複雑・ファジー小説
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- 魔法少女戦記
- 日時: 2014/08/10 06:19
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
明るく笑える魔法少女小説の開幕です
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- Re: 魔法少女戦記(キャラ募集!) ( No.56 )
- 日時: 2014/08/04 20:27
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
わたしのドキドキは教室に入ってからも、授業が始まってからもずっと続いていた。
彼の優しくて少し高い声や、綺麗な顔を見ているだけで、嬉しい気持ちになる。
やっぱり、この感情は恋なのかもしれない。
そんなことを考えているうちに、学校は終わり、家に帰ることになった。
仲良しの4人で下校しながら、一番盛り上がった話題と言えば、眠れないことだった。
話を聞くと、どうやらわたしだけでなく、他のみんなも同じように眠れていないことがわかった。
「これはもしかすると、あの怪人たちの仕業かもしれへん」
ゆきちゃんが言う。
でも、最近は怪人たちもめっきり来なくなったから、きっと星へ帰ったんだよ。
「アホか。あいつらがそう簡単に諦めるとは、ウチは絶対ないと思うで!」
「そうでしょうか…」
おずおずと、あいなちゃんが口を開く。
「せや。もしかすると、あいつらが家に何か仕込んでいるかもしれん。家に帰ったら自分の部屋を調べたほうがいいわな」
「…ですね」
「そうね」
「そうだね」
わたしは家に帰るなり、早速部屋を念入りに調べてみた。
するとベッドの下に黒い野球ボールぐらいの大きさのボールがあることを発見した。
きっとこれが、今まで眠りを妨げていたんだ。
「えーいっ!」
魔法少女に変身して窓を開けて思いっきりボールを投げた。
ボールは大空に吸い込まれるように飛んでいき、やがて見えなくなった。
「やっとこれで安心して眠れる〜!」
服を着替えてベッドにダイブしたわたしは、アッという間に夢の世界へ行くことができた。
- Re: 魔法少女戦記(キャラ募集!) ( No.57 )
- 日時: 2014/08/05 17:18
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
おや、不眠玉の反応が消えましたね。
ということは、彼女たちはそれに気づいたというわけですね。
なかなか侮れない存在です。
ですが、幸いなことに可愛いパペットマンのおかげで、60にまで水筒のメモリが上がりました。
残りはわずか40。
ウフフ…
あと少しで暴走大帝様がこの星を直々に破壊しに来てくださいます。
では、残りの40のマイナスエネルギーは、この私が集めてくることにしましょうか。
ちょうど良い獲物が見つかりましたのでね…
マジカルハニー、あなたの恋愛をこの私が引き裂いて絶望させてあげますよ。
アーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
☆
「ここから出してっ!」
「そんなに出たいのですか?ですが、ざ〜んねん。どんなにがんばっても、あなたはこのガラス瓶から脱出することはできませんよ。アーッハハハハハハハハハハハハハ!」
凶悪な笑みが浮かべ、わたしの入ったガラス瓶を眺めている、仮面をかぶり道化師のような恰好をしたひとりの男。
わたしは登校中に彼の放ったビームを浴びて小型化してしまい、ガラス瓶に閉じ込められてしまった。
上にはきつくコルクみたいな蓋で閉められており、どんなに力を加えてもあけることはできない。
魔法少女になろうとするが、瓶の中では変身することができなくなっていた。
出ようと暴れたりしたので、体力は一気に消耗し、膝をついて肩で息をする。
幸い上には小さな空気穴が開いているからある程度呼吸はできるけど、無力さを感じずにはいられない。
「わたしをここに閉じ込めて何する気なの…?」
「決まっているじゃないですか。あなたの最愛の人、西園寺という少年をあなたの目の前で殺すんです。いいでしょう?」
そ…そんな!西園寺くんに手を出さないで!
「それはできないお願いですねぇ。
なぜならわたしは可愛い女の子が絶望する顔を見るのと、恋仲を引き裂くのがなにより好きですから。
最愛の人を目の前で失って無力な自分を呪い、そして絶望なさい。そしてわたしは、あなたの発した最高のマイナスエネルギーを頂きます。アーッハハハハハハハハハハ!」
彼はわたしの入った瓶をポケットの中に入れると、空へと舞いあがった。
「さぁて、あなたにとびきりの絶望を与えてあげますよ。楽しみにしていてください」
- Re: 魔法少女戦記(愛深さん、大歓迎!) ( No.58 )
- 日時: 2014/08/05 17:21
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
ハニーさんが欠席?
僕は学校で、彼女がいないことに気が付いた。
彼女と仲良しである4人に聞いてみても、連絡もないためわからないという。
もしかして…誘拐?
そう考えた僕は、彼女のことが気になって仕方がなかった。
学校が終わった僕は真っ先に彼女の家に向かって走り出す。
どうしてだろう。
彼女はただのクラスメートでたまに話しかけるぐらいで、特別仲がいいという訳ではない。
でも、今僕はなぜだかわからけれど、彼女のことが気になって仕方がなかった。なんだろう…この気持ち…
彼女の家の前までやってくると、ひとりの男性が僕の前に立ちはだかった。
銀の仮面をつけ、怪しげな笑みを浮かべ、道化師の恰好をした彼は僕に訊ねた。
「あなたは西園寺くんですね?」
僕は一瞬驚いたけど、取りあえず返事を返す。
「そうですが、それがどうかしましたか?」
すると彼はニタァと不気味な笑みを浮かべ、
「あなたが探しているのは、これですか?」
彼が見せびらかしたガラス瓶の中身を見て驚いた。
なんと中に15センチぐらいになったハニーさんがいるではないか。
見た瞬間は人形かなにかと思ったけど、動いているし、ガラスで聞こえないけど口をパクパク開けて言葉も話している様子を見て、考え直す。
これは、信じたくないけど、本物だ!
「アーッハハハハハハ!ご名答、大正解ですよ。わたしが彼女をこんな風にしたのです」
コイツ、魔法使いか?
「そう思っていた方がいいかもしれませんねぇ。まあ、あなたはここで死ぬのですが」
言うなり、いきなり彼の放った強烈な蹴りが僕の頬を直撃した。
「ぐあっ…!」
その威力に倒れ伏して気が付いたが、今の攻撃を受けて、口が切れて血が流れている。
「さあ、弱い者いじめといきましょうか」
夕日に照らされて、彼の赤い瞳がまるで地獄絵図に出てくる地獄の炎のように赤く輝いた。
- Re: 魔法少女戦記(愛深さん、大歓迎!) ( No.59 )
- 日時: 2014/08/05 17:39
- 名前: キコリ ◆yy6Pd8RHXs (ID: gOBbXtG8)
oh...なんか大変なことになってるww
西園寺なにしてるんだぁぁl!ww
- Re: 魔法少女戦記(キコリさん、大歓迎!) ( No.60 )
- 日時: 2014/08/05 20:19
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
キコリさんへ
これからどうなるのか楽しみにしてもらえると嬉しいです。キコリさんも更新がんばってくださいね。
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