BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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【銀魂】腐小説おきば
日時: 2014/03/25 23:22
名前: もるたん (ID: T8WGJY2W)

銀魂の腐小説おきばです。

オリキャラも出ます。

長州寄りの話が多くなるかと思います。。。

Re: 【銀魂】腐小説おきば ( No.3 )
日時: 2014/03/26 14:19
名前: リチュ(・ε・*) (ID: gYh1ADSg)

銀魂腐小説!!!
私も書いてます〜。
もるたん様には敵いませんが。
面白いですね!
読者になりまーす。

Re: 【銀魂】腐小説おきば ( No.4 )
日時: 2014/03/27 22:15
名前: もるたん (ID: T8WGJY2W)

> リチュ(・ε・*) さま

お越しいただきありがとうございます!
妄想が暴走気味ですが、
これからもお付き合いいただけると嬉しいです☆

リチュさんの土方、可愛いです!!
イヂメたくなっちゃいました(*^.^*)

Re: 【銀魂】腐小説おきば ( No.5 )
日時: 2014/03/27 22:39
名前: もるたん (ID: T8WGJY2W)

 桂一派のブレーン兼雑用兼苦労人、村田蔵七は、父親が死んで今のポジションを引き継いでからこっち、休むということを知らない。大将が始終行方不明になる分余計に、昼も夜もなく事件が舞い込んで来る。普段は大坂にいるのだが、大坂連中は基本江戸には行きたがらないので何かあると蔵七にお鉢が回ってくる。これがまた、1日で往復できてしまうから憎らしい。新幹船の中に居る時だけ、蔵七は束の間の休息を得られる。
(ーーいや、)
 違った。もう一つあった。それは、
「エングレス星のサーバが17台、間違いおらんね」
「……」
「バカ本が乗ってなくて良かったき。精密機械は気遣うからの」
「……」
「ほれ、ハンコ」
「……む、」
「うむ。なら、用がありゃまた連絡しとうせ」
「む、む、む、」
「ほんなら、」
「むっちゃーーーーーんん゛!!!?」
 踵落とされた。
 ーーけれど、服はがっちり掴んだ。
「離せ変態。次ン仕事がある」
「大丈夫だよーぅ。仕事なんて男共にやらせときなよぅ。飲もう飲もう飲もうよううううぅ」
「黙れ酔っ払い。万年酔っ払いの相手は一人で充分じゃき」
「酔っ払ってないよ。兎卵星の良いお酒買ってあるんだよむっちゃんと飲むために大事にとってあるんだよう」
「そン鳥肌立つ喋り方やめや。そン野暮な呼び名も次言ったら殺すき」
「今流行なのに?!」
「だからぜよ」
「もう、むっちゃんったら頑固オヤジみたいね。でもそんなところが好…」
 刃がキラリと煌めき、
「ぎゃーーーーっ!!!」
 髪の毛二三本持っていかれた。て言うか、魂半分持っていかれた。
「ウチはこれから江戸ン行かにゃならん。飲んなら1月前にスケジュール空けとかんと」
「……1月後の事なんて分からないもの。ウチの大将問題児だし」
 唇突き出して拗ねた様に言うと、陸奥はふと表情を和らげて
「お互い苦労するの」
 手を握って立たせてくれた。
「陸奥ちゃん…」
 エエ子や…と感動していたら、船の扉が閉まる直前、
「そうじゃった。おまんとこの馬…大将、今砂糖島に収監されちょるぜよ」
「え゛…」
 砂糖島は、犯罪者が島送りされるところで、砂糖の掘削をさせられるところで、島送りの中でも厳しいと有名なところで、
「ほんなの」
「……」
 扉は閉まり、船は浮き上がり、
(えーと、つまり、…)
 蔵七は静かに息を吸い込み、
「伊藤ォォォォォ!報告ッ!!!」
 後方から部下の慌てふためく音がする。

Re: 【銀魂】腐小説おきば ( No.6 )
日時: 2014/03/27 23:16
名前: もるたん (ID: T8WGJY2W)

 例えば、桂小太郎という人物について調べる時、新聞やウィキから構成される人物像と同郷の者から聞く人物像はかなり違う。“公的”な桂小太郎はすらりとした美人で、その容姿に似つかわしくない豪快な戦いをする“最後の侍”だ。同郷の人間が評する小太郎は、「天然と打算がカオスしてる」「賢いのか馬鹿なのか絶妙」「天人以上に宇宙人」ーーまあ、いろいろあるが、とどのつまり「意味不明」ーー何者なのか、未だによく分からない。現在の一派で下部層が尊敬する桂と側近連中が手を焼く小太郎とのギャップがまさしくそれで、そこら辺全部ひっくるめて帳尻合わせるのが、
(私なのか…)
 蔵七なのだった。
 ーーで、蔵七は今、困っている。何に困っているかと言うと、
「最近見ませんね、桂さん」
 ギク。
「行方不明なんですか?桂さん」
 ギクギク。
「桂さんにお会いしたいという方がいるのですが」
 ギクギクギク。
「かァつらああああアアア!!!」
(あ゛ー、うっさいうっさいうっさい!!!)
 ーー居ないのだ、桂小太郎が。
「本当に居ないんですか、桂さん〜」
 武器調達の交渉が捗った帰り道、のんびりとした口調で俊助が問うてきた。“居ない”のは、最近もはや隠していないので
「そうらしいね」
 短く、肯定する。
「乃美さんがカンカンだとか、周布さんが大爆笑だとか」
「……」
 乃美翁が激怒したのは大口スポンサーへの接待飲みをすっぽかしたからで、周布が爆笑したのは理由を知った時だ。どちらもごく僅かの人間しか知らない筈なのに、こ奴はどこから情報を仕入れてくるのだろう。
「小蔵姐さんにだけは、連絡が来るとか」
 正確には小太郎に無理やりくっつけた小僧から状況報告を受けているに過ぎない。それも、最近やっと星が特定出来た段階で、周りの暗黙の期待に応えているとは言えない。ーーてか、
(こいつの方がもしかすると知っているんじゃ…)
 どっから情報を仕入れてくるのか、不明過ぎて怖い。
「連絡してくるような真っ当な人なら、私が平謝りする事もないと思うんだけど」
「またまた〜。まともな男なんて興味無いくせに〜」
 オバタリアン(死語かも?)っぽく手を振る。
「…プライベートはともかく、仕事は、まともな人とやりたいと思ってるよ」
「それなら、デユダするしかないですね」
 デユダ(=転職)も死語だと思う。
「まあ、それも、ありかなあ」
 資本主義も浸透しつつあり、封建主義に固執するよりも多く金を稼ぐ方が幕府の中枢に切り込みやすい。単身で攘夷党を抜けるというよりも、攘夷党の中で“稼ぐ部門”を作る事を、最近蔵七は考えている。
(ただ、なあ…)
 金権主義を毛嫌いしたり商人は卑しいと思っている連中も多く、中々提起出来ないでいる。
「やだなあ、蔵姐さんがいなくなっちゃったら、僕ぁサミシんじゃいますよ」
(刺身…?)
 …じゃなくて、“寂死ぬ”か。多分。
「俊助がどうなろうと、気にしないなあ」
「……」
 珍しく間が空いたのは、傷つこうか怒ろうか笑おうか迷った為だろうか。
「姐さんが唯一気にするのは、桂さんの動向だけですか」
「……」
 空気が少し変わったので、蔵七は生返事を呑み込んだ。
「桂さんは、もう古いです。僕が、この組織を強くしますよ。だから、姐さん、ーー」
 ほんの一瞬、言葉を切って、
「邪魔しないで下さいね」
 目を細めて言う俊助を、蔵七は初めて
(良い男だなあ…)
 と思った。

Re: 【銀魂】腐小説おきば ( No.7 )
日時: 2014/03/28 10:31
名前: リチュ(・ε・*) (ID: DXOeJDi3)

もるたんs
スゴーい!
私ならこんなに書く気力ないのだ。

そんな!
私の土方なんて...
ちょー...可愛いです←
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共にがんばりましょう!?


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