複雑・ファジー小説
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- 魔法少女戦記
- 日時: 2014/08/10 06:19
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
明るく笑える魔法少女小説の開幕です
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- Re: 魔法少女戦記 ( No.5 )
- 日時: 2014/08/01 06:37
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
「どうや逃げられてしまいましたね。我々の名乗りは失敗に終わったみたいですね」
「ウォンウォン!あいつら俺をシカトしやがった。ゆるせねぇ」
俺は歯ぎしりしてうなった。
あいつらをどうやって痛めつけてやろうか。
「その前にわれらの本拠地を立てたほうがいいでしょう。異空間のドア!」
サンドウィッチは魔法を駆使して異空間に通じる扉を作成し、自分が先に中へと入り、俺たちを招き入れた。
中はどこもかしこも白い空間でかなり広かった。
「さて、この場所にインテリアなどを備え付けましょう」
奴が指を鳴らすと、薄型テレビ、ソファ、シャンデイリア、本棚などの家具が一通りそろった。
久しぶりに見るが、こいつの魔法はすごいと改めて実感される。
「これぐらいたいしたことありませんよ」
俺に褒められた奴は、にやりと不敵な笑みを浮かべた。
「さて次は出撃してマジカルガールズを誰が順番に痛めつけるかということですが…」
「1番は俺がやる!ウォンウォン!」
俺は手を挙げほかの奴らがとる前に1番の権利を貰った。
「…2番は俺…」
「僕は3番がいいねぇ」
「では、私は4番目にしましょう。楽しみは最後にしておいたほうがいいですから。では、この順番で1回回ったら、最初からもう1度…ということでよろしいですか?」
全員一致で決まり、最初に俺が出撃することになった。
さっきのお礼はたっぷりしてやるぜ、マジカルガールズ!ウォンウォン!
- Re: 魔法少女戦記 ( No.7 )
- 日時: 2014/08/01 06:39
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
「ウォンウォン!待ちくたびれたぜ、マジカルガールズ」
今日の朝見た、狼を自称する黒い革ジャンを着たドーベルマンの怪人は、電柱の上でM字開脚をしてあたしたちを待ち受けていた。
それにしても、あの体勢きつくないの?
「あんた、どうしてもあたしたちと闘いたいっていうわけ?」
あたしは開脚の疑問をグッと堪え、奴に訊ねた。
「そうだ」
「嫌だと言ったら?」
すると彼の目がキラリと光った。
「こうしてやる!この場にあるマイナスエネルギーをわがゲージに!」
マイナスエネルギー…確かあいつらのボスが喜ぶ、絶望や嘆き、悲しみなどの負のエネルギーの総称。
それが奴の持っている、メモリつきの水筒に入っていく。
「ウォンウォン!ご名答だ。これをゲージ100…つまりMAXまで集めると、大帝様のテンションが最上級になり、彼を封じ込めている宇宙の結界が破壊され、大帝は自由を得る。…ちなみに、今ので10溜まったぜ」
もし100まで溜まったら、宇宙最大の悪の権化が地球を滅亡しに来てしまう。
「そんなことさせるもんですか!」
「ほう。いい度胸じゃねぇか。ベロベロバァ!」
奴は電柱から飛び降り着地すると、モンスターカプセルを投げ、巨大な怪物ベロベロバァを出現させる。
モンスターカプセルは、スキャンした物体を怪物として生み出すことができるという、とんでもない代物なのだ。
「さあ、やれ(ビルディング)ベロベロバァ!」
ビルに手と足がつき、その中央に舌を出しおどけた顔がついた怪物ベロベロバァはあたしたちに拳を放ってきた。
こうなったら、変身するしかない。
「いくよ、みんな!」
「「「うん!」」」
- Re: 魔法少女戦記 ( No.8 )
- 日時: 2014/08/01 06:41
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
あたしはオレンジのツインテール、赤と白のゴスロリとミニスカ、オレンジのブーツ姿に変身し、名乗りをあげる。
「灼熱の太陽、恵の太陽、全てを照らす希望の光!太陽の魔法少女マジカルブレイブ!」
続いて薄茶色の長髪に同じ色の瞳とゴスロリ&ミニスカとブーツ姿になった舞花が名乗る。
「唸る大地、溢れる勇気、土の魔法少女マジカルシード!」
次は長い金髪に黄色と白を基調にしたゴスロリになったハニーがぶりっ娘であざとい名乗りをあげる。
「ハニーじゃんけん、じゃんけんポン♪雷の魔法少女マジカルハニー!」
……。
「美しき緑の息吹き生命の神秘、森の魔法少女マジカルセラフィー!」
…とりあえず、全員の名乗りが終わったので、決めポーズ&セリフを放つ。
「「「「「自然と魔法の力で悪を倒す、マジカルガールズ!」」」」
ちょっとダサい気もするがまあ、こんなもんだろう。
「だったら俺も自己紹介するとするか。俺はウルフマン。覚えておくんだな!ウォンウォン!」
全力で狼アピールをするドーベルマン怪人がひとり。
「俺はウルフマンだ。もう許せねぇ、ベロベロバァ、コテンパンに痛めつけてやれ!」
「コテンパンにされるのはそっちよ。フランベファイアー!」
掌から火炎放射を発射し敵を攻撃する。
「ベロベロバァ!」
敵は拳を振り上げるが、舞花の出現させた土の壁によって防がれる。
「サンダーレイン!」
大量の雷の雨を敵に降り注ぎ大ダメージを与え、間髪入れずに愛菜の自然のエネルギーを結集させた緑の矢が敵を追撃する。
「エコロジーアロー!」
「ベロベロバァ…!」
敵が満身創痍になったところで4人で繰り出す超必殺技を炸裂させた。
「「「「4つの自然エネルギーをひとつに、必殺アースバスターハリケーン!」」」」
赤茶黄緑の鮮やかな光線が敵に命中すると、ベロベロバァは消滅してしまった。
その様子を少し驚いた表情で見たウルフマンは「覚えてろよ!」と悪役の定番のセリフを吐いて、フッと消えてしまった。
多分、彼のことはすぐに忘れるだろう。
- Re: 魔法少女戦記 ( No.9 )
- 日時: 2014/08/01 06:42
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
畜生…あいつら、あの見た目であの強さかよ。パネェな。
俺は舌打ちをして、異次元空間の扉を開き、できて間もない俺たちの住処へと帰ってきた。
「ただいま〜、お前らはどうだったか?」
「楽しかったねぇ。遊園地行ったねぇ」
右手にリス、左手にうさぎのミトンをはめた(パペットじゃないという野暮なツッコミはやめて)パペットマンが幼い顔いっぱいに満面の笑みを浮かべる。
チッ、俺も遊園地に行きたかったが、任務を一番乗りしたのがいけなかったぜ。
「だから言ったのですよ、1番乗りはよくないって」
「わかったよ。今回は俺の負けだ。だが、マイナスエネルギーはきっちり調達してきたぜ」
するとサンドウィッチは、俺が集めたマイナスエネルギーの量を見て、
「ふうむ。私ならもう少し集められましたよ。ねぇ、パペットマン」
「そうだねぇ」
「…待て…ふたりとも。次は俺の番だ…」
スチールマンの出番が来た訳だが、正直あの脳みそ筋肉では俺より悪い結果になりそうだ。
「3日後を楽しみにしておけ…お前たちを驚かせてやる…」
それだけ言うと奴はいびきをかいて眠り始めた。
奴がどんな作戦でマジカルガールズを痛めつけるのか楽しみだ。
- Re: マジカルガールズVS暴走大帝軍団 ( No.10 )
- 日時: 2014/07/29 09:21
- 名前: みらら (ID: ???)
ぅおー
頑張って!
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