複雑・ファジー小説

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私は罪悪感に殺される 完結しました
日時: 2011/04/06 23:13
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: lPEuaJT1)

こんにちはonこんばんは。

この小説は以前社会問題系で書いていた、花言葉の約束の続編として書くつもりです。
前の話を知らない人でも楽しめるようにしていこうと思ってます。

ちなみにこの小説は、この前まで社会問題系で書いていましたが内容が明るくなってきたので、こちらのジャンルに移動させていただきます。

内容と題名が少し合ってないような気がしたので変えさせていただきます。

——————————————————————————
【目次】

>>1 プロローグ
>>2 一章「ガラスの海で、溺れたい」

Re: 私の居場所は作らない。 ( No.21 )
日時: 2011/03/05 16:53
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: C7oc75FN)


>>修也@

よく言われるのかw

いや、危険じゃないよw暗いからだと思う。

積極的が桜の特徴ですw
でも過去は…?w

Re: 私の居場所は作らない。 ( No.22 )
日時: 2011/03/05 20:18
名前: 修也@ ◆HXIbnblSOA (ID: BsB4CdF8)

>>千咲
 危険じゃないんだ;
 まぁ、そんな危険な場所、学校にはつくらないか^^;

 桜ちゃんの過去って・・??メッチャ気になる!!
 がんばってね^^d

Re: 私の居場所は作らない。 ( No.23 )
日時: 2011/03/06 20:27
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: C7oc75FN)

>>修也@

全然大丈夫だよ、その階段。異常なしですw

うん、頑張るね。

Re: 私の居場所は作らない。 ( No.24 )
日時: 2011/03/07 21:12
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: N1KBaRht)

私が教室に戻った時には、もう既にクラスメイトは席に着いていた。
宮本桜も私の前をスタスタ歩いて行ってしまい、教科書をパラパラめくりながら俯いていた。
「神崎さん、早く座って」
先生は宮本桜と2分くらい遅れて入ってきた私に対し、冷たい笑みと言葉を投げかける。
私は丸井先生からわざと目線を逸らして席に着く。
机の中に引きこもってる教科書とノートを嫌とは言わせず引きずり出し、机上に乾いた音を響かせ、ストレス発散のように乱暴に教科書とノートで机を叩く。
それでも机は痛いなんて文句言わない。偉いなあ。
なんて、呟きを茶化してみる。
引きこもりさんなあたしには、そういう茶化しかたが合ってるだろう。

Re: 私の居場所は作らない。 ( No.25 )
日時: 2011/03/08 16:55
名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: N1KBaRht)

「笹島くん」
あたしが座って教科書を出したのを確認し、丸井先生は日直を見つめる。
「き、気をつけ」
丸井先生が声をかけてから、笹島くんが号令をかけ始めるまで数秒の間があった。多分日直だという事を忘れていたのだろう。よくある事さ。
「はい」
クラスメートが声を揃えて返事をしたのを確認し、笹島くんは続ける。
「これから、3時間目の学習を始めます」
「始めます」
あたしは、はいは言ったけど始めますは言わなかった。理由は何となく。
「じゃあ、始めるよ。今日は56ページからだからそこ開いて。今日は60ページまで終わらせるのが目標ね」
号令をかけ終えた後すぐに、息もつかずに喋りだす丸井先生。多分、癖だ。
そしてクラスメートが教科書を開く、紙の音が教室に響いた。
「じゃあここの感嘆符のところを、えーと」
丸井先生は自作らしい、クラスメイトの苗字が丁寧に書かれたカードをトランプを切るように引き、1人の生徒の名前を呼ぶ。
「斉藤さん」
「はい」
特に驚く事もなく、斉藤と呼ばれた女子は椅子を引いてその場に立つ。
そして教科書を両手で持ち、感嘆符の所に書かれたまとめを読み始める。
斉藤さんは後ろの方で、しかも声が小さいので言っている内容はあまり聞こえない。でも教科書を読めばすぐ分かる。
「……が、できます」
終わったらしく、斉藤さんは椅子に座る。ていうか最後しか聞こえなかったよ。
「はい、ありがと」
丸井先生は、小学校5年の担任には多分向いていない、とその時私は不意に思った。
普通に喋っていても、どこか厳しい喋り方。
狙った獲物は逃がさないようなつり目。
授業の邪魔をする者は許さない、とでも言っているかのような雰囲気を持つ丸井先生。
どっちかっていえば、中学校とか高校の教師の方が似合いそうだ。


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