複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- しりとりシリーズ
- 日時: 2016/04/04 21:09
- 名前: 彩都 (ID: 4mrTcNGz)
暇なので書きました。
NEXT 『愛』です、どうぞ。
『愛』
『愛』、それは、傷付ける愛、痛みのある愛、壊す愛、無い物を愛す愛、正体不明に愛する愛、只の愛、無機質を愛す愛、言葉を愛す愛、見た目を愛す愛、体の一部分を愛す愛、ete……………。
いやはや、この世には色んな愛があるのだ。
だから、数え切れない愛、人類の数だけ愛がある訳だ。
だから何だ、と言う訳もなく、物語は進む。
「むぅ〜、めんどくさいなぁ………もう、知らんし……」
少年は項垂れていた。
ただただ、暇、の一文字。
「『女子の愛』何て課題、意味分からんし……」
少年は、手元の紙を見る、その紙には大々的な大きさの字、『愛』が書かれていた。
ただ、どうしようもなく、意味不明な先生の課題、もう授業受けたくないのだが………。
俄然、やる気は起きない。
意味も無く、『やる気スイッチ』を探すが、そもそも無い。
意味が無いと分かりながらも、『愛』という字を見つめ、思う。
うん?そういや、漢字には禾編やうかんむりやら、何やらあるよな?『愛』にもあるよなぁ?それを分解して、課題として出そう、うん何か面白いな、それは。
ハハハ、と一人で虚しく笑いながら、紙とペンを用意、『愛』と書く。
「空中分解して………ノ、ツ、心、久、………ん?何か足らんなぁ………?」
あぁ……?んん?………あっ、かんむりだ、かんむりが無いのだ。
「だぁあああああ!!!!やっちった!………」
ただ、考える、少しだが、冷静になる、だったら、ツ、ではなくリ、にすれば良い、真ん中を、ウ、の上に指せばいいのだ、俺って天才!?。
いや、そんな訳は無い、と読者がツッコんだのだろう………ツッコまなくてもいいのだが。
俄然やる気はないまま、考える、うーん……どうしたら………?
ラララン、ララン、と鼻歌を歌いながら、ノ、リ、ウ、心、久、を考えるが、何も出ない。
いや、何かに一つでも思い付かなければ………学校卒業出来ねぇ!!
笑顔で教師の顔面を殴る、と言う妄想をする、虚しくなるだけだ………。
だからと言って、投げ出すのもつまらない。
一応、考えれる分だけを考えよう、………おっ!良いの思い付いた!ウノリちゃんと心久(こころひさし)君の物語にすれば良いではないか!!!
カァー!!やっぱり俺天才!!この二人が合体して、『愛』となった!!何か感動物じゃね!!??
寝る間も惜しんで書いてやる!そう思いながら、紙に書く。
草臥れない様に紙芝居の様にした。
太陽が出る、時間はもう朝だ、少年は寝落ちしてしまった。
「太陽……?あっ!?もうこんな時間か!急がないと………」
トトッと体制がぐらつくも、建て直し、紙芝居が入った袋を手に、玄関を出た、戸締りをして、学校に行く為に出入り口に、走り出した。
太陽がてらてらと少年を苛める、少年はそんな事をお構い無しに出入り口付近の、自分の自転車に乗る、籠には紙芝居一式。
少年は走る、学校近くの道路へ、自転車で。
でかい御神木を見る事が出来る神社を通る、マイナスイオンが出ている様で涼しい……あれ?マイナスイオンは涼しかったけ?今はそんな事を考えている場合ではない、早く目的地に着かないと……。
とか、思いつつ……やっと道路に出る。
ルルルルン、ルルン、ルルルルルン、ルルン、頭の中で、回転するメロディ。
色々と音楽を聴く内に頭の中で、何時の間にか、音楽が流れてしまっている状態になってしまったのだ。
だから何だ?、と少年は聞き返す、音楽が好きなんだから、良いんだ、と言葉を紡ぐ。
愚弄するならすればいい、自分は放って置くだけなのだから。
爛々と輝く太陽が憎いな………そう思いながら、自転車は進む。
ムラムラとアスファルトから熱を感じる、早く行かなければ………。
馬力を上げたい所だが,そこ迄の力は無い、すると、学校の木が見える。
縷々と続く道に入り、近道をした。
垂れる汗なんて関係無しに、学校の敷地内に入る、駐輪場に自転車を置き、鍵を掛けて、教室に向かった。
タッタッタッタ……駆ける足音を関係無しに進み、教室に入った。
たらり、と汗が顎から落ちる、何とか間に合った様だ。
だぁ………疲れた………。
大量の汗を拭いながら、自分の席に座る。
累積した欠課のマイナスの点数はこの紙芝居で巻き返す。
スーハー、スーハー、と深呼吸をする、落ち着け、俺………。
歴史を感じる教室、この学校は築八十年とか何とか………。
考えても無駄だだだだだだ!?
誰かが、俺の頭をグリグリした。
「ただただ、お前の頭を攻撃する、コレが俺の攻撃の仕方、お前はどうだろう?」
後ろから声がする、チャラ男の知り合いだった、コイツも俺と同じ授業の人間だ。
「だよッ!?……何だお前か……」
「辛いねぇ……まさかまた徹夜かよ?徹夜は止めとけって何度も言ってるんに……」
苦虫を噛み砕いた様な顔で溜息を吐く、コレでも頼れる親友だ。
「だーかーらー、人の話は聞けっちゅうに………おい、聞いてんのか!?」
「カアカアうるせー!」
「せぇーのはお前だ!カアカア煩くないっての!」
「のヤロー!?」
「濾過したいわ!お前の性格!」
ククク………プププ………アハハ………周りの生徒が笑い出す、俺とコイツはまるで、笑えるコンビ、と思われているようだ。
だけれど、コイツとはコンビではない、只の知り合いだからだ……。
「だぁーもう、会話は終わりだ、終わり!」
理解するのが飽きたのか、自分の席に座る、俺も疲れたので、座った。
タン、タン、タン、と教師の靴の音がする、俺はドキドキした。
タン、と止まり、教室の戸を開けられた。
ただ、驚く、この授業の教師じゃない……?すると五、六人がゾロゾロと入り、その後にこの授業の先生が入ってきた。
「ただ、先生一人が聞くのも面白くないんで、他の先生を呼んで、一緒に聞く事にしました」
単純にその台詞に対し、『ハアァァァ!?』や『厭だあぁぁぁあ!』とかの阿鼻叫喚が教室内に響く。
「クク………まぁまぁ皆さん落ち着いて………」
低年齢に見える、四十代の先生が落ち着かせる、この先生は生徒から、人気なので、皆が黙った。
「ただし、条件があります………二人以上、皆さんの話で先生に手を上げさせた者が点数に関係なく、単位を上げましょう、そして、手を上げた先生が、一人以下の場合、単位は無しです」
す……凄い面倒だな………生徒全員が思った。
「ただただ、人がいるので、出席番号順に行くか………01、どうぞ」
ゾロロ、と暗い雰囲気を出しながら、立ち上がる、女子だった、女子の場合、男子とは逆、『男子の愛』だった。
立ち上がって、自分の名前を名乗ったのだ、そして噛み噛みになりながらも喋ったのだ。
「だ…『男子の愛』は……」
ハラハラしながら彼女は言う。
後ろに気を使いながら、自分の紙に書いた事を復唱する。
ルンルンと後ろの女子はまだか、まだか、と待つ。
「………つまり、男性は純情な人も入れば、野性的な男性も居ると言う訳です、終わり………です………」
「………………素晴らしい!!!男性の純情も居れば、性に性愛に性欲に従順な男性も居るという話ですね!!では、先生、挙手をどうぞ!!」
ゾロロロロ、と満場一致だ、彼女は喜んだ。
「だ……大丈夫だったですか……」
完全に01番の挙手から、拍手に変わるが、次の女子がいきなり立つ。
「つ−か、先生もう言っていいか!?『男子の』……」
ノリを弁えない02番の女子。
「し……仕方ない……02番、どぞ……」
ゾロゾロと周りが慌しくなった。
「たぁぁぁ………煩い煩い!!言うぞ……『男子の愛』って言うのは……」
歯向かったら、喧嘩になる!!それを理解した皆は、静かに聴いた。
「………対等!男と男のタイマンのルールはそんだけだ!勝つか負けるか……そして、男気に惚れて、舎弟に成る!!これが私の『男子の愛』です……」
「……素晴らしい!恋愛という概念を越えましたね……では、挙手をどうぞ……」
存外熱い話なのに、誰も手は上げない。
「居残り、つまり、単位は上げれませんでした……」
「たぁぁぁ………無理だったかぁ………」
あーあ………と項垂れる彼女。
状況はどうでもいいと見える03番のフードの少年が言う。
「う……あの……もう……言って……良いスか……?」
「可能だ、言って下さい」
威圧無く接する先生に頷いて、話す。
「……全てにおいて……女子とは……変態である……AVが存在する限り……」
リアルにコイツ何言ってんだ!?そう、皆は思った。
只、単純に意味が分からない、何が言いたいのだろう?
「後ろからするのも気持ち………」
「ちょっ!もっもういいです………挙手をどうぞ……」
ゾロゾロと騒ぎ出す。
全ての生徒は俯き、先生達も挙手しない………。
「いやぁ、残念でした……単位は無しです………」
すぅぅ、と、先生の語尾も弱まった。
ただ、俺はもうすぐだった。
単純に04が立ち上がった。
「たっ大変です……すみません、抜けていいですか?」
彼女は焦っている様だ、先生が話を聞く。
「詳しくは知らないんですが、母方の祖母が危篤状態と……」
「とても大変ですね……ですが、抜けるとなると、この単位を捨てる、という事ですよ?」
よもや……こんなヤバい状況なのに……単位を取るか、家族を取るか、という決断をさせる気か………?。
完全に鬼だ……生徒はそう思う。
うぅっ……彼女は悩んでいた………。
「単位は………」
ハラハラした………こんなにハラハラした事は無かった。
「単位は……………捨てます………!!」
すると彼女は後ろの教室のドアから走り去った。
タッタッタッタッタッ………………音が聞こえなくなった所で先生は言った。
「たまにこんな事が起きます、さて正しいのはどちらですか?答は簡単です、『家族』を取りなさい、『家族』が一番です、何故なら、『家族』は私達を育てました、それに感謝しなければなりません、結局最後は『家族』を選択するのですから………」
爛々としていた教室の熱は段々下がってきた。
- Re: しりとりシリーズ ( No.28 )
- 日時: 2016/02/20 19:32
- 名前: 彩都 (ID: 1866/WgC)
『脳波』
とある開発室……一人の少年が、頭に色々な紐をつけていた……そして、カルテ的な物を持った男性が、『OK』と言って、電流を流した……少年は『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』と呻き声か、叫び声か分からない声を出して、苦しむ……もう少し……もう少し待ってくれ……そう、大人の男性は思いながら数分を待つ……私達は人間の脳波を調べている『脳波研究所』と言う場所だ……全国にもあるので、この名前に統一している……さて、今何をしているのかと言うと、小学六年生の少年に脳波を変える光線を当てると、どうなるかって事だ……成長期の少年に、色々な光線を当てて、どうなるのかっていう研究をして、成長期はどうなるか、社会人生活はどうなるか……それも踏まえて研究をしていたりする。
ルールに細かな内容は多いが、大まかに言えば、此処の研究所は、小学生迄だ……性別関係無しに……まぁ、ロリコン、ショタコンの多い研究施設と言われているが、まぁ……確かにそうだ……だが、私はどちらでもないな……ガキの裸、ロリの裸も興味が無い、興味があるのは同年代の女の子だけだ……いや、そうじゃなくて……まぁ、小学一年生の女の子でも、光線によっては、小学二年生でGカップになったり、男の子だったら、小学一年生で光線を受けて、小学二年生でもう、下の毛が生えてきたりとか……低学年で、光線を受けると、成長ホルモンが過剰分泌となるらしい……そこもまだ研究段階なので分からないが。
「画面を見て?完全に気を失いかけているわ……実験は終了よ、分かった?」
ただの年寄りの研究員が言う……気絶はさせない、と言う方向でこの企画は動いているので、すぐさま止める……これで良いだろう……でも、光線を当てるだけで、胸が大きくなったり、毛が生えたりとか……因みに小学六年生の男女なら、男の子は、声が少し高くなったりとか、身長が伸びて、180cmを越えたり……女の子の場合は、声が綺麗に透き通る様になったりとか……他にも、スタイルが良くなったりとか……まぁ、色々と有るな……色んな現象が多過ぎて、書くのも一苦労だ……基本、一回の研究で、一回以上の何かしらの現象(今迄の研究経過に無い事)が起きたりしている……いちいち細かい事を書かなければならないので、何時も大変なのである……まぁ、私が書くとは言ってないがね……
猫を撫でる……ふむ……猫は良い物だ……私を何時も癒してくれる……猫を撫でるこの一時が、私のとっては天国タイムなのだ、そして、猫の顎の下を撫でる……私は此処を撫でるのが好きなのだ……ムフフフフ……此処は柔らかくて私は好きなのだ……因みに私は小さい動物が好きなので、豆柴も好きだ、何で小さい動物はこんなに可愛いのだろう……?何れこういう事も研究したいな……早く、この研究も終わらないか……?そう思いながら、私は研究資料に目を通す……この子も大変だな……そう思いながら、私は研究に戻った、今度は誰だろうな……?
な……何だこれは……?私の目に入ったのは、哀れも無い姿の裸の少女……これは光線を過剰放射した時の姿だった……これは研究初期の実験にて、何時も過剰放射している時の姿……過剰放射を知らない研究者が何時もこんな事をしていたと言う、話は聞いている……まぁ……何でこんな事が……?すると、一人の若い研究員が言った。
「た……隊長!すっすみませんでした!私の不注意で……完全に電源を切った物だと勘違いして……そのままにしてしまいました……私が悪いんです……私の不注意で……私の大好きなロリが死んでしまいましたぁぁぁぁぁ……」
哀れ……とも思えなかった……大好きなロリ、と言った瞬間で私は冷めた……悲しみを返せ、そして、私はこの研究施設の一つの部隊の隊長だ、今はそれは関係ない、だから、ロリコンは……!因みに話は割くが、私はロリコン、ショタコンが嫌いなのだ、ガキに欲情する人間の気持ちが分からない……だから、私は嫌いなのだ……だが、話は戻すとして……人が死ぬのは仕方無い、だから……もう、こんな事を起こさない為に、自分の肝に銘じる事を皆、する様に……
ニコニコと笑いながら、私は歩いている……何と、女の子が死んだ、と公表したら、私は退職させられたのだ……つまり、猫と犬で一生遊べる!お金と言うより、研究での給料は結構良いものなので、猫と犬にお金を注いで、過ごしたいと思った、だが、あまり給料も使いたくなかったので、犬や猫は施設から、引き取る事にした……そして、可愛がる……矢張り癒されるなぁ……もう、あんな研究はしたくない……ていうか、人の為の研究がしたいな……AI付きのアンドロイドとかさ……そう思いながら、私は猫を抱きかかえながら、歩く……これからどんな人生になるか分からない……でも、最後は、こんな風に自分の好きな物に囲まれて、死んだ方が私は良いと思うんだ……だから私は……ゆっくりと、前を見て、歩いていくんだ……私が死ぬなら、犬や猫に囲まれて死にたい……
NEXT 『陽日』
- Re: しりとりシリーズ ( No.29 )
- 日時: 2016/02/21 17:57
- 名前: 彩都 (ID: rE1CEdls)
『陽日』
あぁ……暇だ……そう思いながら、テレビを見る……俺の名は、京介……三歳下の妹がいる……妹の名前は、陽日(ハルヒ)……某有名憂鬱系のアニメの名前から取ったらしい……因みに俺の名前も同じアニメのキャラをもじって使っている……だから、何時も、家族から呼ばれる渾名は『キョン』だ、そんな俺、『キョン』の日常を少し綴ろうと思う……これが俺の日常だ……
大体、何で七月二十日から、俺の通っていた小学校基、陽日の小学校は夏休みなんだ……?妹である陽日は、元気っ娘なので、何時の家に居ると、とても煩いのだ……全く……受験勉強中の俺にもっと優しくして欲しいぜ……そう思いながら、自室で数学の勉強をしていると、妹である陽日が俺の部屋のドアを開けた。
「ただ今、暇だよぅ〜お兄ちゃん?構って?ねぇねぇお〜ね〜が〜い〜?」
「今は無理だ、陽日、お兄ちゃんは受験勉強の為、忙しいんだ、後にしてくれ」
0点だけは取りたくないからな、と付け足して、勉強を続ける俺……すると、陽日がとんでもない事を言った、それは俺のその後を左右する内容だった。
「大量に隠してあるエロ本をお母さんに見せても良いんだね……?『ジュクジョ系』とか、『イモウト系』とか、『ロリ系』とか……」
「勘弁して下さい!陽日様!」
負けました……それはバラさないで……!と付け足して言った、すると陽日は、『良いんだよ?男の人がそう言うのを読むってのは……でも流石に机の中は無いよ……そう言うのに鍵って、勉強の息抜きにヌくっていう……』それ以上はマジで止めろ!と、怒鳴って、止めさせる……仕方無いので、外を歩く事にした……
ただ今、昼の二時……公園の中は案外寒い……そこにミニスカ半袖妹はブランコで遊ぶ……いや、マジで寒いよ?マイナス3度だし……子は風の子って言うけど、あれは太陽の子だろ?と、自分で嘯きながら、笑う……そんな筈は無いって……そう思いながら、寒い公園で三時間を過ごした……その時間内に、ブランコ、滑り台(滑る所が凄く冷たい……陽日には寒さを感じないのか?)、シーソー(乗るのは小学生の男子二人)、回転するでかい丸い球体(名前が分からないんだが……?地球とか何とかだった気が……?)等を乗り回して、今日は終わった……もう寒い……そう思いながら、俺と陽日は帰った……その後、何とか、今日一日の勉強分を終わらせた……元々少なかったけど……そう思いながら、俺は就寝した……今日の日記は終了、一ヵ月後の入試迄飛ばす……
数ヶ月も俺は勉強をして、何とか、受験を受けた……受けた高校は、日本でも有数の天才学校だった、俺はその高校に入学する為に、努力してきたんだ……そう思いながら、まぁ……今日はその受験の合否発表日だ……合格していたい……!それだけを思って、俺は合否が書かれた場所に向かって、歩いた……そして、着いて、番号を確認……俺は『07245』だった……この高校の受験は、最初が『00001』から、始まるので、大体7000人程が受験に参加、もしくはそれ以上が参加しているだろう……そう思いながら、番号を07200から見る……07234……07242……もうすぐ俺の番号だ……そう思いながら、心臓がバクバクと、警告を鳴らす……落ち着け自分……焦るな……そう思いながら、俺は大きな深呼吸をして見た……07244……07246……07289……えっ……俺の番号が無い……?よくよく見ると、07245が薄かっただけだった……ちゃんと書かれている……つまり……俺は合格……?あまりの嬉しさに俺は泣いていた……これは感動して泣いているのだろうか……?それは分からないが、とにかく嬉しい事は分かった……俺は涙と嗚咽で電話したが、良く聞き取れなかったらしい……それは知らないけど、『受かってよかったね』と母の声、『お兄ちゃんが受かる位の高校はさぞかしアホの集まりなんだね』と、陽日の声……お前、後で覚えとけよ?お兄ちゃん直々に喧嘩するから、そう思いながら、俺は右ポケットのピンクのハンカチを……ピンクのハンカチ……?俺はそんな物を持ってないが……折り畳まれたハンカチ(?)を拡げると……陽日のパンツだった、おまけにウサさんマークの……それを見た受験生の女の子が悲鳴を上げる……俺はそのまま、学校の中に入って、お叱りを受けた……そして、弁解を解く迄に、三時間掛かった事は、誰にも言うまい……
今のが、俺の合否発表の災難だったんだが……その後、妹である陽日をボコボコにしたのは言う迄も無いのだが……ここ迄が、日記の内容だ……ていうか、あまり俺は日記とかをあまり書かない性質でな……まぁ、これが俺と妹との会話でもあったりする……最近は思春期であまり喋らないけど……この日記で書いた物が、俺と陽日の普通の会話だった……今はもう喋らないけどな……まぁ、もう話さなくても良いが……さて、これで俺の日記はお仕舞い……また、日記が綴れればいいが……
NEXT 『皮膚』
- Re: しりとりシリーズ ( No.30 )
- 日時: 2016/02/27 22:38
- 名前: 彩都 (ID: 8topAA5d)
『皮膚』
皮膚といえば、真皮等も含めて、三枚有る、と言われている……だが、僕は違うのだ……何と、四枚目の皮膚があるのだ……それに対して、学会は『この少年は特殊だ』と言って、僕の体を研究素材にした……そして、研究結果は『四枚目の皮膚は確認した、これは本物だ』と……そして、僕は『特別』となったのだ……そして、話は、僕が中学生になった話だ……僕は平穏な生活を欲しがったが、四枚目の皮膚はとても頑丈で、今でもその皮を剥いで、売りに出される……おまけに四枚目を剥いだ所で、普通の肌──つまり表皮だから、痛くも痒くもないが……結構頑丈と言ったが、大人十人が引っ張っても破れないだけで、鋏や包丁とかで切れるので、防弾チョッキや鎧には向いていない……まぁ、そんな事僕には関係ないのだが……そう思いながら、僕は学校へ通う……学校でも、特殊な皮膚で有名な中学生だった、まぁ、それでも良いけどね、皆の注目さえ、取れれば、僕は爽快で心地良かったからだ……そして、僕は恋をしてしまった……二年年上の女性の先輩だ……僕はその人に近付きたいが為に、その人の所属している部活に入ったのだ……その人を見つけたのが、中学の入学説明会だった、あまりにも、僕の好みで、この中学校に入る事を特に希望した……そして、色々な人の伝でその人の所属している部活に嗅ぎつけて、僕が入部したと言う、という話だ……そして、僕が入部しないと五月の部活総合会にて、廃部だったと言う……廃部の条件は四人在籍している事……つまり、その部活は四人だったのだ……まぁ、何とか廃部を救った存在として、少しの間崇められるのだが……まぁ、救ったから良いんだけど……そして、この部活は、『世界征服部』という名前だった……僕は名前に気にせず、女性の先輩の後を追いかける為に入部したから、気にも留めなかったが……名前が名前だったのだ……だが、もう、これは後には引けない……そして仕方無く、僕はずっと居座り続けている……そして、夏……僕らは、『海のビーチを征服する!!』と言った、三年の部長(男)に着いて行った……部員はこんな感じだ……男(三年の部長)、男(二年のイケメン、だが、ホモ)、男(勿論僕)、女(二年の、二年の男の先輩が好きな純情な先輩)、女(この人が僕の片思いしている先輩だ、因みに三年の部長と幼馴染みで、良く一緒に居る)と言う様な感じだ……そして、水着に着替えた僕らが海を満喫する事に……何だって僕らが占拠したからね……そして、泳ぐのに最適な、秘境に僕らは楽しむ事に……勿論僕は、上にパーカーを羽織っている……今日は海に入れないからだ……四枚目の皮膚は『塩水に弱い』という性質を持っている為だ……そして前日に皮膚を剥がしたのだ……おまけに剥がした後は皮膚が敏感になる為、塩水なんて、刺激の強いモノには入れないからだ……そして、水着と言えば、二人の女子の先輩だ……片思い中の先輩は、白ビキニだった、程よい胸の大きさの先輩に僕は釘付けだった……そして、もう一人は下半身ビキニに、上はフリルが付いた水着だった……そして、二人の男の先輩は……ブーメランパンツだった……良くあんな小さい物を穿くなぁ……まず、僕には、普通の海パンを着用する……あんな小さい物は僕には穿けないからだ……そして、時は過ぎて行って……夕日が綺麗になっていた……僕は水平線に沈む夕日を見ながら、片思いの先輩を呼んだ……片思いの先輩はまだ、白ビキニだったが、今はそんなの関係ない……僕は先輩に言った……『スキです……付き合って下さい……』と……先輩の答えは……ノーだった……そして、先輩は泣きながら、走って消えた……こうして僕の初恋は終わったのだ……だけども、それも仕方無い……それから数日、海に居座る僕ら……その数日の間に僕と片思いだった先輩は、目を合わす度に、両方目を逸らした……溜息をしながら、部長は僕に近付いて、話を聞いてきた……僕は泣きながら片思いだった先輩の話、そして、告白の話をした……部長は、優しく相槌をする……それだけでも嬉しかった……そして、一通り話を言って、部長は言った……『アイツは……来年海外に留学するんだ……だから……お前を突き放したんだろう……俺はそうだと思うぞ、お前を悲しませない様に、あえて……な……』と言った……先輩が留学……?それは初耳だった……そんな事も隠していたなんて……僕は、急いで、女子の部屋に向かった……僕は着いていきなり、ドアを蹴破る、そして、先輩に向かって両頬を猫騙しのように叩く……先輩の頬は柔らかかったが、そんなの関係ない、先輩はキョトンと上目遣いで僕を見る……そして、僕は言い放つ……『部長から聞きました、来年、留学だそうですね、だから僕をフったんですか?』『……え……あのバカ……そうだけど……』と、部長に少し怒りながらも先輩は言った、『僕は、土地が離れるからって、別れたくありません、もっと繋がって居たい!そして、僕は貴女が帰ってくる迄待っておきます!初体験も貴女にあげます!僕の色々な初体験……キスやハグや愛を……僕に下さいよ!貴方は何に恐れているんですか!?ただ単に貴女は恐れているだけです!日本から離れると言う恐怖から!だから……貴女一人で抱え込む問題じゃない!後輩を頼ったって良いじゃないですか……』と、言って、自分でも、我に帰った……これは僕の悪い癖……言い過ぎる……これでは、悪影響だなぁ……と思いながら、返答を待つ……『私だって……君の事が好きだよ……でも、留学の話をしたら、分かれる、何て言いそうで怖くて怖くて……』と言う……『僕は貴女が離れても、スキですよ、だから、もう一度言います……付き合って下さい』そう言うと、先輩は言った、泣きながらの爽やかな笑顔で……『はいっ!』と言った……そして、僕と先輩は仲良くなった……そして、時は過ぎて、空港……僕は先輩を見送った……見送る前に先輩はプレゼントを僕にくれた……僕のおでこにキスをしたのだ……『唇は卒業して帰国後ね』と、そう言って離れる……僕は、先輩を引き止めて、逆に手の甲にキスをした……『僕も色々なテクニックを習得してきます、驚かないで下さいね』と言った……先輩も僕も笑った、僕はそして見送った……
ただ、僕の皮膚は四枚目もある特殊な人間……特殊な人間は普通と結婚して、普通の子が出来るのか……?そんな事を思いながら、四枚目を剥いでいった……少しはお金を貯めないと……そう思いながら、僕は剥いでいく……僕は帰国を待つのみ……夕日はあの時告白した時の様に綺麗だった……
NEXT 『不可能へ』
- Re: しりとりシリーズ ( No.31 )
- 日時: 2016/02/28 21:54
- 名前: 彩都 (ID: oN2/eHcw)
『不可能へ』
我らは研究者、何の研究をしているのかと言うと、『タイムマシン』で、『時を越える』と言う事だ……さて、『タイムマシン』の大まかな説明をしよう、まず、『タイムマシン』は『時間を渡る』事が出来る、夢の機械だ……そして、私達はそれを完成させる為に日々努力しているのだ……そして、幾らかの困難(大まかに言えば、時間を移動する為の時空検索、マッハにも耐えられる様な部屋の構成と物質生成、位置を正確に移動出来るGPS等を『タイムマシン』内に入れたりとかをしたりした)を乗り越えながらも、大きな困難も無かったかの様に思えた……だが、その大きな困難が目の前に現れたのだ……それは、『肉体年齢及び生の時間』だ、結構難しい話に思えるが、大まかに言えば、簡単な話なのだ、つまり、Aと言う人物が、Bの世界の過去に移動して、五年間Bの世界の過去に住んだとする……そして、元のAが住んでいた世界に戻ったとする……さて、Aが80歳で死ぬとして、Aの住んでいた世界では何年生きる事になるか?Aの世界では、75歳で死ぬ事になるだろう?だから、この過去に行った時間の年齢経過を無視しなければ、無限にタイムトラベルする事は出来ないのだ、だから、この時間経過の無視が大変なのである……それを考えながら、私はコーヒーを飲んだ……やはり、頭をスッキリさせるには、コーヒーを飲んだ方がいいな……そう思いながら、コーヒーを一気飲みする……そして、もう一杯お代わりをした……そして、資料に目を通した……だが、良い方法等思い付かない……如何にして人間の肉体を維持出来るか……?
完全に煮詰まっているな……そう思いながら、後輩と話す事にした……
「大量に時間の要る作業ですねぇ……先輩は凄いですよ、僕らの大学のテストの点数満点で卒業したし……ま、俺みたいな凡人は、先輩の足元のも及びませんがねぇ……」
「えっ?でも、お前は英語以外の教科では、満点を取っていたし、私とほぼ同レベルだろうが、私と同じ位天才はお前以外無いよ……まぁ、英語は本当にダメだな、0点だし……ていうかm何で0点が取れるんだ?私には、予習復習してたら、満点に近い点数は取れるだろう?何故取れないんだか……」
完全に呆れながら、言う私に後輩は反論した。
「単純に言わないで下さいよ!英語は無いんですよ!日本人ですよ!?私は!普通日本人は日本語だけ覚えていたら良いんです!英語は他の人が覚えたら良いんです!だから、私は英語が苦手なんです!」
「素晴らしい反論と受け取りたいが、私も言おう……英語の文法や綴りが苦手なだけだろ?だったら、反論は早いな、もっと勉強しろ、それが私の反論になるのかな?」
「なっ……確かに苦手ですけど……ですが、難しいでしょう!?あんなの、寝る為の授業じゃないですかぁ!」
あぁ……後輩は少し泣き始めた……慣れたら、英語は簡単だと言うのに……そう思いながら、カフェオレを飲み、タバコを吸う……そしえt、後輩は言った。
「ただ、苦手なんですけどねぇ……そういえば、先輩、『タイムマシン』の計画はどれだけ進んでるんですか?後は、時間経過だけですか?」
「完全にそれだけなんだよ……後は『タイムマシン』の道具かな……?未知の金属とかを使って、作ったりしなければならないし……その時間経過だけ、終わらせたら、私の仕事はほぼ終わりかな?私は設計の方ではなく、理論系だからな」
「成程、結構進んでるんですね……それは少し安心しましたね……早く私も乗って、英語のテストを私が代わりに受けたいですね……」
「願ったり叶ったりかもしれないが、そんな事したら、永久に過去の世界で生きてもらうぞ?」
「存外、怖い言い方ですね、する訳無いじゃないですか、先輩が死んだ後にしますから、安心して下さい」
「いや、一個も安心出来ない!?いやいやいやいや!一つも安心出来ないよ!私が死ぬにしても、何年先か分からないだろうが!」
「頑張って、過去に戻って、先輩を殺したら、これで、私はWIN−WINになります」
「凄く私に傍迷惑だな!何でだ!?ていうか、そう言う英語は覚えなくてもいいだろ!使い所が限られるから!」
「ラッキーですね、こんな昔の先輩のツッコミを見るのは久し振りです、やはり、とても面白いです先輩」
「今の今迄お前がボケたからだろ!仕方無いから、私がツッコミ役になったんだろ!だったら、ボケるな!」
「なっ!?何て事を言う!?私が居ないと、誰がボケる!?」
「ルールに無いから、ボケるな!」
等等……後輩とは面白可笑しくボケたら、ツッコむという事を幾らかして、後輩とは別れた……まぁ、面白かったので良いが……
俄然、作業にやる気が出てきた……ここはこうか……?いや、此処はこうと言う可能性も……この研究にケリを付ける事は出来るのだろうか……それはまだまだ分からない……だが、一つだけ言える事がある……諦めなければ最後があるのだから……そう思いながら、私は研究に没頭した……そして、私は机に向かって、考えていった……『タイムマシン』の完成はまだまだだ……私は完成する日を待って、作業に挑んだ……
NEXT 『変態候補』
- Re: しりとりシリーズ ( No.32 )
- 日時: 2016/03/05 22:34
- 名前: 彩都 (ID: fhP2fUVm)
『変態候補』
「さぁさぁさぁ!!やってまいりましたぁ!『真の変態は誰か!? 変態候補選抜試験 〜勝っても負けても変態は変わらない〜』!遂に来ましたねぇ〜……」
「えぇ、そうですね……今回の変態候補は誰なんでしょうね……?」
猫みたいな顔に猫耳を着けた解説者の女性は言った、そして、司会者の男は言った。
「ただ、今回の変態候補の人数がちょっとばかり……」
「理由はあるんですか?」
完全に出場者の事を差し置いて、人数の事を聞く猫耳の女性。
「いやぁ……今回は人が多くてですねぇ……結構多いんですよねぇ……」
「えぇ!?今回は人が多いんですか!?それは楽しみですねぇ……」
「えぇ、そうなんですよ……おっと、自己紹介が遅れました、私は司会者の夕焼小春(ゆうやけこはる)と言います、そして、この人はぁぁぁぁ……」
「あーはっはっは!にゃんにゃん言うにゃん!猫ヶ峰猫華(ねこがみねねこか)て言いますにゃん!変態さんが大好きな高校生にゃん!宜しくぅ!」
「うーん……二人共満点、とプロデューサーさんに頂きました!いやぁ〜良かったですねぇ……」
「えぇ、それは嬉しいにゃん!もっと、変態さん、要求するにゃん!無理かにゃ〜?」
「止めて下さいよ!その前にツッコミは私がするんですから!」
「楽なポジションの自分だにゃ〜♪」
「止ん事無き、ポジションですね!貴方のポジション!私、凄く大変だな!」
「何でもかんでも、自分の中に溜めちゃイカンよ……私もツッコミ頑張るにゃんよ……」
「余計な感じがするのは私だけかな?かな?あっれぇ〜?」
「え〜と……こんな茶番置いといて……まずは登場する選手だにゃ〜……No.1!究極の変態を目指す若者!伝説級の変態の名前を手にしたいが為に大会に出た!芳田逸張(よしだいっちょう)選手!変態性は、臍(へそ)フェチ!う〜ん……結構な、変態性だにゃな……そして、No.2!逸張選手の弟!伝説級の変態を受け継ぎたい者!甘槻二朝(あまつきにちょう)選手!変態性は二の腕フェチ!そして、名前が違うのは、父方と母方で引き取られたから!」
「ラッキーだな、兄さん!二人共出れてさ!」
「最高だ!弟よ!また会えるなんて!何て懐かしいのだろう!さぁ、熱い戦いが出来たらいいな!」
「何と、熱い兄弟なんでしょう……兄弟愛って言うのは熱いですねぇ……」
「えぇ……熱いですにゃあ……」
明らかに二人は泣いてい
た……矢張り兄弟愛という物は感動を呼ぶのか……それは分からなかったが、猫華は進めた。
「ただ今はまだ二番目……次は三番目だにゃあ!No.3!フェチズム研究家として、テレビ等にも出演!そして、暇な時は山に登る登山家としても有名!由比ヶ浜六合彦(ゆいがはまくにひこ)選手!変態性は指フェチ!」
「チッチッチ……猫ヶ峰さん、私は指『先』フェチです、お忘れなき用に……」
ニッコリと渋い顔のお兄さん、六合彦が喋る……その言葉を聞いて、急いで修正する猫華。
「完全にドジりました!変態性は指先フェチ!これで良いですよね……?」
「猫華さん、正解です」
素晴らしい!と言って、六合彦は喜ぶ、訂正出来て嬉しい猫華だった。
「大変だにゃぁ〜……説明って……次は四番目!No.4!格闘家でありながら、料理研究家として活躍中!そして、出版した本も優に100冊を超える!香壁宣一(かかべせんいち)選手!変態性は足フェチ!五番目!No.5!おおーとっ!この選抜試験で唯一の一般人!好きな物は幼女!嫌いな物は中学生以上の女性!そして、介護施設で仕事中の各務佐久耶(かがみさくや)選手!変態性は太ももフェチ!」
「ち……違う気がするんだけど……俺のフェチって平凡過ぎて、此処に居ちゃいけない気が……」
「頑張りたまえ、君も立派なフェチズム持ちの人間なんだからさ」
さらり、という六合彦に、色々な芸能人が出ていて、ドキドキする佐久耶。
「やっと、五人紹介したか……まだまだだにゃぁ……六番目!No.6!日本最強のゲーマー!攻略したゲームは万を超える!天音音子(あまねおとこ)選手!」
ゆったりとした車椅子に座る音子……彼女はゲームがしやすい様に、電動車椅子に座っていた……
「単純にめんどくさいわね……」
猫華は変態性を言った。
「単純なフェチで良かった……音子選手の変態性は、おっぱいフェチだー!」
誰も見向きはしなかった……何故なら、音子が貧乳だったからだ……
「誰も見向きはしないにゃー……次は七番目!No.7!究極のやる気無し星人!食う、寝る、遊ぶが板に付いたニートの葉書職人!働かずに自由人!葉書があれば、生きてけは行ける!由居江湖(よしいこうこ)選手!変態性は下着フェチ!」
チェック柄の服を来た女性が空を見上げる……彼女こそが、由居江湖その本人だった……
「太陽が……暑い……死にそう……」
「うぉい!死なないで下さい!まだ、始まってませんよ!だから、生きて下さい!」
勢い良く司会者が言おうと、プロデューサーが紙を渡した……
「……た……戦いは終了……?尺がないから……?とっとりあえず!変態候補選抜試験は終了!次の尺が出来たら放送しましょう!この状況を知るのは、会場の皆様のみ!では、それでは、バイバイ!」
「いきなりのオチがぐだぐだにゃー!?」
NEXT 『放火魔』