二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ
日時: 2012/08/15 11:28
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: NtGSvE4l)

こんにちは。厨二病です。
このお話は「英雄伝説空の軌跡」「英雄伝説零の軌跡」「英雄伝説碧の軌跡」と言う知名度の低いRPGの外伝的なお話(別世界の時点で外伝もクソもねーじゃんとか言う奴はグーで殴るよグーで)です。
知らない人は、ウィキで調べて。

知ってる人へ
ストーリーは、SC・ちょい3rdと零・碧の順番で進めます。
ゲームの内容に少し変更?したストーリーになってるため、メチャクチャになる可能性もあります。そうなったら勘弁して。
オリジナルキャラは主人公だけ。(たぶん)

キャラクター
セシラル・ワイスマン 男 18歳(零、碧では20歳)
 唯一のオリジナルキャラ(そうでも無かった).眼鏡設定は無しにしてくれ。一人称は「私」
 小国リベールのボーズ地方で遊撃士をやりながら暮らしている。棒術使い。D級遊撃士。
 女性のような顔(エステル・ブライトの母レナ・ブライトによく似ている)をして声も高くて大人しい性格の為、初対面の人にはよく女性と間違えられる。そしてその度にへこむ。
 得意な物は、料理とピアノ
 ある人物と同じ名字だが・・・
大事な事書くの忘れてた。
 髪の色は、ちょい茶色で顔は可愛いとかそういうのじゃなく単に美人。

その他(空の軌跡)
エステル・ブライト(16歳) 空の軌跡の主人公
ヨシュア・ブライト (16歳) 空の軌跡の準主人公
シェラザード・ハ‐ヴェィ(23歳)
オリビエ・レンハイム(25歳)
クローゼ・リンツ(16歳)
アガット・クロスナー(24歳)

空の軌跡編
>>1プロローグ
>>2市長の依頼
>>3峠の土を昇って
>>4マレーシア孤児院
>>5暴走夫と手配魔獣
>>6第5話特に何も無い平凡な1日
>>7第5話特に何も無い平凡な1日・そして
>>8第6話始まりの軌跡新たな仲間
>>9第7話世にも奇妙なルーアン物語前編
>>10第7話世にも奇妙なルーアン物語中編
>>11第7話世にも奇妙なルーアン物語後編
>>13第8話《ahtfact》調査前に
>>14第9話《ahtfact》調査開始
>>15第10話 無限と空の軌跡


無限の軌跡編
>>16 少女の暮らす世界
>>17第11話大した変わらない世界
>>18第12話戦闘〜新しい希望
>>20第13話とりあえず王都に行こうお茶会への誘い
>>21第14話狂ったお茶会
>>22第15話迷い・遊撃士と《身喰らう蛇》
>>23第16話思い出はずっと心に在り続ける
>>24第17話命よりずっと大切な物

>>25回想

>>26第18話 守るべきもの
>>27第19話 無限という名の軌跡
>>28最終話 想いは新たな道へ
>>29後日談


零・碧の軌跡編
>>30零の軌跡・碧の軌跡編キャラ紹介
>>39解説
>>31プロローグ
>>32クロスベル警察パート1
>>33クロスベル警察パート2
>>34クロスベル警察パート3 挨拶巡り
>>35クロスベル警察パート4 題名未定
>>36 妹登場
>>37 後付けサイコー
>>38 仕事前のひと時
>>40 警備隊演習への参加要請・開始前
>>41 警備隊演習への参加要請 in 捜査二課
>>42 山積みの書類と軽くスル-された重大なイベント
>>43 弟分登場
>>44 散歩
>>45 偽ブランド業者の摘発
>>46 小ネタ的な何か
>>47 コリン少年の捜索
>>48 コリン少年の捜索2
>>49 秘密の問い
>>50 内容の無い殺し合い

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Re: 英雄伝説 空・零・碧の軌跡 無限に続く軌跡へ ( No.31 )
日時: 2012/02/15 18:25
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: gF4d7gY7)

プロローグ
小国リベール・ツァイス地方
レイストン要塞のすぐそばにある墓にもう19近い少年が立っている。
彼の名は「フェンオール・シード」シード中佐の甥っ子である。
「伯父さん……墓参りに来ました」
彼はシードに小さな声でそう言う。するとシードは彼に待つようにいい一度要塞に中に入って行った。数分で戻ったが、来たのは一人ではなく三人、一人はシード。あとの二人は両方女性で、片方は黄色いリボンを頭に付けて腰には刀を掛けている。もう一人は非常に美しく後ろに棒をつけている。
「この2人は私の知り合いでね、ここに寄ったついでに私の兄の墓を拝めて貰おうって事で連れて来たんだ」
別に彼にとってはお構いなしだったが知らない人に拝められるのは少々変だった。
4人は拝み終わるとすぐに解散した。
「伯父さんそろそろ俺……帰るよ」
しんみりとした顔でそう告げると彼は飛行場へと向かって行った。

Re: 英雄伝説 空・零・碧の軌跡 無限に続く軌跡へ ( No.32 )
日時: 2012/02/21 22:21
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: gF4d7gY7)

作者
「スマソ、返信遅くなった。全体的なストーリーが中々決まらなくって(受験で忙しかったたのもあるけど……もちろん受かった)まあいいや
 これからは前みたいに電波ストーリーにはならないようにするよう気を付ける。あと話し見てて聞きたい事があったら何でも質問してね。
 書き忘れていたが軌跡フェスタの4コマ漫画などのネタも勝手に使わして貰うから。

クロスベル警察パート1

「クロスベル警察……ここか」
いつものように無愛想な顔をした青年フェイは今、行政区の西口辺りに大きくそびえているクロスベル警察の前に立っていた所だった。ここが彼の新しい職場なんだと考えると少々緊張するがすぐになれると頭にそう言い掛けながら今、足を踏み出した。(ウィーン)
「自働ドア、警察署にはこんな技術が使われていたのか」
彼が前所属していたベルガード門にもそれなりの技術は使われていたが扉は全て手動で開けなければならなかったし、壁が鉄やら色々な物で出来ていたのでカビる等の事もよくあった。
中に入れば門との差はさらに広がるばかりであった。
温度調整、エレベーター、導力コンピュータまだまだある。
「何か御用でも?、もしかして支援要請の件ですか?」
カウンターの後ろで座っているピンク色の髪を二つしばりにしている受付嬢が目を光らせる。
「今日から二課に配属となった者だが」
この言葉を聞いた受付嬢はニコニコしながら近くの椅子に腰を掛けていた一人の女性を指さし「あの方と一緒にの二階の○○室に行ってください」と何の説明も無く半ば無理矢理にその女性の前に突き出された。
「初めまして」
一応挨拶はしたがなんだか息が詰まる。おそらくこの女性はもう一人二課に配属される人だろう。
「初めまして、貴方が二課に配属されるもう一人の方ですね。私はセシラル、セシラル・ワイスマンです。これからは宜しくお願いします」
フェイはいつも無愛想で女性に対しては無関心だが、何故か彼女と目が合うと顔が赤くなる。
「おっ俺はフェンオール・シード、周りからフェイと呼ばれてる。よよっ宜しく」
そのせいか頭がボーっとして言葉が咬みそうになった。
「うふふ、安心した」
「なな何がだ?」
「もう一人来る人がいい人だったから」

これが運命の出会い?だった。

Re: 英雄伝説 空・零・碧の軌跡 無限に続く軌跡へ ( No.33 )
日時: 2012/02/25 22:12
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: gF4d7gY7)

クロスベル警察パート2
「今日から二課に配備される事になったセシラル・ワイスマンです」
「同じく二課に配備される事になったフェンオール・シードです」
会議室らしき部屋で2人は上司らしき男と金髪の自分たちと対して歳が変わらない男に挨拶をした。
「俺はドノバンだ。呼び名は警部でもドノバンさんでも何でもいい。それにしてもフェンオールって名前長いな。よしお前のあだ名は今日からフェイだ。」
上司らしき男はフェイを指さす。凄い真面目そうな顔でそう言えるのが不思議だ。もちろんフェイは対応に困ったが知り合いからは既にそう呼ばれていたので何気なく承諾した。
「じゃあ新人、今日から仕事に付いて貰う……なんてな」
上司らしき男の顔はさっきまでの真面目そうな顔から、バカなおっさん顔になっていた。
「がははは、当分二課には仕事は廻ってこないぞ」
「所詮二課に回ってくる仕事なんて会議と一課と支援課の残り物ですからね」
ドノバンと金髪の男の口から毀れた言葉は紛れも無い真実でもあり警察の実態でもあった。今、警察を支えているのは捜査一課と魔獣被害事件を見事解決し少しづつ評価が上がっている新部署特務支援課のようなものだからである。
「ちょっと待ってください、それって一体どういう事ですか」
警察の実態を知ったフェイはドノバンに問い掛ける。
「まあの内分かるさ。じゃまたな」
ドノバンはフェイの質問を受け流し会議室らしき部屋から出て行ってしまった。
「おいおいどう言う事だよ。警察ってこんなふざけた組織なのかよ。市民を守る為に働くのが警察じゃないのかよ。警備隊の方が何百倍もマシだ」
フェイは自分が働く警察に対する怒りを覚えてしまった。ただそれは当たり前のことかもしれない。彼は身勝手な帝国議員やマフィアからクロスベルを守る為に警察に入ったのに警察も大差ないからだ。
「まあまあ、これでも警部だって色々悩んでいるんだよ」
「何だと」
「警部とときどきこのままじゃいけないって愚痴るんだ。このまま何もしないでずっとしてたら市民からも信用されなくなるって言って毎日何か仕事を回して貰うように頼み込んでいるんですよ。仕事は廻ってこないけど」
金髪の男はドノバンの想いをを必死に語った。
「やっぱりですか」
さっきまで一言も喋らなかったセシラルがいきなり話に介入する。
「ドノバン警部の笑い声、どこか暗い物あるように感じましたから」
「なんでそんな事が分かる」
フェイは当然のように質問をした。
「私は言葉のウソ、表情のウソ、変装、偽名など全てのウソが分かってしまいますから」
それが彼女の秘められた能力。彼女はその能力の詳細を自信を持って二人に行った。
「じゃあ、あの上司は……ちゃんとクロスベルの事を。勝手に怒ってた俺は馬鹿だったな」


クロスベル市内、東通り
全然クロスベル市内の道が分からないセシラルの為にフェイも一緒に挨拶巡りをする事になったのだが
「なあセシラル、挨拶したい人が居るって言ってたけどまさか」
二人の目の前にある建物の入口付近には篭の仔手の紋章。看板にはドでかく「遊撃士協会」と書かれてある。
「本当に入るのか?」
「ええ、ここには知り合いがいますから」
警察は市民の虚け者。遊撃士は市民のヒーロー。一般的な考えだとそう言う結論にたどりつく。遊撃士も一部の部署を除いて警察の事を嫌っている。つまり警察が遊撃士協会の中に入るのはとんだ自殺行為であるのだ。
「嫌なら外で待っていてください」
「……分かった俺も行く」
決心が付いたのだろう。フェイは心臓をバクバクさせながら、セシラルは顔をワクワクさせながら遊撃士協会の扉を開けた。
「あら、警察が何か、ってセシラルじゃない久しぶりね」
受付に居たのはオカ……おネエ言葉で喋る男だった。
「この人男……だよな」
聞こえると失礼なのでセシラルの耳元でそっと質問した。帰ってきた言葉はもちろん「はいそうです」
「3年ぶりよね、いつからクロスベルに?」
「去年からです。今日から警察の一員となりましたがそれまでは•アルモリカ村にお世話になっていました」
これが作者が上手く説明できなかった部分の一つである。
「じゃあなんで挨拶に来なかったの」
「ごめんなさいミシェルさん。警察に入る為に必死に勉強していましたので忙しくて」
「謝んなくてもいいわよ。現にこうして再開できたんだし」
それから二人は話に夢中になった。そして残った一人が次第に「空気」←になり始めていた。
二人の思い出話や世間話が飛び交う最中遊撃士協会の扉がまた開かれた。
「ただいまー」
扉を開けたのは依頼を片付け、戻ってきたツインテールの少女と漆黒の黒い髪を持った少年。
「あれお客さん?って警察が何でこんな所に。……そっちの女の人はどっかで見たようなってセシラルじゃん」
少女は勝手に話を進めて行く。フェイは話についていけなかったがセシラルは慣れているのか上手く聞き流している。
「お久しぶりですね。エステルさん。あとそちらは7年ぶりですねヨシュア君」
7年ぶり、セシラルが《身喰らう蛇》を飛び出したのが6年前ならヨシュアがカシウスに敗北したのは7年前の事。
「アネラスさんからは色々聞いたよ。いきなりクロスベルに行くって言いだして心配させたんだって。セシラルが居ない間に色々あったんだよ。影の国に取り込まれたりザナデュウとか言う変な世界に巻き込まれて魔王と戦ったり。レンとレ-ヴェともう一人に囲まれてピンチになったり」
「エステルあとの方はアネラスさん関係無いって。……久しぶりだねセシラル。もう元の身体に慣れたかい?」
「はい。ヨシュアもお元気そうですね」
気付けばまた一人「空気」←になっている。
「セシラルそろそろいいか」
彼女たちの会話に歯止めを掛ける様にフェイがそう言った。
「そうですねまだ挨拶が残っていますし」
「行っちゃうの?」
「また会えますよ。何かあったら旧市街のアパートに引っ越したのでそちらに尋ねて下さい」
「うん分かった」
「じゃあ行きますか」
「ああ」

次に挨拶をしに行くのは特務支援課のビルだ。

Re: 英雄伝説 空・零・碧の軌跡 無限に続く軌跡へ ( No.34 )
日時: 2012/02/28 19:43
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: gF4d7gY7)

クロスベル警察パート3 挨拶巡り
中央広場、クロスベル警察特務支援課使用ビル前
(コンコン、コンコン)「留守でしょうか?」
「これだけ扉を叩いても出ないんじゃそうだろうな」
「……まてよ」
ここでフェイは何かひらめいたようだった。彼は支援課のビルの扉をゆっくりと押した。すると誰も居ないはずのビルの扉は簡単に開いてしまった。
「おかしいですね、留守じゃなかったんでしょうか」
セシラルはいかにも当たり前な疑問を嘆く。
「資料には18が2人と15と21と38の課長がこのビルを使っているって書いてあったと思うからたぶんその課長が留守ぐらいしているんだろ」
「つまり、その課長さんが留守を預かっているけれど居る部屋が遠くて私のノックが聞こえなかったという事ですか?」
「そうだ」
という訳で2人は勝手に支援課のビルの中に入った。
(お邪魔しまーす)セシラルがすぐ隣に居るフェイでも聞こえない程の小声で言うと、奥の部屋から煙草を吸っているおっさんがでて来た。
「ん客か?」
「お邪魔しています。勝手に入ってはダメでしたか?」
「いや、今の今まで寝ていたから別にいい」
寝てたのか、とフェイは思ったがあえて口に出さなかった。出したら色々と面倒な展開になるかも知れないし突っ込んだら負けの様な気がして来たから。
「そんで用は、新人だから挨拶に来たとかか?」
(ギクッ)2人の心から同じ効果音が流れた。
「図星か。まあいいそろそろ昼飯食いに戻ってくるだろ。それまでそこのソファアに座ってろ」
おっさんはその言葉をあとにあくびしながら(俺も忙しんでな)と説得力の欠片も無い言葉を残して部屋に戻って行った。
「フェイさん………………あの人って」
「セルゲイ・ロウ課長だな」

10分後
「じゃあそろそろお昼にしようか」
ロイド・バニングスが支援課のビル(次からは支援課ビルって言う)の扉を開けた。
「あら、お客さん?」
エリィ・マクダエルはソファアに座っている2人を見つけると軽く挨拶をし、「ご用件は」と優しく聞いた。
「いえ、今日から警察に配備される事になったのでご挨拶にと思い覗っただけです」
「別に俺は挨拶に来なくてもよかったんだが、コイツがどうしてもと言うから仕方なく来ただけだ」
2人はちょっと長めに事情を説明した。
「ご挨拶が遅れました。今日から二課に配属となったセシラル・ワイスマン(20)です」
「そんなに堅くしなくてもいいって、タメで喋れば」
ランディ・オルランドがそう言ってセシラルの方を軽く叩き、ティオ・プラト-がランディを軽く睨む。
「そっちのヤツはあいさつ無しか?」
「失礼した。俺はフェンオール・シード歳は20、同じく二課に配属される事となった。名前は長いからフェイと呼んでくれ」
フェイはさり気なく挨拶をした。が挨拶後から妙に背中に視線を感じていた。
「フェイって、真面目で無口で頑固で詰まらないツンデレでベルガード門で警備隊やってた俺の後輩フェイか?」
「ああ!、あんたランディか?何でこんな所に、その前に歳は違うが後輩では無い。それにお前が言ってる俺の特徴は作者が考えて周りに聞いた所見事に引かれ没になった設定だ」
そうだったのか……と何となくその場に居た全員が思った。
作者「え〜そうなの」
作者のこのセリフはセシラル意外見事全員無視した。
「さりげなく出てきましたね作者さん」
そして色々あり支援課メンバーも全員挨拶を済ませ、流れで昼ご飯をごちそうになった。


作者「零の軌跡編キャラ紹介更新しとくから」

Re: 英雄伝説 空・零・碧の軌跡 無限に続く軌跡へ ( No.35 )
日時: 2012/03/01 19:19
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: gF4d7gY7)

クロスベル警察 パート4 題名未定
「で、何でお前が警察に居るんだ?俺が休暇を取ってリベールに帰ってる時になんかあったのか。まさか……あれか?」
支援課にお昼ご飯を御馳走になっているフェイがランディに前の話で中途半端になった話の続きをする。
「まあお前が思ってる通りだと思うぞ」
「あれって、でも知り合いが女関係じゃないって言ってたけど」
支援課のリーダーであるロイドが前に思った気になる事に突っ込む。
「女関係?いくら女好きのランディでもそんな事しないはずだが」
「その話は無し。過ぎた事なんだから忘れろ。ていうかお前も警察に来た理由教えろよ」
「それは……」
いきなりの質問にフェイは戸惑う。
「はは—ん、さてはその子を追いかけて来たんだな」
その子、という言葉が出た時にランディはセシラルの方を向いた。セシラルは顔を赤くして下を向いた。
「やるな—フェイ。まさかそんな事で(エニグマ駆動、それっ)…ギャーー」
調子に乗ったランディの全身に電流が流れる。やったのはたぶんティオだ。
「ランディさんお二人をいじめるのは程々に」
「ごめんなさい」

それから五分後
「御馳走様でした。では私たちはこれで」
セシラルは口元をハンカチで拭くと立ち上がりビルの出入り口に向かった。
「ああ、失礼する。もしランディが何かやらかしたら容赦なくアーツをくらわしてやってくれ」
フェイも同じタイミングで立ち、セシラルの後を追った。
「そりゃないぜ」
「嫌なら真面目にしろ」

「じゃ行くか。お前の挨拶巡りはまだ終わって無いみたいだしな」
「もう終わりました。フェイさんに付いてきて貰う前にも挨拶して来ましたから。」
セシラルは笑顔でお礼をした。
「セシラルお前警察署の偉い奴らとか捜査一課とかにも挨拶しに行ったのか?」
「はい」
マジか……
「お前相当勇気あるな」
まさにその通りだ。
「そういやお前の家、旧市街って言ってたな」
確かパート2でそう言ってた。
「ええ今日からアパートを借りる事になって」
「俺と同じか。俺もそこで今日から部屋を借りる事になった。最後の一部屋だった」
その言葉を聞いたセシラルの顔が急に変った。
「そそそその部屋って他の部屋より広くて今まで全然使われなくって、ベッドが二つある部屋ですか」
「よく知ってるな。んなんだそれ」
フェイはセシラルがとりだしたある用紙を見た。

「何だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


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