複雑・ファジー小説

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僕の彼女は天使な悪魔
日時: 2011/11/01 16:10
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: yAL.k7HO)

えーと、こんにちは。
『悪魔な私と天使な君』の番外編ですw

天界の友達だったり、人間界実習の様子などを書いていきたいと思います。

お楽しみください。
絽羽真と痢唖螺以外の関係者の物語はここに記そうと思ってますw

Re: 僕の彼女は天使な悪魔 ( No.39 )
日時: 2011/12/04 18:03
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)

番外編②−1

「幸輔?…12月!外に行かない?」誘う私。
「えー?寒いじゃん。家にいようよ。」と、返してくるのが…私の彼氏。
「……ずっとそれしか言ってないよね?」少し反論。
「え?そうかな…でも良いじゃん。風邪引いたら大変だし。」
「〜…馬鹿。私帰る!!」コートと鞄を持って、幸輔の家を出る。
「え?癒蔚?!」幸輔の言葉は無視して、さっさと家に帰る。

悪魔は風邪引いても平気なんですー!!って言いたかった。
本当は違うけど…それでも、外に行きたかった。
そう、今日は…どうしても。

街の中のカップルは嬉しそうで幸せそう。
「…良いなぁ…。」思っていた事を、声に出していた。

Re: 僕の彼女は天使な悪魔 ( No.40 )
日時: 2011/12/05 20:16
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)

テスト前なので…更新は明日します!

Re: 僕の彼女は天使な悪魔 ( No.41 )
日時: 2011/12/09 22:07
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)

番外編②−2

そう、もう12月よ…。
クリスマスって行事があるんでしょう?
天界にとっておめでたい事なのに……。
聖なる日…恋人たちにとって天界の保護を受ける日なのに…。
そして…私が、生まれた月でもあるのに…。
君は分かってないのね。

家に帰ると、家の電話が鳴った。
「…もしもし?」怒ったような口調で話す。
「あ、あのさ…悪かったよ。だから、クリスマス…一緒に居ない?」
彼はそう言った。もちろん…それも大事だけど———…。
「ねぇ、その前の日の…23日。何かあったっけ?」悪戯っぽく聞いてみる。
「え?何もないでしょ!1日勘違いしてない?日付のズレってあるの?」
「……ハァ…ごめん。眠いからもう寝るね。」それだけ言って電話を切った。
どういう神経してるの?……恋人の誕生日忘れる?!
信じられないわ………。ねぇ、本当に私の事好きなの——…?

Re: 僕の彼女は天使な悪魔 ( No.42 )
日時: 2011/12/16 16:22
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: yAL.k7HO)

番外編②−3

「ねぇ、今度出かけない?」…確かめたかったの。
「…ごめん…用事があるんだ。」
「そっかぁ、じゃあ…仕方ないね。気にしないで!」明るい声で言う。
用事だと思ったの…。私はね…まだ、信じていたの。

友達に誘われて、遊びに行った。
すると…「優衣…あれ、幸輔君じゃない?」友達に言われてよく見る。
お店の中に、仲よさそうな女子と笑いながら商品を見ている。
「え……?何で………?」疑問が次々と湧き上がり、どうしようもない感情に襲われた。
「ごめん…私帰るねっ…。」それだけ言って、その場を後にした。

どうして?どうして?!ドウシテ?ドウシテェ?!
「———っ…」家に着いて、玄関に座り込み泣いた。
何もかも、見たくもないし、聞きたくもなかった。
人間って、こういう生き物だって分かってたはずなのにね…。
信じた私が…馬鹿だったのね——————…。

Re: 僕の彼女は天使な悪魔 ( No.43 )
日時: 2011/12/18 19:56
名前: 燐 蜷 白亜 (ID: HK6OImIM)

番外編②−4

クリスマスの前々日。
当然、気分は最悪よ。
「もしもし〜?癒蔚っ!元気?」通信機に着信が入って出てみた。
通信機だから、天界だとわかってた。
「痢唖螺〜…絽羽真君いる?」こういうのは、絽羽真君に頼ろうと思った。
「…もしもし、大丈夫?」懐かしい声。相変わらず優しい…。
「忙しいのにゴメンね…聞いて欲しい事があって、痢唖螺だと…話しにくいから…。」どうすればいいのか分からなかった。
「うん…話してみて。」泣きそうだよ…。

「…そっかぁ…辛かったね。でも、僕らは違うと思うよ。
僕も、痢唖螺に内緒でプレゼンと用意しているんだ。」
絽羽真君の答えは、心にストンと落ちてきた。

「頑張ってね…彼を、信用していいのかな?」ポツリと、呟いた。
「彼の事が好きで…禁断の恋をしたんでしょう?」
突然、痢唖螺の声が聞こえた。
「痢唖螺っ?!変わるなら言ってよ〜…。」焦って、苦笑いして切ろうと思った。
「禁断の恋をして、悩んで…彼のところへ戻ったんでしょう?
信じないの?何のために、私たちが許したと思うの?!
『本物の想い』だったからだよ?……どうするかは、自分で決めなよ?
運命が変わる決断なんだから…。じゃあね。」そして、通話が切れた。

…私、私は———…どうしたいの?どうすればいいの?わかんないよぉ…。



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