二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ
- 日時: 2012/08/15 11:28
- 名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: NtGSvE4l)
こんにちは。厨二病です。
このお話は「英雄伝説空の軌跡」「英雄伝説零の軌跡」「英雄伝説碧の軌跡」と言う知名度の低いRPGの外伝的なお話(別世界の時点で外伝もクソもねーじゃんとか言う奴はグーで殴るよグーで)です。
知らない人は、ウィキで調べて。
知ってる人へ
ストーリーは、SC・ちょい3rdと零・碧の順番で進めます。
ゲームの内容に少し変更?したストーリーになってるため、メチャクチャになる可能性もあります。そうなったら勘弁して。
オリジナルキャラは主人公だけ。(たぶん)
キャラクター
セシラル・ワイスマン 男 18歳(零、碧では20歳)
唯一のオリジナルキャラ(そうでも無かった).眼鏡設定は無しにしてくれ。一人称は「私」
小国リベールのボーズ地方で遊撃士をやりながら暮らしている。棒術使い。D級遊撃士。
女性のような顔(エステル・ブライトの母レナ・ブライトによく似ている)をして声も高くて大人しい性格の為、初対面の人にはよく女性と間違えられる。そしてその度にへこむ。
得意な物は、料理とピアノ
ある人物と同じ名字だが・・・
大事な事書くの忘れてた。
髪の色は、ちょい茶色で顔は可愛いとかそういうのじゃなく単に美人。
その他(空の軌跡)
エステル・ブライト(16歳) 空の軌跡の主人公
ヨシュア・ブライト (16歳) 空の軌跡の準主人公
シェラザード・ハ‐ヴェィ(23歳)
オリビエ・レンハイム(25歳)
クローゼ・リンツ(16歳)
アガット・クロスナー(24歳)
空の軌跡編
>>1プロローグ
>>2市長の依頼
>>3峠の土を昇って
>>4マレーシア孤児院
>>5暴走夫と手配魔獣
>>6第5話特に何も無い平凡な1日
>>7第5話特に何も無い平凡な1日・そして
>>8第6話始まりの軌跡新たな仲間
>>9第7話世にも奇妙なルーアン物語前編
>>10第7話世にも奇妙なルーアン物語中編
>>11第7話世にも奇妙なルーアン物語後編
>>13第8話《ahtfact》調査前に
>>14第9話《ahtfact》調査開始
>>15第10話 無限と空の軌跡
無限の軌跡編
>>16 少女の暮らす世界
>>17第11話大した変わらない世界
>>18第12話戦闘〜新しい希望
>>20第13話とりあえず王都に行こうお茶会への誘い
>>21第14話狂ったお茶会
>>22第15話迷い・遊撃士と《身喰らう蛇》
>>23第16話思い出はずっと心に在り続ける
>>24第17話命よりずっと大切な物
>>25回想
>>26第18話 守るべきもの
>>27第19話 無限という名の軌跡
>>28最終話 想いは新たな道へ
>>29後日談
零・碧の軌跡編
>>30零の軌跡・碧の軌跡編キャラ紹介
>>39解説
>>31プロローグ
>>32クロスベル警察パート1
>>33クロスベル警察パート2
>>34クロスベル警察パート3 挨拶巡り
>>35クロスベル警察パート4 題名未定
>>36 妹登場
>>37 後付けサイコー
>>38 仕事前のひと時
>>40 警備隊演習への参加要請・開始前
>>41 警備隊演習への参加要請 in 捜査二課
>>42 山積みの書類と軽くスル-された重大なイベント
>>43 弟分登場
>>44 散歩
>>45 偽ブランド業者の摘発
>>46 小ネタ的な何か
>>47 コリン少年の捜索
>>48 コリン少年の捜索2
>>49 秘密の問い
>>50 内容の無い殺し合い
- Re: 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ ( No.41 )
- 日時: 2012/05/24 23:13
- 名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)
警備隊演習への参加要請 in 捜査二課
「・・・色々聞きたい事があるんだけどそれは後でいいわ。各自全力で取り組むように。では始め!」
ソーニャが号令を発したと同時にフェイがロイドに向かってハルバードを振り落とす。すかさずロイドがトンファーでそれを受け止め避ける様に後ろにダッシュした。
「そこです!」
一瞬の隙を狙ったのかノエルがロイドに地のアーツ「ストーンスパイク」を使用した、だがエリィが風のアーツ「スパークル」を上手く放っちストーンスパイクにぶつけアーツをかき消した。
「セシラルちゃん、今回は手加減無しで行かせてもらうぞ」
その頃セシラルはランディとティオの二人という不利な状況に置かれていた。
「ランディさんいきますよ、雷光撃」
セシラルはそう言うと棒具の先端を地面に叩きつけその反動で目に見えない程のスピードでランディとティオに蹴った。
「痛っ!、セシラルちゃん溝打ちはずるいぞ」
「大丈夫です、ティオさんの溝は外しましたから」「そりゃ無いぜ」
二人相手でも流石に前の経験をしたセシラルなら苦戦を強いられる事は無い。
「エニグマ駆動、アイスハンマー」
ティオがセシラルに水のアーツを放つが軽々とかわす。しかし油断したのかフェイとノエルを相手にしている筈のロイドのトンファーをくらった。
「ランディ!くらえ」
「フェイ、相変わらずハルバードの扱いは下手だな」
フェイがランディに攻撃を仕掛けたのだがあっさりと受け止められハルバードを飛ばされてしまった。
「もらったぁぁぁ!」
絶体絶命のピンチだがフェイは仕方が無いとスーツの中に仕込んでいた刀でランディのハルバードを受け止めた。
「おいおい、小せぇ刀でどうやってハルバードを受け止めてんだよ」
「これにはコツがある。お前の膝を地面に付かしたら教えてやる、枯葉残月」
以
下
省
略
演習が終わった、勝ったのは二課とノエルの三人。しかし勝ったとは言え全員が膝を付いていた。
ノ「疲れた・・・」
フェ「支援課か・・・思ったよりもやるな」
ロ「負けた・・・」
エ「皆さん強いですね」
ティ「完敗です」
ラ「セシラルちゃん強すぎんだろ、フェイも刀使ってるし」
セ「・・・・・・」
「…………全力で戦えと言った筈だけまさか一人だけ手加減をしていたとはね、正直驚いたわ」
ソーニャの言葉を聞いたセシラル以外の6人は唖然とした。そしてセシラルは軽々と立ち上がった。まるでダメージを全く負っていなかった様に。
「ばれてしまいましたか。確かに私は全く本気を出してはいませんでした」
「全く、ドノバンはとんでもない子を部下に持ったわね。……各自次の演習に移る。今度はフェイとノエルが支援課と共闘し彼女と戦闘をする」
ソーニャの発した命令は少し無理がある、とフェイは思ったが仕方が無く従った。
「どうするの、いくら貴女とはいえ手加減で6人相手にするのは無理があるんじゃない?」
「いえ全く、むしろ4人も6人も変わりないです」
「セシラル・・お前は一体」
「今度も各自全力を出すように、始め」
フェイがセシラルにある事を聞こうとしたが、ソーニャの号令が鳴ってしまい彼女に声は届かなかった。
「一瞬で終わらせます。リーンカルナシオン」
セシラルが放った空のアーツ、それは導力器エニグマでは確認されていないアーツだった。その未確認のアーツの威力はエニグマで使用する事が出来る空のアーツ「ラストディザスター」の威力をはるかに超えていた。何故彼女がそれを放つ事が出来たのかは分からないがいずれにしても6人全員が無力化されているのは確かだった。
「セシラル……お前は何者だ」
フェイの質問に対し彼女は
「貴方が大きな事件を支援課の方々と協力して解決できたら、お教えしましょう」
演習が終わった後二人は別々に自宅に帰ったがフェイは彼女にこの事を追及はしなかった。
- Re: 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ ( No.42 )
- 日時: 2012/05/28 22:46
- 名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)
自宅
「なあセシラル」
「何でしょうか」
「1つだけ聞いていいか?」
「はい」
「どうしてエニグマでは使う事が出来ないアーツを使用できたんだ?」
「その事ですか、私の知り合いにエプスタイン財団で働いている人が居るのでその方にお願いして改造して貰ったので普通のものより少し性能が高いのです」
「そうか…聞きたい事が増えたが他は約束を果たしてから聞かせてもらおう」
「その事に関してですが」
「ん、」
「少し訂正していいですか?正直あれは無理そうですし」
「いいが何にだ?」
「特務支援課の方々が一人の少女の心を救ったらでいいでしょうか?」
山積みの書類と軽くスル-されし重大なイベント
クロスベル警察署・2F、捜査2課が使用する部屋
「おーフェイと美人、随分早いな。少しぐらい遅刻したらどうだ」
「こっちは全く逆の事を言いたいがな」
「いつの間にか警部に対してフェイさんがため口になってる」
「相変わらずフェイと警部は合わないね」
こんな平凡なある日
「そういや言い忘れていたが、お前ら明日は残業な」
「ああ知ってる。この書類の山を片付けなきゃいけないからな」
フェイとセシラルの机には数えきれない程の書類が重ねて合った。
「レイモンド俺たちがタングラム門に行ってる間に何があった」
「えーと、昨日警部がやり残した分と、明日アルカンシェルの警備に付く課の分」
アルカンシェルとはここクロスベルで活動している劇団で帝国、共和国では知らないものは居ないと言われている程有名である。
その劇団が明日クロスベルで公演を行うのだが、その日はクロスベルの主な政治を務めるヘンリー・マクダエル市長が見に来るのだ。その為警察が警備に付き市長の安全を守る為に事前に色々な準備やら何やらをしなければならない訳で、警備を担当する課の分が2課に回ってきたのだ。
「後者はいいとして前者は無いだろ」
フェイはそう言いドノバンの方を向くがそこにドノバンの姿は無い。
「逃げられた、で…これをどうやって終わらすかだ。正直3人で残業しても二日じゃ終わらんだろ」
「その後はクロスベル自治州創立記念祭がありますからね」
「それまでに終わらせないと……想像するだけで寒気がするよ」
「さっさと終わらせるぞ」
3人は休む間も惜しまず書類の整理やらまとめやらをやった。それから6時間程の時間がたったが半分ほどしか終わらなかった。
「今日は終わりだね、持って帰ってやって来てって言いたいけど疲れてるし今日徹夜でやると明日もたないから帰ったらゆっくり休んで」
3人は署を出て家に帰って行った。
今回2回目の自宅
「兄ちゃんセシラルさんお帰りー、遅かったね」
「今日は色々と忙しかったので」
ミーシェの言葉はセシラルには届いたがフェイには届かなかったのか無言で着替えそのまま寝てしまった。
「セシラルさん今日何があったの?」
「ずっと書類の整理ですよ」
クロスベル警察署
今日も3人は書類の整理をしていた。早く終わらせないと地獄が待っているからだ。そんな状況にも関わらずドノバンは居ない。
そして、その日の夜、全て片付いた。
「やっと終わった」
「辛かったですね」
「二人ともお疲れ、警部からはもう何も聞いてないから今日は終わり」
扉が開く音がした。入ってきたのはドノバン。そして3人はやっぱりかという目でドノバンを見た。
「おう、やっと終わったか。しかし時間が掛かり過ぎやしねぇか?」
「半分あんたのせぇだろ」
「嘘だって、そういやセルゲイからいい事聞いてきた。お前ら外に出ろ」
ドノバンはそう言うと3人を強引に署から出し、歓楽街の方へと向かわせた。
「あっ、アルカンシェルから人が走って行きました。こちらに向かってきてます」
「あれを捕まえろ、あいつは市長を暗殺しようとした奴ってセルゲイがいってた」
「はぁ、根拠がないなら逮捕できない」
こんな会話をしてる内に逃げた奴は別の道を通って逃げた。
「ああああ、何逃がしてんだよ殺人未遂の容疑が掛かってるかもしれねぇんダぞ」
「根拠がない」
「私も同じく」
「僕も同じで」
満員一致でドノバンの命令は無視された。
「あ〜あ、せっかく市長を暗殺しようとした犯罪者を捕まえて自慢しようとしてたのに」
「おい」
その犯人は特務支援課によって捕まったらしい。がそんな事はドノバンにとってはどうでもいいことだ。
- Re: 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ ( No.43 )
- 日時: 2012/06/02 23:43
- 名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)
弟分登場
クロスベル自治州創立記念祭1日目
「明日は休みだから今日は3倍働いて貰うぞ」
「(一同)な、なんだってぇぇぇ」
もちろん3人がそんな事言う筈も無く
「アンタも働け」
「正直休みたいです」
「警部、一回殴らせて」
3人はいつも以上にピリピリしていた。何故ならデスクの上には大量の書類があるからだ。こうなった訳は……ドノバンが一課の捜査している事件やら何やらの資料や書類を持ってきたから。
「今日は俺も手伝うから」
この日はドノバンの手伝いもあって早く終わった。
「お前ら、明日は休みだからゆっくり遊んで来い」
「じゃあ僕はお先に」
二人はそう言って帰った。
「セシラル帰るか」
「はい」
二人も署を出て旧市街へ向かった。
旧市街のあるアパートの廊下
「……そろそろ出て来て貰おうか、俺達を尾行してる奴」
フェイは後ろを振り向いた。
「変わって無いようですね。フェイさん」
「誰だ、姿を表せ」
「貴方はどんな時も気を緩めない。警戒心の強い貴方らしいですね」
会話が止むと柱の陰から青いジャンパーとジーパンを着た背の低い少年が出て来た。
「お前は……どうしてここに」
「好きな人を追いかけてって理由はおかしいですか?」
「全然おかしくないですよ、むしろカッコイイです」
今まであまり喋らなかったセシラルが口を出した。
「所でフェイさんこの方は?」
「ミーシェの幼馴染だ。アイツにに気がある」
「それは他言厳禁ですよ」
「そうだったか、ここで話すのも何だが、セシラル上がっていいか」
フェイは律儀にセシラルに許可を取り、3人は家に上がった。
「今お茶を用意します」
「ありがとうございます」
二人は椅子に腰を掛け、テーブルに肘を付けた。
「さて……フェイさん先ほどから聞きたかったのですがあの人はは?、一緒に暮らしているみたいですけど」
「ああその事か」
フェイはセシラルと一緒に暮らすまでの経緯を話した。
「やっぱり」
「どう言う意味だ」
「最初はこの部屋で恋人と一緒に暮らしているかと思ったんですけどよく考えたらフェイさんに恋人なんかできるはず無いですもんね」
「お前喧嘩売ってるのか」
「そう言う所も変わって無い」
セシラルは会話をかわす二人の前にお茶を置いた。
「おっと、セシラルさんでしたね。自己紹介がまだしていませんでした。僕はユウ・レオール、2年前から遊撃士をしていて、明日からここクロスベル所属となります」
「遊撃士ランクはいくつですか?」
「お詳しいようですね。ランクはFです」
Fランクは2年前のアネラスと同じランクである。
「ただいまー……ユウ、何でここにいるのよ」
「ミミミミーシェさん!」
「コイツもクロスベルに来たんだよ」
「ホントに?良かったこれでパシれる」
ミーシェは歓迎どころか言ってはいけない言葉まで口に出してしまった。
「すまんな、ミーシェがこんな感じで」
「いいですよ別に、もう慣れてますから」
数分後ユウは東通りのアパートに暮らしてると言う事を言い残し帰った。
明日は休みだ
一体何があるのやら
- Re: 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ ( No.44 )
- 日時: 2012/06/06 00:20
- 名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)
6月15日キャラ解説更新
クロスベル自治州創立記念祭2日目・「散歩」
遊撃士協会
「それでそこの彼と妹と一緒に住んでんだ」
セシラルは遊撃士協会でエステル、ヨシュアと会話をしていた。(ついでにフェイもいる)
「そう言えば名前聞いて無かったわね」
「おれはフェンオール・シード、フェイでいい」
フェイは相変わらず長い名前を名乗った。
「あたしはエステル・ブライト」
「僕はヨシュア・ブライト」
二人は自分の名を名乗った。
「あれ?シードってたしか…」
「リベールのシード中佐の事だね」
シード中佐については>>18参照
「伯父を知ってるのか」
「伯父?」
「俺の伯父だ」
「へぇぇ〜、そうだったんだ、セシラル知ってた?」
「初耳です」
余談だが全員シード中佐とは面識がある。
「こ、こんにちは」
階段の方から声がした。
「こんにちはシズクちゃん」
「エステル今はおはようだよ」
「どっちでもいいの」
この子はクロスベルで活躍する遊撃士、アリオス・マクレインの娘。本名はシズク・マクレイン。数年前に事故で目の光をなくしてしまい、病院で治療を受けている。ちなみに9歳
「こんにちは」
セシラルはシズクに優しく挨拶した。
「こんにちは」
「この子供は?」
フェイは二人に聞いた。
「二人はアリオス・マクレインという人は知ってるね」
「仕事の都合上何度か見た事がある」
「私は名前だけです」
「彼女は彼の子供なんだ。…ただ」
「ただ」
ヨシュアは少し黙った。
「目の光を失っているんだ」
「…そうなのか。だから目をつぶって居るんだな」
「何黙ってるのよ。この子は今治療を頑張っているんだから気まずくなるような事言わないの」
数秒気まずい空気になったがエステルがそれを吹き飛ばした。
「エステル・…」
「ふふ、貴女には敵いませんね」
「同感だ」
レストラン《ヴァンセット》
二人はここで昼食を取った。
「美味しかったですね」
「金は俺が出しとく」
「そんな、私が出しますよ」
「泊めてもらってる礼だと思え」
「…じゃあお言葉に甘えて」
行政区
「あれ、今警察署に入って行ったのってレイモンドさんじゃないですか?」
「そうかもな」
「休みなのに何でだろう?忘れ物でもしたのかな、少しきになりますね」
「気になる事じゃ無いと思うが」
「少し見てきます」
「おい待て……行っちまった。アイツ走るの早いな」
クロスベル警察署
「あれ、セシラルさんじゃないですか。今日はお休みですよ」
中に入ると受付嬢のフランがいつものようにフワフワとした声で声をかけて来た。
「レイモンドさんが入ってくのをを見て気になったので」
「あの人なら忘れ物を取りに来ただけですよ」
「やっぱりですか、わざわざすみません、ではお仕事がんばってくださいね」
「早かったな」
「やっぱり忘れ物みたいです」
「(フランから聞いたな)そうか、散歩はやめにして帰るか?」
「ええ」
旧市街
もう夕陽がでている。
「なんか集まってる」
「あいつらは支援課とエステル達と不良どもだな、何でランディとロイドが寝そべっているんだ?」
「なにをしているのですか」
セシラルはエステル達に言った。
「あっセシラル」
「なにしていたのですか」
「楽しい事だよ」
ランディがにやけてそう言った。
「1発殴っていいか?」
「お前も居たのかよ」
その後ランディは殴られた。たぶん2発は殴られた。
「ゴメンナサイ」
「分かればいい」
ロ「自業自得だな」
エ「自業自得よね」
ティ「自業自得ですね」
ラ「お前らひどい」
「まあ何やってたのかは聞かないがここら一体が少し散らかってるのを見たらランディが何かを提案したって言う事だけは思いつく」
「なんでそれだけ思いつくんだよ」
「つまり何が言いたいか、それは片付けろだ」
「無視かよチクショー」
掃除のシーンの代わりにフェイのサーベルバイパーヘの説教タイムがお送りします。
掃…「掃除なんかやってられるかよ」「不良ども逃げたら公共物壊した罪で警察に連行するぞ」「くそっ」
除…「ほら赤い服の不良ども青い方を見習え」「うるせぇ」
中…「赤い方、青い方はテキパキとやってるぞ」「どうしてこうなった」
(一同)「終わったぁぁ」
「ごめんねセシラル手伝わせちゃって」
「別にいいですよ」
ロ「俺たちは帰るか」
エ「今日の夕食の当番は誰だったかしら」
ティ「今日はロイドさんです」
ラ「ちょと待て、ナンパする時間をくれ」
ティ「エニグマ駆動、それ」
ラ「あqwせdrftgyふじこlp;@:「」」
「あのサツ俺達を何だと思ってるんだ」
「べつにいいじゃん、僕らの居城が綺麗になるんだから」
「ったく、気にいらね-な。おいテメーら帰るぞ」
「僕らも帰るか」
青い服を着た緑の髪の不良がセシラルに近づいた
「何でしょうか」
「とても美しいお嬢さん、今度一緒にどうかな」
「あいにくナンパはお断りしていますので」
「それは残念、では御機嫌よう」
「何なのアイツ」
「赤い不良の方より少し神秘的でしたね」
「え〜そう」
「エステル、時間だし帰ろうか」
「そうね、じゃバイバイセシラル」
「さよなら、アレフェイさんは?」
家に入ったらフェイは先に帰っていた。
原作を知ってる人には軽いネタバレになるが明日はあれがやってくる。
みんな記念祭の3日目を思い出そう。
そうすれば何が来るか分かる筈。
- Re: 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ ( No.45 )
- 日時: 2012/06/16 21:25
- 名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)
クロスベル自治州創立記念祭3日目
「偽ブランド業者の摘発」
夕方
ベーカリーカフェ「モルジュ」
「1、2、3、4、5、6、7…800ミラちょうど」
フェイは警備隊時代からよく通っていたパン屋に居た。
「久しぶりにお前の事見たが、前より疲れてるように見えるのは気のせいか?」
彼はオスカー、ロイドの幼馴染で、腕のいいパン職人。
「気のせいではないな」
「なんか厄介な新人が来たのか?」
「いやもっと厄介なのが来た」
「もっと厄介なの?」
「実はな・・・」
一方オーバルストア「ゲンテン」
「はい、修理終わったよ」
彼女はウェンディ、ロイドの幼馴染で、見習い技術士
セシラルはよく戦闘用オーブメント「ENIGUMA」が壊れていないか点検しに来るので彼女と仲が良くなった。
「なんか疲れてるように見えるんだけど気のせいかな?」
「多分気のせいでは無いです」
「なんか厄介な新人でも来た?」
「いやもっと厄介なのが来ました」
「もっと厄介なの?」
「実は・・・」
時
が
遡
っ
て
午後
「調子に乗るんじゃないよ若造が!!!!!」
普段静かな警察署内に人間の喉から出る声とは思えない程の騒音が響く。この声は特務支援課に逮捕された、毎年クロスベルに来ては詐欺を繰り返している偽ブランド業者のリーダーのお婆さんだ。
「ぅぅ…耳が張り裂けそう」
「耳栓どうぞ」
受付嬢のフランは耳を押さえつけるセシラルに耳栓を差し出した。
「隙あり」
「あっ!逃げた」
取り調べを受けていたお婆さんが執行者顔負けのスピードで入口へと走って行く。セシラルは止めようとしたがスピードがスピードの為止められなかった。
「凄い、剣帝よりも早い」
そんな事言ってる内にお婆さんは入口へと向かっている。
「勝っっっっっったぁぁぁぁぁ」
婆さんは勢いよく飛び出し街中を掛け抜けて行った。
「逃げられた」
「おいおいどうすんだよ」
取り調べを担当したドノバンはいら立っている。
「離せ、離さんかこのばかちん」
「外が騒がしいですね」
セシラルが様子を見に行こうとしたがセシラルが一歩踏み出した時警察署の自動ドアが開き、ドノバンのお使いで飲み物を買いにいったフェイが婆さんを掴んだまま帰ってきた。
「フェイさん…その方って」
「見ての通りだ。捕まえるのには苦労したが」
「でかしたぞフェイ」
「喋って無いでとっとと離さんかい!!!!!!!!」
フェイはとっさに耳を塞いだ。しかし婆さんを離してしまった。
「いまだ」
「逃げた、追えぇぇぇぇ」
その後婆さんは捕まったが、それが後3回は続いた。
時
が
戻
っ
て
「そりゃ疲れるわな、まっ今日はゆっくり休め」
「それは疲れるね、今日はゆっくり休んだ方がいいよ」
フェ&セ「ありがとう」
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