葉を伝えると今度は、私がしおちゃんの唇にキスをした。

「明日早くこの街を出るよ。
だから今日は、寝ようか、しおちゃん」

私は、しおちゃんを抱き締めて今日はもう眠る事を優しく伝えた。

「うん、早く寝る!
さとちゃん、今日は、一緒に寝たい!」

しおちゃんは、大きく頷いて目を輝かして私を見上げて私と一緒に眠りたい事を述べた。

「良いよ、今日は、一緒に寝よう、しおちゃん」

私は、しおちゃんの頭を撫でてしおちゃんと一緒に眠る事を述べた。
私としおちゃんは、パジャマに着替えると一緒のベッドに入った。

「ねえ、さとちゃん、明日から楽しみだね。
一緒に色んなところに行こうね!」

しおちゃんは、楽しそうにニコニコしながら私を見つめて明日からの旅が楽しみな事を伝えた。

「うん、色んなところに行こうね。
最初に行く場所は、海が綺麗なところなんだよ」

私を見つめるしおちゃんが可愛らしくてしおちゃんの頭を撫でながら最初に行く場所を教えた。

「最初は、海に行くの!?
私、海に行くの初めてなんだよ。
だから凄く楽しみ!」

しおちゃんは、両手を広げて海に行く事が楽しみな事を体全体を使って表した。

「しおちゃんが喜んでくれたのならば良かった。
明日は、早いからもう寝ようね」

私は、改めてしおちゃんの体に布団をかけて眠る事を勧めた。

「うん、お休みなさい、さとちゃん!」

しおちゃんは、私に抱き着いて私を見つめてお休みの挨拶をした。

「うん、お休み、しおちゃん」

私は、抱き着いたしおちゃんのおでこにお休みのキスをした。
しおちゃんは、安心したように目を瞑ると寝息が聞こえてきた。
私は、しおちゃんが寝たのを見て目を瞑り眠った。
私は、しおちゃんがおきる前に目が覚めて私の変わりにするしょーこちゃんがある場所に向かった。
私は、指輪を外してテーブルに置いてしょーこちゃんに私の学校の制服を着せた。

「ばいばい、しょーこちゃん。
私は、しおちゃんとこの先もずっと歩いて行くからね」

私は、しょーこちゃんに別れの挨拶をすると私が犯した罪に押し潰されそうになり吐きそうになるのを我慢した。

「さとちゃん、大丈夫……?」

声をした方を向くとしおちゃんが心配そうに私を見つめていた。

「ありがとう、大丈夫だよ、しおちゃん」

私は、しおちゃんの顔を見ると安心して気持ち悪いのがとれた。

「それならばこの家を出ようか、しおちゃん」

私は、しおちゃんの手を握り締めてこの部屋を出ようとした。

「あっ!待って、さとちゃん、指輪を忘れているよ」

しおちゃんは、私がしおちゃんの手を握り締めた手に指輪がないのに気がついて指輪を忘れている事を指摘した。

「えっ!?ありがとう、しおちゃん!」

私は、指輪がない事をしおちゃんに指摘される慌ててテーブルの上に置いてある指輪を取りに戻った。
私は、指輪を大事そうに持った。

「さとちゃん、私が指輪をはめてあげるね!」

しおちゃんは、私から指輪を取ると私の指に指輪をはめてくれた。

「ありがとう、しおちゃん。
これから指輪を失くさないように気をつけるね」

私は、指輪をはめてくれて指輪を忘れているのを指摘してくれたしおちゃんにお礼を伝えた。
私としおちゃんは、電車を30分かけて空港に向かった。

「わ〜〜大きな乗り物!
さとちゃんとあの乗り物に乗るの?」

飛行機乗り場の中に入ると窓にべったりとくっつき見える飛行機に目を輝かせながら見つた。

「うん、そうだよ、しおちゃん。
あの乗り物は、飛行機って言うんだよ」

私は、そんなしおちゃんの様子が可愛らしいなと思い自然と笑みが浮かべて頷くとしおちゃんに大きな乗り物と言うのではなく飛行機と呼ぶのだと教えた。

「あの乗り物は、飛行機って言うだね。
やっぱりさとちゃんは、物知り博士だ!」

私が大きな乗り物の名前を飛行機だと教えてもらうと嬉しそうに両手を広げて尊敬な眼差しで私を見つめた。
しおちゃんは、私の事を物知り博士だと宣言した。

「物知り博士ってしおちゃんに言われると照れるな……」

私は、しおちゃんの行動に照れて顎を人差し指で掻きつつ言った。

「わ〜〜照れたさとちゃんも可愛らしい〜〜!」

しおちゃんは、照れた私を見て嬉しそうに私に抱き着いた。

「もうしおちゃんったら〜〜」

私は、しおちゃんに突然抱き着かれ慌てふためくけれども可愛らしいなぁと感じた。

「ねえ、今から行く国は、どんな国なの、さとちゃん?」

しおちゃんは、私と行く国が楽しみでしかたがなくてわくわくしたように無邪気なように目を輝かせて今から行く国の事を色々考えていた。

「今から行く国は、とっても賑やかな国なんだよ」

私は、しおちゃんにこれから行くところを伝えた。

「私、賑やかなところ好き!
えへへ〜〜今からその国に行くのが楽しみだね!」

しおちゃんは、次に行く国を教えてもらうと両手を後ろに広げて賑やかなところが好きな事を私に見上げるように見つめた。
しおちゃんは、今から行く国が楽しみで両手を広げて少しだけ走り回るように歩き回った。

「私達の乗る飛行機はあと30分後だから時間あるけれどもしおちゃんは、何がしたい?」

私は、しおちゃんが今から行く国が楽しみと走り回るように歩き回るのを見て本当に楽しみなんだなと思い残り30分の間に何がしたいのかと尋ねた。

「うんとね……私、何か食べたい!
だって家を出てから何も食べてないんだもん……
お腹がぺこぺこだお……」

大きく両手を広げて何か食べたい事をお願いをした。
しおちゃんのお腹がすいたことを知らせるお腹のぐ〜〜と音が鳴ると恥ずかしそうに顔を赤らめた。
しおちゃんは、自分のお腹を触り目をうるわせて上目遣いでさとちゃんを見つめた。
お腹の音が鳴った事を言い訳をしようとして舌を噛んでだおって言ってしまった。
舌を噛んでしまったことがますます恥ずかしくて恥ずかしそうに俯いて涙目になると泣くのを我慢をした。

「そっか……お腹が空いちゃったんだね。
確か近くにカレー屋さんとラーメン屋さんがあるよね。
どっちが食べたい?」

私は、言葉を噛んでしまうほどお腹が空いてしまっているのだと気づいた。
しおちゃんの頭をそっと撫でて優しく慰めるように言った。
カレー屋やラーメン屋の方に視線を向けてどっちが食べたいか質問をした。

「私、カレーが食べたい!
うんとね……私、すっごく甘いカレーが良いの!
それに辛いの食べられないもん……」

私は、両手を大きく広げてカレーが食べたいのを体全体で表した。
満面な笑みを浮かべすっごく甘いカレーが食べたい事を私にお願いをした。
辛いカレーの事を思い出した辛さを我慢をするように口元をふさいだ。

「分かった、ちょっと待っててね、しおちゃん」

両手を大きく広げて体全体でカレーを食べたいのを表現するしおちゃんを見ると納得したように小さく頷いた。
私は、しおちゃんに手を振ると食べ物を買うためにお店に向かった。

「ごめんね、しおちゃん。
カレーを食べるのはやっぱり時間が掛かると思う変えなかったんだよ。
その変わりにソフトクリームを買ってきたんだけども大丈夫?」

私は、数分後にしおちゃんの元にアイスクリームを二つを手に戻って来た。
その内一つをしおちゃんに手渡そうとしながらカレーを買うことが出来なかった理由を伝えた。

「お帰り、さとちゃん。
わ〜〜ソフトクリーム!
私、ソフトクリームも好き!
ありがとう、さとちゃん!」

しおちゃんは、私が持ってきたソフトクリームを目をきらきらさせて満面な笑みで見つめた。
私からソフトクリームを受け取るとソフトクリームを買ってくれたお礼を伝えた。
それからソフトクリームを少しだけ食べた。

「このソフトクリーム、凄く美味しいよ、さとちゃん!」

ソフトクリームを食べると満面な笑みを浮かべた。
でもしおちゃんのほっぺたにソフトクリームがついていた。

「喜んでくれたなら良かった……
でもソフトクリームでお腹が膨れないよね。
飛行機でもたくさん美味しいごちそうを食べられるよ。
だから安心してね」

私は、しおちゃんの嬉しそうな表情を見てソフトクリームを買って来て良かったと考えた。
飛行機でたくさん食べれる事をしおちゃんに教えた。

「飛行機でも沢山食べれるの!?
えへへ〜〜ハンバーグもあるかな、さとちゃん?」

しおちゃんは、飛行機の中に沢山の食べ物があると聞いて目を輝かせた。
ハンバーグもあるのか質問をすると両手を広げて私に色んな物が食べたくて嬉しそうに見上げた。

「しおちゃんったら食いしん坊さんだなぁ……
ハンバーグもあるんじゃないかな」

私は、あははと苦笑いを浮かべてしおちゃんが食いしん坊だなぁと思ってしおちゃんの頭を優しく撫でた。

「本当にハンバーグがあるの!?
私ね、大きなハンバーグが食べたいの!」

飛行機の中にあるハンバーグの事を思い浮かべてハンバーグが美味しいだろうなって思い嬉しそうに両手を大きく広げて大きなハンバーグが食べたい気持ちを表した。

「大きなハンバーグか〜。
あったらしおちゃんに頼んであげるね」

私は、しおちゃんの体全体を使って大きなハンバーグを食べたい事を聞いてやっぱりしおちゃんは、可愛らしいなって思った。
しおちゃんに大きなハンバーグを頼むのを約束をした。

「うん、約束だよ、さとちゃん!」

私は、大きく頷いて大きなハンバーグを頼んでくれる事をお願いをした。

「あとね、さっきからほっぺたにソフトクリームが付いてるよ」

私は、ほっぺたにソフトクリームが付いているのに気が付くとティッシュを取り出してくすくすと笑った。

「えっ、どこにソフトクリームがついているの!?」

しおちゃんは、私にソフトクリームがほっぺたについていると言われると顔を真っ赤にした。
そして恥ずかしそうにして慌ててほっぺたについているソフトクリームを両手で拭こうとした。

「心配しなくて良いよ。
もうソフトクリームが取れたからね」

私は、しおちゃんにほっぺたについているソフトクリームを慌てて拭こうとするしおちゃんに満面の笑みを浮かべてハンカチを取り出してソフトクリームをハンカチで拭いた。

「えへへ〜〜さとちゃんのおかげで恥ずかしい思いをしなくてすんだよ。
さとちゃんが気がついてくれなかったら一日中ほっぺたについているままだったよ。
ありがとう、さとちゃん!」

しおちゃんは、ほっぺたについているソフトクリームをハンカチで拭いてくれると私が拭いてくれたのが嬉しくて私に抱き着いて私を見上げてニッコリと笑った。
そして私のおかげで恥ずかしい思いをしなくてすんだ事のお礼を伝えた。

「でもね、例えしおちゃんのほっぺたにクリームが付いていたりしてもどんなしおちゃんも可愛らしいよ」

私は、どんなしおちゃんも可愛らしいのだろうと考えて愛おしそうにしおちゃんを見つめた。

「うぅ……さとちゃんの意地悪……」

しおちゃんは、私に言われた事が恥ずかしくて恨めしそうに私を見つめた。
しおちゃんは、可愛らしくほっぺたを膨らませて私の意地悪だと伝えた。

「ご、ごめんね、しおちゃん……
でもしおちゃんは、やっぱり可愛いってことを言いたかったの」

私は、可愛らしくほっぺを膨らませて怒るしおにちょっと悪かったかなと反省してしおちゃんが可愛らしかったと言いたかっただけだと謝った。

「そうだったんだね、ありがとう、さとちゃん!」

しおちゃんは、私の言葉が悪口でないことが解り機嫌が直したように嬉しそうにニッコリと笑った。
しおちゃんは、私に可愛らしって言ってくれたお礼を伝えた。

「そろそろ飛行機に乗る時間だから行こっか、しおちゃん?」

私は、時計の針が飛行機に乗る時間を指してるのに気がついてしおちゃんに飛行機を乗る事を勧めた。

「うん、さとちゃん、飛行機に乗ろう!
えへへ〜〜飛行機に乗るのが楽しみだなぁ〜〜」

しおちゃんは、私の右手を握り締めて嬉しそうに微笑み私を見上げた。
私としおちゃんは、飛行機の搭乗口に向かって歩き始めた。

「私も飛行機に乗るの初めてだから楽しみだよ」

私は、しおちゃんの手を握り搭乗口に行くと席番号が書かれた紙を取り出した。

「さとちゃんも飛行機に乗るのが初めてなんだね!
私も飛行機に乗るのが初めてのんだよ。
うん……と……これが私とさとちゃんの初体験なんだね!」

しおちゃんは、一生懸命に言葉を考えてしおちゃんと私の初体験だと他の人が聞いたら勘違いするような発言をしてしまった。
私と手を握り締めて搭乗口に行くと座席番号が書かれた紙を取り出して飛行機の中に入り座席に座った。

「しおちゃんと飛行機に乗るのが初めて……確かにそうかも知れないね……」

私は、確かにしおちゃんと飛行機に乗るのが始めてかもしれないと思い座席に座った。

「えへへ〜〜さとちゃんとの初体験がどんどん増えて行くね!
これからも色々と私に教えてね、さとちゃん」

しおちゃんは、座席に座り両手を広げてこれからも色々と私に教えてほしい事をお願いをした。

「しおちゃんとの初体験が増えて私は幸せだよ……
もちろんこれからも教えるからね」

私は、座席に座りしおちゃんのお願いにもちろんと言うように頷くと自分のシートベルトを付けた。

「えへへ〜〜ありがとう、さとちゃん……大好き!」

しおちゃんは、嬉しそうに両手を広げて私に色々と教えてくれる事のお礼を伝えるとそんな私が大好きだと思い言葉に出して伝えた。

「私もしおちゃんの事が大好きだよ」

大好きだと言葉に出して伝えるとしおちゃんに微笑ましさを感じて様子で私も大好きとしおちゃんに気持ちを返した。

「うぅ……つけられないよ……」

スチュワーデスに飛行機が発進するからシートベルトをして下さいと言われるとしおちゃんがシートベルトを締めようとした。
でもなかなかシートベルトがつけられなくてシートベルトがつけられない事を悲しくて涙目になりおろおろとした。

「それじゃあ、シートベルトを付けてあげるね……はい、出来たよ」

私は、しおちゃんの方を向けばしおちゃんが困っているのに気づいてしおちゃんのシートベルトを付けてあげた。

「ありがとう、さとちゃんは、何でもできるんだね!」

しおちゃんがシートベルトを締めるの苦労していると私が簡単にシートベルトをつけてくれた。
私にシートベルトを締めてくれたお礼を伝えた。
しおちゃんは、何でもできる私が凄いと思い目をきらきらさせて尊敬な眼差しで私を見つめた。

「ううん、これくらい誰でもできることだよ。
だからしおちゃんもできるようになるよ」

しおちゃんが目をきらきらさせて尊敬な眼差しで見つめてくるしおちゃんに私は、シートベルトを付けるのは誰でも出来る事だと伝えた。

「えっ、私でもできるようになるの、さとちゃん!」

しおちゃんが私にしおちゃんでもシートベルトをつけれるようになるって言葉を聞いて目をきらきらさて自分でもシートベルトをつけれるようになるのか確認をした。

「さとちゃん、これからも色々と教えてね!」

しおちゃんは、私に色々と教えてもらってできるようになるのが嬉しくて私に色々と教えてほしいとお願いをして座席に深く座った。

「うん、もちろんだよ、しおちゃん!」

私は、しおちゃんの質問に強く頷いてもちろんだとにっこり微笑み答えた。

「ありがとう、さとちゃん!
さとちゃんは、いつも私に色んな事を教えてくれるね。
さとちゃんは、物知り博士だよ」

しおちゃんは、シートベルトをしているために感謝の気持ちを伝える為に私に抱きつけなかったけれどもそのかわり私の右手を握り締めてニッコリと笑いいつもしおちゃんに色々と教えてくれる私に感謝の気持ちを伝えると私が物知り博士だと褒めた。

「物知り博士だなんて……照れちゃうよ……」

私は、顔を赤くして物知り博士だと言われた事に照れてしまった。

「さとちゃん、飛行機が動き出すね!
胸がドキドキするよ!」

放送アナウンスで飛行機が動き出す事が聞こえて来ると飛行機が動き出し初めた。
しおちゃんは、飛行機が楽しみで満面な笑みを浮かべて私を見上げた。

「そうだね...…これからどんなことが待ってるのかな...…」

私は、しおちゃんに微笑んだままそっと独り言を呟いた。

「うん、そうだね!
うんとね……さとちゃん、海に行ってみたいの!」

私がこれから色んな事が起こるのか楽しみだと言う言葉を聞いてしおちゃんは、少しだけ両手を広げて海に行ってみたい事を私にお願いをした。

「海か〜〜、ちょうど今回行くところが海が綺麗な場所なんだよ。
だからちょうど良かったかも知れないね!」

私は、今回行く国は海が綺麗な場所だと言う事を思い出すと微笑みながらしおちゃんにそれを伝えた。

「えっ、そうなの!?
私ね、海でいっぱい泳ぎたいの!
でも私は、水着を持っていないの……
どうしよう、さとちゃん……」

私に海のある場所に行くと言われて嬉しそうに両手を広げて海でいっぱい泳ぐ事を宣言した。
でもふと水着を持っていない事に気がつくと水着を持っていない事を悲しそうに呟いた。
そして私に助けを求めるように目をうるわせて涙目で私を見上げるように見つめた。

「大丈夫だよ、しおちゃん、実は、こんな事もあるかなぁと思ってしおちゃん用に水着を買ったんだよ」

しおちゃんが目をうるわせ涙目で言う相手に大丈夫だとしおの頭を撫でながら言った。
そしてしおちゃんを安心させるようににっこり微笑んだ。

「えっ、本当に!?
ありがとう、さとちゃん!
それならばいっぱい泳げるね!
海って水が沢山あるんだよね。
私、すっごくすごく楽しみなの!」

さとちゃんに私の水着があると聞くとさっきまで泣きそうな表情の後と思えないほど嬉しそうにニコニコ笑顔になった。
そして両手を大きく広げて海が楽しみな事を体全体を使い表した。

「うん、そうだよ!
私もすっごく楽しみだなぁ...…」

しおちゃんが海が楽しみだと答えるように頷いた。
そしてしおちゃんと海に行けるなんてと考えると自分も楽しみでしかたがなくなった。


「うん、海、凄く楽しみ!
さとちゃん、私ね、海って初めてなの!
だから海についたら泳ぎ沢山教えてね」

しおちゃんは、両手を広げて海が楽しみな事を体全体を使い表した。
それから泳いだ事がないから私に泳ぎを教えてほしいことを子犬みたいに目をうるわせてお願いをした。

「そっか……しおちゃんは、海に行くのが初めてなんだね……
色んな泳ぎ方をたっくさん教えるからなんでも聞いてね」


私は、しおちゃんとの毎日や過去の事を考えると相手は確かに海に行ったことが無いと言う事に気付いた。
そして泳ぎをなんでも教えるからと伝えた。

「ありがとう、さとちゃん。
うん、色んな泳ぎ方を教えてね、さとちゃん。
うんとね、カエルさんみたいな泳ぎ方をしたいの!」

しおちゃんは、私に泳ぎ方を教えてくれるって言葉を聞いて嬉しそうにニッコリと笑った。
そして大きく両手を広げてカエルさんみたいな泳ぎ方の平泳ぎを教えてほしい事をお願いをした。





Re: 作品集 ( No.176 )
日時: 2020/01/02 13:05
名前: 千早 (ID: c07RIgum)

すいません、未完のまま投稿しました。
続きを読みたいって方がいたら書くかも知れませんが一緒にこの小説を作ってくれた方が行方不明のためにこのようになりました。
本当にすいません……


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