複雑・ファジー小説
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- 私は罪悪感に殺される 完結しました
- 日時: 2011/04/06 23:13
- 名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: lPEuaJT1)
こんにちはonこんばんは。
この小説は以前社会問題系で書いていた、花言葉の約束の続編として書くつもりです。
前の話を知らない人でも楽しめるようにしていこうと思ってます。
ちなみにこの小説は、この前まで社会問題系で書いていましたが内容が明るくなってきたので、こちらのジャンルに移動させていただきます。
内容と題名が少し合ってないような気がしたので変えさせていただきます。
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【目次】
>>1 プロローグ
>>2 一章「ガラスの海で、溺れたい」
- Re: 私の居場所は作らない。 ( No.1 )
- 日時: 2011/02/26 15:09
- 名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: N1KBaRht)
——プロローグ——
昼間の月がいつもより綺麗で、いつもより冷たく見える。
『生きる事がルールだったら、自.殺はルール違反なのかな』
あの子がたまに呟いていた、答えのないような台詞。
ベランダから空を見ながら、私はあの子を思い返す。
「……じゃあ、」
空を仰ぎながら、本当は青じゃない空みたいに。
そう、"あの子"みたいに。
「自.殺に失敗して生き残った人は、どんな立場に立つのかな」
答えのないような台詞を呟き、月を隠すように遠い空に手をかざす。
別に、私がそんな立場に立っている訳でもないけれど、ね。
- Re: 私の居場所は作らない。 ( No.2 )
- 日時: 2011/02/27 10:36
- 名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: N1KBaRht)
一章 「ガラスの海で、溺れたい」
家に引きこもって、心を閉ざしていた。
毎日、爪で手首を傷付けて心を埋めていた。
自殺する勇気さえ持てない。
軽く手首を傷付ける事くらいしか出来ない。
そんな私が嫌だった。
私はあの時、自分で自分を嫌いになった。
「ねえ、自分はどうして生きてるのかって考えた事ある?」
初めて自分が嫌いになった時から一年過ぎて、私は親の都合で(と親は言っているけど多分、引きこもっている私の為)転校した。
適当に自己紹介をして礼をして、授業を聞き流して一時間目が終わった時。
"あの子"は、席が遠い私の所にわざわざ来て、そんな突拍子もない事を言い出した。
誰よりも早かった、転入生への質問がそれかよとか思いつつ、最初は無視した。
窓ガラス越しの空を眺めて、今日は空が暗いなぁとか考えたりしながら。
「あたし、宮本桜。読書が趣味。そっちは?」
数秒の間も置かずに、宮本桜は自己紹介しはじめた。頼んでもいないのに。
「……名前なら朝の会で言ったはずだけど」
また無視しようかと考えたけれど、そしたらもっと質問されそうなので答えておいた。
「ごめんね。あたし、全然話聞いてなかった。朝弱いから」
まぁ、私も適当に自己紹介しただけだし。忘れられても聞かれてなくても仕方ないかもなどと考えつつ、結局自己紹介をやり直すことにした。
「神崎琴音。宮城県から来た」
ですますは付けなかった。
「そうなの。宜しくね!」
手を差し出しながら宮本桜は微笑む。どうやら握手しようという事らしい。
「うん、宜しく」
私も手を差し出してみる。すると、宮本桜は私の手を強く握って、ぶんぶんと振り回した。
- Re: 私の居場所は作らない。 ( No.3 )
- 日時: 2011/02/27 15:11
- 名前: 修也@ ◆HXIbnblSOA (ID: BsB4CdF8)
千咲〜!来たよ!!
がんばってね^^d
- Re: 私の居場所は作らない。 ( No.4 )
- 日時: 2011/02/27 20:12
- 名前: 千咲 ◆864fRH2jyw (ID: N1KBaRht)
>>修也@
来てくれてありがと^^
頑張るね。
- Re: 私の居場所は作らない。 ( No.5 )
- 日時: 2011/02/27 20:21
- 名前: さっちー☆ (ID: bfLmeFkK)
千咲さん、はじめまして。
さっちーといいます♪
タイトルにひかれてやってきました♪
すごくおもしろいです☆
私もコメディ・ライト、シリアス・ダーク小説で小説を書いているので、よかったら見に来てくださるとうれしいです。【とはいってもシリアス・ダークの小説はファジー系なんですけどね】
では、また来ます♪
*ちなみにタイトルは「恋の水晶玉」と「光と闇の迷路」です。【なんか勧誘みたいですみません。】
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