BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【HQRー18】I deleted it.【ノヤ縁】
- 日時: 2014/06/16 09:06
- 名前: かおる (ID: ZVqxEqci)
みなさん、会った事のある方はどうも。
はじめましての方は、はじめまして。
かおるです。
HQ、ノヤ→←縁前提のモブ縁です。
Rー18注意です。
この小説、別のんと同時連載しますんで、更新遅いです。
それでもいい方はどうぞ?
- Re: 【HQRー18】I deleted it.【ノヤ縁】 ( No.26 )
- 日時: 2014/06/26 22:50
- 名前: かおる ◆D7srdkd1KM (ID: 0YtH4wPS)
俺の手からスマホが奪われ、高く掲げられる。
「みーつけた。」
「ひっ…………っ!」
スマホを持っていない手が俺の腕をがっちり掴み、離そうとしない。
「西谷と電話?可愛いなぁ。」
先輩は俺のスマホから手を離し地面に落とすと、ぐしゃりと足で踏み割ってしまった。
液晶画面には蜘蛛の巣のごとく亀裂が出来る。
「はい、ざんねーん。」
ニコニコ笑いながらスマホを踏み躙る。
足を上げると上靴の裏から液晶の欠片が落ちる音がする。
もう通信手段は無い。
しかし、此処の様子は夕に伝わったはずだ。
きっと、きてくれる。
- Re: 【HQRー18】I deleted it.【ノヤ縁】 ( No.27 )
- 日時: 2014/06/27 21:23
- 名前: かおる ◆D7srdkd1KM (ID: 0YtH4wPS)
(こっから西谷視点)
今日の力は何かがおかしい。
絶対調子が悪いのに悪くないと言い張り、しかも何かと俺を避けている気がする。誰もいなくなった教室で一人ぼーっとしていると、俺のスマホがけたたましく鳴った。
力からだった。
「力……?」
スマホを手に取り、通話を始めた。
「力どうしたんだ。ラブコールでもしたいのか?」
『夕、今何処にいるの。』
「教室だよ。」
力の声は酷く上擦っており、呼吸も乱れている。
まるで先程まで誰かに追われていたようだ。
『今すぐ、来て欲しいんだよ……!』
「は?何処に。」
『視聴覚しっ……………!』
突然力の声が聞こえなくなる。
「おい!?力!力!?」
『……つ……た……』
誰か分からない声が聞こえしばらくすると、ガキッと鈍い音が響き、完全に力の声が聞こえなくなってしまった。
だが力が危ない目にあっている事は分かる。
- Re: 【HQRー18】I deleted it.【ノヤ縁】 ( No.28 )
- 日時: 2014/06/28 13:05
- 名前: 莉桜 (ID: ztRXnpN9)
モブ……(イラァッ
ノヤっさん早く行ってあげてくださいッ!!
こんにちわ(-ω-)/
毎回めっちゃ楽しみにしてます〜
- Re: 【HQRー18】I deleted it.【ノヤ縁】 ( No.29 )
- 日時: 2014/06/28 17:41
- 名前: かおる ◆D7srdkd1KM (ID: 0YtH4wPS)
莉桜さん
またコメありがとうございます!
モブwwwwww殴ってもいいのよ←
ノヤっさんも混ぜたかったり最後に取っておきたかったり。
楽しみだなんて………うへへありがとうございます!
- Re: 【HQRー18】I deleted it.【ノヤ縁】 ( No.30 )
- 日時: 2014/06/28 21:34
- 名前: かおる ◆D7srdkd1KM (ID: 0YtH4wPS)
俺は急いで教室を飛び出す。
早く力を助けなければ。
しかし威勢良く飛び出したのはいいが、何処にいるか分からない。
二階にある教室を全て開けて回る。鍵が掛かっていれば扉に耳を当て、中の様子を伺った。
「くそっ、何処にいるんだよ……っ!」
二階の教室を全て制覇した所で、俺はイライラして近くの壁を蹴った。
勿論壁を蹴った所で何も始まらない。
次は三階だ。
俺は階段を上がる前、突然力との会話を思い出した。
『ここの階段ってさ 全部十二段でしょ? でもね 稀に十三段になるんだ それにあった人は不幸になるんだって』
『馬鹿馬鹿しい どーせ嘘だろ』
こんな時に何を思い出しているんだ!と頭を左右に振ると階段を駆け上がる。
しかし、無意識に階段の段数を数えてしまっていた。
十一……十二…………………十三。
数えたら、階段の数は十三。
俺は一瞬足を止めたが今はそんな事気にしてられない。
数え間違いという事にしてさっさと階段を駆け上がった。
三階に着くと、目に入った『視聴覚室』に入る。
幸い鍵は開いていた。
「力ー!いるなら返事しろ!」
そう大声で叫ぶが返事が無い。
詳しく探索しようと一歩踏み出した。その時、足元でパリ、と何かが割れる音がした。