BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- カゲプロ曲で小説書きますっ
- 日時: 2014/09/19 17:34
- 名前: たかすぎ (ID: 0exqyz.j)
はい。ということで、俺の大好きなカゲプロ曲で小説を書こうと思いますっ!
とても長くなってしまうかもしれません。
感想、お待ちしています。
- Re: カゲプロ曲で小説書きますっ ( No.1 )
- 日時: 2014/09/19 17:50
- 名前: たかすぎ (ID: 0exqyz.j)
ではまず、夜咄ディセイブ!オーマイダーティ☆
今日はヒバップの浮遊感。夜が月を照らして乱反射する。とても眩しいってほどでは無いけど。
ツービートで光らせて、たまにも…愚痴っちゃっていいかな…
「ねぇ、ちょっと話そうか。」
実はね、僕は馬鹿なピエロなんだ。目を欺く能力を手に入れた、それ以来嘘つきって言われるようになった。キドからも、マリー、セトからも。それにシンタロー君にも。
「ねぇキド」
「何だ、カノ…」
「あのさ、ちょっと喋ろうよ♪」
「何をだ…?」
何って…決まってるでしょ?非凡で、妙なことさ。
平凡を装って、僕はこのアジトでのんびり暮らす。眠いから、僕はフードを深く被る。
キドはおずおずと僕の顔を覗き込んだ。
「お前、嘘をついているだろ…」
「嘘?」
確かに僕は嘘吐きだ。だって、
「前まではついて居なかったよ。けどさ、僕の心の中にいた怪物がこう言ったんだ。『嘘吐き続けろ』って」
怪物に言われたんだ。それ以来、僕は嘘つきになったんだよ。
- Re: カゲプロ曲で小説書きますっ ( No.2 )
- 日時: 2014/09/20 09:06
- 名前: たかすぎ (ID: m9NLROFC)
だからさ、僕はご覧の通り。嘘泣きな怪物に成り果てちゃってさ。
キドと話していると、台所からマリーが紅茶を持って出てきた。
「カノ、何話してたの?」
「今ね、僕は怪物なんだっていう話だよ」
するとマリーは紅茶を零し、カップまで床に落ちて割れてしまった。涙目になっている。
「か…カノ、怪物だったの…?」
震えながら泣くマリーを見て僕はこう呟いた。
「泣かないで、マリー。さっきのは全部法螺話だから。ごめんね?」
僕は謝ったが、マリーはまだ泣き止まない。
…まぁ、それも無理だろうけれど…
キドは今にも殴りかかってきそうな顔で僕を睨んでいる。
そんな顔をしなくても。
でもさ、この本心って何だか不気味じゃない?
僕は偽ってそっぽ向いて嘘を何度も何度も重ねて、
今日も僕は徒然、嘲笑うんだ。
「キド、マリー。僕ちょっと出掛けてくるよ」
「…もう遅いぞ。何時だと思ってるんだ」
「大丈夫だよ、すぐ戻るからさ♪」
またキドの疑いの目。
ま、ちょっぴり遅くなるけど。
僕はアジトのドアを開け、外に出る。
夜中ってなんだか不思議だ。夜景も見えるし空気が気持ちいい。
僕はふと思う。
キドって、夜が嫌いそうだよね。あと消えそうな感じで。
セトも、嘘を嫌いな青少年だもんね。