二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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戦国BASARA ☆完結☆
日時: 2011/07/28 20:51
名前: 九尾の狐 (ID: sicBJpKD)

初めまして!
アニバサ大好き九尾の狐です!
自己紹介をします。
名前 九尾の狐
年齢 1998年生まれ(中一)
趣味 ボカロの曲を聴く・アニバサ・本?
ここで、書くのは初めてなのでお手柔らかに…
友達になって下さる方は、宜しくお願いします!
キャラ崩壊が素晴らしいです。
参照300突破!
ご訪問、有難うございます!!


第一シリーズオリキャラ

陽(よう)12歳?位
毛利の妹姫。
弓、剣術の天才。でも、どこか天然バカ。
自分を労わってくれる人(兄、元親)が大好き。

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Re: 想いは… ( No.9 )
日時: 2011/05/30 20:41
名前: 九尾の狐 (ID: kaY8Y1HD)

「小十郎、私出ていくわ」
「夕餉は食べないのですか?」
「うん。私が食べる物じゃない」
その言葉を紡ぐと同時に妖身になり、塀の上に昇り令は尾を揺らして西へ下って行った。

西へ下って行って、そこにあった巨大な杉の木に腰を下ろした。
「兄様、ごめんなさい。私もう人間(ひと)じゃないから」
令が腰を下ろしている木は、安土城の天守の傍にある木だった。

「もう月が出たのか?まだ酉刻にもなってないぞ」
不思議でしょうがなかった蘭丸は天守に昇ることにした。
「信長様」
「どうした、丸」
「あそこに月が」
蘭丸が指差す先には、妖身の令がいた。
「丸、あれは狐よ」
「狐?あんなところに居るなんて目障りだ!撃ち落としてやる!」
蘭丸は弓を構え、狐に弓を射った。
ヒュン
狐に当たると思われたが、狐は弓を避け、蘭丸を見つめた。
哀しげで、寂しそうな瞳だった。
「誰?」
「丸、あれは人ではない、狐よ」
信長が言い放った途端に狐は消え、蘭丸の目の前にいた。
「貴方の、名前は?」
「蘭丸だ!弓使いの森蘭丸だ!」
「そちらは?」
信長は狐が喋ったことに驚いていたが、直ぐに答えた。
「余は第六天魔王、織田信長なり」
「お前はなんていう名前なんだよ?」
「私?私は令。狐と人の子、令よ」

Re: 想いは… ( No.10 )
日時: 2011/05/30 20:44
名前: 九尾の狐 (ID: kaY8Y1HD)

「狐と人の子?」
「属にいう妖怪ということだろう」
「そうです。信長様」
肯定は、短かった。
「じゃあ、お化け?」
「そうよ。」
令は答えてから、人身に戻って見せた。
「嘘だろう?信じないぞ!」
令は無視して信長に話しかけた。
「信長様、私をここの者にしてはくれないでしょうか?」
「ふん、妖怪が人の下につくとは…堕ちたものだな」
「えぇ。貴方の為に尽くします」
「令よ、お前は丸の所に行け!」
「はい」

蘭丸と令は天守から降り、あの杉の木の下に行った。
「令、お前は…」
「私は、昔は姫だったの。でも、もうそこからは縁を切った」
「違う。何故ここに来ようと思った?」
「さぁ?運命(さだめ)の導くままに、動くのみ」
意味深な言葉だったが、蘭丸には理解できなかった。
「あっそうそう、ここにいる人達の名前は?」
「えっ?信長様に、濃姫様、明智光秀だよ」
微笑みながら令はこう言った。
「ありがとう」
その微笑みが蘭丸の見た、初めての令の笑顔であって蘭丸は、その笑顔に惹かれたのである。
そして蘭丸は、この狐と人の子を『護りたい』と思った。

Re: 戦国BASARA ( No.11 )
日時: 2011/05/30 17:21
名前: 径庭紅葉 (ID: W.cJ.AH8)

はじめまして。
径庭紅葉と申します。
あ、名前の読み方とかは気にしないで。適当に『もみさん』とか『もみじ饅頭』とか読んでくださいな。

戦国BASARAの小説って事らしく、題名に惹かれて読んでみました。
えぇ、BASARA好きですよ。一日中BASARAの事を考えている変態ですよ(爆)

キャラそれぞれの台詞が上手だなーと思いました。
んーと、特に蘭丸君かなぁ。
>「狐?あんなところに居るなんて目障りだ!撃ち落としてやる!」
とか、本当に言いそうですねw

あと信長っ!この人の台詞っていうか、キャラ自体がなかなか難しいのに、よく上手に書けてるなぁー。って思いましたー。
ん、コレは感心するって言うのかな?

あ、これからも頑張ってください。

ではっ!

Re:想いは… ( No.12 )
日時: 2011/05/30 20:44
名前: 九尾の狐 (ID: kaY8Y1HD)

紅葉サマ、ありがとうございます・・・!(感涙)
こんなの見ていただいて、感激の涙です。
蘭丸と信長様の台詞は研究したんです。
根っからの織田軍ですんで。
でも、濃姫様は難しいんですよ、中々・・・
これからも、この、くそ下手なBASARAをお願いしますっ!

Re:想いは… ( No.13 )
日時: 2011/05/30 20:45
名前: 九尾の狐 (ID: kaY8Y1HD)

あの笑顔を見た日から、弐ヶ月がたった。
蘭丸と令は、弐ヶ月前までお互いの事を知らなかったとは思えないほどに打ち解けていた。
そして、この日令に初めて信長から命令が下ったのである。
「令よ、お前の初仕事だ」
「はい。何をすればよいのですか?」
「伊達の小童を戦闘不能にして来い」
「…はい」
返答に一瞬間があったが、信長はそれを気にも留めなかった。

杉の木下で帰ってくるのを待っていた蘭丸は、少し心配そうに聞いた。
「何だった?初仕事は」
「え、あ、うん。兄様の戦闘不能」
兄様と令が言うのは、織田軍で蘭丸だけ、令が元伊達氏だった事を知っていたからだ。
「そんな…。いいのか?」
「いいわよ…。だって私はもう、伊達氏に何の関わりも無いんだから」
「でも…」
「いいのよ!」
段々会話が荒くなっていくのはこの二人の会話の特徴である。
「だったら、蘭丸も付いてこればいいじゃない!」
「いいのか?蘭丸が付いて行っても」
「私、付いてくるな、なんて言ってないわ!」
こうして、令への命令に蘭丸も同行したのである。


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