二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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戦国BASARA ☆完結☆
日時: 2011/07/28 20:51
名前: 九尾の狐 (ID: sicBJpKD)

初めまして!
アニバサ大好き九尾の狐です!
自己紹介をします。
名前 九尾の狐
年齢 1998年生まれ(中一)
趣味 ボカロの曲を聴く・アニバサ・本?
ここで、書くのは初めてなのでお手柔らかに…
友達になって下さる方は、宜しくお願いします!
キャラ崩壊が素晴らしいです。
参照300突破!
ご訪問、有難うございます!!


第一シリーズオリキャラ

陽(よう)12歳?位
毛利の妹姫。
弓、剣術の天才。でも、どこか天然バカ。
自分を労わってくれる人(兄、元親)が大好き。

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Re;想いは・・・ ( No.4 )
日時: 2011/07/18 17:11
名前: 九尾の狐 (ID: SAsWfDzl)

ちなみに私は、筆頭と蘭丸が大好きですので、前半は筆頭で、後半は蘭丸ですね。
筆頭は令のこと大好きです。
そして、筆頭は英語を喋りません。(私、英語ダメなんです…)
それと、史実は無視です。想像力で書いていきます。
下手ですが…そこは大目に見てください。
【指摘されたら、できるだけ直していきます】

第二シリーズのオリキャラの紹介です。

伊達 令(だて れい)
この話の主人公で、政宗の妹です。今は6歳ですが、後半には成長していると思います。兄様大好き。ネギが大嫌い。
 諷(ふう)
弓の達人。伊達家に昔、関わりがあったかもしれません。

では、始まります。


「にいさま〜」
「?」
「あそんで!」
遊ぶことをせがまれているのは、言わずと知れたあの、伊達政宗である。
そして、笑顔で遊ぶことをせがんでいるのは妹の、令姫である。
九つ年の離れた妹の「あそんで!」には、奥州を平定しても勝てない兄。
そして、この攻撃にたえられるのは、あの人のみ。
「令様!ここにおられましたか。さあ早くネギを食べてください」
「いや!ぜったいいや!だってネギおいしくないもん」
この妹、ネギが大の苦手である。ちなみに政宗はナスがだめだ。
「ほんとにあなた達は…。小十郎の野菜が泣いております」
「ごめんね、こじゅうろう。ネギいがいはたべるから」
涙をぽろぽろ流しながら言ってくる。この涙が嘘ではないことを誰もが知っていた。
「令様。ならば他は全部食べていただけますね?」
「うん!!!」
「政宗様もこのような時が…」
「なんか言ったか、小十郎?」
「いえ、何も」
怒気をはらむ政宗の一言をさらりと言い返す小十郎である。
「あっそうそう、にいさまわたし、ゆみをやってみたいの。それでね、にいさまのおてつだいをするの。だめ?」
「だめだ」 「だめです」
二人同時の叱責を受けた令はビクッと身をすくめた。
「そんなどうじじゃなくても…うしろのはほんきじゃないよ」
「だったら弓の達人のところへ行かせてもいいが…どうする?」
「いくわ!いきたい!どこにいけばいいの?」
本当に嬉しそうに喋る令はキラキラしている。
「連れて行ってやるから、明日また一人で行けよ?」
「はい。にいさま」

Re: 想いは… ( No.5 )
日時: 2011/05/30 20:39
名前: 九尾の狐 (ID: kaY8Y1HD)

三人は藍色に染まり始めた、奥州を馬で駆けていく。
亥刻になるころには弓の達人の家の前についた。
「達人なだけあって厳しいというが…」
心配そうな顔をする政宗にさらりとした顔で受け流す令。
「だいじょうぶよ。わたしがすきでやるんだもの」
「そろそろ帰りましょうか」


次の日の辰刻に令は門の前で準備を整えていた。
「ねぇ、こじゅうろう。ゆみのたつじんのおなまえはなんというの?」
「確か諷殿だったと思いますが、間違っていたら申し訳ございません」
「ふうさまね?ありがとう。では、いってまいります」

巳刻に政宗が起き出してきたが、その頃令は諷に弟子入りを頼んでいた。

「ふうさま、わたしにゆみをおしえていたでけませんか?」
「何故、弓をやりたいと思うの?自分の為?それとも人もため?」
「りょうほうです。にいさまのてつだいをしたいのと、じぶんのみをまもるためです」
令の少し大人びた表情に、諷は嬉しそうな風情で答えた。
「いいわ。弟子にしてあげる。でも私は政宗様の妹でも厳しくするからね?」
「だいじょうぶです。ふうさまにまさるような、ゆみつかいになってみせます」
「だったら、住み込みでやるけど…政宗様に言ってきた方がいいんじゃないい?」
令は少し悩んだが、納得した顔で言った。
「にいさまはしんぱいしょうだから、いったらここにいかせないとおもうわ」
「そうね…」
どこか哀しそうな顔であったが何故なのか令には理解できなっかった。

Re: 想いは… ( No.6 )
日時: 2011/05/30 20:39
名前: 九尾の狐 (ID: kaY8Y1HD)

「令、起きなさい!」
まだ、星が見えるほどに暗い空に、諷の声が響き渡る。
「はい…。あっ、もうしわけございません!」
「言って無かったものね。朝は艮刻に始めるって」
まだ眠そうに、目をこする令の答えはいがいっだった。
「ふうさま、れいすいはありますか?めをさましたいので」
少しの間諷は、目を見張ったが、すぐに笑って、答えた。
「あるわ、ついてきなさいな。それにしても本気で弓を習いたいのね」
「はい、もちろんです」

顔も洗って眠気も失せたころに諷が口を開いた。
「さぁ、走るよ。ついてきて!」
「え、はい!」

寅刻から走り始め、甲刻まで走り続けたので、令はかなり疲れていたが、諷は平然と言ってのけた。
「数ヶ月もすれば、慣れるわよ」
「はい!」

こうして、令の厳しい弓の生活が始まったのである。

Re: 想いは… ( No.7 )
日時: 2011/05/30 20:40
名前: 九尾の狐 (ID: kaY8Y1HD)

令が弓を習い始めて、何年経っただろうか。
令は諷をもしのぐ弓使いになっていたし、政宗は真田幸村と出会っていた。
この日やっと諷は令を帰し、自らも、令を送りについてきた。
「諷様、一人で行けますよ?」
「政宗様に会えるのよ。彼の方に私が会えるのは、これで最後だもの」
「最後?何故?」
「いいえ、何でもないわよ」

「ただ今戻りましたぁ」
「姫様、お帰りなさい。筆頭が待ってますぜ」
「は〜い」
久しぶりの我が家に少々興奮気味だが、真っ直ぐに兄のところに行くのは、小十郎の努力の賜物である。
「兄様、ただいま」
「おかえり、令。母様」
「政宗…私のことを覚えている…よっかた」
「えっ、何?諷様が私たちの母様なの?!」
理解できずに狼狽する令は、信じられないと言っている。
「兄様、本当なの?」
「あぁ、弓の達人がお前の、そして俺の母様だ」
「どうして!言ってくれなかったの!」
この言葉は、此処にいた二人の人物、政宗、諷にむけられた。
「令ごめんなさい。言ったらあなたはわたしとずっといたでしょう?」
「俺は、お前が母親など知らない方がいいと思っていた。こんな思いをするのは俺だけでいいとな」

Re: 想いは… ( No.8 )
日時: 2011/05/30 20:41
名前: 九尾の狐 (ID: kaY8Y1HD)

「私は、知ってても諷様のところにずっといようとは思わないし、知っていても嘆いたりしないわ!」
「!…悪かった。だが、会ってすぐ会えなくなるのに知っていたら辛いと思わないか?」
「令、あなたに頼みたいことがあるの」
こんな時になんだという顔をして令は答えた。
「なあに、母様」
「あなたに、私の全てを引き受けてほしいの。私の、妖力を」
「母様、それはしないと…!」
「引き受けるわ。それで母様が、安心できるなら」
自ら引き受けることを受け入れて、母親を、師匠を安心して渡らせようと言外に言ってくる。
「それと、兄様の妖力も私が引き受けるわ」
「本当?本当に?引け受けてくれるの?とても辛いわよ?」
「いいわ!」
少し悲しそうな視線を送るのは、諷ではなく、政宗の方だった。
「渡すわよ」
この言葉が紡がれた瞬間(とき)令と諷の回りに黄金(きん)色の光が包み込んだ。
その光はだんだん大きくなって、政宗も包み込まれた。
光が消えたとき残っていたのは、政宗と九つの尾を持った狐、九尾だけだった。


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